Tag Archives: 英語

海外パーティーを乗り切って味方につけよう

一昨日の『「出たとこ勝負」力を磨くには』に、高校時代からの友人からコメントをもらいました。 彼女は学者で国際学会に出ることが多いのです。

「出たとこ勝負」と「初対面が苦手」は、国際学会(のパーティ)に行くたびに感じるなぁ。 発表よりパーティでの議論の方が緊張するかも・・・相手にしゃべらせて終わってしまったり。

私はずっと海外畑だったので、海外コンファレンスで同じ思いをしたことは何度もありますが、期間中だけ何とか乗り切れば終わる会議と異なり、留学中の初期のパーティーの方が辛かったかも。
montmelian.jpginseadは1年間(実質10ヵ月)という短いプログラムで、自分の同級生だけで400人(同時期に2学年在籍しているので合計800人)。 キャンパスはパリ南60kmの田舎町にあり、周辺に古城が点在しているため、2週間おきくらいに(写真のような)古城でパーティーが開かれました。
– グループプロジェクト(クラスで与えられ成績に結びつく課題)を組みたい相手か
– 短いキャンパスライフの貴重な時間を一緒に過ごしたい相手か
– 生涯の親友になれそうな相手か
まだ顔と名前も一致せず、お互いがお互いを短時間で品定めしているようで苦手だったなー、初めの頃のパーティー。 自分を引きずって無理矢理行ったけど。
あの1年間でだいぶ鍛えられたので、今日は「海外パーティーを乗り切って、しかも味方につける(目的を達する)術」です。 英語に関しては『口から英語がすらすらと出てくるテク』をご覧ください。

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初Toastmastersスピーチ

toastmasters.jpg以前『toastmasters@シンガポール』で入ります!と宣言したtoastmastersですが、ようやく先週初めてのスピーチを行いました。
Toastmasters Internationalという非営利団体が開発したパブリック・スピーキングやリーダーシップ・スキルの向上を目的としたプログラムを使い、全世界に広がるToastmasters Clubが各自に活動を行っています。
私が入っているクラブは月3回例会があり、毎回Table Topics(即興スピーチ)、Prepared Speech(準備スピーチ)、Prepared Speechへのフィードバックからなります。
Table Topics(即興スピーチ)への参加は自由、Prepared Speech(準備スピーチ)はテキストの1から10までのプロジェクトを順にこなしていくのです(10まで終わった人はAdvancedコースやLeadershipコースなどもあり)。
初スピーチはプロジェクト1の”The Icebreaker”(自己紹介)。
タイトルを「5、5,000、1/5」とし、「それぞれの数字が現す私」という形で話を組み立てたら思いのほか好評で、初なのにBest Prepared Speakerを受賞してしまいました(上手なスピーカーが時間制限で失格したからだけど)。

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Girls & ガールズ

TGC.jpg私は「girl(s)」、「ガールズ」という言葉が英語でも日本語でも苦手です(写真は東京ガールズコレクション)。
日本語の「ガールズ」は自分に対しても他人に対しても使わないし、使い方もよくわからないので(笑)、英語の「girl(s)」について。
1. いつまでgirl(s)と呼んでいいのか?
留学していたとき平均年齢28歳(下は25歳、上は35歳くらい)の集団だったのですが、”girl(s)”と呼ぶ & 呼ばれるのに抵抗があり、周りに何歳までなら”girl”なのか聞いてみました。 結果、答えはまちまち。
「結婚するまで女は何歳でもgirl」と断言した人もいれば、「30くらいじゃん?」「見かけ次第じゃない?」「精神年齢?」・・・etc.
なんとなくわかったのは、国によって違うのでは?ということ。 統計を取ったわけではないのですが、アメリカ人はよく言えば気が若い、悪く言えば子供っぽく、いつまで経ってもgirl(s)という言葉を使う傾向があるような。 次いでカナダ人、イギリス人、オーストラリア人など英語圏が続く。
その対極をなすのがフランス。 女性に話しかけるときは”mademoiselle”(英語のMiss)ではなく、”madame”(英語のMrs.)を使うべきであることは知られてますが、いい年した女性をgirl(s)と呼ぶことを失礼と感じるのかあまり使っていなかったような。
個人差があることは言うまでもありません。

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ドバイ・バッシングと英語での情報発信

久しぶりにJOIこと伊藤譲一さんのブログを見たら、二重の意味でタイムリーなエントリーを発見。
Joi Ito’s Web :ドバイに対するバッシングと「すり替えたがり傾向」について
何といつの間にかドバイに拠点を移していたJOIさんが最近のドバイバッシングとも言える記事(下にリンク)に対し、「今の風潮に合わせてドバイを叩いておこう」というジャーナリズムはいかがなものか?と疑問を呈したエントリー。
New York Times : Laid-Off Foreigners Flee as Dubai Spirals Down
Guardian : We need slaves to build monuments
The Independent : The dark side of Dubai
このNY Timesの記事というのが、ドバイで借金を抱えた外国人が空港に車を乗り捨てて国を逃げ出している(UAEでは借金を踏み倒したら実刑)、というもので、まさに夫や友人たちの間で「いやー、恐ろしいねー」と話題になっていた記事でした。
話は少し逸れますが、こちらのエントリーで紹介した『Ahead of the Curve: Two Years at Harvard Business School』という本にHBS(ハーバードビジネススクール)の卒業生のうち金融業界に進む人の割合とアメリカの株式市場には相関性があるという分析結果が紹介されています。

