『世界級〜のつくり方』の終わり方 – 2

一昨日のブログに、コメント欄やTwitterなどでお返事くださった方、ありがとうございます。 「今まで一番影響を受けた記事」をシェアしてくれる人がいて心の中で泣いています(号泣)。 刺さる記事って、ひとりひとり違うものなんですねー
個人的に刺さった記事を何らかの方法でフィードバックしてもらえたら、最後の記事にまとめますので、どしどしお寄せください。

さて、外部環境の変化に続いて、私の中での変化についてです。

2) 私自身の内的な変化
ブログなどの形でアウトプットしている人、特に本業と関係ない内容をアウトプットしている人はいろいろな目的があると思います。 私はもともと「自分に習慣を義務付ける」という非常に私的で内向的な目的で始めました(独身の頃、料理レパートリーを増やすためにレシピブログをやっていたこともあります、笑)。

タイトルに「世界級」と入れたのは、それまで書いていたブログは住む場所が変わるたびに(フランス→ロシア→日本)タイトルを変えなければいけず、将来どこに住むか白紙状態だった結婚当時の私たちがどこに住んでもブログを続けられるように、というCatch all的な便宜上の意味があります。 「とりあえず一緒に住まないと始まらない」と思っていたので、当時、夫が住んでいたシンガポールに私が居を移しましたが、その後で自分たちに合う場所を探すつもりだったからです。

私と夫はMBA同窓生なので、友人が多く住んでいるロンドンに「とりあえず5年住んでみよう」と引っ越し。 すぐ長男が生まれて、キャリアチェンジをして、続けて次男と長女が生まれ、自分のビジネスを立ち上げて・・・
必死でもがいている間に「とりあえず5年」のロンドンは今年で10年目。 3人の子どもたちは上から順に今年で9歳、7歳、5歳になります。 気がつくと「好きな場所で好きな人と好きな仕事をして暮らす」という、ブログを立ち上げた当初、私が目標としていたことが全て叶っていたことに気がつきました。
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『世界級〜のつくり方』の終わり方 – 1

2008年6月1日の初回記事(こちら)から11年目の今年、これが843件目の記事になります。 長く続けてきたこのブログを終わりにしようと思っています。 ここ数年の間、どうやって終わりにしようか考えてきました。 2008年6月というのは、私が日本を出てシンガポールに移住した時です。 当時は結婚したばかり、それまで留学や海外出張は数え切れないほどありましたが、日本に戻るという将来計画がないまま、海を渡ったのはその時が初めてでした。

初回の記事を読むと、

「世界級ライフスタイル」を志向する人々が情報共有し切瑳琢磨するコミュニティとする
まだまだ“世界級”発展途上な私が、理想のライフスタイルを実現するための知識、スキル向上を計ることを目的とする

とあります。 今、読み返すと小っ恥ずかしいことこの上ありませんが、このブログを通して沢山の出会いがありました。 今でも日本に一時帰国した時に会う友人たち、他の国にいるのでなかなか会えないけどFacebookで「元気でやってるな」と確認し合える友人たちの多くに恵まれました。 特に最初の3年ほど、キャリアで悩みキャリアチェンジを決める頃まではブログを書くことによって精神的にも支えられていたセラピーのような存在だったと思います。

近年、更新頻度が圧倒的に落ちていたので「もうなくなるんだろうな」と思っていた方も多いと思いますが、私にとってとても大事な場所だったブログをやめることにした理由には1) 外部環境の変化、2) 私自身の内的な変化、があるので興味のある方はお付き合いください。 最後に、今後の活動(?)についてもご報告します。
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95%のおもちゃはいらない。

我が家の子どもたちは・・・というより、現代のイギリスっ子は本当にたくさんのおもちゃをもらいます。
私は実は子どものためにおもちゃを買ったことがほとんどないのですが、買わない方針とかは一切なく、余りにももらいすぎるので買う必要性がないためです。

日本もそうだと思いますが、子どもがおもちゃをもらうタイミングは大きく年に2回。
1. クリスマス
2. 誕生日

私が小さい頃、25日の朝起きると枕元にサンタさんからのプレゼントが置いてありました。 自分が欲しかったものかどうかは別として、だいたいは1つ、多くて2つ。
それに比べて、こちらはこれです(M&S広告より)。

ツリーの下に大量にプレゼントを置きます。 ひとりの子どもがいくつもいくつももらうのです。 我が家の場合、毎年、義母が大量に孫用のプレゼントを送付してきます。
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学校でもMBAでも教えてくれなかったこと

