Category Archives: 家庭・育児

年の瀬ですが・・・

年の瀬ですね・・・ 季節を感じることのない常夏シンガポールでも年の瀬になると妙に焦ってしまうのは日本人だからでしょうか・・・?
夫婦お互いの母国ではない第3国に住むのを結構気に入っている私ですが、自分の文化の季節のイベントや伝統の行事が全く盛り上がらない、というのがネックです(→『多民族国家の祝日の過ごし方』)。
今、街中ではもちろん商魂たくましくクリスマス・イルミネーションでいっぱいですが、まあ風情はゼロです(暑いってのも風情を感じさせないのかもしれない、というと、「クリスマスは夏のものだ」という南半球出身の夫が怒るが)。 やっぱり中華の国なので街中が一番盛り上がるのは中国正月、次いで中秋節。
私が実家に住んでいた頃は、家に帰って玄関のドアを開けると靴箱の上のスペースに必ず季節の飾り付けがしてありました。 それを見て「ああ、もうすぐ雛祭りだなー」とか感じ、雛祭りにはちらし寿司を食べ、端午の節句には柏餅とちまきを食べたものです。
私もそうしようと決心していたのに親元を離れてひとり暮らし時代はそんな面倒なことするわけもなく(笑)、結婚してからも全くしていません。 シンガポールには明治屋と伊勢丹スコッツという品揃えバツグンの日本食スーパーがあるので、買おうと思えばいくらでも買えるのに・・・
去年の大晦日に年越しそばを食べて、今年のお正月にお雑煮をつくったのが、最初で最後でした・・・

Continue reading


妊娠・出産の心得11カ条

Twitter上でお知らせしたら、意外に多くのRTがついたので(RTとは他人のつぶやきを自分のフォロワーに広めることができるもの)、ブログでもお知らせ。
友達の友達の産婦人科医 宋 美玄さんが本を出版しました、『産科女医からの大切なお願い – 妊娠・出産の心得11ヵ条』
実はこれ、去年の秋に自身のブログ『LUPOの地球ぶらぶら紀行』『妊娠の心得11か条』として載せたところ、ネットニュース(→1, 2)になるなど大反響を呼び、講演の依頼がきたので講演したところ講演に来ていた出版社の人から声がかかったとのこと(私も去年ブログで読んだので、当時妊娠していた友達に転送しました)。
まずは11ヵ条をどうぞ。

11rules_pregnancy.jpg

Continue reading


子供に優しい国って?

海部美知さんのブログエントリー『妊娠も育児も家事も、フツーに仕事じゃんか』で知った発言小町の、「混んだ電車で席を譲ってもらうように毎日周囲に頼んでいる、妊娠中幼稚園児連れのワーキングマザー」の話。
このスレッドに対する反応・コメントが怖すぎる・・・
掲示板は正直読むメリットを感じないので、普段読まないのだが、怖すぎてレス461本(投稿受付は終了)を読破してしまった・・・
妊娠6カ月で毎日幼稚園児連れで朝6時代に通勤しているが(これでもあまり混む前に朝早く起きている)、席に座れないので、優先席で元気そうな人に「席を譲ってもらえないか?」と頼んでいるのだが、ほとんど譲ってもらえない、「周りからはどう見られているか?」というお題。
「サラリーマンだって残業で疲れている」「妊娠も子連れ通勤も自己都合。 他人を巻き込むな」「始発に乗るとか時差通勤するとか努力しろ」というコメントが多くて背筋が寒くなった。
マジ~~~?
妊娠が自己都合なら残業も自己都合では?
優先席ってそもそも対象者がいれば優先するための席では??
東京で子連れ出勤するとこんなこと思われちゃうわけ~~~???
このコメントが東京の通勤人口の意見の総和ではないことを祈るばかりです・・・
シンガポールで乳児・幼児を持つ日本人お母さんの友達が口を揃えて言うのが「シンガポールは子供や子連れに優しい。 ここを経験すると東京で育児はできない!」。
街中の様子を見ていると私でもそうなんだろうなー、と思うけど、今日のエントリーはシンガポール礼賛物語ではないです。 「子供天国ってこんなんでいいのか?」と思うこともあります。
私は子持ちではないので、気づいていないことやわからないことがたくさんあると思うので、お子さんがいる方のコメント歓迎~。

Continue reading


家庭の幸せと職場の幸せは分れない

ボルネオに行く直前、嬉しいサプライズがありました。
前世界銀行副総裁の西水美恵子さんのことを書いた『教育における重要な変化』に、ご本人からお礼のメールが届いたのです。
雲の上のようなキャリアの方でも、名前をアラートにかけて、パーソナライズなメールまで出されるのですねー、としばし感動。
で、本当に考えさせることが多い西水さんの過去の寄稿アーカイブを引き続き読んでいるのですが、その中で涙が出てしまったものを紹介。
『おねしょの教え』というタイトル、一部抜粋。

