Monthly Archives: October 2010

女性MBAの出産後のキャリア – 2

一昨日の続きでさらにサンプルが続きます。 ロンドンはどうしても金融が多いので金融以外の例もどうぞ。
6. アムステルダム在住日本人K、デンマーク人の夫との間に3歳と2歳の息子2人。
INSEAD後、アムステルダムでオランダ系電機メーカー勤務、出産後2回とも同じ職場に復帰。 夫は米系アパレル。
「オランダは本当に職・住環境がファミリー・フレンドリーで育てやすい。 アムステルダムにぜひおいで〜」
7. シンガポール在住シンガポール人M、シンガポール人の夫との間に4歳と2歳の娘2人。
家業のパームオイル・メーカーで父親の経営を手伝う。 住み込みメイド2人が家事・育児全般を担当(外食にも旅行にもメイド同伴)。 近くに両方の両親も住んでいるので(シンガポールは東京23区の広さ)、サンプルの中では最も余裕のある家庭。
8. シンガポール在住スウェーデン人S、デンマーク人の夫との間に5歳の娘と3歳の息子。
コペンハーゲンでブティック系コンサル勤務、パートナー(共同経営者)になるも夫と2人でアジアに住む夢を叶えるためシンガポールに移住、現在は独立コンサル。 夫は欧系海運業のExpat。
「子どもがいると人生のプライオリティーが全く変わる」
9. シドニー在住ベルギー人C、オーストラリア人の夫との間に4歳と2歳の息子2人。
INSEAD後、ロンドン・シティで英系大手銀行投資銀行部門に勤めるものの、Quality of Lifeを求めて夫の故郷シドニーに家族で移住。 しばらくfull-time mum(stay-at-home mumとも言う)を満喫。

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女性MBAの出産後のキャリア – 1

HBS(Harvard Business School)留学中のGlobetrotterさんからだいーぶ前にリクエストをもらっていたのですが、お待たせしました・・・件名通りのお題です。
実は私「女性とキャリア」というトピック、苦手なのです。 リクエストが多いので、たまに書くのですが(類似エントリー→『MBA女性の10年後』『MBA女性の10年後 – 王道対策編』)、苦手な理由として、
1. そもそも限られた人生の時間をどう使うか、は女性だけではなく男性も持つ共通の悩み。 男性だって子どもが産まれたら、もっと一緒の時間が欲しい!と切望している(少なくとも私の夫は切望している)
2. 私自身はこういう(→『人生とはやりたいことを探し続けるプロセス』『究極のキャリアドリフト』)心境なので、長期のキャリア計画なんて全然ない
から。
・・・とは言え、サンプルは周りにいっぱいいるので今日はINSEAD同級生の例をご紹介。 全員30代女性、フランスのビジネススクールINSEADで6年前にMBA取得、過去5年以内に出産経験あり、です。
1. ロンドン在住イギリス人S、オランダ人の夫との間に3歳と1歳の娘2人。
英大手銀行の投資銀行部門にいたものの育休後、プライベートバンキング部門へ異動しプライベートバンカーに。 現在は週4日、8am – 5pmで働く。 夫はPE(プライベート・エクイティ)。 ロンドンからサリー州の実家近くに引っ越し、母親とベビーシッターのヘルプを借りてこなすものの、通勤に1時間以上かかるためダッシュで5pmにオフィスを出る毎日(娘の就寝後に1時間ほど家で仕事をすることも)。
「両立させるのは大変だがその価値あり、(子どもを産んだことは)私が人生でやったことの中で一番よかったこと」。

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第1回 世界級ライフスタイルをつくる会@ロンドン

リクエストがあったので(嬉しい☆)、ロンドンで初めてのオフ会やります!
シンガポールのオフ会と同日(→『第5回 世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポール』)の11月12日(金)19:30〜(?)、セントラルロンドン某所にて。
参加希望される方はこのページへのコメントか(私にしかE-mailアドレスは見えません)、Contactページからご連絡ください。
初めてなので少人数(10人くらい?)にしようかな、と思っているので、希望者はお早めに! 締め切りの際もこちらでお知らせします。
いろいろなバックグランドの方とお会いできるのを楽しみにしています!
*今回はお勤めの方に合わせて平日夜にしましたが(私は夫にベビーシッターを頼む予定)、都合が悪い方はお知らせください、次回以降の検討材料にしますので。


仕事がなくなるのはミドル層

まず、このビデオをどうぞ。

1枚1枚じっくり見てから丁寧に端と端を合わせてタオルをたたむロボット、すごいなー ぜひ、うちの洗濯物もたたんで欲しいわ〜
このビデオの紹介から始まるThe Economistの記事がとても面白かったので、久しぶりにご紹介。
The Economist : Automatic reaction