前回の長男がチビ鉄になった記事がハフポストに転載されバズったおかげで、たくさんのおススメや励ましを頂きました。 何とおさがりのプラレールを譲ってくださる人まで現れ(!)、彼の鉄道ライフはとても充実しそうです。 ありがとうございます。

最近ブログの更新が疎かだったのは仕事に没頭しているからなのですが、つくづく「ああ、私は職人気質だったんだ」と思います。 というのも、デザインビジネスはサービス業で人件費が最大のコスト、プロジェクトのフィーが決まっている場合、当初見積もったよりも長く時間がかかれば利益に響きます(デザイン業のビジネスモデルを以前こちらに書いています)。 当然、経営判断的には見積もった時間内に納めるべきなのですが、どうしても「もう少し時間をかければ、いいデザインになる」場合、かけるべき以上の時間をかけてしまうからです。

30代後半で私がようやく気づいたことは、大事なことは「どの業界にいるか」「何をするか」では全くない。 むしろひとりでコツコツやって個人として成長し、技術を熟練させていくことに喜びを感じるのか、他人をサポートして育てていくことにやりがいを感じるのか、大勢の人に影響を与え自分の力の実感を得ることが大事なのか・・・、といったこと。
いや、それよりも好きな場所で好きな人と自由に生きていられるのであれば別に何をしていても幸せと思うタイプの人間なのか・・・(私はそういうタイプです→『「どこ」で「誰」と「どのように」生きるのか』

就職活動の時、「自己分析」ってさせられましたよね? MBAでもMyers-Briggs(MBTI)という性格テストっぽいものをさせられました。 でも小1時間程度で終わる「自己分析」や「性格テスト」で「はい、あなたは◯◯タイプです」って結果が出てすぐに腑に落ちて進路の参考になりましたか?
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日本語教室に行くのを止めたら1年後こうなりました。

現在8歳、日本の学齢で小学3年生にあたる長男が、週1回、土曜の午前中に通っていた日本語教室に行くのをやめたい、と宣言してから1年が経とうとしています。 理由は同じ時間帯にある地元のサッカークラブの練習に参加したいため。
あの時、私は軽く・・・というよりかなりショックでした。 このまま彼は日本語の読み書きを忘れてしまうのだろうか?と。
(このあたりの経緯をご存知ない方は下の三部作を先に読んで頂くと、スムーズです)
『Google翻訳イヤホンが投げかける答えのない問い』
『Google翻訳イヤホンが示す二極化する未来』
『キミたちはいつ日本人になるチャンスを失うのだろうか?』

ロンドンの日本語教室で国語の教科書を基に勉強を始めてからわずか2年弱、小学2年の3学期(今年の1月)に行くのを止めてしまった長男。 止めたタイミングと時を同じくして去年の年末年始に私たちは日本に一時帰国していました。 その一時帰国中に、彼が見事に、完全に、はまってしまった物があります。

それがこれ。
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英セレブデザイナーに並んで特集されました

今日は宣伝です。

7月下旬に発売された雑誌『RSVP 第22号 モダンブリティッシュインテリア』の「英国で出会う本物のインテリアデザイン」というコーナーで多数の受賞歴がある英国のセレブデザイナー達に混じって自宅を取り上げて頂きました。
そのうちの1人はホテル・オークラ客室のデザインもしたことがあるStephen Ryanです。 彼の自宅訪問記はこちら→『伝説のホテルオークラのデザイナーのお宅訪問記 – 1』『 – 2』

他の皆さんもすごい自宅でプレミアリーグプレーヤーに混じってしまった高校サッカー児感が満載ですが、3人の子どもの成長に合わせた「現実的な」工夫をたくさん取材して頂きました。 イギリスと言えばいまだに重厚なヴィクトリア調か可愛いコッツウォルズ系という固定観念を持っている方にぜひ読んで頂き、自由な空気と「身の回りの環境を整えることへの執念」みたいなものを感じて頂けると嬉しいです。
Amazonで購入できます。

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「グローバルエリート」を下りた男たち

先日、ロンドン郊外に住むビジネススクール同級生宅で開かれたバーベキューに行ってきました。 大人20人+子供20人ほど集まった私たちはフランスのビジネススクールINSEAD 2004年卒、40代前半で子供の年齢は0歳から12歳まで。 国籍は多様性に富むINSEADらしく、イギリス人はもちろんフランス・イタリア・スペイン・オランダ・ドイツ・アメリカ・オーストラリア・ブラジル・中国・日本などなど。

