以前、『MBAの同窓会』、『5年目の同窓会』というエントリーでINSEAD卒業後、5年目の同窓会の話を書きました。 これを書いた時からさらに4年経ちました。 ・・・ということは来年は卒業10周年なんですね。 月日が経つのは早い・・・
日本でのMBA論と言えば東洋経済オンラインで『超一流MBA校で戦う日本人』という勇ましい連載がありましたが、とうの昔に卒業し、MBAキャリアからは程遠い道を歩んでいる私にとっては、MBAは終着駅でも人生最大のイベントでもなく新しい旅路の始まりです。 今でもMBA生活を一緒に過ごした友人たちの動向を知るたびに懐かしい気持ちになり励みになります。
そんな折、私が行ったINSEADでOB(Organizational Behavior、組織行動論)の教授が”Memoirs of Life and Work a Decade after an MBA”(MBAの10年後のメモワール)と題したケースを執筆したそうで“Is There Life After an MBA?”(MBA後に人生はあるの?)という記事がINSEAD友人たちの間でシェアされていました。 ちょっとおセンチになってる感はありますが、なかなか良かったので訳して紹介しておきます。
自身もINSEADでMBAを取得したこの教授Jennifer PetriglieriはClass of 2002(2002年卒業生)19人にMBA後の10年間の生活を振り返ってもらいそれをまとめたそうです。
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今日は『正しい判断は、最初の3秒で決まる』
という本の紹介(献本御礼)。
著者の慎泰俊さんとはTwitterで知り合いました。 「なんだ、そりゃ?」って感じですが、共通の知人がたくさんいて気づいたらつながっていました。 以前も著書のNGOの取り組みに関する本を頂いてブログに書いています(→『すべての子どもは愛情を浴びながら育つ権利があると信じている人へ』)。 「いつかお会いしましょう」などと言っていたのですが、本当にイギリスに来るたびに会いにきてくれました、こんなロンドンの端っこまで。
初めて会ったときは生後4ヵ月の次男を連れてランチ、腕の中で動き回る次男を片手で押さえつけながら話をしたので、とても落ち着ける状況ではなかったのですが、ちょっと私の中で電気が走った瞬間がありました。
静かな、落ち着いた声で
僕、これから起業するんです、マイクロファイナンスの事業で。 これからは世銀みたいな役割を民間が担う時代がくると思うんですよね。
と言われました。
世銀ですよ、世銀。 世界銀行。
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築120年(推定年1890年、ヴィクトリア時代)といってもたいしたことありません、『古いほど人気なマイホーム』に書いたとおり、ロンドンの居住用物件の4分の1が第一次世界大戦の前、半分以上が第二次世界大戦の前のものなので、ゴロゴロあるヴィクトリア時代のテラスハウス(日本風に言うと長屋)の1軒で、ずっと住人がいる家なのでそれなりにインフラ(電気・ガス・水道)はあります。 とはいえ、120年ものはいろいろあります。
「イギリスで家を買うのは大変」とはよく聞くのですが、たしかに・・・3ヵ月かかりました(おそらく標準的)。 買い主・売り主ともに弁護士を雇っていろいろ調べるのですが、「土地の権利書に1860年代にジョンさんとチャーリーさん(仮名)が当該土地について契約を交わしたが契約が紛失しているので内容がわかりません、子孫が誰かもわかりません。 ただこの内容不明の権利条件が土地に付与しています」とか「地区の教会が壊れた場合、修復する義務があります」とか訳のわからない事項がボロボロと出てくるのです。
家の中は1890年の建築当時の部分と30年前に増築された部分があるのですが(30年前の増築は”new extension”と呼ばれている、日本だと家の平均寿命は約30年)、どちらもボロい・・・
私の建築インテリアデザイナーとしての初めてのプロジェクトがこの自宅の増改築です。 やっぱりデザイナーになったからには自分でやってみなきゃね。 登録建造物(Listed Building)でも保護地区(Conservation Area)でもない普通の家なので、結構好きなように手を入れられます。 かなり大掛かりな改築になる予定(通りに面する家の外観は変えてはいけないが、家の中や庭側は全面的に改築)。
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普段「テレビは見ない」と言っている私ですが、最近密かにはまってしまった番組があります。 それが民放Channel 4の”The Restoration Man”。 イギリス各地にある歴史的建造物(多くは長年見放されていて朽ち果てている)を修復してマイホームにしようとする人々を建築家のGeorgeが訪ねて修復プロジェクト一部始終を記録するドキュメンタリー X エンターテイメント番組。
例えばこの建物。 19世紀初頭に建てられたケント州の風車、19世紀を通じて小麦粉の生産に使われていましたが1915年の大嵐で羽が破損、それ以来使われていませんでした。 一家に代々伝わるこの風車を継いだ若いPeteと妻のNikkiが修復に乗り出します。 癌に冒されたNikkiが病の進行と闘いながら進むエモーショナルなこのプロジェクトの一部始終は、英国内ではChannel 4のサイトから、国外ではYouTubeで見られます(修復完成後の2人の家はContinue readingをクリック)。
Chennel 4 : “The Restoration Man – Reeds Windmill, Kent”
YouTube : “The Restoration Man – Reeds Windmill, Kent”
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このブログのトップに使っている写真、誰だろう???と思ってた方はいるでしょうか?
