心地よい刺激のシャワー

ブログによるレバレッジで素敵な人に出会えたシリーズ第2弾。
以前からブログを通して仲良くなっていた、SF帰りのlat37nさんが、ブログ友達のライフネット岩瀬さんBlastbeatAKさんとの飲み会を企画してくれ、岩瀬さんがさらに『はじめての課長の教科書』酒井穣さんを誘い、酒井さんが、日本で「大人の学び」の第一人者である東大准教授の中原淳さんを誘い、何だかすごい人たちの集まりになってしまった月曜の夜(岩瀬さんは風邪で欠席)。
酒井さんはNED-WLTという匿名ブログをされていたときからファンで念願の初対面。
以下、刺激的なひとときの中で思ったことです。
1. 日本の同年代がすごいぞ。
私を含めた上記6人はほぼ同年代(酒井さんがちょっと上)。 私たちはいわゆる「ロスト・ジェネレーション」と呼ばれる世代で(私自身は「失われた」とは思っていないので、この言葉が好きではない)、ちっとも日の目を見ていない世代です(なお、景気の浮き沈みは経済活動において不可避であるが、新卒一括採用・年功序列・硬直した労働市場・長期経済低迷など日本特有の事情でこれほどまでに世代格差が広がった例は他先進国には見当たらない)。
私の非日本人友達のほとんどはINSEAD同級生なので、国籍も住む場所もさまざまながら同年代・同学歴・類似バックグラウンドですが、彼らと比較しても、上記諸氏の専門知識・洞察力・世界観・問題意識などは卓越しているように思えました。
それぞれ本を出版し始めるなど世の中にも影響力を及ぼし始め、(自分のことを棚に上げ人ごとのように言うのも何ですが)「全然、世界の同年代に負けてないなー」と感動。 全員、海外経験があるので、世界のレベルを知った上で日本に活躍の場所を求めたことからくる自信もあるのかもしれません。

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ブログ・レバレッジ

昨日、日本からシンガポールに帰ってきました。
初めにお詫び。
先日のブログに「緊急事態発生」と書いたきり、1週間ほど家族で信州の山奥の秘湯旅館(携帯電話は圏外・インターネットなし・「国際電話は麓の村に行ってくれ」と言われた)にいたので、ご心配のメールを頂いた方に返信ができず申し訳ありませんでした。 せっかくオフ会参加を希望してくださった方にも一人ずつお返事できず申し訳ありません。 予定を変更しての帰国は私の健康問題ではなくピンピンしていますのでご安心ください。
信州旅行後、実質2日半ほどの東京滞在は駆け足でしたが、ブログのおかげで以前はお会いすることが想像もできなかった人とお会いすることができました。
第1弾は、ビジネス書のカリスマ本田直之さん。 ブログやってよかった~、まさにブログ・レバレッジ。
本田さんは去年の暮れに突然「面白いブログですね」とメールを頂き、シンガポール在住のビジネス本著者である嶋津さんをご紹介頂いたり(→『達人の人脈術と感情術に学ぶ』)、非常に気さくな方なのですが、今回帰国が重なったので東京で念願の対面ランチ。
サーファーらしくこんがりと焼けた姿が、大雨の東京にあまり似合わず(笑)、カッコよかったです(←すっかりミーハー。 私、カッコいい人と話すと緊張するのである)。
いろいろブログの話やらして、アドバイスも頂いて、最新著の『意思決定力』まで頂戴しました。 本田さん、ありがとうございます!

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第2回 世界級ライフスタイルをつくる会@東京

いつものことながら突然ですが、明日から日本に行きます。
今回の滞在は長く、大阪で友達の結婚式に出て、実家でのんびりして、両親 + 夫というメンツで6日間旅行して、10月最終週に東京でぶらぶら買い物です。
せっかくなので、前回に引き続きオフ会します。
10月28日(水) 19:00から 都内某所
第1回の様子はこちらをどうぞ。
東京オフ会といえば、前回の参加者が私抜きで、2回3回・・・と開催するのが定例化し今月は第8回だそうですが、10月28日(水)は一緒にしてしまうと大人数になってしまうので、初めての方優先です。 第1回の流れの方は、別の日に設定しています(→第1回の方、名前が一緒でややこしくてすみません、「ウラ会」とか適当に名づけてください)。
参加ご希望の方は、このエントリーへのコメントかCONTACTページからのメッセージでお知らせください。
その1 : 何人のご希望があるかわかりませんが、大変申し訳ありませんが、できるだけ話しやすくするため最大15名程度に致します(先着 & 幹事 & 以前からコメントなどで交流ある方優先)。 この人数でも全員と話せる人数ではありませんが・・・ 締め切った場合はこちらのページで通知しますのでご了承ください。
その2 : 日本にいる間、バタバタと動き回っているので、会場予約・当日集金などを行ってくださる幹事を1, 2名募集します。 ぜひ、その旨お知らせください。
お会いできる方、楽しみにしております!

