Category Archives: 2. ビジネス・キャリア

客室はメゾネットタイプ。 すべての部屋の窓から絶景を楽しめるように窓枠にそのままベンチとして腰掛けて外を眺められるようになっています。 このアイデアは『親切で優しい成功哲学』で紹介した哲学者Alain de Bottonが行っているLiving Architectureというプロジェクトの家(→例えばThe Dune House)にインスピレーションを受けました。 窓の外の景色をアート、窓を額縁と見立て、景色が最も美しく見えるように窓枠を切り取るというコンセプト。
屋根にもちょうどロフトのベッドに寝転びながら星空が眺められる位置に天窓が。 ベッドのヘッドボードとマットレス台もチェックのファブリックでUpholstery。 ロフトの下の部屋はバスルーム、銅製のバスタブと洗面ボウルはWilliam Holland。 壁の木材は薄い色と濃い色を交互に組み合わせ、部屋が重くトラディショナルになりすぎないようにします。 もちろん壁にはローカルのアーティストの作品が。
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1階のエントランス(玄関)を入り右に曲がるとダイニングルームとオープンキッチン。 夜はアンティークストーブの前の大きなダイニングテーブルでゲスト全員がシェフお手製の料理を堪能しますが、朝は天気がよければテラスで朝食が楽しめます。
ホテルにある家具はスコットランドまたは英国内で求めたアンティーク品とモダンブリティッシュデザインの組み合わせ(上記ダイニングテーブルはアンティーク、椅子はBenchmarkのもの)。 すべてのUpholstery(*1)の椅子はスコットランド ハイランド地方に起源を持つ伝統柄にインスピレーションを得たファブリックを張っています。
*1・・・詰め物をして生地を張ること
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記憶が怪しくなる前にThe Interior Design Schoolの最終プロジェクトをアップしておきます(今までブログに載せた『ロフトアパート・プロジェクト』、『クリエイティブ・プロジェクト』とこの最終プロジェクト以外にもあるのですが、ブログに載せるのはこれが最後)。
卒業展で展示する最終プロジェクトはテーマは何でもよし。 学校の向い側にある建物を使ってどんなスペースをデザインしてもよく、イギリス国内であればどこにロケーションを設定しても構いません。
私は今回インテリアデザインを勉強しましたが、『空間が持つパワー』に書いたように、場所が人に与える空気・パワーが好き。 その空気をつくり出すものが結果的に建築(外の箱)なのか、インテリア(中に入ってるもの)なのか、ランドスケープ(景観)なのか、は分類上の違いでしかなく、素晴らしい場所というのは都市計画も含めこれらが一体となっているものだと思っています(そういう意味で将来インテリア以外の領域も学ぶと思うし一生かけても全部はカバーできないほど広くて深いトピック)。
常々アマンリゾートのような外の自然と建物と中のインテリアが三位一体となった空間が好きだったので、最終プロジェクトには隠れ家リゾートをデザインすることにしました。
「イギリス国内」という制限がついていたので選んだ場所はスコットランド北部に位置するスカイ島。 上がそのリゾートのイメージボードです(クリックすると拡大します)。
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昨日の続き。
フランスのスパークリング・ウォーターブランド ペリエがロンドンデザインフェスティバル中に出すポップアップ・バーのコンセプトは「ペリエを五感で体験する」、歩行者だけでなくサイクリストも自転車から下りずに入れます。 自分がミニチュアになってペリエのボトルの中に入ってしまうような感覚を再現するものですが、当日まで来場者に内容は秘密(クリックすると大きな画像になります)。

期間中の2週間だけ使われる建物は、ペリエのボトルを再現するためにドーム型のテント構造を採用。 クリエイティブオフィスが多数集まるClerkenwell中の路上にミステリアスな足跡と自転車マークが散りばめられ、その足跡に誘われるように追っていくと内から照らされた緑のドームが突如広場に姿を現します。
歩行者とサイクリストがぶつからないようにそれぞれ専用の入口から中に入ると初めてペリエのボトルの中に入ったんだとわかる仕組み。
