こう見えても私、ラブコメ好きです。
しかーし、この邦題では一瞬同じ映画だとはわからなかった、『そんな彼なら捨てちゃえば?』。
原題は”He’s just not that into you”です。 つまり直訳は「彼はあなたに気がないだけ」。
30も過ぎると誰にでも「あれは私が○○したから嫌がられちゃったのかな?」「私が○○なんてしなければ・・・」と昔思い悩んでいたことが、実は「単に相手にそんなに気がなかっただけ」という極めて単純明快な事実以外の何者でもなかったという過去が1つや2つ、3つや4つ・・・あるでしょう。
“He’s just not that into you.”というのは、そんな無意味な悩みに明快で現実的な(しかも真実の)答えを与えている素晴らしいアドバイスなのに(そして一般的にこういう冷静なアドバイスをくれるのは男友達である)、なぜ日本語になると「そんな彼」とまるで「悪いのは彼」みたいな表現になってるのか???
そんなに若き女子を甘やかしていいのか、日本の映画界?(いや、たぶん原作の本の邦訳が出たのが先だから、日本の出版界か?)
でも映画そのものは、なかなか上出来のラブコメでしたよ(くれぐれもラブコメ嫌いは見ないでください、笑)。 こちら予告編(↓)。
『そんな彼なら捨てちゃえば?』?
あな奥深き日本語
こ・これは面白い・・・
シンガポールに出張で来ている高校時代の同級生が買ってきてくれました、『日本人の知らない日本語』。 日本の日本語学校で日本語教師をしている先生と熱心な外国人学生の笑えるバトル、漫画です。
『ダーリンは外国人』と似てるのですが、あちらがトニーさんのキャラクターが異色で「いや、こんな外人いないから」だったのに対し、こちらはまさに私の日常です。
本には、任侠映画好きのフランスマダム マリーさんが「おひかえなすって! 私マリーと申します」と自己紹介し、「私のことは姐(あね)さんと呼んでください」と言う場面があるが、気持ちはわからなくもない(?!)。
私の夫の日本との出会いは大学時代にはまったオンラインゲームの”SHOGUN(将軍)”(たぶんこれ)とエバンゲリオンだそうだ(別に彼が特別オタクだったわけではなく、大学でエンジニアリング専攻になると突然周りがアジア系ばかりになり、彼はその中でもかなりマイルドな方だったらしい→『アジア人はなぜ数学ができるのか』)。
この前は「将軍」と「大名」と「侍」の違いを夫に教えてもらったし、「参勤交代」「百万石」という言葉も知っていた(しかし普段の日本語はたいしたことない)。 でも「忍者と芸者は大名の城の中の使用人(忍者を倒さないと大名にたどり着けない)」と言っていたので、そのへんの知識は怪しい(笑)。
そして私にはエバンゲリオントークはできないのが残念だ(時代が違う、キン肉マンやドラゴンボールトークならさぞかし盛り上がったことであろう)。
シンガポールに長く居すぎる・・・のか?
出所(↓)はだいぶ前のモノみたいですが・・・
You know you’ve been in Japan too long when…
「外国人が”日本に長く居すぎてしまった”と思うとき」というアメリカ人がつくったジョークがだいぶ前ネットで話題になってたようです(火つけ役はたぶんらばQ)。
私が「そうそう、そうよね!」と納得したのを抜粋(カッコ内に私のコメント付き)。
- トラックがバックしてくるとき、”It’s a Small World”が流れても驚かない
(そうそう、音楽が流れるトラック、フツーです。 信号の『通りゃんせ〜♪ 通りゃんせ〜♪』も普通。 『蒲田行進曲』は結構好き。 山手線の音楽集めた人もいます→山手線音楽館。 外国人はこの街で流れる電子音、すごーーく気になるようです)。- 赤の反対は白である
(たしかに赤の反対は白だ・・・ アメリカ人に聞くと赤(= 共和党)の反対は青(= 民主党)と答えるんだろうか?)- 「バーモントカレー」というコンセプトに驚かない
(御丁寧にハウスの広報室に電話した人がいる。 「創業者の浦上社長が、カレールーを開発中、リンゴとハチミツの健康法がバーモント州にあることを知って命名した」だそうだ・・・ 私はメガネの『パリ』ミキの『パリ』もずっと気になっている)- 非日本人が電車で隣に座ると席を移動する。 差別してるわけじゃないけど、何するかわかんないし
(東京ではさすがにもうこういう人いないかなー? どうだろう?)- タクシーとJRに27本コンビニ傘を寄付した後もまだ玄関に100本残っている
(傘は天下の回りもの)
サバティカルあれこれ
今日は日本はお休みらしいので、休みの話。
それにしても、日本は祝日が多いですよねー、1年間に15日の祝日は先進国の中で最多です。 シンガポールは10日、イギリスは8日。
さて最近、友達の間でよく聞くのが「サバティカル」。
もともと「研究のための休暇」の意で、米国の大学などでは、7年に1度など定期的に、教育義務から解放された有給休暇が得られる制度があるんだそうです。 最近は企業でも長期勤務者向けの制度として1ヵ月程度取れるようになっているところが多く、MBA終了後ずっと同じ会社に勤めている友達などはちょうど今年で5年勤務なのでサバティカルを取っています(欧米では5年勤めると「長期」なのです。 前職の総合商社では同じ趣旨で「リフレッシュ休暇」なるものがあり、こちらは10年勤めて5日間の休暇だったっけな?)