iStockphotoで買ったイメージ写真なので知り合いではありません。 家族で海岸を散歩するという毎日を自分の頭に焼き付けるための写真(ママである女性が妙にセクシーですが、これは私のセルフイメージではなく、男の子2人の写真を探したらこれしかありませんでした。 ストックフォトって一男一女みたいなトラディショナルなイメージしかないのです・・・)。 ポイントは「旅行に行った場所で」ではなく、「毎日家族で散歩する」、つまり海に近いところに住み散歩する時間があることも意味しています。
昨日の『理想の1日』とも共通していますが、自分の頭の中にビジュアルイメージを描くことはそこに近づくために大切だと思います。 アスリートやモデル・俳優などは日常的にやっていますよね。
で、海岸を散歩する毎日をあきらめたわけではないのですが、今の散歩/ランニングコースがこれ。

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6:00 起床。 朝日を浴びながらジョギングをする。
7:00 シャワーを浴びた後、家族全員で朝食。
8:00 夫と子どもたちをそれぞれ仕事と学校へ送り出す。
8:30 家で仕事開始、生産性が高い朝のまとまった時間にできる仕事を一気にこなす。
12:30 家で昼食、たまに外でクライアントや仕事関係者とランチミーティング。
13:30 午後、外出が必要な用事をまとめて片付ける。 外出がない日は家で引き続き仕事。 子どもたちが学校から帰ってきたらおやつ、再び友人宅やクラブ・習い事などに送り出す。
18:00 子どもたちと今日1日の話をしながら夕食の準備。
19:00 夫が帰宅。 家族全員で夕食。 夕食後は後片付けをしたり、子どもの就寝の準備。
21:30 お風呂に入る。
22:30 就寝。
上のスケジュールは何だと思いますか? 夫と結婚する前、約6年前に私がノートに書き出した「理想の1日」です。
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1 Comment | tags: 理想の1日, 世界級ライフスタイル | posted in 2. ビジネス・キャリア, フリーランス, ベンチャー・起業家
週末はこちらでお知らせしていたオフ会をやりました。
ロンドン郊外のパブでワイン片手にランチ食べながら開始、総勢16名。 私のオフ会はいつもそうなのですが、みなさん身軽にいろいろなところからやってこられます。 今回は東京から2名、うち1名はウィーンから日帰りロンドン。 海外→海外の横移動も多く、ロンドンの前はノルウェーだったりシンガポールだったり。 シンガポールといえば在住経験ある人が私含めて4名。 アジアの中心都市=シンガポール、ヨーロッパの中心都市=ロンドンなのでしょう。
学生と社会人が半々、共通の話題は「これからどこに住むか」でした。 ほんと、住むところは悩みますよねー
お昼に始まったこの会、パブの後は場所を替えて・・・
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15 Comments | tags: オフ会, ブログ, ロンドン, 世界級 | posted in 7. 心・精神, 人脈・ネットワーキング
子どもがいるといくら整理しても物が増えて増えて困ります。 もうすぐ引っ越すので、キッチンで食器類を眺めていたときに、ふと私がひとり暮らしをしていた頃から持っていた湯呑みとご飯茶碗のセットにピン(!)と閃きました。 10年以上前に京都伊勢丹の食器売場で買った花柄のセット、数ヵ国に渡る引っ越しでも捨てられなかったのですが、結婚してからさっぱり出番がなくなっていたのです。
日本の食卓では、家族全員がマイご飯茶碗、マイ湯呑み、マイお箸を持っているのが普通だと思います(私の実家はそうでした)。 一方、西洋ではマイディナープレート、マイグラス、マイフォークなどはありません。 例えばお皿ひとつとっても同じ種類で揃えるか(セットで買うと通常6個で1セット)バラで買うかはともかく特定の家族の一員に属していません(もちろん子ども用食器はあります)。 我が家の和食器もそれに習って同じ物を複数Maduで購入して日常的にはそれを使用しているので、私のひとり暮らし時代のマイ食器は出番がなかったのでした。
