Happenstanceというブログ経由で川井 拓良 さんという方のインタビュー記事を読みました。
この人のキャリアを読んで絶句・・・すごすぎます・・・
日本の中学卒業 –> NZのマオリ族の高校入学 –> 南ア共和国の高校卒 –> モスクワ国立大学入学 –> モンゴル国立大学入学 –> 英国リーズ大学卒 –> 英国オックスフォードロースクール卒(奨学金) –> ベルギー・ルーベン大学院卒(奨学金) –> 国際弁護士
モンゴルあたりまでの経緯が抱腹絶倒なので、ぜひインタビュー記事を読んでください。
それにしても、失業率100%のマオリ族の村の高校でマオリ語で授業とか、モスクワから日本に鉄道で帰る道中で途中下車したウランバートルの空にひとめぼれって・・・
シンガポールは幼少から競争社会であり3歳で3つの塾通いは当たり前、インドでも中国でも幼少期からの競争は激しくなるばかり。
一方、私自身は小学校で一番好きな科目が体育。 夏は水泳部、秋から春はバスケットボール部、大会前だけ陸上部と3部兼部していて、まともに勉強したのは中学3年の高校受験が初めてというクチだったので、子どもは外で遊ぶべし、と思っており、川井さんのインタビューは素晴らしく希望を与えてくれるものでした。
そして、この方のキャリアは最近よく聞く「キャリア・ドリフト」というやつではないでしょうか?
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6 Comments | tags: キャリア, 教育, 世界級 | posted in 2. ビジネス・キャリア, 4. 教養・知識, MBA・教育, 企業・会社員
以前ブログのコメント欄でsunshineさんにお薦めされたので、”slumdog millionaire”(邦題:スラムドッグ$ミリオネア)を観に行ってきました。 数々の賞を受賞しており、今年のオスカー最有力候補の呼び声高い大ヒット作。 日本では4月公開です。
2時間、片時も息をつかせぬ展開で、思いっきりのめりこんで観てしまったので、終わったときは疲労困憊、立ち直るのにたっぷり1時間はかかりました。
映画のレビューを書こうと思ったのですが、クライマックスに向けてバラバラの糸が紡ぎ合っていく脚本がとにかく素晴らしい。 あらすじを初めとする予備知識はない方が楽しめると思うのでやめておきます。 私はインドでヒンディー語の予告編を見ただけ、どんな映画か全く知らずに見たので、見事に衝撃を受けました。
なので、映画の内容と関係なさそうなことを書きます。
「随分インドっぽくなく洗練された映画だなあ」、と思ったのですが、それもそのはず。 監督は『トレイン・スポッティング』のダニー・ボイル監督、主演はボリウッドではなくイギリスのTV番組で主に活躍していたインド人俳優なので、インドを舞台にしたイギリス映画といった方が正しいかも。
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4 Comments | tags: インド, スラムドッグ$ミリオネア, NHK, 映画 | posted in 5. 趣味・プライベート
大学生の頃、世界で一番好きな都市はロンドンでした。
イギリス帰国子女の友人に影響されていただけなんですが、あの頃の「好き」にかけるエネルギーと情熱がちょっと懐かしい。
カムデンやポートベローで買った古着を着てDr.Martenブーツ履いてOasisやBlurなどブリットポップ聞きながらロンドンに行くためにバイトに励み、少しでも長く滞在しようと安宿に泊まったり大学のサマーコースに行ったりしました。 滞在中もお金がないので、TESCOやSainsburyで買ったパンにチーズを挟んだサンドイッチが基本食、TESCOのスコーンがたまの贅沢。
1980年代のサッチャー政権による規制緩和や構造改革が効果を現し始めた頃だったけど、まだニューヨークに比べるとメインストリームではなくエッジーでアンダーグラウンドな空気が若かりし私の感性にマッチし、足しげく通っていました。
そんなことを思い出したのは、1990年以降のロンドンを時代ごとに付けられたニックネームで振り返ったThe Economistの記事。 とても面白かったので、エッセンスだけ紹介。
The Economist : Reykjavik-on-Thames
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5 Comments | tags: ロンドン, 金融危機, Quality of Life, The Economist | posted in 4. 教養・知識, 時事
最近書いた『インドITエンジニアに見るデジャブ』というエントリーへのコメントで、マネックス社長の松本さんによる就活大学生に向けた次のメッセージを紹介してもらいました(CREAさん、ありがとうございます)。
もし今僕が就活生だったら、絶対投資銀行なんか入らないけどな。
実際僕がそこへ入ったのは投資銀行業界が栄えてきて10年くらいしたときで一番勢いがあった。
そこからもう20年経った今、もう外資金融の伸び時期はもう終わっている。
成功して盛り上がった後に相乗りするのは時代遅れ。
極めて納得、そしてどんな業界にも旬があるのは事実。
そして思い出したこと。
最近まで続いた好景気の中で欧米トップビジネススクールの学生に人気だったのは、プライベート・エクイティ(PE)、ベンチャーキャピタル(VC)、ヘッジファンド。 これらの業界は非常に狭き門なので多くの友人たちは、あくまで通過点として投資銀行や戦略コンサルに入っていきました(そして、思惑通り、数年後に転職する人多し)。