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最近、育児の合間にちょっとずつ建築インテリアデザイナーとしての仕事を始めています。
去年の9月から今年の6月までプロフェッショナル・ディプロマを取りにロンドン北部のThe Interior Design Schoolに通い無事に卒業できたのですが、忙し過ぎてブログをお休みしていました。
学校が始まる前、『クリエイターになりたい。』と書いた私が果たしてクリエイターに近づけたのか、今の心境をまとめておこうと思います。
まず、私のワークブックは最後まで整然としていてフランク・ゲーリーのようなスケッチは描けませんでした(→『他人になろうとするには人生短すぎる』)。 大量のビジュアル・イメージから取捨選択してコンセプトを固めていくのがスタイルとなり、最後まで「何十枚もスケッチしながら考える」というデザイナーっぽいと私が思っていたスタイルは全く身につきませんでした。
その代わり、面白いことがありました。 学校のプログラムはプロジェクト形式でプロジェクト終了ごとに外部の現役デザイナーを呼んで発表会を行いましたが、私が学校の先生(チューターと呼ばれる現役デザイナー)からも外部デザイナーからも最も高い評価を受けたプロジェクトがその名もクリエイティブ・プロジェクト(3週間)と呼ばれるものでした。
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悩み相談メールをもらってから時間が経ってしまいました。
「グローバルに国・都市を移動する生き方をしていて恋愛、そして結婚できるのか? 家庭は?」という24歳女性からの相談です(詳しい質問の背景はこちら)。
私の(特にビジネススクール時代の)友人は国境を越えて働いている人が多いですが、夫婦で国境を越えた移動をした場合、どうしても出産・育児でキャリアのギアスピードを一旦落とさざるをえない妻の方がペースダウンし、夫のキャリアを優先させることが多いです(→『MBA女性の10年後』、『女性MBAの出産後のキャリア – 1』、『 – 2』)。 MBAじゃなくても、夫の方が商社など海外異動が多いポジションに就いているカップルも同じ。
子どもがいないうちは期間限定の別居婚をする夫婦は数多く知っていますが、子どもが産まれてからはやはり妻の方が家庭重視にシフトするケースがほとんど。
「じゃあ、必死でがんばっても意味ないの?」と思うかもしませんが、難しいのは「夫婦共に会社員(つまり雇われる身)として海外異動すること」であり、「働くこと」ではないです。
以前書いた私の友人たちのうち、生まれ育った国以外の国で暮らしているケースだけを見ても・・・
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2 Comments | tags: キャリア, グローバル, ワークライフバランス, 女性 | posted in 2. ビジネス・キャリア, 5. 趣味・プライベート, 海外に住む, 企業・会社員
前回の続きで、キャリアのひとつめの山を下りるときの話。
「稼いでいた頃の私症候群」は心理的な抵抗感ですが、キャリアを下りたときに生じる経済的損失の方が多くの人にとっては恐怖だと思います、これが怖くて沈みかけた船から下りられない人は多いはず(今、船から下りないとその船は沈んでしまうので、『どうせ痛い思いをするなら早めにしよう』なのですが)。
対策としては当たり前のことしか書けないですが、
- 1. 山を下りる前に次の山に登る
- 2. 生活レベルをダウンシフトする
- 3. 夫婦でシングルインカムで暮らせるよう支出を抑える
- 4. 山を下りる前に生活費を貯金しておく
1. は『ワーク・シフト – 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』
でも勧められていた方法ですが「これができたら苦労しない」ってやつです。 そもそも今後の世界で通用するレベルの次の山を築こうと思ったら、本著でもマルコム・グラッドウェルの『天才! 成功する人々の法則』
でも述べられているように、何をマスターするにしても1万時間(1日3時間を10年)を費やさなければいけないので、フルタイムで働いている人がこの時間を捻出するのは難しい。
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3 Comments | tags: キャリア, ワーク・シフト | posted in 2. ビジネス・キャリア, フリーランス, 企業・会社員