金融に進む人の割合が10%以下だと長期の買いシグナル、30%以上だと長期の売りシグナル。 HBSの2006年卒業生は42%が金融に進んだ。

かなり正確なシグナルだと思います、バブっているところに人もお金も集まるのである。
この箇所を読んで思い出したのが、INSEAD卒業生で卒業後ドバイに職を得た人が急上昇していたこと。 私は2004年卒でこのときはそうでもなかったのですが、2005年、2006年とまだ日本でドバイの「ド」の字も騒がれていなかった頃、ドバイに移る知人がどんどん増えていました。 「こりゃー、なんかあるなー」と思っていた2006年、出張でドバイに行く機会があったのですが、明らかにバブってました、すでに。
昨日はGoogle検索数が実態経済の予測指標になる話を書きましたが、ビジネススクールの卒業生就職先も先行指標になりそうです。

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英語以外のことばを学ぶ理由

朝日新聞に、英ケンブリッジ大学の学部生の入学基準は今まで「英語+英語以外の1言語」が必要だったのだが、今年から「英語以外の1言語」が除かれ、これからは「英語」だけでよい、とありました。 ケンブリッジ大学が廃止したことにより、これですべての英国の大学からこの基準が消えたとか。
University of Cambridge : Undergraduate Admissions : Entry requirements
理由は、非英語圏の英語人口が増加しているために、英語を母語とするイギリス人の間でわざわざ外国語を勉強しようとする人口が著しく減少しているから、とのこと。
わからんでもないですねー、外国語を勉強するモチベーションが上がらないのも。
でも、英語を母語とすることはもはやアドバンテージではなく、「え? 1ヵ国語しか話せないの?」と言われる世界になりつつあることは『Native English Speakerの危機』に書きました。
この入学基準論争を読んで思い出したのが、INSEADのこと。
私が行ったINSEADのMBAコースには”3 language requirement”なるものがあり、入学前に2ヵ国語、卒業までに3ヵ国語ができること、が条件です。
INSEAD – MBA – Languages

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口から英語がすらすらと出てくるテク

私の高校時代の友人がこちらのエントリーで紹介したサイマルアカデミーの英語コースに通い始めました。
彼女は大学病院の勤務医なので、当直あり休日出勤ありの激務なのですが、口だけで行動に結びつかない人が多い中、行動に起こして継続してるってだけですごいです。 継続は力なり、きっと上達するよ!!!
最近コースの終わりとして成績表とフィードバックがあったらしいのですが、スピーキングに関してAccuracy(正確さ)は高いもののFluency(流暢さ)がいまいちだった、とのことで「Fluencyアップのためにどうすればいいのか?」という質問を受けました。
「語学に王道なし」というと、話が終わってしまうので、ちょっとひねり出してみました。
1. 基礎力をつける

  • リスニングの量を増やす

大鉄則は「聞けないものは話せない、読めないものは書けない」です。
スピーキング練習の10倍の時間をリスニングに、ライティング練習の10倍の時間をリーディングに当てましょう。
“Fluency”という観点からは、以前も書いていますが、シャドーイングが効果的です。 英語のリズム、アクセント、イントネーションを身につけるのに、これ以上いい方法を私は知りません。

  • 意見を持つ

上記の私の友人も「質問されたときに、そもそも意見がないから答えられないっていうのもある」と言っていましたが、日本人以外の人々は驚くほど強い意見を持っている人が多いです。
友人のシンガポール人も「環境」「自由主義・保護主義」あたりの政治見解になると、話しながらどんどんエキサイトするので、正直疲れるのですが、「スポーツと政治の話はしない方がいい」なんて大嘘。 少し親しくなるとガンガン話を振られるので、「意見らしきもの」は持っておいた方がいいかな。
時事問題の情報収集に努めるのはもちろんのこと、初めは「雑誌に書いてあったことを自分の意見と決めてみる」でもいいと思います。 なんかやっぱり違うな?と思ったら軌道修正すればいいだけの話。 意見を言わないとスルーされるだけなので。