20代後半だった卒業直後は戦略コンサル、投資銀行を2大就職先とし(2008年の金融危機前なので・・・)、鼻息荒くマッチョなポストMBAキャリアで文字通り世界中を飛び回っていたのですが、まず出産適齢期のタイムリミットがある女性陣が続々と下り・・・ 卒業14年目となる今年会うと男性陣もほぼ全員「グローバルエリート」路線から下りていました(*1)。 起業してエグジットした、ベンチャーキャピタルで当てた、というアーリーリタイア系はいなくて、戦略コンサルや投資銀行、PE(プライベートエクイティ)・キャピタルマネジメントなどから大企業のシニアポジションを経て独立した人が多かったです。
*1・・・「グローバルエリート」という英語はなく、当の本人たちも別に「自分はグローバルエリートだ!」と思っていないと思いますが、東洋経済の連載『グローバルエリートは見た!』で使われていた表現を便宜上使用しています。
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無名の私が2年で雑誌の表紙に載ってわかったこと

Facebookで回ってきた『僕がサンフランシスコで起業した理由』がバツグンに熱くて面白かったです。
Ramen Heroというデリバリーラーメンベンチャーをやっている彼がKiyoさんというメンターからもらっているアドバイスが実に本質的で琴線に触れる。 私は起業家ではないけれど、自分のビジネスを持ってから数年で気づいたことを少し違った角度からまとめておこうと思います。 これを読んだ誰かの背中を押せれば嬉しいです。

以前から書いていますが、私が「もはやMBAの世界ではない」と気づいたのがMBA真っ最中の2004年、ビジネス系からクリエイティブ系に転換したのが2011年、フリーランサーとして他事務所のために働く形態から自分のビジネスとしてプロジェクトを請け始めたのは2015年です。
デザイン事務所なのでポートフォリオのひとつとして改装した自宅が去年後半から英米メディアに出始めて今月(4月)には英雑誌2誌の表紙になりました(写真はうち一誌の表紙)。 その月刊誌の中で12ページと最も大きな誌面を割いて特集され、来月には業界では英最大購読者数を誇る雑誌が撮影・取材に来るらしいです。

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これからのモノづくりに必要な思考法を学ぶ授業

なにこれ? 私がこの授業受けたい。

というのが、まず頭に浮かんできた偽らざる感想でした。
次に、浮かんできたのが、

私が授業受けられないなら、子どもに受けさせたい。

こんな授業の選択肢がある東工大の学生が羨ましかったし、こんな教育を受けた若い世代が社会に出て何をつくるのかが本当に楽しみになりました。

『エンジニアのためのデザイン思考入門』で知った東京工業大学の「エンジニアリングデザインプロジェクト(以下、EDP)」という名のプロジェクト型学習の話です(Kindle版はこちら)。 共著者の坂本啓氏(東工大准教授)は高校時代の同級生(献本御礼)。 「エンジニアのための〜」という題が付いているのでエンジニアではない私はすぐ食指が動かなかったのですが、読むのにエンジニアである必要は全くありません。 むしろ営業でも企画でも生産管理でもデザイナーでも職種を問わず「モノが売れなくなったと言われている時代のモノづくり」に少しでも思いを馳せたことがある人は楽しく読めて、仕事に使えるヒントが得られるのではないかと思います。
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独立してから最初の3年間でやった間違い5つ

私がMBAを取ってバリキャリへの道を歩みかけていたにも関わらず、潔くそのキャリアから下りて全く異なる畑のデザイナーに転身し海外でビジネスを興したという背景もあるのでしょう・・・(*1) キャリア系の職種の人から「私もデザイナー(もしくは類似職種)にチェンジしたいんだけど、海外で本当にやっていけるのか・・・」というような相談をちらほら受けます。
*1・・・背景はこちら→『MBAを出た後デザイナーになった理由』

「やっていけるのか」なんて人に聞いてわかるものではないし、「やるべきかどうか」は自分の人生で最も重要な人以外に相談するのは無駄です。 私は夫にしか相談しませんでした(*2)。
*2・・・それでもキャリア相談したい方はこちら→『キャリアアドバイスになってないアドバイス』

そう言ってしまうと身も蓋もないし、独立してからたくさん失敗したので、誰かの参考になるかもしれないその失敗を書き留めておきます。 かなり恥をさらしているので、同業の人は読まないでくださいね(笑)。
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