Category Archives: 2. ビジネス・キャリア

現代建築の都ロンドン

ロンドンオリンピックがあっという間に幕を閉じました。
皮肉屋のイギリス人魂を鷲掴みにした開会式で一気に盛り上がり2週間駆け抜けたオリンピック、私の友達が”£9 billion well spent!”(2週間でよく1.2兆円使った!)とこれまたブラックなことを言ってましたが、ロンドン市民としては宴の後、£9 billion(約1.2兆円)の費用の効果は気になります。

それはともかく閉会式のトップにこのショーを持ってきたときに、すっかりお馴染みとなったこの景色はすっかりロンドンの顔になったんだなー、と思いました。

Continue reading


妊婦CEO誕生!

いやはや、たまげた、このニュース。
長く混迷している米Yahooの新トップにGoogle幹部のMarissa Mayerが就任。
NY Times : A Yahoo Search Calls Up a Chief From Google
TechCrunch : Longtime Google Exec Marissa Mayer Is Yahoo’s New CEO

Yahooはおそらく最もターンアラウンドが難しい大企業のひとつではないかと思うのですが、そのトップに37歳女性が就任、しかも妊娠中!(10月出産予定)
さすがのアメリカでもFortune 500企業のトップが在任中に妊娠・出産というのは初めてだそう。 まあ、妊娠できる年齢の女性が大企業トップに就くこと自体が超レアなケースなので当たり前と言えば当たり前ですが。

妊娠を理由に躊躇しなかった彼女もすごいし、それをモノともせずオファーを出したYahooのボードもすごい。

妊娠・出産を控えた女性がキャリアのブレーキを踏んでしまうことに対し、Facebook COOのSheryl Sandbergが「実際にその時(休まなければいけないとき)が来るまでアクセルを踏み続けて」と啓蒙し続けているので、今日はこの話題を機にそれを紹介。

ちなみに、

男性は成功すると人に好かれるのに対し(出世と好感度は比例)、女性は成功すると人に嫌われる(出世と好感度は逆比例)

というショッキングなデータがあるのですが、彼女は大企業トップなのにLikable(好かれやすい)な稀に見る女性。 たしかに、ヒラリー(クリントン)・メグ(ウィットマン)・カーリー(フィオリーナ)、etc. パワーウーマンは怖い人多いものね・・・(メグ・ウィットマンはINSEADにスピーカーとして来たときに実物の話を聞いたことあるけど、怖くなかったのでマスコミがつくりあげるイメージはかなり影響してると思われる)
Continue reading


当事者性と専門性 – 2

昨日の続き。

「日本人は専門性よりも当事者性(経験の有無)を重視する傾向にある」という話を企業経営という分野を例にとって。

当事者性と専門性再び昨日の図登場。
①・・・経営を「専門知識・スキル」として学び、そのような場も経験してきた人。 世界ではGEの幹部候補生育成塾は有名、国内でもユニクロの経営幹部育成計画は話題になりました。 これらは企業内で専門性と経験の両方をつけさせようとする試み。
②・・・経営を「専門知識・スキル」として学んだものの実地経験に欠ける人。 MBA(経営学修士)を取得したての若者がその典型。 彼らがその学位を活かして企業に入る場合は、通常その専門知識・スキルを活かしながら必要な経営経験を得られる場を求めます(以前書いたサムスンの戦略グループなど→『Samsungに見る黒船の効果と限界』)。
Continue reading


ブログ再開のきっかけ

Quipperという今大注目のベンチャーをご存知でしょうか?

2010年にロンドンで創業、モバイル上で学習コンテンツを提供するプラットフォームアプリの企業で、創業当初から狙う市場は世界、今年5月に日米英の投資家から£2.3MのシリーズA資金調達を行っています。

TechCrunch : DeNA共同創業者が立ち上げたQuipperは世界市場に向けたモバイルのeラーニング企業

ロンドンで創業、プロダクトは英語、メンバーも幹部は日本人が多いがイギリス人・メキシコ人・スリランカ人・ベネズエラ人など実に多国籍、インドにもチームがいて日・米・英から投資資金を集める・・・ 私が3年前に書いた『日本のベンチャーよ、世界を目指そう』

ベンチャーは失うものがないから初めから市場の規模が違う世界を目指せばいいのに

を地で行ってる会社です。

Continue reading


ロフトアパート・プロジェクト – 3

今日がシリーズ最終回、家具と素材について(『ロフトアパート・プロジェクト – 1』『 – 2』)。
Material_Board_Loft_Apartment.jpgこちらがマテリアル(素材)ボードです。 インテリアの印象を決めるのに重要な床材や壁紙・ファブリックなどをクライアントに見せるもの。
デザインプロセスと並行してマテリアルのサンプルを集める必要があり、いざ手元に取り寄せるとプランが変わったりイメージと異なったり、なかなか難しいプロセスです。

Continue reading


ロフトアパート・プロジェクト – 2

昨日は、AlexとCorrineのロフトアパートを形容する言葉が、

AIRY(広々とした、新鮮な空気に満ちた)、CLEAN(すっきりした)、NATURAL(自然な)、ROMANTIC(ロマンチックな)、CHILLED-OUT(ゆったり・まったりとした)