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お気に入りのiPhoneアプリを教えてください。

今さらにも程がありますが、iPhone 4をゲットしました。
日本ではいまだソフトバンクのみ(なんですか? すみません、知りません)のiPhone、イギリスでは携帯5キャリア(*1)全社がiPhoneをオファーしているため、猫も杓子もiPhone。 ママ友達の中でもiPhoneを持っていないのは私だけ?な状態でした。
*1・・・UKの携帯業界は市場シェア順に1. O2(28%)、2. Orange(23%)、3. Vodafone(23%)、4. T-Mobile(19%)、5. 3(7%)、という激戦区。 キャリア間の差別化要素もなく、大変だなー
シンガポール時代から欲しかったiPhoneをようやく手に入れたのは数週間前なのですが、なかなか使いこなす時間もなく、今週から息子がナーサリーに行ってようやく時間ができたのでいろいろアプリをダウンロードしてみました。
今までiTunes App Storeでイギリスとして国登録をしていたので日本語のアプリがダウンロードできなかったのですが日本で再登録(IPではじいているわけではなく、その国で発行されたクレジットカードがあれば登録可能)。
最近イギリスのしょぼいサービスや製品に慣れきっていて久しぶりに新しい日本の製品に触れたのですが、何っていうか・・・すごいですねー ガラケーだとか言われつつ、日本お得意の”attention to details”(細部へのこだわり)がいかんなく発揮されたアプリが多く、私にはアプリさえ使いこなせない気もしてきました(笑)。
『かゆくないのに掻いてクリームまで塗ってくれる国』という以前自分で書いたエントリーを思い出しましたが、それはさておき・・・

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ロー・コンテクスト社会の育児中の働き方

日経ビジネスオンラインで久しぶりに1ページに10回くらいうなずいてしまうこのコラム、『英語の公用化って何?』。 著者の河合江理子さんはINSEADの大先輩です、面識はありませんが。
特に全部蛍光マーカー引きたいくらいだった『英語ができても、意思が通じるとは限らない』から抜粋。

私が今でも意識しているのは、アメリカの文化人類学者であるエドワード・T・ホール氏による「『ハイ・コンテクスト文化』と『ロー・コンテクスト文化』についての概念」である。 コンテクストとは、ざっくりと言えば、状況や背景(バックグラウンド)を指す。
ハイ・コンテクスト文化圏としては、フランスなどのラテン系やアジアなどが当たる。 こうした地域では共通の価値観が長い間かけて作られているため、「いちいち言葉で伝えなくても、お互いに相手の意図を察し合うことでコミュニケーションが成り立つ」というのがホール氏の解釈だった。
一方、アメリカやドイツなどは、ロー・コンテクスト文化圏に属する。 こうした国々の人とは、理論的に説明しないと意思疎通できない。 移民国家は、たいていロー・コンテクスト文化である。
ちなみに、日本は「典型的なハイ・コンテクストの国」とホール氏は指摘していた。 実際、日本には「阿吽(あうん)の呼吸」や「空気を読む」といった独特の表現がある。 言葉を使わずに相手の言いたいことを理解するのは、高いレベルのコミュニケーションスキルと言える。

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Grandな結婚式 in マドリッド

外国人友達の結婚式に行くのが大好きな私。
今回はINSEAD時代の友達のニュージーランド人T(新郎)とスペイン人A(新婦)との結婚式に招待されてマドリッドに行ってきました(私たちの南スペイン旅行はそれに合わせたもの)。
INSEAD時代の友達の結婚式には世界中からゲストが集まるので(→『世界一国際色豊かなMBA』)、みな以下のような点に気を使います。
1. 日程のお知らせ(”Save the date”)と招待はとにかく早めに(1年近く前に)出す → 遠方の友人がバカンスを兼ねて来られるように。
2. 英語圏以外の国で行う場合も英語を含むバイリンガル(場合によってはトライリンガル)の進行にする。 
3. モダンな式・披露宴ではなく、開催地(通常は新郎または新婦どちらかの出身地)の文化が堪能できるような会場・料理をセレクト。 新郎・新婦が異文化カップルの場合、式や披露宴の進行はうまくミックス。
4. 遠方から来る友人のホテル予約や現地の慣習(プレゼント・ドレスコードなど)の事前連絡は念入りに。
5. 遠方から来る友人のためにフォーマルな式・披露宴と別にカジュアルなイベントを計画。
これ、全部やるのは本当に大変なのです・・・(私も2年半前に東京でやった時は大変でした、日本語を訳すのは全部私だったし)。
今回も上記すべて完璧に満たされていて、準備大変だっただろうなー
ひと言で言うとスペインの”grand”な式でした(grandって訳すの難しいですが、「威風堂々」ってイメージ)。