屈指の『未来に備える本』と言える『ワーク・シフト – 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』
から気になった箇所をいくつか。
イケダハヤトさん(@IHayato)のブログ『「死ぬまで働く」時代の「カリヨン・ツリー型」キャリアについて』でも引用されている「カリヨン・ツリー型」キャリアが私にも響きました。
今後主流になるのは、いくつもの小さな釣鐘が連なって職業人生を形づくる「カリヨン・ツリー型」のキャリア。 精力的に仕事に打ち込む期間と、長期休業して学業やボランティア活動に専念したり、仕事のペースを落として私生活を優先させたりする期間を交互に経験し、ジグザグ模様を描きながら仕事のエネルギーや技能を高めていくのである。
これからは富士山型ではなく「八ヶ岳連峰型の人生観じゃないと、人生後半がさみしくなりますよ」とある日経ビジネスオンラインのこの対談も趣旨が似ています。
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1 Comment | tags: キャリア, グローバル, ワーク・シフト, 日本企業 | posted in 2. ビジネス・キャリア, フリーランス, 企業・会社員
ようやく子どもが2人になり、「これで子どもが小学校・中学校に入る年がわかる!」と喜んだのも束の間のこと(→『人生の駒がどんどん決まる幸せ』)。 これからどんどん老いる先進国に生まれ、地球温暖化を初め課題は山積み、待ったなしでグローバル化が進む世界で、地球の裏側のハングリーで貪欲な同世代との競争を迫られる子どもたちにはどのような教育を受けさせるべきか、もっと根本的な問題として親としてどういう背中・姿勢を見せたらいいのか、考えていました。
『20、30、50年後を想像しながら動く』を書いたのは2年半前ですが、つらつらと漠然と考えていた将来をもっと具体的な未来予想図を提示しながら動く方向性を示してくれた本に出会いました、先日書いたリンダ・グラットン著『ワーク・シフト – 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』
。
やっぱり無料で読める誰かが切り取った本の抜粋や5分で読めるニュース記事をちらちら追いかけるのではなく、こういう何百ページもある骨太の本を読まなきゃだめですねー もちろん未来の「答え」ではありませんが、ビジネススクールの教授らしくわかりやすいフレームワークを提示して、たっぷり考えるきっかけと動く方向性を示してくれました。 逆にこの本読んでも動けない人はどういう危機感持ってるんだろうと思います。
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2 Comments | tags: キャリア, ワーク・シフト, 教育, 本, 世界級ライフスタイル | posted in 2. ビジネス・キャリア, 4. 教養・知識, MBA・教育
先週末、友人(英伊カップル)の3歳の子の誕生日パーティーに呼ばれたのですが、当たり前のようで個人的には衝撃的なことを発見しました。 招かれていたのは、0 – 4歳までの子ども(兄弟もたくさん)を持つファミリー6組ほど。 初対面の家族ばかりでしたがフレンドリーにいろいろ話したのですが、親たち全員が疲れていた!!!
母親だけでなく父親も育児と仕事の両立で疲れ切っていたのが印象的。 みんな睡眠不足からくる疲れと子の成長を眺める幸せが入り交じった独特の、とても身に覚えのある雰囲気を漂わせていました。 やはり”Generation Xhausted”である(→The Economist : Generation Xhausted)。
現代の父親たちは一世代前の父親と異なった次のようなトレンドにさらされています。
1. 父親の育児参加は当然に
私は「育児参加」という言葉が嫌いですが(「明日の飲み会参加する?」「うーーん、明日はちょっとやめとく!」くらいのノリで「参加」されても困る。 共同責任だし育児に休日はない)、イギリスでは働く母親が多いこともあり、父親と母親が育児の負担をシェアするのは(シェア比率はともかく)ごく一般的になってきました。 産前クラスでもさんざん強調されます(→『出産・育児は2人でするもの』)。
もちろんその形は家庭によりけりですが、例えば息子のナーサリーで送り迎えをしているのはパパ40%くらいの比率でしょうか(ほとんどの家庭は送りとお迎えを分担)。
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