昨日に引き続き、2009年上半期(6月28日現在)に最も「閲覧時間」が長かったエントリーのランキングを公開します。
「読み始めた人がすぐ去らなかった」という意味で「総ページビュー数」より正確に読者の興味を表しているかと思ったのですが、今回はビデオの埋め込み画像があったものが上位に来たような気がするので、ビデオ画像があるエントリーにはタイトル後に(V)のマークをつけました。
また、3位以下は団子状態であまり差はありません。
こちらも解説付きでどうぞ。
2009年上半期じっくり読まれた記事ランキング
2009年上半期よく読まれた記事ランキング
去年末にやって好評だったので、今年の上半期に最もよく読まれたエントリーのランキングをあげておきます(6月28日現在)。
この「よく読まれた記事ランキング」は「総ベージビュー数」が多いエントリーですが、明日は、これまた去年もやったように、「じっくり読まれた記事ランキング」と題して「閲覧時間」が長かったエントリーをあげます。
このランキングを公開する目的は、単純に結果が興味深いということもあるのですが、ABOUTページにリンクをしておいて、初めてこのブログを訪問する人がブログの雰囲気を感覚でつかみやすいようにしておく、というものもあります。
よろしければ、あのエントリーはどうだった、ああだった、という感想もコメント欄に残してください〜(昔のエントリーのコメント欄でも歓迎!)
去年も書きましたが、「よく読まれた記事ランキング」のdisclaimer(お断り)です。
- 「総ベージビュー数」によるランキングなので、他サイトからのリンク有無、サーチエンジンで上位にくるか、タイトルのキャッチーさが大いに関係します。
- 最近のエントリーほど公開時間が短かったため不利になる傾向があります。
- ただし、最近読者が増えているので、昔まだ読者が少なかった頃のエントリーのページビュー数は相対的に少ないという傾向もあります(上記と合わせて相殺か・・・)。
- 去年ランキング入りしたエントリーはあえて外しています。
それでは、解説付きでどうぞ。
アジア人はなぜ数学ができるのか
もはや世界的にアジア系の子どもの理数系学力が高いことはコンセンサスになっていると思います。
参考までに、2007年国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2007)の数学(14歳)のランキング。
1. 台湾
2. 韓国
3. シンガポール
4. 香港
5. 日本
国際学習到達度調査(PISA2006)の数学的リテラシー(15歳)のランキング。
1. 台湾
2. フィンランド
3. 香港
4. 韓国
5. オランダ
– 以前書いた『移民の子どもの教育』にも中国人移民の子どもは移住先の国を問わず理数系の成績がよいことを示す結果が出ている
– 渡辺千賀さんブログの『カッコウの巣の小学校』によるとカリフォルニア州で一番学力が高い学校の生徒は90%がアジア人である
など、他にも例は枚挙に暇がありません。
安らかに、マイケル。
朝からyoutubeでマイケル・ジャクソンのミュージック・ビデオを聞いています。
80年代に大ヒットを連発したマイケルですが、80年代はザ・ベスト・テンで光GENJIとか観ていた私は、リアルタイムで熱狂したことはないです。 それでも、『スリラー』、『BAD』など有名曲はもちろん全部知ってるし、クラスの男の子がムーンウォークをマネしていたのも覚えている。
英米メディアは朝からずっとトップニュース扱いで、BBCはWebsiteでずっと生放送やってます。 「ダイアナ妃の死以来のショック」とか言っているコメンテーターもいるし。
Twitterではニュースが駆け巡ると同時につぶやきの30%がマイケルへの追悼メッセージになったそうですが(→“Michael Jackson Dies : Twitter Tributes Now 30% of Tweets”)、私の周りでは瞬間的にほとんど全てのつぶやきやFacebookがマイケル・ジャクソンにまつわる思い出でした。
無知な外国人の赤っ恥
今週月曜に、Toastmastersで3回目のスピーチを行いました(Toastmastersについてはコチラやコチラをどうぞ)。
3回目のスピーチの目的は”Get to the point”(核心をつく)。
私の行っているクラブは、国籍も職種もバラエティ豊かで、皆が共通に理解するトピックを選ぶのが難しいのです。 最近、環境保護系のトピックを話す人が多くて、内容かぶっててつまんないな、と思っていたので、皆の興味をそそり、なおかつcontroversialな(論争を呼ぶ)トピックにしようと思って、普段から思っていたことを話すことにしました。