決まったところまででした。
今日は私がプレゼンした内容を載せますが、ポートフォリオ(作品集)用に編集したりしていないので、まだ粗いままです。 転載不可、質問などあればこちらからメールでお願いします。
こちらがイメージボード。
Image_Board_Loft_Apartment.jpg

Continue reading


ロフトアパート・プロジェクト – 1

学校で最初のロフトアパートのプロジェクト(4週間)が終わりました。 よく「どういうことしてるの?」と聞かれるのでアップしておきます。
学校はレクチャー(講義)を挟みながらプロジェクト形式で進みます。 実際のデザイナーの仕事と同じプロセスを経ながら必要な知識・スキルを学んでいくというもの。
ロフトアパートのプロジェクトは、私たちが使っているデザインスタジオ(北ロンドンの住宅街)のスペースをカップルが住むアパートにリノベートするという前提。
実際には、クライアントとのブリーフィング・ミーティングにおいてクライアントの機能的要件・生活スタイル・所有物・デザイン嗜好・予算などを細かくヒアリングするのですが、今回は仮想のクライアント。 カップルのうち1人は実在の人物を割り当てられるのでその人物のリサーチをし、後の条件などは自分で仮定します(機能的要件は箱の広さからある程度決まる)。
私のクライアントは英”Food & Travel”誌の編集長Alexと(ここからは仮定)彼のガールフレンドCorrine。

Continue reading


GENJIでSUSHIと未来を考えた

ロンドンでは”SUSHI”が本当にどこでも見られるようになりました。 今ではどこのスーパーでも売ってるし、サンドイッチ屋でも売ってる。 どこでも「見られる」だけで「食べられる」わけじゃないんだけどね・・・
大手サンドイッチチェーンのPret A Mangerの寿司はシャリがあまりにも機械で固められすぎて落下させたらはずむ、との報告まであります(笑、→『ロンドングルメ – 持ち帰り寿司食べ比べ、落ちても崩れぬ固さに絶句』)。
基本的に、世界のSUSHI業界は、少数の本物志向レストランと多数のなんちゃってSUSHIに分かれており、前者は日系、後者は中国・韓国など非日系が経営しているという人が多いと思います(農水省がスシ・ポリス設立してましたね・・・→『なんちゃって日本食レストラン』)。
今日はカリフォルニア・ロールなど寿司ではなくSUSHIとして知られるロール寿司で有名なGENJIをご紹介。 このアメリカではお馴染みの寿司テイクアウェイ・チェーンは日系で、イギリスのManaging Director(社長)を私の友だちYくん(INSEAD卒)がやっています。

Continue reading


The Interior Design School

学校が始まって1ヵ月経つのに学校のことを書いていませんでした。
私が毎日通っているのは北ロンドンにあるThe Interior Design Schoolのフルタイム・ディプロマコースです。 キャリアチェンジしたい人を対象とした、毎年16人限定の少人数コース。
ロンドンは建築・インテリアデザインのメッカ。 コースの数も多く、この学校に決めるのに二転三転しました(通学時間が1時間もかかるので当初は候補から外していた)。 最終的には、ロンドンで活躍する日本人インテリアデザイナー澤山さん(*1)の「卒業生のポートフォリオの質が一番高い」というコメントで決めました。
*1・・・デザインオフィスNSDAを立ち上げ、イギリスと日本をプロジェクトで行き来されてます(こういうライフスタイル理想!)。 こちらのご自宅におじゃましました、天井高が高くてとても素敵。
16人のクラスメイトの内訳。
男 4・女 12(うち子持ち 5)
イギリス人 6・イギリス人以外 10(フランス 2・アメリカ 2、以下は1人ずつ – カナダ・トルコ・モロッコ・ロシア・ポーランド・日本)
20代と30代が半々くらい

Continue reading


アルザスの夏の贈り物

1ヵ月くらい前の出来事ですがフランスから小包が届きました。
開けてみると、とーっても綺麗な色をした3種類のコンフィチュール。
『フランス仕込みのコンフィチュール』で紹介したコンフィチュール(フランス版ジャム)のWebショップ“Le fruit de l’aurore”をやっている友人がストラスブールからアルザス特産、夏の果物を詰め込み直送してくれたのでした(→こちらの商品)。 ありがとう!!!
彼女のジャムはそんじょそこらのジャムとはひと味違います。
果物そのものの味が活きてるのは当然として、爽やかだったり華やかだったり、口の中に入れた途端、口の中全体が「ぱっ!」って輝きます。
もともと不思議な組み合わせが多かったのに、「白桃×生姜」、「杏×はちみつ×ピスタチオ」、「いちじく×ラムレーズン」etc. 片っ端から試してみたくなる新商品が増えてる(現在販売中の商品はこちら)。
現在のお薦めはカクテル「モヒート(Mojito)」にヒントを得た「パイナップル×ラム酒×ライム×ミント」だそう。

Continue reading