外国人友達の結婚式に行くのが大好きな私。
今回はINSEAD時代の友達のニュージーランド人T(新郎)とスペイン人A(新婦)との結婚式に招待されてマドリッドに行ってきました(私たちの南スペイン旅行はそれに合わせたもの)。
INSEAD時代の友達の結婚式には世界中からゲストが集まるので(→『世界一国際色豊かなMBA』)、みな以下のような点に気を使います。
1. 日程のお知らせ(”Save the date”)と招待はとにかく早めに(1年近く前に)出す → 遠方の友人がバカンスを兼ねて来られるように。
2. 英語圏以外の国で行う場合も英語を含むバイリンガル(場合によってはトライリンガル)の進行にする。
3. モダンな式・披露宴ではなく、開催地(通常は新郎または新婦どちらかの出身地)の文化が堪能できるような会場・料理をセレクト。 新郎・新婦が異文化カップルの場合、式や披露宴の進行はうまくミックス。
4. 遠方から来る友人のホテル予約や現地の慣習(プレゼント・ドレスコードなど)の事前連絡は念入りに。
5. 遠方から来る友人のためにフォーマルな式・披露宴と別にカジュアルなイベントを計画。
これ、全部やるのは本当に大変なのです・・・(私も2年半前に東京でやった時は大変でした、日本語を訳すのは全部私だったし)。
今回も上記すべて完璧に満たされていて、準備大変だっただろうなー
ひと言で言うとスペインの”grand”な式でした(grandって訳すの難しいですが、「威風堂々」ってイメージ)。
結婚式は荘厳なバロック式のiglesia de san andrés。 以前『異宗教間の結婚式』に書きましたが、やはりより信心深い方がどういう形式で式をあげるかこだわりがあるので、信心深くない方が合わせるのでしょう(スペイン人である新婦がカトリック)。 カトリック式の厳かな式が司祭の朗読・聖歌・結婚の儀・コミュニオン・・・と延々と続きます。 私はこの間、隣のおばさんに遊んでもらっている息子が得意の金切り声をあげないかハラハラ・ドキドキで全く聞いてませんでした(→『子ども大好きなスペイン人』)、聞いていてもスペイン語でわからなかったけど。
式が無事に終わるとレセプション(披露宴)会場であるCasino de Madridに移動。 会員制の社交クラブとして使われている建物らしいですが、いやはやすごい建物でした。 レストランはミュラン3つ星のエルブジのシェフ・フェランが料理を担当しミシュラン1つ星。 1階のサロンでカクテルとアミューズを楽しんだ後(私は息子に授乳して、用意された部屋で寝かしつけていたので、イベリコ豚の生ハムを逃す、涙)、赤絨毯の敷き詰められた階段をあがると巨大シャンデリアと壁画に目がくらくらしそうな大広間へ。 ゲストは200人くらいかなー?
スペインの結婚式は真紅を着ている女性が多く、このゴージャスなインテリアにピッタリ♪ それにしても迫力のあるスペイン人女性は赤が似合います。
披露宴の開始は20:30。 スペインの披露宴では特にスピーチはないらしいのですが、新郎とベスト・マン(新郎の付添え人、新郎の親友がなる)のスピーチが入ったところがニュージーランド式。 5コースくらいのフルコース・ディナーをこなした後(この時ばかりは授乳中であることに感謝。 最後のコーヒーとチョコレートまで完食)、待てど暮らせどダンスが始まらない。
深夜12時になってしまい、別室で寝ていた息子が他の赤ちゃんが泣いたため起きてしまったため、ダンス・タイムを前に私たちは無念ながら退散。
この後、朝5時までダンス・タイムが続いたのだそうです。 タフですねー、みなさん・・・
翌日のランチまでアレンジしてくれた新郎・新婦はすごい! そして翌日の夜便でハネムーン先のアルゼンチンへ旅立って行きました。
友人の結婚式はいつでも幸せな気持ちになりますが、それがDestination Weddingだとなおさら楽し。 次の結婚式はどこかなー?
October 12th, 2010 at 2:26 am
素敵!宗教色が強ければ強いほど素敵です。私の中での一番のデスティネーション ウェディングは、ローマ郊外でのモッツアレラチーズ農場オーナーの娘の結婚式でした。朝から晩まで最高級水牛モッツアレラをお腹いっぱい!!
年齢的には同年代の結婚式は少なくなって残念です。
October 17th, 2010 at 5:23 pm
本当に素敵な教会婚ですね!ヨーロッパの教会婚は、いつも厳かで荘厳な感じで、感動します。夫の職場の友人とか、大して面識のない人の結婚式でも、すぐに感極まってウルウルしてしまいます。
私もこの夏パリで結婚式をやったときは、世界中にちらばるMBA時代の同級生や親族のための段取り、どこまでお互いの国のしきたりをミックスするか、等本当大変でした。式当日の朝になってもバタバタして、直前まで新郎の父親のスピーチを仏語→日訳したりして、忙しかったのですが、それでも本当にやってよかったなとつくづく思います。
100人招待するだけで私たち夫婦はひーひー言ってたのに、200人招待って、準備相当大変でしたでしょうね・・・。
October 18th, 2010 at 4:16 pm
>ろちょーるさん
>私の中での一番のデスティネーション ウェディングは、ローマ郊外でのモッツアレラチーズ農場オーナーの娘の結婚式でした。朝から晩まで最高級水牛モッツアレラをお腹いっぱい!!
それはステキ! うらやましい!
行きたいのはインド系・ギリシャ系・ユダヤ系結婚式かなー 友達のインド人はみんな結婚しちゃって行きそびれました(このページの下の写真とか)。
http://www.ladolcevita.jp/blog/global/2008/08/-2-1.php
>DODOLEAさん
>私もこの夏パリで結婚式をやったときは、世界中にちらばるMBA時代の同級生や親族のための段取り、どこまでお互いの国のしきたりをミックスするか、等本当大変でした。
ご結婚おめでとうございます☆
本当に大変ですよね、でも一生の思い出になる日なのですが。