Category Archives: 海外に住む
両親が今年の夏はスペイン旅行を計画中だそうで、こんなことを聞いてきました。
スペイン(マドリッドとバルセロナ)は街を歩いても安全か?
パスポートはホテルのセーフティ・ボックスに預けるべきか、それとも自分で持ち歩くべきか?
持ち歩くのであれば、マネーベルトは必要か? カバンでもいいか?
うーーーん、そんなこと聞かれてもねー
It depends… ケース・バイ・ケース。 普通に注意していれば大丈夫だけど、普通の注意は必要・・・
背景説明をすると、母親が英語ができることもあり、毎年夫婦でヨーロッパや息子・娘が住んでいる国に自分たちで出かけ航空券・宿の手配など含め個人旅行をこなすほどの旅能力はあります。 あの年代にすればかなりある方だと思う。
それでも旅先で危険をわざわざ冒す価値はないし、親なので上記のような歯切れの悪い回答に。
で、「普通の注意」の部分をもう少し丁寧に説明すると、
– どこの街にも治安の悪い地域はあるので、事前に調べてそういう地域には行かない
– 歩いているうちに「何か雰囲気悪いなー?」と思う通りに入ってしまったら(昼間から何もしていない目つきの悪い人たちがたまってる、ゴミや落書きなどで通りが荒れている、etc.)、遠回りになってもいいので引き返す
– 人ごみの多い場所では、カバンを前に抱えて持つ
– 夜、遅くなり知らない場所を歩くはめになったら歩くのではなくレストランでタクシーを拾ってもらう
etc. etc. そういうことですが、一番大事なのは五感をフルに働かせて「あっ、ここdodgyだな(*1 )」と思ったら、素早くその状況から去ることでしょう。
*1・・・dodgy 1. 危険な、危なっかしい、2. 巧妙な、ごまかしの、ペテンの(アルクより)
非常によく使う口語です。
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土曜に、ミュージカル”CATS”を見に行ってきました。 ロンドンなどで公演経験のあるダンサーからなるツアーカンパニーがシンガポールで1ヵ月間だけ公演しているのです。
“CATS”は中学1年のときに生まれて初めて見たミュージカル。 13歳の目には、ダンス、歌、衣装、ステージ構成すべてが感激の嵐で、親にCDを買ってもらい歌詞を暗記するまで歌い、おこづかいを貯めてもう1度見に行きました(13歳が1万円を貯めるのは大変なのである)。 劇団四季に入りたいとまで思ったけど、主演キャストのプロフィールを見ると「4歳からクラシックバレエを始め・・・」とあったので、「9年遅かった」と思いあきらめたっけ。
それ以来、ロンドンとモスクワでも見たので今回が5度目。
ロンドンのウエストエンドもニューヨークのブロードウェイも公演が終わって、もう生で見ることはないと思っていた。
久しぶりだったので、猫の名前を忘れてしまっていたけれど、これは24匹の猫の名前を全部覚えて細かい芸も楽しむミュージカルでしたね、忘れていた。 初めて見たときは、ミストフェリーズのダンス(当時見たのは加藤敬二さん)にとにかく開いた口がふさがりませんでしたが、今回はマキャヴィティの歌を歌うセクシーキャットがお気に入りでした。
劇団四季のキャッツに関してはこのサイトがマニアすぎ。
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先週後半からこの週末まで、日本から私の両親が、オーストラリアから夫の両親が来ていました。
「タイミングを合わせて来たらいいんじゃない?」というのはもともと私たちの提案だったのですが、さすがに普段の生活のスケジュールに加えて、2組の両親を、それぞれと個別の時間を持ちつつ一緒のアクティビティーも計画する、というのは大変でした。
2組ともそれぞに国に帰り、夫と私はぐったり・・・
いや、去年はクリスマスもお正月も帰らなかったので、わざわざ会いに来てくれたのは非常にありがたかったし、タイミングを合わせたので両家が仲良くなる機会も持てて一石二鳥だったんですが。
所感ひとつめ。
私たちは国際結婚なので、第3国に住むという選択肢を結構気に入っています。
理由は2人とも自分の国、相手の国、住んでいる国が違うのでそれぞれを客観的に見られるため。 シンガポールは東京から7時間、メルボルンからも7時間、という戦略的立地にあり(だから選んだ訳ではなく、たまたま相手が住んでいたところに、とりあえず私が移住しただけだけど)、立地としては便利で気に入っています。
でも海外に長期間住む場合、気になるのはやはり親のこと。
帰るのに時間もお金もかかるし、それぞれの国が全然違う方向にあるので、1回で2箇所の実家に回れないし、長期休暇は旅行も行きたいし・・・ なかなか全てを満足させるのは至難の業なのです。