たくさんの方にご希望頂きありがとうございました。
すでに日本に来ているのですが、緊急事態が発生し、10月最終週の予定は大幅に短縮してシンガポールへ帰ることになりました。
楽しみにして頂いた皆様には大変申し訳ないのですが(そして、私もとても楽しみにしていたのですが)、本オフ会はキャンセルとさせて頂きます。 申し訳ありません。
また次回お会いできることを楽しみにしております。


国を出る企業と追う税務当局

『お金持ちが逃げてしまう国』というエントリーに、

私は常々、日本に住む日本人にとって一番恐ろしいシナリオは、日本という国(の制度)を見捨てた日本企業が外へ出ていってしまうことだと思っていました。

と書いたら、

本気で日本を出ていく気概のある日本の大企業ってどのくらいあるだろう。。。か。

というコメントをもらいました。 へーーー、あんまりいないのか・・・
FT (= Financial Times)で、税金の高い国を出る企業と、追う税務当局の記事を読んだのでご紹介(FTは無料登録すると月10本の記事まで読める、それ以上は有料)。 以下、記事の要約。

KPMGが行ったイギリスの大企業50社への調査によると、企業の税法上の本社をイギリス国外へ移そうと検討している企業は2007年の6%から2008年には14%に上昇した。
税金が企業活動を行う場所の選択に影響を与えると回答した企業は2007年の26%から2008年には22%と、不況の影響でわずかに減少したものの、無視できない割合の企業が税金に敏感である。
イギリスの法人税制はフランス、ドイツ、米国などに比べると競争力があるが、アイルランド、オランダ、ルクセンブルクに比べると劣り、これらの国は魅力的な税制で海外からの投資を呼び込んでいる。
(FT : More big companies consider UK tax exodus(2009年1月25日))

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It is difficult…

日本企業や日本人と仕事をすることがすっかりなくなってしまってから久しいですが、たまたまクライアントのオーストラリア企業が在シンガポールの日系メガバンクと話したいというので、アドバイザーとして同行しました。
クライアント側:全員アングロサクソン系 + 私
日系メガバンク:全員日本人
内容は詳しくは書けませんが、クライアント側からのある取引打診(融資ではない)だったのですが、会議開始後10分で(日本人の私にすれば)銀行から色良い返事はない、とわかる内容のものでした。
銀行側は「(クライアントの条件であれば)It is difficult…」を連発し、理由を述べます。 クライアントは「では、どうすれば可能なのか?」と何度も食い下がります。
本当に、日本人の私から見れば、かなりクリアなNOだったのですが、何度も同種のやり取りがあった後、面談は30分を過ぎてお開きとなりました。
面談が終わった後、クライアントに「日本人の”It is difficult.”は”It is impossible.”の意味だから」と伝えたところ、心底驚いていた様子。 やはり全然通じてなかったか・・・

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日本人女性のステレオタイプ in シンガポール

渡辺千賀さんの『アジア人女性のステレオタイプ in アメリカ』(=頭が良くてセクシー)を読みながら、「アジア人が多いのに、そんな単純でいいのか、アメリカよ」と思ってしまいました。
シンガポールはアジアなので、さすがにステレオタイプはもう少し国別に細分化されています。
そこで今回は「日本人女性のステレオタイプ」。
なお、ほとんど個人的な経験に基づいております・・・
まず、シンガポール人男性が日本人女性に対して持ってる幻想は「夫のために、めちゃくちゃ尽くす妻」です。
専業主婦で夫・子供のためにいっさいの家事を一人でこなし、ひたすら尽くす妻像・・・
私の夫の会社の後輩(シンガポール人)は、私が働いていて夫も家事をすることを聞いて驚愕したらしい。 いったいどんなテレビ見て育ったんだ・・・
その中でも私たちが「スリッパの謎」と呼んでいるものがあります。
これは私ではなく、夫がしょっちゅう聞かれる質問なのですが「日本人の奥さんは、夫が帰ってきたら玄関にスリッパを揃えて差し出すのか?」というもの。
夫は今まで5, 6回聞かれてるんじゃなかろうか?(私たちの結婚式で余興の司会をやった中国系マレーシア人には余興のネタにまでされた)
「スリッパの謎」の出所がわからずググったら台湾に住まれている方も聞かれるらしいので(→日本人の奥さんと台湾人の旦那さん )、アジアに広く出回っている風説と推察されます。
どうせアジアで大ヒットしたドラマかなんかの影響なんだろうけど、「おしん」と「星の金貨」しか思い浮かばない。 そんなストーリーなんでしたっけ???

