先週後半からこの週末まで、日本から私の両親が、オーストラリアから夫の両親が来ていました。
「タイミングを合わせて来たらいいんじゃない?」というのはもともと私たちの提案だったのですが、さすがに普段の生活のスケジュールに加えて、2組の両親を、それぞれと個別の時間を持ちつつ一緒のアクティビティーも計画する、というのは大変でした。
2組ともそれぞに国に帰り、夫と私はぐったり・・・
いや、去年はクリスマスもお正月も帰らなかったので、わざわざ会いに来てくれたのは非常にありがたかったし、タイミングを合わせたので両家が仲良くなる機会も持てて一石二鳥だったんですが。
所感ひとつめ。
私たちは国際結婚なので、第3国に住むという選択肢を結構気に入っています。
理由は2人とも自分の国、相手の国、住んでいる国が違うのでそれぞれを客観的に見られるため。 シンガポールは東京から7時間、メルボルンからも7時間、という戦略的立地にあり(だから選んだ訳ではなく、たまたま相手が住んでいたところに、とりあえず私が移住しただけだけど)、立地としては便利で気に入っています。
でも海外に長期間住む場合、気になるのはやはり親のこと。
帰るのに時間もお金もかかるし、それぞれの国が全然違う方向にあるので、1回で2箇所の実家に回れないし、長期休暇は旅行も行きたいし・・・ なかなか全てを満足させるのは至難の業なのです。
思いついたときに帰れるように時間もお金も自由がきく仕事をしたいのですが、まだまだ長期計画の途中だし。
で、今回思ったのですが、自分たちが帰るだけでなく親に来てもらえばいいではないか!
私たちの親はもろベビーブーマー世代で、退職した直後なので時間はあり余っている。
土地が安かった頃にマイホームを建てているので大昔に家のローンも返済し終わり、金融危機前に退職しているので退職金も満額受領。 年金受給資格もあるのでお金の心配はなし。 加えて最近の60歳はやたらとエクササイズに励んでおり実に元気(夫の両親なんか今回、ベトナムに3週間のサイクリング旅行であった。 どんだけ元気なんだ・・・)。 海外旅行も慣れている。
今の(先進国の)30代は将来は不透明、お金はたいして持ってない。 休みもない、どころか職の保証もない。
発想を転換すれば、あまり良心の呵責を感じたりせずに、海外に住みやすくなるのではないか、という自分勝手な論理です。 あと10年くらいはこれで行けそうだ。
次、所感ふたつめ。
そうは言っても国には帰りたい。 そこで頼りになる(頼りにしたい)のはローコストキャリア(= LCC、格安航空会社)。 アジア内、ヨーロッパ内ともに発達しており、フランスに住んでいたときも今も随分お世話になっています。 アメリカではサウスウェスト航空が有名ですね。
日本ではジェットスターがオーストラリアに飛んでいるくらいで、アジア便が全然ないのはなんでだろう? 空港の発着枠が空いてない? 規制が強い?
ビジネス客(価格より日程の柔軟性重視)とツアー客(既存航空会社と旅行会社の関係が重要)が主流で、LCCで自由旅行しようという人が少ない?
理由はよくわかりませんが、日本発着のLCCが発達して移住先と結んでくれると随分帰りやすくなるのになー。
右は両家で仲良くシンガポール植物園でピクニックの図。
植物園は入園料無料で緑が目に眩しいほど多く、憩いの場としてお勧め。
園内のレストランも雰囲気がよくていいですが、ピクニックはお金もかからず、むせるように濃い熱帯の緑の匂いがクセになります。
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