タイトルは”Uniquely Singapore”(シンガポール政府観光局の標語を皮肉っている→参考:『また来たくなる、日本』)
普段思っていたことというのは、こちらのエントリーに書いた下記のようなこと。
私がもっともシンガポールの気にいらないところは、どこを見渡しても似たようなコンドミニアム、ショッピングモールが何十と立ち並び、沖にはカジノリゾート・・・ 全くcharacter(日本語では個性、特徴?)がないところ。
古都出身で古い街並みをこよなく愛する人間にとっては、薄っぺらく見えてしまいます。
そこで私たちはシンガポールの歴史的建造物であるショップハウス(1Fが店舗、2Fが住居)を改装したアパートに住んでいます。 対して、シンガポール人が好むのは(ほとんどのシンガポール人は公団に住んでいるので「憧れる」が正しいか)、プール・ジム付きの施設が整ったコンドミニアム。
「ショップハウスに住んでいる」と言うと相手がシンガポール人か外国人かによって反応は真っ二つに分かれます。 シンガポール人は無言、「(心の中で)へー、そんなとこ住めるんだー」という反応。 外国人は「うらやましい!!!」と羨望の眼差し。
シンガポール人には「町家を改装した住居に住んでいる物好きガイジン」くらいに見られています、たぶん。
「内」と「外」
池田信夫 blog でFacebook上の欧米人と日本人のコミュニケーションの違いを評して、こうありました。
プロフィールをみると、欧米人は100人とか200人とか友人がいるのに対して、日本人は10~20人。 これはもちろんFacebookが英語ベースだという理由があるだろうが、「友人」の概念に違いがあると思う。 欧米で飛行機や長距離列車などに乗り合わせると、よく隣の人が「日本から来たの?」などと話しかけてくる。 未知の人とのコミュニケーションの敷居が低いのだ。 これに対して、日本では「赤の他人」に話しかける習慣はない。(『安心ネットワークと信頼ネットワーク』より)
Facebook friendsの数の違いは単に代替サービスの有無(日本人にはmixiがある)が大きいと思いますが、一般的に日本人は初対面の人に対する心の垣根が高い、とは本当に感じます。
特に、日常生活で欧米人とのコミュニケーションに慣れてしまって全く同じノリで日本人に接すると、心のシャッターをガッシャーン!と下ろされてしまい、驚くことがよくあります。
なでられると思って見知らぬ他人にキャンキャンと尻尾を振って寄っていったら「あっち行け」と蹴られてしまい、キャンキャンと尻尾を巻いて帰ってくる犬のような心境か・・・
一番それを感じたのが、留学中の就職活動時。
一般に求人情報として出ている案件は企業の人材需要のうちのごく一部、多くの企業では個々のマネージャーに「こういう人が欲しいなあ」という漠然とした需要があり、それを掘り当てるためや、企業の社風について実際働いている人の生の声を聞くために、”Informational interview”と呼ばれる方法が推奨されていました。 それは卒業生ネットワークや個人のネットワークを使って、オフィシャルな面接ではないが社員に電話や直接会うアプローチして話を聞く方法(→『人は意外と会ってくれる』)。
知っている人の紹介であれば、ヨーロッパ人は結構気軽に、どんな仕事をしているか、どうやって仕事を見つけたか、社風はどうか、etc.電話で話してくれたので、そのノリで、日本にある外資系スポーツブランド(面接が決まっていた)で働いている人に知人を通じて電話のアポを取りました。
カミングアウト
このブログも今日が300エントリー目になりました、そしていつの間にかブログを始めてから1年以上経っていました。 いつも読んでくださってる方、ありがとうございます!
100回目も200回目もやった通り、今日は記念日っぽいエントリーにします。
100回目:‘different’と’wrong’
200回目:‘食わず嫌い’と’食った嫌い’
ひとつめは実名のカミングアウト。
こちらに書いたとおり、ブログをニックネームで始めたのは当時まだ次の就職先が決まってなかったからですが(会社によっては禁止)、そういう事情はなくなり、あまり匿名にしておく理由がなくなったので。
また、ブログからリアルの出会いにつながることが多いので、匿名のままにしておくメリットがあまりないかな、とも思いました。
・・・というわけで、今日からProfilesやABOUTページに実名書いてます。
ただ、la dolce vita(←この前、読めないと言われた、ガーン・・・ 普通読めない? 読み方:ラ・ドルチェ・ヴィータです)というニックネームは気に入っているので、これからもお好きな方で呼んでください。
魂を揺さぶる写真
Steve McCurryという写真家をご存知ですか?
