Category Archives: 家庭・育児

クソったれ罪悪感妖精

長男の仲のいい友人はお父さんが専業主夫で学校の送迎や家事をこなし、お母さんが一家の大黒柱としてフルタイムで働いています。 なのでいつも学校の送迎でお母さんと顔を合わせることはないのですが、たまたまお互い仕事に行く途中に駅で会ったので電車で雑談をしました。 そこで印象的だったのが、「良い母親じゃないんじゃないか?」といつも罪悪感にかられているので、週末は家事や育児を一手に引き受けているという話。

ワーキングマザーって、というか有職・無職を問わず母親という人種は、子どもの数や国籍、収入の多寡を問わず、いつもどこか罪悪感を抱えてますよね。 今日は私が唯一読む子育てブログ“Hurrah For Gin”(というかマンガ、英語です)から”The Shitty Guilt Fairy”という、とっても素敵な記事を紹介します。
原文はこちら
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決める力

次男が9月から学校に入りました。 2012年7月生まれの次男は日本式には幼稚園の年少ですが、イギリスではレセプションクラスと呼ばれる準備クラスが4歳の9月から始まります。

我が家の小学校組が2人に増え、親である私の仕事は増えました。 これは俗に言う「小1の壁」に加えて、イギリスでは11歳以下の子どもがひとりで外出してはいけない(*1)ことがあります。
*1・・・法律で決められているわけではなくガイドラインであるが、学校は厳しく遵守しており、授業が終わると大人(事前に連絡すれば友達の親なども可能)のお迎えがない児童は学校の敷地から出られない。 参照:『その規制は本当に子供のため?』

イギリスの「小1の壁」は日本より高いです。 2歳の娘のナーサリー(保育園)は8:00 – 18:00ですが、小学校は8:45 – 15:15、両方とも送迎必要。 日本の学童のような放課後保育はなく、学校の敷地内にある民間の放課後クラブ(有料、15:15 – 18:15)か、学校のクラブ(有料、曜日も時間もまちまち)に預ける。 春・夏・冬休みに加え各学期の半ばにハーフタームと呼ばれる1週間の休みがあり、年間の授業日数は日本の205日前後に対し、190日。

6歳の長男はYear 2(小2)で、学校のクラブのオプションが多いので、
月:アート・クラブ@学校 15:30 – 17:00
水:水泳@外部の教室 16:00 – 16:30
木:サッカー・クラブ@学校 15:30 – 16:30
土:日本語@外部の教室 9:30 – 12:45
という状況で、時間と場所の確認をしながら2人のスケジュールをジグソーパズルのように組み合わせ、毎朝持ち物を確認し送迎(お迎えに遅れると罰金のところも)。 3つの学期と年6回あるホリデー期間(*2)の2人分の学校外のアクティビティーを、定員に達する前に申し込み、締め切りに遅れないように正しい金額を支払い、お弁当の有無など持ち物をチェックして準備し送迎を行うのです。
*2・・・子どもだけで留守番がさせられず、学童もないので学校の長期休暇は本当に大変。 参照:『イギリスの小学生の夏休み』
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誰もあなたを見ていなかった

長い不妊治療を経て先月男の子を産み、新生児と毎日格闘しているアメリカに住む友人に送ったら「泣いた」という返事が返ってきたのをこちらに紹介します。
イギリスのママ向け掲示板Mumsnetのブロガー・オブ・ザ・イヤー候補になっている記事“Like Real Life: Nobody saw you”。 日本語に訳するに当たって絵本やテレビ番組の名前など日本風に脚色しているので、原文で読みたい方はこちら
Let’s get pissed together, shall we?

