家庭の幸せと職場の幸せは分れない

ボルネオに行く直前、嬉しいサプライズがありました。
前世界銀行副総裁の西水美恵子さんのことを書いた『教育における重要な変化』に、ご本人からお礼のメールが届いたのです。
雲の上のようなキャリアの方でも、名前をアラートにかけて、パーソナライズなメールまで出されるのですねー、としばし感動。
で、本当に考えさせることが多い西水さんの過去の寄稿アーカイブを引き続き読んでいるのですが、その中で涙が出てしまったものを紹介。
『おねしょの教え』というタイトル、一部抜粋。

優秀な部下の成績が下がり、目に見えて元気がなくなっていくのに気付いた。
理由を聞くと、小学生の息子。 「成績が下がり、海外出張で留守する度に寝小便。 心配で仕事が手につかない」と嘆く。 仕事と家庭が両立せず、いっそ世銀を辞めようかと迷っていた。 母性本能か勘か、何がそう言わせたのかは知らないが、ふと思いついて「出張に連れていってみたら」と勧めた。 やる気があるなら旅費も出すと約束した。

忘れかけた頃、その小学生から出張報告書が届いた。 「お母さんが飛行機で飛び立った後のことが分って嬉しい。 お母さんはインドの貧しい人たちを助けている。 僕みたいな子が学校へ行けるように立派な仕事をしている。 お母さんを誇りに思う。 僕もお母さんのようになりたいから、一生懸命勉強します。」
幼い文字を辿りながら、溢れる涙が止まらなかった。 もちろん、おねしょはぴたりと止まり、成績は親子揃ってうなぎ登り。 部下に明るい笑顔が戻った。
(中略)
以来、人事の全てに職員のみを対象とする思考を捨てた。 家庭を対象に入れ、人間としての幸せを考えるようになった。 職場でも家庭でも同じ人間。 どちらが不幸せならもう一方に響く。 働き甲斐と生き甲斐が繋がって初めて、人間の「生産性」が大きく変わる。

この「家庭の幸せと職場の幸せは分れない」という思考は欧米企業の方がより強く浸透していると思います、なぜなら家庭の幸せをおろそかにする企業は人が辞めてしまうから。
私が以前いた総合商社という業種は非常に出張・転勤(単身赴任含む)が多く、結果として家庭の危機を招く社員が多いところでした。 夫が現在働く戦略コンサルという業界も出張が多いところです。 以下、両者での海外出張・海外転勤の条件を比較しました。
(注:この両者が日本とイギリスの会社の条件を代表しているとは思いませんが、私が詳しい条件がわかるのがこの両者なので、便宜上、「日・英」とします。)
1. 海外出張への家族帯同
日:出張への帯同は禁止。
英:家族を出張へ連れていってもよい(ただし家族の交通費は自己負担。 ホテル代は一緒の部屋に泊まれば浮く)。
2. 海外転勤
日:海外転勤を含む人事異動は基本的に「業務命令」であり逆らえない。 実際に山崎豊子の『沈まぬ太陽』の主人公 恩地元さながらの人事を間近に見たことがある。
英:海外転勤は希望制(希望者がいない場合はインセンティブが出る)。 家族手当など手厚い手当はなくなる傾向にある(→『グローバル標準Expatモデル』)。
3. 週末やバカンスと出張が重なった場合
日:さすがに長期バカンスを直前キャンセルしたことはなかった気がするが(毎回死守)、出張のための休日の予定キャンセルは日常茶飯事。 やりすぎると友達をなくす(時には家族も)。
英:長期バカンスは何をおいても尊重される。 例えば、1月にインドに行ったとき、どうしても1日早く帰ってこなければならなかったが、帰りの飛行機はビジネスクラス2人分が会社負担であった(経由便エコノミーの予定が直行便ビジネスクラスになったので、むしろラッキーだった)。 先週のボルネオ旅行では出発日(出発は夜)にジャカルタ日帰り出張が入りそうになり、ジャカルタからボルネオに直行(費用は会社負担)などオプションを検討したが、スケジュールの合うフライトが見つからず、ジャカルタ出張は同僚に代行してもらった。
その他、例をあげると限りがありませんが、とにかくFamily reasonは最優先されます。
今週このビデオ(↓)を見て、「ああ、この社長、当たり前のことを言ってるだけなのになあ」と思ったところだったので、なおさら『おねしょの教え』が響きました。