以前このエントリーで紹介した『Ahead of the Curve: Two Years at Harvard Business School』
ではハーバードビジネススクール(HBS)の学生が本当にやりたいことなのか熟考せずに給料と待遇、知名度で就職先を決めていくさまが克明に描かれていて、私の(一部の)同窓生の姿とかぶりました。
現在は彼らのうち、職を失ったか苦境にある人も多いのですが、PE、VC、ヘッジファンド他の業界のバブル終焉し旬が過ぎたのか、同じ形で復活するのか、どう変容していくのか、私にはわかりません。 それぞれ異なる性質の業界であり、(例えば日本ではVCにとって投資対象案件そのものが少ない、など)国ごとの違いも大きいので一概には言えないし。
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4 Comments | tags: キャリア, ハーバード, MBA, 岩瀬大輔 | posted in 2. ビジネス・キャリア, ベンチャー・起業家, 企業・会社員
シンガポールのmarket place(paragon)という欧米人が多いちょい高級スーパーでレジに並んでいると、私の前にどこかで見た顔の人が。 「うーん、どこで見たんだろう?」としばし悩んで気づいた(右の写真の人)。
・・・と言ってわかる人は少ないと思いますが、HBS(ハーバードビジネススクール)の教授であり『イノベーションのジレンマ』
の著者であるクリステンセン教授。 下記のインタビューで、クリステンセン教授がシンガポールに住んでいること(通年ではないと思うが)を知って覚えていたのでした。
CNET Japan : イノベーションのジレンマに陥る優良企業たち
インタビューの中で私が面白いと思った箇所は以下。
—破壊的イノベーションの原理は国家にもあてはまりますか。
そうですね、私が今シンガポールにいる理由もそこにあります。 シンガポールは日本の経済停滞に対し、破壊的イノベーターと似た立場にあると思われます。
日本が経済大国となった背景には、日本企業が破壊的イノベーターとして貢献したことが挙げられます。 例えば、ソニーは安い小型ラジオを、キヤノンは卓上コピー機を作りました。ローエンドから始まったこれらの企業が今ではハイエンドへと移行し、そして行き詰まりを迎えています。
シンガポールは、過去の日本と同じ境遇にいます。 つまり、ローエンドから始まり、単純な製品の生産拠点として、また安い労動力を武器に海外投資の誘引に成功しました。 しかし今は、ハイエンド側へと移行しすぎています。 シンガポールは、新しい破壊の波をデザインし、生み出さなければなりません。
破壊的イノベーションのコンセプトを知らない方は、以前『次の破壊的イノベーションは何だ?』というエントリーで書いていますが、Harvard Business Reviewのサイトで『イノベーションのジレンマ』のエッセンスの講義ビデオ(英語)が見られるのでこちらもどうぞ(↓)。
HB : Clay Christensen Explains Disruptive Innovation
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4 Comments | tags: イノベーションのジレンマ, シンガポール, 移民, 英語 | posted in 4. 教養・知識, 時事
いまいちシリーズ化していない起業家応援シリーズですが(ブログの右下のTag Cloudで’起業家’をクリックすると、私の友人起業家たちの話が読めます)、今日はロンドンで日本食レストランをオープンした日本人女性のお話。
私が渡辺彩子さんを知ったのはINSEADの卒業生ニューズレター(↓)。 そう、INSEADの先輩です。
INSEAD : Meet Ayako Watanabe MBA’96D – Founder, Saki Bar & Food Emporium, London
2006年にレストラン激戦地のロンドンで本格日本食(懐石)レストランSaki Bar & Food Emporiumをオープンし、あまたあるレストランの中から数多くの賞を受賞しています。
‘The UK Best Dishes Award’
‘Best Seat in the House’
海外で成功している高級日本食レストランの経営者ってNOBUの松久信幸さんとか、Tetsuya’sの和久田哲也さんとか、シェフ出身で「料理の腕がよく、経営もわかる」人だと思っていたのですが、なんと彩子さんはINSEAD卒業後、ITコンサルのアクセンチュアに勤務すること6年。
思わず「ニューズレター見ました!」とメールしてしまいました。
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2 Comments | tags: グルメ, ロンドン, 起業家, INSEAD, 日本人 | posted in 2. ビジネス・キャリア, ベンチャー・起業家
はやいもので、今日は200エントリー目になりました。 いつも読んで頂いてありがとうございます。
100エントリー目にやったので、今日も記念っぽいエントリーを(そのうちネタ切れしそうですが・・・)。
最近、心がけていることに「’食わず嫌い’と’食った嫌い’を直す」というのがあります。
食べ物の話ではなく、もっと広い意味で(食べ物でも最近ようやく牡蠣嫌いを克服しました、やったー!)。
‘食わず嫌い’の定義を「味覚以外の感覚を通して得た情報を元にネガティブな判断を下してしまい、味わうという経験をする前に嫌ってしまうこと」だとすると、ここで比喩的に用いているのは「経験する前に嫌ってしまうこと」の意。
