私はアジア人 – その他

以前、『あなたはアジア人ですか?』というエントリーに

「アジア人(”Asian”)とは英国では主にインド人を指す」というのは本当なのだろうか?

と書いたところ、コメント欄で「本当らしい」と教えてもらっていたのですが、詳細判明しました。
以下、近所のGP(General Practioner、ホームドクター)登録に行ったときに、もらったフォームの”Ethnic group”(民族グループ)のカテゴリー分けです。

A. Asian or Asian British
Bangladesh
Indian
Pakistani
Other Asian

B. Black or Black British
African
Caribbean
Other Black

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早すぎた自由民主主義の勝利宣言(?)

シンガポールに住んで一番価値観が変わったこと、それは「アメリカが掲げる自由・民主主義が本当に全人類に取ってベストな政治形態なのか?」ということ。
私自身は自由な世界がよくてイギリスに引っ越してきたのですが、個人の好みはさておき、ベルリンの壁崩壊と共に共産主義イデオロギーが敗北したと欧米型自由民主主義が高らかに勝利宣言をしたのが20年前、「独裁制のイラクを民主国家にする」というよくわからない大義名分のもと(誰か頼んだっけ?)ブッシュがイラク侵攻し勝利宣言をしたのが7年前、当たり前だと思っていた民主主義ですが、シンガポールで「民主主義というイデオロギーの勝利宣言ってちょっと早すぎたのでは?」という疑問が芽生えました。
The Economistでちょうどその内容に合った記事が出ていたので紹介します。
The Economist : Crying for freedom
この記事自体は米国の人権組織「フリーダムハウス」が毎年行っている各国・地域の自由度を評価した報告書で世界で自由と人権が4年連続後退しているとした現状を分析したもので秀逸の記事、お勧め。
Freedom House : Freedom in the World 2010 Survey Release
記事ではもっぱら中国の経済的躍進をきっかけに「民主主義なくして経済発展は可能なのでは?」という希望をイラン、キューバ、アフリカなどの独裁者が抱いているとして民主主義の衰退が懸念されていますが、シンガポールも民主主義のない経済発展(世界の例外)としてさらっと何度か出てきます。

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富豪から貧民へ

先週からロンドンにいるのですが、航空便で身の回りの荷物が届くまで1週間サービスアパート暮らし、今週航空便が届いてからは船便で家具が届くまでの4週間(11月の家探しで見つけた)新居のフラットでレンタル家具暮らし・・・ と、ちっとも落ち着きません。
いやー、家具ともどもの海外引越しって大変ですね・・・
夫のプロジェクト佳境期に当たってしまったので(転勤休暇とか全くない、飛行機の中でも仕事してた)、ほとんどひとりでやっているので、まだ新居にブロードバンドさえ引けていません(「ADSL引くのに3週間」と言われてしまった)。
夫に職場からモバイル・ブロードバンドをゲットしてきてもらってブログをアップ。
私が世間のニュースから隔離されている間に、ハイチでは大地震が起き、JALが会社更生法を申請していました。 あらま・・・
ナショナル・フラッグ・キャリアが倒産するなどすでに珍しくもないですが、私もJALのロイヤル・カスタマーだったのでそれなりに感慨はあります。
WBS(ワールド・ビジネス・サテライト)によると、一般市民の関心はもっぱらマイレージの維持だそうで・・・(そんなもんか・・・)
私は、兼ねてから航空会社のFFP(フリクエント・フライヤー・プログラム)はトランプのゲーム「大富豪」のようだなー、と思っていました。

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MBA女性の10年後 – 王道対策編

先週の『MBA女性の10年後』は紛れもない現実ですが、

このままキャリアを求めてがんばって行くことの不安とある意味先が見えてしまったような(がんばっても仕方ないのではないか)そんな思いにかられてしまいました。

というMaikoさんのコメントにあるように、20代女性の希望を打ち砕いてしまったかもしれないので、巷ではこの現状にソリューションっぽいものも議論されていることを紹介。
明るい話の前に、前エントリーに補足して現実の例を。
先週ランチしたINSEAD友達Y(→こちらに登場)。 米系名門投資銀行(ロンドンオフィス)のヘッドハントを受けNYからロンドンに引っ越してきたばかり、2歳半と1歳の2児をフルタイム・ナニーを駆使して育てながらウォールストリートのエクイティセールスという激務ポジションで生き残ってきた、私の友達の中では最もバリバリと音がするほどのキャリアウーマン。
彼女が言っていたひと言。

前職のファーム(同業同職種)では、パートナー(共同経営者)まで残った女性はたったの3人。 うち1人はレズビアン、1人は未婚、1人は旦那さんが専業主夫。 そのどれも私には当てはまらない。 先行き暗いわよね・・・