優秀な部下の成績が下がり、目に見えて元気がなくなっていくのに気付いた。
理由を聞くと、小学生の息子。 「成績が下がり、海外出張で留守する度に寝小便。 心配で仕事が手につかない」と嘆く。 仕事と家庭が両立せず、いっそ世銀を辞めようかと迷っていた。 母性本能か勘か、何がそう言わせたのかは知らないが、ふと思いついて「出張に連れていってみたら」と勧めた。 やる気があるなら旅費も出すと約束した。

Continue reading


原宿・巣鴨・新橋・秋葉原

日本に行ったことのある外国人友達はだいたい「日本スゲー!」と驚愕して帰ってきます(そんな友人たちの様子→『ドレスコードは”日本人”?』)。 とりわけ東京は「世界どこの都市とも違う、見たことのない都市」だと言います。
「見たことのない」というのは、日曜に明治神宮前に集まるゴスロリ女子たちと神宮の伝統建築のコントラストだったり、世界一電子音がうるさい新宿ネオン街とのコントラストだったりするのですが、私は東京を東京たらしめているものは、全く異なったジャンルのエリアが隣同士で共存してひとつの巨大都市をつくりあげていること、特に「原宿・巣鴨・新橋・秋葉原」の4エリアは東京だけの特異なエリアだと思います。
この4エリアに共通するのは、「同性だけで集う場所」ということ。
原宿→ギャルのメッカ、巣鴨→おばあちゃんの原宿、新橋→サラリーマンの憩い場、秋葉原→オタクの聖地、といずれも同性の特定グループが集う場所です。 特定グループの嗜好に合わせてエッセンスを昇華させていったこれらの街は純度が高すぎて、他のグループに属する人々が足を踏み入れにくい街でもあります。
欧米の街でこれにもっとも近いのは、エスニックタウン(中華街・インド街など)やゲイ・レズビアンなどマイノリティーが集うエリアであり、同性だけで集う場所というのは見当たりません。 なぜなら、欧米人(とすると曖昧なので、白人がマジョリティーの文化)はカップル(婚姻関係の有無は問わない、同性パートナーでもよい)を行動の基本単位とするので、アフターファイブと週末は日本のように同性同士で群れないから(ティーンエージャーというほんの一時期を除くが、彼らにも刷り込みされているので憧れている)。

Continue reading


あな奥深き日本語

こ・これは面白い・・・
シンガポールに出張で来ている高校時代の同級生が買ってきてくれました、『日本人の知らない日本語』。 日本の日本語学校で日本語教師をしている先生と熱心な外国人学生の笑えるバトル、漫画です。
『ダーリンは外国人』と似てるのですが、あちらがトニーさんのキャラクターが異色で「いや、こんな外人いないから」だったのに対し、こちらはまさに私の日常です。
本には、任侠映画好きのフランスマダム マリーさんが「おひかえなすって! 私マリーと申します」と自己紹介し、「私のことは姐(あね)さんと呼んでください」と言う場面があるが、気持ちはわからなくもない(?!)。
私の夫の日本との出会いは大学時代にはまったオンラインゲームの”SHOGUN(将軍)”(たぶんこれ)とエバンゲリオンだそうだ(別に彼が特別オタクだったわけではなく、大学でエンジニアリング専攻になると突然周りがアジア系ばかりになり、彼はその中でもかなりマイルドな方だったらしい→『アジア人はなぜ数学ができるのか』)。
この前は「将軍」と「大名」と「侍」の違いを夫に教えてもらったし、「参勤交代」「百万石」という言葉も知っていた(しかし普段の日本語はたいしたことない)。 でも「忍者と芸者は大名の城の中の使用人(忍者を倒さないと大名にたどり着けない)」と言っていたので、そのへんの知識は怪しい(笑)。
そして私にはエバンゲリオントークはできないのが残念だ(時代が違う、キン肉マンやドラゴンボールトークならさぞかし盛り上がったことであろう)。

Continue reading


さらに少子化を考える

ミクロでは余計なお世話な少子化ですが、マクロでは国の存亡を揺るがす社会問題。
先週のThe Economistの特集が高齢化で、非常によくまとまっていたので紹介。
The Economist : Suffer the little children
以前、『シンガポールの少子化対策 – 政府の嘆きが聞こえる・・・』というエントリーで、

日本、南欧 → 女性の社会進出が遅れている → 働く女性の子育て支援環境が未成熟 → 少子化が深刻
アメリカ、北欧 → 女性の社会進出進んでいる → 働く女性の子育て支援環境整っている → 出生率高い
みたいなイメージがあるのですが、
シンガポールや香港のように、女性の社会進出が進んでいる → 働く女性の子育て支援環境整っている → なのに、少子化が深刻
っていうパターンもあるんですな。
いったいなぜなのか?

と書いたまま放置していたので、それに答えることも試みます。
fertility_rates.gif先進国の少子化の進捗状況がよく現れている右のグラフ。 1975-80年あたりを境に、
1. 少子化を食い止めリバウンドした(現在の出生率上位から)アメリカ、フランス、イギリス
2. 少子化が続き出生率1.4以下のイタリア、ドイツ、日本
に分かれているのに気づきます。

Continue reading


幸せって何だろう?