誰もあなたを見ていなかった
誰もね

朝の3時に
子どもたちがまた起きたとき。

誰も見ていなかった
床に落ちた豆を拾って
机についた汚れを拭いて
洗濯かごを片付けて
ゴミ出ししたところを

何度も
そして何度も。

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「最近の親」が誇るべき1つの事実

最近また「スマホ子守りが発育をゆがめる」という「啓発」的なニュースを読みました(→『子どもが騒ぐと肩身が狭く…゛スマホ子守”3歳児の3割 「発育ゆがめる」懸念も 福岡のNPO調査』)。 子供のスマートフォン使用の是非については、こちらでもよくニュースになりますが、「最近の親はあやし方がわからない」的な論調ってイギリスではあまり見かけないですねー、なぜなんでしょう? 私には「最近の若者は○○」(○○には「草食系」とか「内向き」とか流行りの言葉をどうぞ)と同類の年寄りの僻にしか聞こえませんが・・・

だいたいこういう人たちは「昔は親が畑仕事で忙しかったので兄妹が子守りをし近所の人も気軽に預かってくれた。 スマホなんかなかったし、みんな赤ん坊のあやし方くらい知っていた」とか言うんですが、年端のいかない子どもや好意・善意だけで預かってくれる近所の人に安心して大事な命を預けられますかねー? 預ける子の年齢によると思いますが。

そこで私たち「最近の親」が「昔の親」と比べて誇るべきひとつの事実です。
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『子どもはイギリスで育てたい!』

イスタンブール話を休止して、友人が本を書いたのでそれをシェアしようと思います。 浅見実花さん『子どもはイギリスで育てたい! 7つの理由』(献本御礼)

彼女とは渡英時期が一緒で(2010年)まず彼女の旦那さんと知り合いになったのですが、家が近所で子ども同士の年齢が近く、お互い3児の母という共通点もあり仲良くしています。 両親も親戚もいない異国の地で私が3人目を妊娠した時、「ここなら3人育てられるよ!」と太鼓判を押してくれたのが彼女。 双子(現在7歳)の下に男の子(4歳)がいて、旦那さんは出張が多く不在がち、専門のマーケティング・リサーチの仕事もしている彼女の忙しさは同じく3児の母である私にも想像に難くないのですが、おまけに本まで執筆していたとは! 

この本は日本で上の双子の出産・子育てを経験してから渡英し、次男をイギリスで出産・子育てしている過程で次々に浮かんだ自分の疑問に答えるためにいろいろ調べていくという章立てになっているし、実際に彼女が経たプロセスというのはそうだったのでしょう。 自らの好奇心に答える形で組み立てられるこの本から見えてくるものは『子どもはイギリスで育てたい!』というタイトルから想像されるような個人の異文化体験記ではありません(*1)、21世紀を生きるに当たって普遍的な価値観とは何か、その疑問に真摯に答えようとし社会システムとして仕組みで体現しようとするイギリス社会の姿です。 それはエピローグにこのように現されています(エピローグの引用なのでネタバレっぽくて申し訳ない)。
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コスパで人生を測るな。

最近、日本のメディアで立て続けに「結婚や育児はコスパが悪いと避ける人が増えている」という趣旨の記事を読みました(AERA: 結婚はコスパが悪い ひとりの寂しささえも代替可能)。
これを読んだ時、ほとんどの子持ちは「そりゃ子どもはコスパ悪いよ(むしろ経済的には大幅マイナス→『子供ひとりを育てるのにかかる費用』)。 だけど、それがどうした?」と感じたんじゃないかと思いますが、これって論理を組み立てる前提が理解できないため、理解できない結論が導かれてるんじゃないでしょうか?
<前提 1>育児はコスパが悪い。
<前提 2>ボクの意思決定にコスパは重要な判断基準である。
<結論> だから結婚・子育てはしない方がよい。

ここで問題となるのが<前提 2>、この前提を持つ人たちは死ぬ時、「ああ、コスパのいい幸せな人生だったなー」と思って死ぬのが理想なんでしょうか? 以前『人生をどうやって測るのか?』というエントリーでは、癌の告知を受けたクリステンセンHBS教授の言葉を紹介しました。

God will assess my life isn’t the dollars but the individual people whose lives I’ve touched.”
神が私の人生を測る計測は稼いだお金ではなく、私が触れた個々の人間である。