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読む価値のあるメディア

ついにキタ。
The Economistからウェブサイトの有料化方針についてメールがきました。
最近忙しいので、じっくり読む活字メディアはThe Economistだけになってしまっているのですが、今はウェブサイトで過去1年分の記事が最新号も含め無料で読めます。
The Economistの素晴らしさはこちら→『The Economistを読もう!』
私が普段読むメディアはこちら→『私の情報ソース』
記事全文がオンラインで公開されているため、私もブログで引用しやすく助かっていたのですが、「最新号が無料で読めるって随分太っ腹だなー」と思っていたところ、やはり最新号は購読者のみアクセスできるようにするなど制限の流れ。
私は購読者なので影響はないのですが、今までオンラインで読んでいた人には影響ありますねー
英米の新聞メディアは、目玉の解説記事や寄稿も含めオンラインで全面的に無料のところが多いです。 ところが、昨年以来の不景気と広告収入減少の影響がメディア業界を直撃しており、ルパート・マードックのニューズ・コープが傘下の新聞(Wall Street Journalなど)を年内に有料化すると発表するなど、英米新聞業界は無料と有料の間を揺れ動いているようです(参考:小林恭子の英国メディア・ウォッチ)。

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ポートフォリオのひとつとしての社会貢献 – 2

阪神・淡路大震災でボランティア・トラウマになってしまった昨日の続き。
大きな自己犠牲を伴わなくても社会貢献できる、ビジネスと社会貢献は両立する、ことが本当に腹に落ちるようになってきたのは、ごく最近のことです。
それはCSR(企業の社会的責任)という言葉が徐々に浸透し、実際に利益をあげることと社会貢献を両立している企業が出てきて、マザーハウスのように「企業が社会に貢献するなんて当たり前でしょ?」という会社が出てきて・・・
そんな背景の中で緩やかに、でしたが、「おっ、これは!」とピンときた出来事がありました。
今年の初め、めちゃ暗かったときのこと(→当時のことはこちら)、私の両親と夫の両親が揃ってシンガポールにやってきました(→写真)。 私の親はこういう時、そっとしておいてくれるのですが、夫の両親はめちゃくちゃ聞いてくるのですねー(苦笑)。
義父はオーストラリアの企業のCEOを歴任(日本企業のトップは生え抜きの傾向が強いが、欧米は経営者人材の雇用市場がある)、一線から退いた後はエグゼクティブ・コーチに転身していたので、義父から「一度、僕のコーチングを受けてみないか?」とのオファーがありました。
暗かった私は乗り気ではなかったのですが、夫の勧めもあり(彼もシンガポールで転職活動中受けたらしい)、近所のカフェで受けることにしました。

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ポートフォリオのひとつとしての社会貢献 – 1

最近、台湾、南太平洋、フィリピン、インドネシア(スマトラ)、インド南部と大災害が続きますね・・・
昨日のToastmastersではマニラ出身のフィリピン人が大洪水の惨状をプレゼンし、ヘイズごときで騒いでいるシンガポール(→『国境を越えた大気汚染』)に住める幸せをみんなで噛みしめました。
阪神・淡路大震災の起った1995年はボランティア元年と呼ばれていますが、私にとってはボランティア・トラウマ元年です。
1月17日未明、ただごとではない揺れに私も飛び起きましたが、あの揺れは奈良では震度4でした(神戸:震度7、大阪:震度6、京都:震度5、なのでどれだけ直下型であったかがわかります)。 家の中のものが落ちたり植木が倒れたりはしたものの、揺れがおさまり再び眠りに落ちた私。
当時、お気楽な大学1年生。 起きると家族はとっくに出かけており、テレビも見ず、友達と待ち合わせていた大学(京都)に向かいました(奈良ー京都間の電車は動いていた。 神戸はもちろんのこと奈良ー大阪間、大阪ー京都間は全日不通、というのは後から知った)。 待ち合わせていた友達(神戸在住)がいつまで経っても来ない、当時は携帯もない、おかしいなーと思いながら入った大学の食堂のテレビで初めてあの朝起ったことを知りました。

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国のセルフイメージ

countries_self_image.jpg昨日のyahooニュースになってたので知ってる人も多いと思いますが、すごい調査結果が出てましたね。
自国のセルフイメージ(信頼と賞賛)が調査国中、最も高い国はオーストラリア、最も低い国が日本という上記結果。
The Economist : National pride
これ見たとき、私は「日本人はやっぱり自分の国のことを誇りに思ってないのか〜」・・・とは思わなかった。
それどころか、日本人ほど「日本人論」が好きな国民もいない、よっぽど自国が好きじゃないとできないよね・・・と思っている。

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