梅田望夫さんが現在、自主サバティカル中ですね→『知的生産のプロとしての「サバティカル」の決意』。
サバティカルはだいたい2, 3ヵ月くらいの期間なのですが、過ごし方としては長期旅行する人もいますが、普段忙しくて集中してできない習い事・スクールに行くという人が結構多いです。
– 自分のルーツが中国なのに中国語がひと言も話せないということで、3ヵ月間北京に語学留学したMcKinseyシドニー勤務の中国系オーストラリア人
– パートタイムでNUS(シンガポール国立大学)の東南アジア学修士課程を受講していたが、修了するためにまとめてテストや講義を受講したBainシンガポール勤務の中国系シンガポール人
– Le Cordon Bleuロンドンでフランス料理を習得したBarclays銀行ロンドン勤務のブラジル人
Crowded & Discovered
先週後半から週末にかけて、ロンドンから友達P(ブラジル人、INSEADクラスメイト)が出張で来ています。 MBAプログラム中は膨大な量の勉強・遊びをこなしながら就職活動をするので常にハイの状態で自分を見失う人・周りに流される人が続出するのですが、彼は入学前から卒業後及び最終キャリアの目標を明確に知っており、決してブレず流されず最も地に足のついた1人でした。
卒業後も着々と好きな仕事をしていて尊敬しています。 彼と久しぶりに会って話すと、単に「最近どうしてる?」ってだけでなく、いつも本質的な話になるので会うのが本当に楽しみな友人の1人(前回シンガポールに来たときは、「シンガポールってゲーテッド・コミュニティーだよね?」という話になった→『Gated Country – 囲われた国』)。
今回もいろいろ話したのですが、「インターネットと格安エアラインが、どれだけ地球上の僻地へのアクセスを容易にしたか」という話が面白かったです。
今年1月に行った南インドのラクシャディープ諸島(→『”20年前のモルジブ”』)。 バックパッカーご用達のLonely Planetの小さなセクションに「20年前のモルジブ」とあるのを見つけて「いいところに違いない!」と直感。 ネットで旅行者の日記やレビューを読んで、インドの格安エアラインKingfisherを乗り継いで行きました。 ネットも格安エアラインも発達していない15年前であれば、私たちのような普通の旅行者が家にいながら情報を手に入れ気軽に行けなかった場所です。
ジャカルタのテロに思う
今朝ジャカルタのリッツ・カールトンとJWマリオットで爆弾テロがありました。 JWマリオットは夫の同僚が先週まで出張で泊まっていたホテルで、夫も時々出張で使います。
インドネシアは最近ユドヨノ大統領が選挙で再選を決め、政治が安定してきたのではないかと楽観的な空気が広がっていた矢先の出来事。 こんな形で無茶苦茶にされて一般のインドネシア人はさぞかし悔しいだろうなー 亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
政情不安定な国は、選挙前は何が起こるかわからないほど危険な状態になるのです。
私が1月に南インドでのホリデーで行ったアラビア海の宝石、ラクシャディープ諸島(→『”20年前のモルジブ”』)。 ちょうどインド共和国記念日だったこの日、昼間のことしかブログには書いてませんが、夜7:00から開かれる村人たちのお祭りにも招かれたので、出かけようとしたときのこと。
私たちは歌い踊るお祭りだと誘われたのですが、実はインドは選挙を控えており、国民会議派(だったかインド人民党だったか)の政治集会が開かれる予定だったのです。
泊まっていたリゾートのマネージャーに「夜中、何千人のイスラム教徒の村人の中にキミたち外国人2人だけ。 ただでさえ興奮する政治集会、何が起こっても不思議はない。 キミたちは気が狂っているのか?」とものすごい勢いで怒られました。
政治が人々の日常生活に支障を与えるほど混乱する状況、その舞台となる選挙。
無知な外国人である私たちは何もわかっていませんでした。 他人にあんなに怒られたのは久しぶりですが、マネージャーには感謝してます。
どうすればプレゼンは上手くなるのか・・・
一昨日Singtel(シンガポールNo.1携帯事業者)、昨日Salesforce.com(米クラウドコンピューティングトップ企業)と続けてイベントに参加してきました。 参加者400-700人くらいと似たような規模、両方とも新サービスの発表と似たような目的だったのですが、Singtelに比べSalesforce.comのプレゼンの上手さに感心、2日続いたので余計そう思ったのでしょうが。
今まで数多く企業のプレゼンを見てきましたが、正直上手い人は10%以下(はい、自分のことは完全に棚にあげています)。 700人どころか50人以上の前でプレゼンしたことないし)。