暗い現実はこのくらいにして、The Economistの同じ号からWomenomicsという記事(長いので、以下私の意訳)。

第一世代のキャリア女性は男性と同じ基準で評価されることを主張した。 ”The sisters”として特別な扱いを受けるのではなく、誰よりも働き、頭が良くなることで人の先を行くことにこだわった(例:マーガレット・サッチャー元英首相、ヒラリー・クリントン米国務長官)。
ところが、最近のフェミニストの間では、男性のルールに従ってゲームをプレイしている限り女性は決して自らのポテンシャルを花咲かせることはできないと主張している。 「ガラスの天井」を破るだけでは十分ではなく、ビル自体に埋め込まれている「性差のアスベスト」を調査すること、つまり企業社会の構造やプロセスそのものに内在している性差別を根絶することが必要であると。

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MBA女性の10年後

ロンドンでの大きな楽しみがINSEAD友達とのキャッチアップ。 特に女友達はほとんどロンドンに集中しているので、積もり積もった話に花を咲かせるのが本当に楽しみ(昨日はそのうち1人目とランチしてきました)。
INSEADを卒業して5年半、20代後半だった私たちも30代前半~中盤に差し掛かり、結婚・出産と経る中でさまざまな選択をしなければならない難しい年代に差し掛かってきました。
新年号のThe Economistは”Women in the workforce”と題してとってもタイムリーな記事だったのでご紹介(The Economist : Female power)。
シカゴ大学ビジネススクールでは、MBAの10年後、子供がいる女性の卒業生のうち今も働いているのは半分だそう。 INSEADも状況は似ていて、11年前に卒業した友達に聞くと女性卒業生の半分は専業主婦だそうです(私は5年前卒業なので、まだ専業主婦は数えるほどしかいませんが、そろそろ出てきそうな雰囲気)。
記事では、思いっきりうなづける理由が説明されていました(拙訳)。

ひとつ明らかな問題は女性の大きくなる野心が満たされていないことだ。 彼女たちは出世の階段を昇るよう奨励されているにも関わらず、ミドル層は男性に占領され、トップ層は手が届かないものであることを思い知らされる。 フォーチュン500企業のトップのうち女性は2%だけ、FTSE100指数の企業のうち女性トップなのは5社だけ、アメリカで取締役に占める女性の割合は13%である。 戦略コンサルや銀行のトップ層は男性で占められており、アメリカとイギリスではフルタイム女性の平均年収はフルタイム男性の80%である。

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雪とエアコン

London_snow.JPG今朝起きると窓の外は一面の雪景色。
久しぶりに見る雪に「わー♪」と歓声をあげる私。
同じく歓声をあげる(雪が降る国に住んだことのない)夫。
雪見て喜ぶのも今日が最後かもしれないので(笑)、写真を貼っておきます。
先週から大寒波の到来しているヨーロッパ。
ロンドンは30年ぶりの大雪だとかで「ロンドン寒いよ、寒いよ~」とさんざん脅されて来たのですが、よくよく考えると私は過去10年の間に、トロント、フランス・パリ郊外、モスクワと3回も冬はマイナス10 – 20℃になる場所で冬を越したので、そんなに珍しくもない寒さだったのでした(一番寒かったのはモスクワで経験したマイナス27℃かな?)。
なお経験上、マイナス10℃までは防寒対策をすれば外を出歩けます(モスクワでも冬、ガンガン散歩していた)。 マイナス10℃以下になると、頭痛がしてくるのでちと厳しい。
また、防寒対策の基本は、
1. 重ね着
2. 隙間を作らない
です。 服が足らないので買わねば・・・

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人生とはやりたいことを探し続けるプロセス

いよいよ今日荷物出して明日ロンドンに飛びます。
先週からヨーロッパを寒波が襲っていて大変なことになってますが・・・
新天地に発つに向けて自分を鼓舞するエントリーを考えていたのですが、やっぱりこれかなー?
もうどれくらい前だろうか? 正確には覚えてないのですが、Steve Jobsが2005年にスタンフォードの卒業式で行ったスピーチを聞いたとき、涙が出て止まりませんでした。
その後、落ちこんだとき、自分を奮い立たせたいとき、スクラッチから考えたいとき、ことあるごとにこのスピーチを聞いてきました。
ビデオはこちら→YouTube : Steve Jobs Stanford Commencement Speech 2005
スピーチ英文と訳→Steve Jobsのスピーチ、山口訳
以前、『業界の旬とキャリア相談』というエントリーにも書いてますが、何度も噛み締めている箇所を引用(訳はH-Yamaguchi.netより)。

Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life. Don’t be trapped by dogma — which is living with the results of other people’s thinking. Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.
あなた方の時間は限られています。 他の誰かの人生を生きて無駄にしてはいけません。ドグマにとらわれてはいけません。 それは他の人たちの思考の結果とともに生きることだからです。 他人の意見の雑音によって自分の内なる声が掻き消されてしまわないようにしてください。 そして最も重要なことですが、あなたの心や直感に従う勇気をもってください。 心や直感は、あなたが本当は何になりたいのかすでに知っています。 他のことは全て二の次です。

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英語コンプレックス – 2

昨日の続き。
3. スキルや経験が足らない
今の仕事で私に圧倒的に当てはまるのがこれです。
そもそも英語でコンサルなんてEnglish nativeか準じる人じゃなきゃ絶対できないと思っていたので(でも、INSEAD友達ではnon-nativeでマッキンゼーとか大量にいるけど)、職探しの際も全く対象としていませんでした。 が、シンガポールでの職探しがリーマン・ショック直後で狙っていたVC業界が壊滅的な状況のときに当たってしまい、たまたま人に今の会社のパートナーを紹介されたのがきっかけでした(経緯はこちら)。
それにしても形のない高額サービス(= 企業の課題解決)を売るというのは大変です。
セールスはちょっとやってみて大変すぎるので今はもっぱらエグゼキューションとデリバリー(= 課題の分析と結果のアウトプット)の方に回ってしまっています(少人数なので本当はセールスも求められている)。
私は前職まではメーカーと商社で、クライアント相手にサービスを売るプロフェッショナル・サービスの経験がないので、そもそも日本語でもスキル・経験が不足しているのであり、英語力のせいではないと思うようにしました。 具体的には、相手の課題・ニーズを聞き出し、アウトプットの意義がわかりやすいようなプロジェクトを設計し、プロポーザルにまとめ、相手の信頼を得てクライアントが納得する価格・内容でクロージングする、という力。
(こんなところで書いている場合ではないのですが)精進あるのみ。

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英語コンプレックス – 1

渡辺千賀さんの『海外での仕事に必要な英語のレベル』エントリーの図を見ながら「英語力って実は線じゃなくて面、どころか果てしない立体の塊なんだよなー」と思い出したと同時に、「日本人が”英語力がない”と思っているのは実は他の力のことであって”英語”ではない」と私が常々思っているというお話(なお、この千賀さんのエントリーは「仕事に必要な」と限定しているし、ブログという平面上での表現なので直線なのかも)。
私の日常生活はオンもオフもほぼ英語。
それでも公立中学の義務教育が英語に触れた初めての機会で帰国子女でもなく英語を「外国語」として学習した身で、English native相手に(コンサルという)しゃべるのが仕事みたいな稼業をやっていると落ち込むことは数限りなくあります。
この一生かかってもたどりつけないという軽い絶望感は、身に覚えがある人が多いのでは?(ちょっと古いけど、lat37nさんの『それでも英語は難しい』エントリーもそう)
私はシンガポールに越してきてすぐくらいの時期に、「英語コンプレックスは持たない」と決めました。 だって、今後おそらくずっと英語を最もよく使う言語として生きていくのである、そんなコンプレックスを持ってしまったら一生それを背負わなくてはいけないではないか・・・
こういうのは心の持ちようなので自分で決めるものだと思います。 その代わりに「英語力」という漠然とした捉え方をするのではなく、その中身を分解して攻略することにしました。
基本的に次のように分解できると思います(かなり努力して英語を勉強し実践も経た人を想定しています、もちろん絶対的に必要な基礎力というのはありますが、ここでは割愛)。

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誰でもアメリカ人になれるアメリカ

年末のThe Economistのクリスマス特集(2週合併号)は面白い記事がたくさんありました。 今日はその中からひとつ(→こちら)。
“A Ponzi scheme that works”というタイトルがまず洒落ている。 ”Ponzi scheme”とは「ねずみ講」という日本語訳が当てられることが多いですが、小額の資金を元手に次々と投資家を集め、運用したリターンではなく次に集める投資家からの資金から支払う(従っていつかは破綻が約束されている)金融詐欺の手法。 去年のナスダック元会長マドフの巨額詐欺事件でまたホットな用語となりました。
この記事は金融詐欺の話ではなく、「アメリカとは外からの資金・労働者・頭脳の絶え間ない輸入に頼っている、本当に機能する”Ponze scheme”だ」という意味を込めたアメリカへの移民に関する記事。
私も去年は2つの調査結果に驚きました。
ひとつめは『他国へ移住したい人は全世界で7億人』に書いた米ギャロップ社による調査。 アメリカへ移住したい人が約1億6,500万人と2位以下を大幅に引き離し断トツの1位。
ふたつめはFuture Brand社によるCountry Brand Index。 こちらは旅行・観光分野における国のブランド力を評価したもので、こちらもアメリカが1位。
そんなに好かれている国だったとは・・・ 最近極めてイメージが好転したのはオバマの力も大きいと思いますが。

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