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3 Comments | tags: イノベーション, ダイバーシティー, 文化 | posted in 5. 趣味・プライベート, 7. 心・精神, 文化・アイデンティティー, 海外に住む
結婚5周年に夫とミュージカル“A Chorus Line”(コーラスライン)を見に行ってきました(今日のブログのBGMはこちら)。
ミュージカル好きの母の影響で私は幼少の頃から舞台や映画でミュージカルを観ていました(ブログにもちょこっと書いてます→“CATS”、“Mamma Mia!”、“Dirty Dancing”)。 ”A Chorus Line”は大好きなミュージカルのひとつで映画でしか観たことがなかったのですが、ロンドン公演がリバイバルしたのです!
水曜のマチネという時間帯ゆえ(乳幼児を抱えた私たちは夜や週末の公演は断念)、アニバーサリーだというのにリタイアしたベビーブーマー達(日本的に言うと「団塊の世代」)と観光客に囲まれての鑑賞。 期待していたダンスはもちろん良かったんだけど、ストーリーに・・・泣いた。
舞台は1970年代のニューヨーク、ブロードウェイ。 コーラスダンサーを選ぶオーディション最終選考に残った17人の若者が、演出家ザックにうながされて、ひとりひとりのライフストーリーを語り始める、というシンプルな筋書き。 スターダンサーの後ろで踊るコーラスダンサーは無名の存在、明日どうなるかわからない不安と戦いながらオーディションに自分の夢を賭けるダンサーたち。 ショービジネスの熾烈な競争の中で夢を追いかけるひとりひとりにスポットライトを当てながら最後には選ばれる者と落とされる者に分かれ、選ばれた個性溢れる彼らが演じるのは個性なきコーラスダンサー。 ・・・という実にビタースウィート(ほろ苦い)な展開。
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昨日の続き。 全く同じ家を取材した日英のインテリア雑誌を比べることにより、インテリアに対する姿勢を探るお話です(日本の「モダンリビング」記事はこちら、イギリスの「Living etc」記事はこちら)。
雑誌はタイトルやサブタイトルで読者の注意を惹くのでタイトル・サブタイトルを比べると、雑誌の編集者(すなわち読者)が何を重視しているか一目瞭然です。
まずは、特集のタイトル(以下、拙訳)。
モダンリビング(日)は
イギリスのインテリアデザイナー、ジョアナさんの家で見つけた、インテリア・テクニック
ふむ、なるほど・・・ 日本人は「外国から学ぶ」ことが大好きなので、ありがちなタイトル。
一方、Living etc.(英)は
Lots of love – Edgy British design and feminine glamour may seem unlikely partners but, in Jo Berryman’s lovingly styled home, they’re perfectly matched
エッジーな英国デザインとフェミニンかつグラマラスは一見合わなさそうだ、でもJo Berrymanが美しくスタイリングした家では、この2つは完璧にマッチしている
おっ、いきなり出ました、インテリアのコンセプト説明(コンセプト重視の話は『芸術家は努力でなれる?』をどうぞ)。
サブタイトルに続きます。
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2 Comments | tags: イギリス, インテリア, 家 | posted in 2. ビジネス・キャリア, 建築・インテリア