思いついたときに帰れるように時間もお金も自由がきく仕事をしたいのですが、まだまだ長期計画の途中だし。
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夫が面白いことに気づきました。
各国の移民政策は、政府の中のどの省庁が査証発行など管理業務を行っているか見れば類推できる。
考えてみれば当たり前なのですが、「外交」「国防」など専門の省庁が設立され、明らかに分類に迷いがない分野に比べ、「移民」は実にバラエティ豊かな省庁が扱っています(下記、内容に誤りがある場合はぜひ訂正ください)。
まずは移民の国、アメリカ。
Department of Homeland Security(国土安全保障省)・・・9・11後テロリストの攻撃と自然災害から国土の安全を守るために国内組織を統合し創設された組織。 移民の管轄機関は司法省から国土安全保障省に移されました。
Land of Opportunityに夢をふくらませる人にとっては、”Homeland Security”とは萎える名称です。
同じく移民の国、オーストラリア。
Department of Immigration and Citizenship(移民・市民権省)・・・さすが、専門の省庁が設けられています。
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先週は1週間ロンドンからブラジル人の友人が出張できていたので、何度か一緒にご飯を食べに行きました。
シンガポール在住の友人(フランス人、イスラエル人、アメリカ人、ドイツ人、シンガポール人)に夫(オーストラリア人)と私(日本人)で集まると、アフリカ大陸以外の全ての大陸出身者が一同に会したことになり、そのdiverseなメンバーで同じ話題で盛り上がる、それぞれの視点から会話に参加する、私が一番INSEADに行ってよかったなー、と思う瞬間です(→『世界一国際色豊かなMBA』)。
その中で盛り上がったのが、今後世界ではどんどんGated Communityが増えていくのだろうか?という話題。 Gated Communityとは、ゲートや塀を設けるなどして住民以外の敷地内への出入りを制限することで通過交通の流入を防ぎ、防犯性を向上させた住宅地のことで、アメリカでは富裕層が住むのはもはや常識。 ところが、ブラジルではアメリカを上回る勢いで急速にGated Communityが増えているのだそう。
Wikipedia : ゲーテッドコミュニティー
ブラジルの都市部の治安の悪さを考えると納得。 経済成長に伴い増えてきた新興富裕層がどんどんGated Community内に引っ越しているのだそう。 大きなものになると中にスーパーはもちろんのこと学校まであるので、外に出ずにすべての用を済ませることができ、空港や駅などゲートの外の主要ポイントにはセキュリティに守られたシャトルバスが出るらしい。 庭師やメイドなどはゲートの外の世界から通い、門ではIDを見せ厳しいセキュリティチェックが行われます。
「外の世界の嫌なことからは目をそむけ、外の労働力を利用しながらゲートの世界にこもる生活はどうなんだろうねー、気持ちはわかるけど・・・」と皆で話していたときに、私が最近薄々と思っていたことをぶつけてみました。
「でもさ、シンガポールって国全体がGated Communityみたいじゃん」
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ふと目に止まったこのニュース。
HSBCが世界中の2,155人のExpats(駐在員)を対象に行った調査結果です。
HSBC Bank International conducts the world’s largest expat survey…
調査対象者の国籍が明らかにされていないのですが欧米多国籍企業勤務の人だと思われるので、日本人が駐在する場合に重視される「日本食材が手に入りやすいか?」とか(私だけ?)は反映されていないのですが、独断と偏見でハイライトを引用してみました。
母国を離れて海外で生活する上で重視するのは子育て環境ではないかと思います(→Offshore Offspring)。
子供が屋外で過ごす時間が増えたと回答したのが、トップから順に
1. オーストラリア、2. スペイン、3. フランス
オーストラリアが「アウトドア大国」の名に恥じないトップの座につきました。
なお、ワーストは、
1. インド、2. 香港、3. UAE
遊ぶ場所がない、暑すぎて外に出られない、っていうところでしょうか?