最近、中国という’食わず嫌い’(というほど強いものではなく、心理的に遠い国、’食わず苦手’くらいだったけど)を克服しました(旅日記→1, 2, 3, 4, 5, 6)。 その心理的な遠さは、メディア情報で形成されるイメージや母の中国人嫌い(本人の個人的な経験からきているので、後で言う’食った嫌い’というやつ)に影響されていたもので、個人的な体験からくるものではなかったので行ってよかったです。
そして、’食わず嫌い’よりもっとやっかいなのが’食った嫌い’。 これは、「個人的な体験を元に嫌いになってしまうこと」を指します。 一応「食ってみた」という体験があるため、一度身につけてしまった先入観を自ら破るのは至難の業。
私が20代後半で克服した’食った嫌い’が「アメリカ人」です。
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2 Comments | tags: アメリカ, INSEAD, 偏見 | posted in 1. ブログについて, 7. 心・精神, 文化・アイデンティティー
最近、ブログを通して頂くメールの数も多くなり、ブログ歴も5年以上ということもあり、インターネットを通して知った人に質問する際の質問力について書くことにしました。
下記に書くことは「もしかして自分のことでは?」と思う人がいるかもしれませんが、今までの経験(自分がしてきた失敗も含め)から得た一般的な話です。 特定の個人に向けたものではありません。
「もしかしてブログをやっていない人は知らない人からメールを受け取ることがそもそもあまりないので、下記のようなことに気づかないのかな?」と思ったので「知っている方が、知らないよりいいことがあるだろう」という思いからです。
ブログを書く目的というのは人それぞれですが、私が少しでも役に立つことを書こうと思うのは、基本的にはペイ・フォーワード(自分が受けた思いやりや善意を、その相手に返すのではなく、別の相手に渡す)の精神です。
これに気づいたのは、ヨーロッパMBAを目指し、夏休みを利用してLBS(ロンドン)、IESE(バルセロナ)、INSEAD(パリ郊外)にキャンパスビジットをしたとき。
たまたま検索で現役IESE生(日本人)のブログを発見し「今度キャンパスビジットするんです」とメッセージを送ったところ、忙しい学生生活の中、時間を割いてキャンパス案内をしてくださいました。 おまけにLBS在学中の友人まで紹介して頂き、そこでも数人の日本人学生から受験アドバイス、学生生活の話など聞くことができました。
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6 Comments | tags: ネットワーキング, ブログ, レバレッジ, 一生モノの人脈力 | posted in 1. ブログについて, 7. 心・精神, 人脈・ネットワーキング
日本語を習っている夫が、「今日、面白い日本語を習ったよ!」と帰ってきました。
その面白い日本語とは、「亭主関白」。
テキストには、以下のような訳が。
亭主関白だ = The husband is the ruler of his home.
日本語学校では、先生との会話練習で
「Aさんは亭主関白ですか?」
と、聞かれ、
「ぜんっぜん!!!」
と力を込めて答えたらしい。
・・・ま、正しいけどね。
(この日本語のテキスト、「僕は、仕事が恋人です」、「部長の奥さまとゴルフをご一緒しました」etc. シュールでエンターテイニングな例文がたくさん)
「こんな表現があるなんて日本人って面白いねー」といつまでも面白がっているので、「この表現から生まれた大ヒット曲もあるんだよ」とさだまさしの関白宣言をYouTubeで(私の同時通訳付きで)聞かせると、これまた「この人パロディー? ジョークバンド?」とゲラゲラ笑っている。
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6 Comments | tags: 異文化, 夫婦, 日本 | posted in 4. 教養・知識, 5. 趣味・プライベート, 家庭・育児, 日本
インドのよかったところはインド国内の英字新聞や英字雑誌が多いので、インド視点のニュースが生で手に入るところでした(空港・ホテル、何かと待たされる国なので、読む時間はたっぷりあり)。
私たちの滞在中、一番大きな経済ニュースはITアウトソーシング大手Satyamの決算粉飾でしたが(下記)、私が一番注目したのは週刊誌Business Today(だったかな?)に載っていたITエンジニアの大量失業の記事。
REUTERS : Accounting scandal at Satyam could be India’s Enron
過去数年間にInfosysやWiproなどインドIT大手の勃興、欧米系IT大手の相次ぐインドへの進出により、200万人以上とも言われるITエンジニアを生み出したインドIT産業が世界不況により業績悪化しており、(今まで需要が供給に追いつかなかった)ITエンジニアを初めてリストラしている、との話。
その記事は初めての危機に直面した若手ITエンジニア(そして広くは高等教育を受けた若い知識産業従事者)に向けて書かれており、「これからは今までのようにジェネリックなスキルだけではいけない。 より高度で成長分野の知識・スキルを身につけて他者と差別化をはかろう」と結ばれていました。
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5 Comments | tags: インド, フラット化する世界, 金融危機, 雇用 | posted in 2. ビジネス・キャリア, 4. 教養・知識, IT・テクノロジー, 企業・会社員