名前は知らなくてもこの写真を見たことがない人はいないのでは?
1985年にNational Geographicの表紙になったこの12歳の少女、ソ連によるアフガニスタン侵略で両親を失いパキスタンの難民キャンプにいたところを、Steve McCurryが写真におさめものです。
いったん目を捕らえられると目をそらせなくなる、この目。
何千文字の言葉よりも彼女の心痛を雄弁に物語る、この目。
私はこんな目を見たことがない。
Steve McCurryはこんな目を撮れる唯一の写真家かもしれません。
このアフガンの少女には後日談があり、1984年に写真に撮ったときは名前もわからなかったこの少女、National Geographicの100 Best Picturesに選ばれるほど写真が有名になり(→こちら)、17年後、再びSteve McCurryは現地に戻り、ついに彼女を探し当てます。
この彼女の写真が17年間の苦悩を雄弁に語っており、言葉を失います。
ここに載せるのは無粋なので、Steve McCurryのWebsiteから見てみてください。 Gallery –> Afghanistanとクリックすると見つかります。
ヒーローリスト公開 – 2
ライフネット生命副社長の岩瀬さんのこのエントリーの下記の部分にかなりウケた。
「岩瀬君。本当に会いたい人がいたら、会いたい、会いたい、と色々な人にいいふらしなさい。そうすれば、いつかきっとどこかで縁ができて、会えるから。(中略)」
「そうですかぁ。じゃぁ、僕も言いまくるようにします。僕が会いたいのは・・・」
「会いたいのは?」
「ええ、でもなんかはずかしー」
「だれ。言ってみて」
「西田ひかる・・・」
「・・・」
すごい、正当派な趣味だな・・・岩瀬さん・・・ きっと必ず会えますよ。
私も調子に乗って「ヒーローリスト」第2弾公開!
「ヒーローリスト」とは死ぬまでにぜひ会ってみたい人のリストのことで、私も何を隠そうこちらの『ヒーローリスト公開』というエントリーに「岩瀬さん」と書いたら会えてしまったという(経緯はこちら)、そして同じくリストに書いた渡辺千賀さんからもコメントが来たりしたし(経緯はこちら)、効果抜群、実証済みの方法です。
幸せって何だろう?
私は本屋をぶらぶらするのが大好きなのですが、昨日ぶらぶらしていると、どこかで聞いたことがあるフレーズがタイトルになっている本が・・・”Dance with Chance”。
どこだっけなー?と思いながら本を開いてみると、著者に見覚えあり。
去年行ったINSEAD卒業生対象のイベント”Meeting in Asia 2008″で語ったINSEADの統計学教授3人が著者で、そのプレゼンのタイトルが”Dance with Chance”でした。 同名の本『Dance With Chance』が先月出版されたよう(専用Websiteまでできていた)。
去年のプレゼンは面白く、ざっくり以下のような内容でしたが(→『INSEAD誘致失敗で失ったもの』)、
「昨今の金融危機で露呈されたように、人間は自らの力を過信し実際以上に現実をコントロールできると思いがちである。 この”コントロールできるという幻想”がさまざまな局面で「幻想」に過ぎないことを示し(例:5年後のダウ・ジョーンズ予想)、コントロール不能な現実が多くあることを自覚することによって、自分の人生を取り戻そう」というもの。
プレゼンに出てきた幾多の例はそのままに(*1)、本の後半ではさらに「では、自分の人生を取り戻すにはどうすればよいのか?」というところまで踏み込んでいます。
*1・・・現実を”コントロールできるという幻想”の例で私が好きなのが、「911後、航空旅客は急減し車に切り替える人が急増したが、航空事故の死亡者数は自動車事故の死亡者数よりはるかに少ない(2002年と2003年は米国での航空事故死亡者数ゼロ)。 「車のハンドルを握れば自分が生死をコントロールできる」と思うのは幻想である」、というもの。
私はこれが大きな理由で日常生活では車に乗らなくて済むところに住もうと決めています。 Not worth the risk…