究極のキャリアドリフト

Happenstanceというブログ経由で川井 拓良 さんという方のインタビュー記事を読みました。
この人のキャリアを読んで絶句・・・すごすぎます・・・

日本の中学卒業 –> NZのマオリ族の高校入学 –> 南ア共和国の高校卒 –> モスクワ国立大学入学 –> モンゴル国立大学入学 –> 英国リーズ大学卒 –> 英国オックスフォードロースクール卒(奨学金) –> ベルギー・ルーベン大学院卒(奨学金) –> 国際弁護士

モンゴルあたりまでの経緯が抱腹絶倒なので、ぜひインタビュー記事を読んでください。
それにしても、失業率100%のマオリ族の村の高校でマオリ語で授業とか、モスクワから日本に鉄道で帰る道中で途中下車したウランバートルの空にひとめぼれって・・・
シンガポールは幼少から競争社会であり3歳で3つの塾通いは当たり前、インドでも中国でも幼少期からの競争は激しくなるばかり。
一方、私自身は小学校で一番好きな科目が体育。 夏は水泳部、秋から春はバスケットボール部、大会前だけ陸上部と3部兼部していて、まともに勉強したのは中学3年の高校受験が初めてというクチだったので、子どもは外で遊ぶべし、と思っており、川井さんのインタビューは素晴らしく希望を与えてくれるものでした。
そして、この方のキャリアは最近よく聞く「キャリア・ドリフト」というやつではないでしょうか?


キャリアドリフトとは、「キャリアデザイン」のようにキャリアの方向性をガチガチに決めてしまうのではなく、外から偶然にやってきたチャンスを生かしながら、より柔軟にキャリアをつくっていこうという考え方だそうです。 ドリフトは「漂流する」のdrift。
参考:丸の内キャリア塾 専門性を高める
最近読んだ『世界で戦うキャリアづくり』という本にも「大きな目標など立てずに、目の前の山を登りきれば、 また違った景色が見え、新しくさらに高い山に登りたくなる」とありましたが、全く同じ発想。
私も今まで「キャリアデザイン」とはかなーり程遠く、drift(漂流)し続けています。
川井さんも一見めちゃくちゃに見えるのですが、しっかり足腰を鍛えながら漂流していたからいい波が来たときにつかめたのだと想像(→『波が来るときまで足腰を鍛える』)。 そう考えると、親が子どもにしてあげられることは、いつか来る大波のために、小波に放り込み自分で小波の乗り越え方を習得させることではないかしらね?


6 responses to “究極のキャリアドリフト

  • KicoS

    Happenstanceの著者です。
    拙筆ブログのリンクを貼って頂き、ありがとうございます。
    キャリア構築論で、Planned Happenstance Theoryなるものがあるので、こちらも参照してみて下さい。
    この方、経歴上、一度もアメリカ大陸が登場してこないところもユニークですよね。きっとアメリカ大陸方面に潮目がなかったんでしょうね。
    MBA留学して周囲を見回して思うのですが、「日本人は人生の方向性を決める際、極度のRisk Averseだなぁ」と。
    もっと(Risk Mitigateしつつも)Risk Takeする術を、若い世代に教えないといかんのではないか、と思います。

  • sunshine

    2回連続コメントですがご了承ください。
    いやあ。素晴らしい。
    川井さんも la dolce vitaさんもすばらしい方ですね。
    私はla dolce vitaさんより上の世代で(ギャングスターズが日本一になっていた世代ですから)
    しかもお会いしたこともないですが
    なぜかあなたはとても素敵な女性のような気がしてなりません。
    お二人を育てられたお母様に子育てのコツがあれば是非お話しをお伺いしたいです。
    driftし続けているということですが、la dolce vitaさんなら
    そのdriftしている間に人間としての円熟味が増し、思ってもいなかった評価がなされると思います。
    そうして思いもしなかったキャリアもしくは人生が到来するのではないでしょうか?
    あせらずに好機到来を、待てば海路の日和ありです。

  • ぱる

    はじめまして。いつも愛読しています。
    ウランバートルの空に一目惚れ・・・の部分で吹き出してしまいました。
    子どもは親の敷いたレールに乗せるより、
    個性を大切にしてのびのび育てた方が
    いい大人になるという好例ですね!
    おもしろい記事の紹介、ありがとうございました☆

  • la dolce vita

    >KicoSさん
    >キャリア構築論で、Planned Happenstance Theoryなるものがあるので、こちらも参照してみて下さい。
    元々はそのTheoryから生まれた言葉なんでしたっけ?
    >「日本人は人生の方向性を決める際、極度のRisk Averseだなぁ」と。
    Risk Averseなのではなく、Riskの定義が全然違うのだと思います。 なるべくつぶれなさそうな会社を選び、その会社に自分を最適化することは私にとってはriskyなのですが、それをsafeと呼ぶ人もいるわけで。
    ・・・ってなことは、以前こちらのエントリー(↓)に書きましたので、ご興味あれば。
    http://www.ladolcevita.jp/blog/global/2009/01/post-115.php
    >sunshineさん
    何回連続でも大歓迎です。
    ギャングスターズは私がいた時にも1回日本一になっていた気がしますが、それはさておき、
    いえいえ、とんでもないです。
    >あせらずに好機到来を、待てば海路の日和ありです。
    ありがとうございます。 そうですねー、なかなか思い通りにいかないことも多いですが、くさらないようにしたいと思います。
    >ぱるさん
    はじめまして! 初コメントありがとうございます。
    >子どもは親の敷いたレールに乗せるより、個性を大切にしてのびのび育てた方がいい大人になるという好例ですね!
    子育て真っ最中なんですね! 「個性を大切」と言われても難しいですねー、世の親御さんを尊敬します。

  • マリカ

    数日前の記事へのコメント、失礼致します。
    私も「ウランバートルの空に…」の所に惹き付けられました。
    そう、人間生まれたからにはこのような生き方も出来るんですよね!
    一瞬、私はこんな所でグダグダと何をやっているのだろう、と我が身を振り返ってしまいました…。
    自分なりに足腰を鍛えていかねば、と決意を新たにした次第です。
    興味深い記事のご紹介、ありがとうございます。

  • la dolce vita

    >マリカさん
    >一瞬、私はこんな所でグダグダと何をやっているのだろう、と我が身を振り返ってしまいました…。
    いやー、このインタビュー、本当に考えさせられますよね。
    私も「なんで私はこんなところでネットをやってるのか?」と思ってしまいました。 刺激を受けるだけではなく、行動に移さないと、と思っています。

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