前回のエントリー『記憶に残るのはどんな感情を抱いたか』では、壮絶な人生を生きたアメリカの黒人活動家・詩人・女優であるマヤ・アンジェロウの言葉を紹介しました。

People will forget what you said, people will forget what you did, but people will never forget how you made them feel.
みんなはあなたが言ったことを忘れてしまう。 あなたがしたことを忘れてしまう。 だけどあなたに対して抱いた感情を忘れることはないでしょう。

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イギリスの小学生の夏休み

イギリスの新学期は9月。 去年9月から小学校に入った長男の初の夏休みが始まって2週間経ちました。 いやあ、覚悟はしていましたが、疲れております。

イギリスでは子どもに親が付添っていなければいけない年齢が法律で決まっているわけではありませんが、The National Society for the Prevention of Cruelty to Children (NSPCC、英国児童虐待防止協会)のガイドラインによると、

– 乳幼児はいかなる時でもひとりにしてはいけない
– 12歳以下は緊急事態に対処できる年齢ではないので長時間ひとりにしてはいけない
– 16歳以下を一晩ひとりにしてはいけない
(出展 – Gov.uk: The law on leaving your child alone、NSPCC: Home Alone

そうで、日本のように夏休みに小学生にひとりで留守番させる選択肢はありません(注)。 どこへ行くにも大人の付き添いが必要で公立の学童のようなところもありません。
注:アクサダイレクト生命の首都圏に住む小学生の母親624人を対象にした調査によると、夏休み期間中の親の不在時に「子どもだけでお留守番」と答えた母親が、小学校低学年が34.3%、高学年が66.3%(→アクサダイレクト生命「小学生の夏休みの過ごし方」調査

そこで共働きの家はどうするかというと、
1. 家族でホリデーに行く
2. ナニー・ベビーシッターを雇う
3. 祖父母を頼る(来てもらう、もしくは子どもを実家に送り込む)
4. 夫婦交代で有休を取って子どもの面倒をみる
5. 民間のサマーコース(ホリデーキャンプ)に入れる
の5種類を組み合わせて恐怖の6週間を乗り切ります。
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ハーフの子育てあるある

最近、時間がなくてブログを書く心理的ハードルが上がっていたので、ハードルを下げるためにくだらない話題を。

タイトルは「ハーフの子育てあるある」になってますが、海外在住の場合です。

1. 子どものカタカナ名が思い出せない
現在直面している最大の問題。

これ、私だけでしょうか? 普段は英語で子どもの名前を書くのですが、子どもが生まれたときに日本領事館に出生届を出して戸籍登録しています。 その時はアルファベットは使用不可なのでカタカナで登録したのですが、長男のカタカナ名が思い出せない!!!
子どもの名前がDavidならば(注:仮名です)「デービッド」、「デイビッド」、「デイヴィッド」・・・etc. いろいろカタカナ表記が考えられるのですが、長男の名前のカタカナ表記がどうしても思い出せないのです。

先日、長男のパスポート更新期限がきたのでロンドン日本領事館に行きました。 用紙を記入している最中にカタカナ名がどちらだったか思い出せないことに気づき、窓口で「思い出せないんですけど・・・」と正直に申し出たところ、「最初のパスポート取得時に戸籍謄本コピーを頂いてますので、そちらをチェックしておきますね〜」と実に日本らしく気の利いたサービス。 そのため、結局どちらかわからず。

そして今、夏休みのため長男はロンドンの日本語幼稚園サマーコースに通っているのですが、私が結局名前を思い出せずに申込書に適当に書いた方の名前でひらがなの練習をしています。 後から「実は自分の名前の書き方間違ってた」って知ったらどう思うだろう?(笑)

早く戸籍謄本チェックしろ、ってそれだけの話なんですが。

なお、今日は次男の3歳の誕生日なのですが、Facebookの「3年前はこんなことがありました」という昔の写真が出てくる機能を見て、次男の日本名の漢字を思い出しました。 おお、そっちの漢字だったか!
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週休3.3日のワーキングマザー