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昨日の夜遅くに上海・北京の旅から帰ってきました。 最終日の万里の長城が見事に晴天で、日焼け止めを持って行かなかったため、顔が雪焼けのように腫れ上がっています。
上海・北京でお世話になった皆様、ありがとうございました。
私が中国に行こうと思ったきっかけは華僑の国に住み、華僑に興味を持ったためですが、中国で出会った(街であいさつしたとかいうレベルではなく、友人に連れて行ってもらった飲み会・イベントなどで話をした)人々も、台湾人、香港人、台湾系アメリカ人、香港系オーストラリア人、シンガポール人、中華系マレーシア人・・・華僑ばっかり。
私は中国語ができないので、英語でのコミュニケーションに限られてしまったのですが、上海生まれの上海育ち、今は上海で欧米系高級ブランドの戦略チームに属し、さぞかし上海でハッピーかと思われた友人も「娘のためにシンガポール移住を考えている」とかで娘さんはシンガポール人候補。
よくあちこちと動き回り、そしてよく自分たちだけで集う人たちである・・・
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北京滞在のハイライト。 以前書いたとおり、『北京メディアウォッチ』のフリーライターしゃおりんさんが、中国をこよなく愛する北京在住日本人6人を集めて貴州料理のお鍋を囲む会を開いてくださいました。
全員が全員、ついたり離れたりしながら10年以上の中国との縁がある方ばかり。 もちろん北京語(Mandarin)はペラペラ、普段はどっぷりと地元密着で仕事・生活をされています。 今でこそ「普通に住めるようになった」と私の友人たちも移住する北京ですが、今の中国でキャリアを積める可能性を得てやってきた、「渡り鳥」的な友人たちと異なり(→『華僑の移住モデル』参照)、中国に対する熱い思いを何年にも渡って秘めて移住してこられた方ばかりでした。
私も驚いた1人ですが、皆さんも心を痛めていたこのニュース。 一般的な日本人の対中感情は一向によくなりませんねー
毎日jp : 外交世論調査:「日米関係良好」最低の68.9% 内閣府
日中関係では、中国に「親しみを感じない」と答えた人が3.1ポイント増の66.6%。 「親しみを感じる」は2.2ポイント減の31.8%で過去最低に落ち込んだ。
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先週の予告通り、一昨日から上海にいます。
全体的な感想は旅が終わってからにするとして、今回の旅で再会した友人たちの話を。
私は上海・北京に多くの友人(ほぼ全員INSEAD同級生)がいますが、大きく2つのグループに分かれます。
- 中国にチャンスを見出して移住し、自分でビジネスをしている欧米人(→『果たしてヤジ馬なのか歴史の証人なのか』で書いたような人たち)
- 幼少期に香港・台湾から家族ともども北米・オーストラリアに移住し、欧米で教育・キャリアを積んだ後、過去5年以内に上海・北京に移ってきた(香港・台湾出身)中国人
上記2.に属する友人の家族の歴史は華僑の移住の歴史。
祖父母世代、親世代、本人世代、それぞれ時代によって理由は異なりますが、移住を繰り返しています。 迫害を逃れるためなど必要に迫られたものだったり、子供のより良い教育機会を求めるためなどopportunistic(機に乗じた)だったり、その時々でのベストな判断だったのでしょうが、とにかくそのたくましさと軽やかさは何度聞いても感動を覚えます。
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最近、目からうろこだった事実。
「南は寒い」
シンガポールは北緯1度15分、つまりほぼ赤道直下です。 気温は年がら年中25℃以上で、季節は「暑くて、たまに雨が降る」と「暑くて、よく雨が降る」の2種類しかありません。 一般的には前者を乾季、後者を雨季と呼びますが、相対的なもので、乾季でも雨は降ります。
今まで寒いところにばかり住んできたので(トロント、フランス・パリ郊外、モスクワ)、冬を経験しないのは今年が生まれて初めてな私。
街でいくらクリスマスツリーが飾られジングルベルの音楽が鳴ってようと寒くなければ、一向に盛り上がれない。
冬が恋しいので、
「いやー、やっぱり南にいると季節のメリハリがないから人間だらだらするよねー。 ほら、フランスだってイタリアだって経済的には南の方が遅れてるし、シンガポール人が頑張ったところで、やっぱりサービスがテキトーなのは気候のせいじゃないのー?」
とひと仕切り夫に愚痴っていると、夫の顔がいつの間にか「???」になっている。
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