私は本屋をぶらぶらするのが大好きなのですが、昨日ぶらぶらしていると、どこかで聞いたことがあるフレーズがタイトルになっている本が・・・”Dance with Chance”。
どこだっけなー?と思いながら本を開いてみると、著者に見覚えあり。
去年行ったINSEAD卒業生対象のイベント”Meeting in Asia 2008″で語ったINSEADの統計学教授3人が著者で、そのプレゼンのタイトルが”Dance with Chance”でした。 同名の本『Dance With Chance』が先月出版されたよう(専用Websiteまでできていた)。
去年のプレゼンは面白く、ざっくり以下のような内容でしたが(→『INSEAD誘致失敗で失ったもの』)、

「昨今の金融危機で露呈されたように、人間は自らの力を過信し実際以上に現実をコントロールできると思いがちである。 この”コントロールできるという幻想”がさまざまな局面で「幻想」に過ぎないことを示し(例:5年後のダウ・ジョーンズ予想)、コントロール不能な現実が多くあることを自覚することによって、自分の人生を取り戻そう」というもの。

プレゼンに出てきた幾多の例はそのままに(*1)、本の後半ではさらに「では、自分の人生を取り戻すにはどうすればよいのか?」というところまで踏み込んでいます。
*1・・・現実を”コントロールできるという幻想”の例で私が好きなのが、「911後、航空旅客は急減し車に切り替える人が急増したが、航空事故の死亡者数は自動車事故の死亡者数よりはるかに少ない(2002年と2003年は米国での航空事故死亡者数ゼロ)。 「車のハンドルを握れば自分が生死をコントロールできる」と思うのは幻想である」、というもの。
私はこれが大きな理由で日常生活では車に乗らなくて済むところに住もうと決めています。 Not worth the risk…

Continue reading


ソムリエとさかなクン

フランス留学中、どこに行ってもワイン、そして安いのに美味しい、のでワイン大好きになって帰ってきました。 元々あまりお酒に強くないので、留学前は1杯しか飲めなかったのが、3杯まで飲めるように。
フランスにいる間は週末や休暇中にワイナリー巡りをしたけど「この味好き、好きじゃない」という感覚のみで飲んでいたので、「もっと知識があったら、飲むのも選ぶのも楽しいだろうな」と思っていました。
そこで日本に帰国後は、体系的に知識を習得するために、ソムリエとはいかなくともワインエキスパートの資格を目指そうかな、とぼんやりと思っていたのですが、出張に次ぐ出張の生活でまとまった時間が取れず断念。
去年シンガポールに引っ越してようやく出張に追われる生活とおさらばしたので、「ワイン習いたいなあ」と夫に言ったところ、「ワインって習うものじゃなくて、飲んで自然に覚えるもんなんじゃないのー?」と暗に反対されてしまった。 彼は小さい頃から食卓でディナーと一緒にワインを楽しみながら、親に聞いて自然に覚えたんだそうです。
「ワイン飲んで育った人とは違うわよ」とか「ワインって言ってもオーストラリアワインしか知らないじゃん」とか思ったのですが、指摘されて初めて自分の中に「日本人の検定好き」を発見。
一時期、検定ブームが起きて、さまざまな検定が乱立しましたよね。
東洋経済オンライン:乱立する新興検定の舞台裏、漢検除けば、どの検定も青息吐息
これは日本人の資格好き・権威志向とオタク性がうまく交差した結果ではないかと思っています。 TVチャンピオンはその走りであろう(私、あの番組、好きでした)。

Continue reading


世界級ライフスタイルのための婚活

昨晩は第2回 世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポールを、シンガポール一のお好み焼き屋なんじゃもんじゃで行いました。
総勢15名で23時過ぎまで食べて飲んで・・・ 何とオフ会のために日本から飛んできたのが3名!
みなさん、楽しい時間をありがとうございました! よければコメント欄に感想を書き込んでください〜♪
今回は国際結婚4組、海外→海外の横移動組、海外移住希望者、奥さんの転勤にダンナさんがついてきたケース、いろいろな人がいて、それぞれのお話を聞いていると飽きなかったのですが、宴もたけなわになってみんなの注目を一気に集めたのがJTPAツアーで知り合ったという夫婦。
JTPAというのは、技術を志向する日本人プロフェッショナルがシリコンバレーで働くのを支援するためのNPOで日本在住の若手技術系のために毎年ツアー・コンファレンスを企画しています。 3月の東京オフ会にも今年のツアーに参加予定の人がいたし、若手技術系で海外で働くことを希望する人たちの間では知られた存在。
そんなきっかけで知り合ったということで結婚に際し親への説明にも苦労したとのことですが(そりゃ、そうだろうなー)、よく考えるとものすごーく道理にかなった出会い方。
通常、海外に引っ越すとか言うと夫婦の方向性やキャリアを合わせるのが大変なのですが(でも、それはそれで楽しい)、初めから海外就職の志向を持った人が集まっているのだから、いきなり結婚における重大条件(人生の方向性確認)クリアなわけです。

Continue reading