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第5回 世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポール

スペイン話は小休止してお知らせです。
第5回 世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポールが11月12日(金)19:30からシンガポール内某所にて開かれます。 
この会をご存知ない方のためにちょっと説明。
私は去年までこのブログのオフ会と称して、「面白そう!」と思った人が集まって食べて飲む気楽〜な会を開催していました。
第1回は7人で始まった会も第2回からは毎回日本からオフ会のために飛んでくる人
も出現し、去年12月の第4回には在シンガポール日本人界の有名人Pan Asiaの加藤さんリーダーズアカデミーの嶋津さんなどゴージャスなメンバー総勢19名が集いました。
その後、私はシンガポールを離れてしまったのですが、今回、Pan Asia Partnersの加藤さん・シンガポール和僑会準備室の岩田さん・SGオフ会皆勤参加の美人ワーキングママYumikoさんが幹事となって、第5回を開催してくださることになりました!
乳児持ちの私は残念ながらロンドンから飛んで行けないのですが、ぜひまたいつか(!)と思っています。
このオフ会@シンガポールは国の勢いを反映してとても濃厚なメンバーが集いますので、初めての方も、シンガポールに住んでない方もぜひ奮ってご参加を!
場所など詳しくは加藤さんのブログで今後通知されますので、要チェック!

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アンダルシアの田舎でプチホテル経営

3ヵ月前に行ったコッツウォルズ地方ではファームB&Bに泊まったのですが、1日目の夜、息子をベビーカーに載せて近くのパブに出陣! ところがベビーカーの中で寝かせる計画は見事に失敗し、2日目以降はインド・カレーやTESCOのサンドイッチのテイクアウェイをB&Bの庭で食べる、という悲しい結末になりました。
そこで今回の旅のハイライトである宿は、田舎にある料理自慢の宿を対象に厳密にセレクト(フランスにはTable d’Hote付きのChambre d’Hote(→こちら参照)は一般的なのにスペインにはこのスタイルの宿はあまりないのです・・・)。 結果、大満足でした。
terrace_finca.JPGその宿とは、アンダルシアの真ん中自然公園内に位置する“Finca las Encinas”。 ウェールズ出身のシェフ歴20年のCliveと日本を離れて25年の日本人Makiさん夫婦が経営するプチホテルで、見渡す限りのオリーブ畑の山々の中にあります(写真は葡萄の蔦に覆われたテラスから臨む景色)。
ロンドンのシティでバンカーだったMakiさんは朝早く、レストランでコック長だったCliveは夜遅く、一緒に住んでいるのに2週間もほとんど会わない日が続いた日、「このままじゃいけない」と思い立ち、決めた移住。
スペインでのプチホテル経営を決め、イギリスからリサーチし物件を探し、古いオリーブ農家を購入したのが2004年。 詳しい経緯はMakiさんのブログ『スペイン・アンダルシアの田舎暮らし』でどうぞ。

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子ども大好きなスペイン人

2週間ほど毎年恒例の南ヨーロッパ・ドライブ旅行に行っていました。 今年は南スペインのアンダルシア地方をドライブ → マドリッドで友達の結婚式に出席、という旅程。
2007年から始まったこの夏の恒例行事、2007年はフランス・スペインにまたがるバスク地方、2008年は南イタリア(→『’la dolce vita’の由来』『至福のオリーブオイル』)、2009年は南仏プロヴァンス(→『ルール作り上手なフランス – 1』『la vie en rose』『外国人だからわかる良さ』)でした。
bar_seville.jpg実は息子を連れた初家族旅行は息子が4ヵ月になる前にイギリスのコッツウォルズ地方に行っているのですが、たった4日の旅行で疲労困憊、帰ってきてからブログに書く気力も残っていませんでした。
今回は2週間でどうなることやら?と思っていたのですが、家族全員最高に楽しんで帰ってきました。 息子は6ヵ月を過ぎていろいろなことがわかるようになり、見るもの・聞くもの・触るものすべてが刺激的、毎日本当に楽しそうにしていたし、私たちも始終息子に話しかけてくれるフレンドリーなスペイン人に助けられてバルでタパス三昧の休日を楽しめました。
赤ちゃん連れの旅がこんなに楽だとは思わなかった! 「動き回るようになったら大変よ〜」とよく言われるので、今がちょうど赤ちゃんの黄金期(golden age)なのかもしれませんが・・・
旅の途中、子どもが大好きなスペイン人に助けられたことは数えきれません。

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