前回のブログから2ヵ月も経ってしまいました。 最近、立て続けにブログを通して連絡を頂いたので重い腰をあげて近況を。

長女が生後6ヵ月になった3月から仕事復帰しています。 イギリスのナーサリー(保育園)の0歳児保育は私立しかなく公的補助はないので、何日預けたいかは親が自由に選べます(ナーサリーによって最低2日/週など規則あり)。 公的補助がなく高額なこともあり、子どもが小さい時は週3, 4日にセーブする母親が多く、週5日働く人の方が少ないのですが、私は長男の時は当然のように週5日、次男の時も週5日預けました。

長男の時は妊娠8ヵ月で渡英し無職のまま出産したため、次に何がしたいのかわからない中、出産と育児が足かせになるのを怖れていました。 就職活動のためだけなら週5日も預ける必要はなかったのですが、ベビーブームのロンドンでナーサリーにはウェイティングリストがあり、就職先に週5日勤務可能であることをアピールするためには就職活動中から預けないとすぐ動けないと思っていました。

その後、東日本大震災をきっかけに『クリエイターになりたい。』と大きくキャリアチェンジしてフルタイム(週5日)学校に通い、卒業の翌月に次男を出産。 この時も焦っていました。 クラスメイトは当然、卒業してすぐに就職活動をし働き始めていたのに、私はまたもや出産・育児。 幸い、フリーランスとして声がかかり仕事探し自体は苦労しなかったのですが、夫がいない平日に例え週1, 2日でさえ手間がかかる盛りの男の子2人をひとりでみるなんて考えられず、週5日ナーサリーに預けていました。

そんな私が長女が産まれて3回目の今回は、仕事を週5日ではなく週3.7日に押さえることにしました、土日週2日に加え、1.3日は働かないことにしたのです、週休3.3日(半端な日数については後ほど)。 なぜなら過去1年くらいで本当に、本当に、すとんと腑に落ちた・・・というか悟ってしまったからです。 ああ、この子たちのこの瞬間を見られるのは今しかないんだ、と。 
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3人育児は2人育児よりめちゃくちゃ大変だった話

去年の8月に生まれた長女も来週で生後9ヵ月になります。
私はものすごく精神的に大変な時はブログには書くのは避けて、ブログにはあえて無関係なことを書きます。 嫌なメールがきたときに即返信しないのと同じ論理、ブログはネガティブな感情を書き溜める場所としては使っていないので。

でも幸せなことに人間とは忘れる生き物。 喉元を過ぎれば本当に熱さを忘れてしまうんですよね・・・ よく子育てが終わった世代の女性が育児真っ最中の女性に冷たいことがありますが、あまりに大変すぎて記憶がすっぽり抜け落ちているのも理由のひとつかなー、と思います。

たまに「3人育てるのは2人育てるのと変わらない」、「上2人が赤ちゃんをみてくれたからラクだった」という人がいますが、「おいおいおいおいおい、2人と3人は全然違うわ!」と100回くらい言いたい。 子どもの年が離れていればラクだと思いますが(2人目が3歳以上)、全員2歳差(4歳、2歳、0歳)の3人育児はめちゃくちゃ大変でした。

3月に仕事復帰して長女(3人目)も保育園に入り、最近ようやく生活のペースもつかめてきました。 私も3回の出産時の痛さとかは忘却の彼方ですが、3人育児の大変さは時間があった時にちょこちょことメモしていたので、ようやくトンネルの出口を抜けた感がある今、ここに記録しておこうと思います。

なお自分用に書いたメモをブログに転載する理由ですが、こういう「育児が辛い」系の内容は小町や知恵袋などの掲示板で「がんばってますね!」系の励ましコメントと「望んで産んどいて甘えるな」系の自己責任論コメントの応酬で終わってしまいがちです。 せっかくハフィントンポストに転載の機会を頂いているので、普段掲示板の育児トピックなど読むこともない人の目にも触れるといいな、と思います。
また、私に3人いるため「3人は2人より遥かに大変だった」となっていますが、1人目の時も2人目の時もめちゃくちゃ大変だったと思っていたので、1人育児や2人育児はラクだ、と言っているわけではありません、念のため。
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