よく「アメリカ人はプレゼンが上手い」と言う人がいますが、アメリカ人でも下手な人はたくさんいて(自分のことは棚にあげておいて、笑)、ただ上手い人は抜群にズバ抜けて上手い。 特に、ベンチャーキャピタリストなどの前で、(企業が)生きるか死ぬかのプレゼンをしつくしてきた、急成長テクノロジー企業のトップの人は本当に上手いなー、と感心しきり。
Salesforce.comのイベントでは、President & Chief Adoption OfficerのPolly Somner(女性)も非常に上手かったのですが、Chief Marketing OfficerのKendall Collinsのプロダクト・デモ(ライブ)が圧倒的に楽しめました。 若いなー、と思って帰ってLinkedInで調べたら、やっぱり30代半ばでした。 こんな人です、プレゼンじゃなくてインタビュー(→YouTube : Kendall Collins, Salesforce.com)
多民族共生の実験場
私は「民族紛争」に昔から非常に興味がありました。 大学の卒論では当時最も複雑な民族紛争と思われたユーゴスラビア内戦前の状況を分析したくらい。
興味がある理由は長くなるのでやめておきますが、当然のことながら新疆ウイグル自治区で先週起った暴動もずっとニュースを追っているのですが、やはり本当は何が起ったのか、なぜ起ったのか、まさに事件が起っている瞬間ってわからないものですねー ナシームも『ブラック・スワン』でさかんに「頭上で起っている戦争のことは誰もわからない」、そして歴史は「発生した事実を、後から振り返って、ある文脈で解釈すること」であり、常に後講釈による歪みや曲解を生むと言ってましたが、そうなんだと思います。
そして、多民族国家でありながら民族間の緊張はほとんどない国を造り上げたシンガポール政府を改めてすごいなー、と思います(「ほとんどない」であり、個人レベルでは偏見・敵意いろいろあるだろうとは思う)。
中国系住人が多かったシンガポールは1965年、マレー人優遇を進めるマレーシア(*1)から追い出されるように分離独立しました。 多民族融和が国家存亡の肝になることを認識したリー・クアンユーが行った政策のひとつが、民族別の居住エリアを作らせないこと(初代首相であり現Minister Mentorであるリー・クアンユーは非常に尊敬されており、彼の伝記本は今でも数多く書店に山積みにされています)。 具体的には国民に安価な住宅を供給することを目的に建設したHDB(公団、今はシンガポール人の8割以上が住む)に、民族ごと(中国系、インド系、マレー系)に(人口上の民族構成に従い)入居の割合上限が決められています。
*1・・・2週間前の6月30日、マレーシアが上場企業のブミプトラ権益(マレー人優遇政策)規定を撤廃しました。 極めて大きな出来事。
マレーシアナビ!:上場企業のブミプトラ権益規定を撤廃
頑張れ、33歳市長!
世間は都議選の結果の方がホットな話題かもしれませんが、奈良で33歳の市長(仲川げん氏)が誕生しましたね!
私と同学年ではないか、全然知らない人だけど小学校どこだろー?(笑)
小学校の初めの3年間と中学3年の2学期と3学期しか奈良の学校に通っていないので、奈良には友達もほとんどいないのですが、今でも両親は住んでいるので、故郷は故郷。 変革が起きるのはいいことです。
最近密かにショックを受けていた統計があります。
三菱総合研究所:35歳の実態 ~35歳1万人調査より~
で判明した数々の数字。

今の30 – 34歳は世帯所得、男性(個人)の所得、ともに10年前に比べて、こんなに減っているのです、そして将来生活がよくなるという希望も持っていない。
他にも「35歳の女性が持っている子どもの数の平均は0.86人だが、理想の子どもの数は2人または3人と答える人が85.9%。 理想の子どもの数を持たない理由は経済的な不安」など、恐ろしい現実を表した数字がざくざくと・・・
Blastbeat – 高校生の音楽ビジネスプロジェクト
ブログを通して知り合ったAKさん(英オックスフォードMBA留学中)が、とある社会事業プログラムに関わっているのでお知らせ。
Blastbeatというアイルランド発の高校生向け社会事業プログラム。
高校生が「ロックコンサートの企画・運営」を通じてビジネスとは何かを学び、利益の一部を慈善事業に還元することで社会問題への気づきを促すもの。 創業者のRobert Stephensonは若者に音楽ビジネスを起業させて無気力や非行の解決に取り組もうと立ち上げました。 アイルランドで大成功を収めた後、南アフリカ、イギリス、アメリカに展開しています。
百聞は一見にしかず。 この南アフリカの高校生の姿を見てみてください(→こちら)。 ほとんどアフリカ語で何を言ってるかわかりませんが、興奮と情熱が伝わってきます。