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パラダイムシフト真っ最中のメディア

これはすごい・・・
スタンフォード大学がiTunes上で大学の講義やゲスト・スピーカーのスピーチを公開しているStanford on iTunes U
以前、梅田望夫さんの『ウェブ進化論』MITのOpenCourseWare(*1)の存在を知り、「こりゃー、すごい時代がきたもんだ」と思って面白そうなものを探してみたことがあるのですが、素人には授業のシラバスや一部講義ノートだけあっても使いにくく結局利用しなかったことがあります。 なお、インドではMIT OpenCourseでシラバス(講義計画・内容)を無償入手し、その内容に沿って先生が授業を行っていたりするらしいので、きちんと使いこなせる人には限りなく有用なツールなのだと思いますが。
*1 : OpenCourseWareとは大学や大学院など高等教育機関で正規に提供された講義とその関連情報を、インターネットを通じて無償で公開する活動(Wikipedia : オープンコースウェア)。
ところが、このiTunes Uでは、超一流教授陣やスピーカーの講義をタダで聴けるのです。 何から聴けばいいか迷いに迷ってしまうほど充実した内容(バークレー、MIT、デュークにもあるそうですが、スタンフォードだけですごすぎて他の大学までチェックできず)。
以下、一例。 Stanford on iTunes Uからのリンクのたどり方を書いておきました。 PC上にiTunesがインストールされている必要あり)
Business –> Social Entrepreneurship –> Muhammad Yunus(『グラミンフォンという奇跡』、ノーベル平和賞のムハマド・ユヌス氏)
Science and Technology –> Environmental Science –> Al Gore(『不都合な真実』、ノーベル平和賞の米元副大統領アル・ゴア氏)
さすがスタンフォード。 すばらしい布陣ではないでしょうか?
英語の勉強にもなりますので、ぜひどうぞ。 ニュースよりゆっくりなので聴きやすいと思います。

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破壊的イノベーター国家?

christensen.jpgシンガポールのmarket place(paragon)という欧米人が多いちょい高級スーパーでレジに並んでいると、私の前にどこかで見た顔の人が。 「うーん、どこで見たんだろう?」としばし悩んで気づいた(右の写真の人)。
・・・と言ってわかる人は少ないと思いますが、HBS(ハーバードビジネススクール)の教授であり『イノベーションのジレンマ』の著者であるクリステンセン教授。 下記のインタビューで、クリステンセン教授がシンガポールに住んでいること(通年ではないと思うが)を知って覚えていたのでした。
CNET Japan : イノベーションのジレンマに陥る優良企業たち
インタビューの中で私が面白いと思った箇所は以下。

—破壊的イノベーションの原理は国家にもあてはまりますか。
そうですね、私が今シンガポールにいる理由もそこにあります。 シンガポールは日本の経済停滞に対し、破壊的イノベーターと似た立場にあると思われます。
日本が経済大国となった背景には、日本企業が破壊的イノベーターとして貢献したことが挙げられます。 例えば、ソニーは安い小型ラジオを、キヤノンは卓上コピー機を作りました。ローエンドから始まったこれらの企業が今ではハイエンドへと移行し、そして行き詰まりを迎えています。
シンガポールは、過去の日本と同じ境遇にいます。 つまり、ローエンドから始まり、単純な製品の生産拠点として、また安い労動力を武器に海外投資の誘引に成功しました。 しかし今は、ハイエンド側へと移行しすぎています。 シンガポールは、新しい破壊の波をデザインし、生み出さなければなりません。

破壊的イノベーションのコンセプトを知らない方は、以前『次の破壊的イノベーションは何だ?』というエントリーで書いていますが、Harvard Business Reviewのサイトで『イノベーションのジレンマ』のエッセンスの講義ビデオ(英語)が見られるのでこちらもどうぞ(↓)。
HB : Clay Christensen Explains Disruptive Innovation

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英語は言語の"最大公約数"

さすがにインドネタはもう飽きたかと思いますので、今日から通常ブログに戻ります。
いきなりですが、クイズ。
次の実在する夫婦の普段の共通言語と、彼らの間の子どもの母語を類推してみましょう(数字は1から順に母語、第一外国語、第二外国語です)。
A. ニューヨーク在住
夫:スペイン人(1. スペイン語、2. 英語、3. フランス語)
妻:中国人(1. 北京語、2. 英語、3. フランス語)
B. ロンドン在住
夫:フランス人(1. フランス語、2. 英語、3. ポルトガル語)
妻:ブラジル人(1. ポルトガル語、2. 英語、3. フランス語)
C. アムステルダム在住
夫:デンマーク人(1. デンマーク語、2. 英語)
妻:日本人(1. 日本語、2. 英語)

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Toastmasters@シンガポール

オバマ大統領当選の時に書いた『歴史に残る名スピーチ』というエントリーにこのブログの方にコメントで紹介してもらったToastmastersというクラブに入ることにしました(コメント消えてしまいました、ごめんなさい!)。 
正確にはまだ申込書を書いていないのですが、2月から入る予定。
以前読んだ『トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!』に「地元のToastmasters clubに入ろう」とあったので、聞いたことはあったのですが、原書(『The Brand You 50』)で読んだので、Toastmastersそのものに関する説明がなく、何かわからずそのまま忘れていました。 MIKIさん、ご紹介ありがとうございます。
で、Toastmastersとは何かというと、パブリックスピーキングのスキル向上を目的とするクラブです(オバマのスピーチに影響された超単純な私)。
Wikipedia : トーストマスターズ・インターナショナル
11月と12月にもシンガポール一歴史あるToastmasters Club of Singaporeにゲストとして参加したのですが、いやー、メンバーのスピーチの上手なこと・・・
に気圧されて、いまいちコミットすることに尻込みしていたのでした。
ところが、今週月曜に行われた今年初めての会に3度目の正直でゲスト参加して、ようやく、ぽーんと背中を押されました。

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