17 responses to “家庭の幸せと職場の幸せは分れない

  • 大手町

    深いですね。勤め人をしていて、最も弱みだと思うのが、職場で何をしているのかが家族に伝わらない事です。”会社”という所に朝でかけて、晩に帰ってきても、会社がブラックボックスになっていて、たとえ職場の話をしたところでリアリティが伝わるには限界があります。それが社会人経験のない子供相手ではなおさらでしょう。その点ではSOHOや家内制手工業や第一次産業の方が、家族との一体感を持てる幸福な職場環境な気がします。
    前職のベイエリアハイテク企業では、海外出張はヨウコ様記載のイギリスパターンでした。転勤は明確な規定はないものに、希望でなければ待遇については相当交渉があったようです。余裕がある企業だからできること、という指摘もあるかもしれませんが、家族の理解がなければ従業員は働けないのですから。仕事と家族の関係は「日本人は優秀で金も持っているが幸せに見えない」と言われる所以の一つかもしれまえん。
    上記のニュースについては、買収された側とはいえ社長であっても、従来の日本の職場慣行を崩せなかったのには驚きです。よほど根深いものがあるのか、単に辞任口実に使っただけなのか。恐るべしです。

  • haustin

    日本の会社は、公私混同しない、というのを職場と家庭に当てはめてるような。そのメンタリティのままで日本のアメリカ企業に入ったとき、アメリカ人の上司が、出張で奥さん連れてきていたり、同僚も奥さんを出張に連れて行っているのを見たり(もちろん自分もち)、会議の時に、ちょっとしたスモールトークで自分の家族の話をしたり・・・というのに徐々になれ、今では当然のようになっていたので、出張で家族つれていってはいけない、のような規則がある日本企業のメンタリティに逆に驚きました(笑)
    ヴァケーション、ファミリーエマージェンシーは仕事より大事なのはアメリカでも一緒ですよ。ただ、職種や立場にもよると思いますけど。仕事命のアメリカ人は多いですから。
    合理的に公私混同することが、悪いことではなく、生産性をあげる、いいことにつながる、という意識に変わっていくとよいですね・・・これからの日本。

  • sunshine

    西水さんの話は一方からみれば美談です。
    ですが、他方からみれば、世界銀行はたしか国連機関のひとつのはずです。
    運営は各国の負担金で成り立っています。
    ということは、各国民の税金で成り立っているわけです。
    母親の出張に子供同伴でしかも旅費も負担??
    ご存知ですか、国連の職員の異動はビジネスクラスを使用となっているはずです。
    どこからそんなお金を捻出するのですか?それとも西水さんのポケットマネーだったのでしょうか?
    小学生の子供の旅費の金額でどれだけの子供の命が救えたのでしょうか?
    もし、本当に帯同したのであれば、自費で行って欲しかったです。

  • ドイツ特派員

    la dolce vitaさん、
    まあ未だに日本電産のような会社もありますしね。ご存知と思いますが、良く纏まっているのはこちら。
    http://kusoshigoto.blog121.fc2.com/blog-entry-93.html
    私の印象ですが、日本は「みんな長時間拘束」・アメリカは「エグゼクティブは長時間拘束、それ以外は定時労働」・欧州は「みんな定時労働(笑)」。以前も指摘されていたと思いますが、あの労働時間、あの労働態度で先進国の地位を保っている欧州というのは謎の存在です。
    前の会社は家族のことをかなり優先してくれる会社でしたが、あくまでそれは上司の一存なんですね。システムとして機能しているわけじゃないから、そうじゃない上司が来れば全然変わってしまうわけです。あとは、どの程度家族の状況が分かっているか、むしろ今の日本はその点を触らないようにする流れが強くなっていて、家庭環境が分からなくなってきています。
    とはいえ、子供が中学だ高校だになると、反抗期で家にいるのも辛くなりますが(涙)。

  • la dolce vita

    >大手町さん
    >勤め人をしていて、最も弱みだと思うのが、職場で何をしているのかが家族に伝わらない事です。
    その通りですね。 うちの両親は片や(母親)教師という子どもにでもわかる職業、片や(父親)サラリーマンだったので、最後までサラリーマンって何してるのかわからなかったですねー
    何してるのかわからないのに家にいない、と存在感が希薄になるのも仕方ないというか・・・
    前、アメリカ企業でファミリーデーという日に子どもを職場に連れてきて仕事をしている様子を見せる日があると聞きましたが、いいアイデアだなー、と思いました。 
    >よほど根深いものがあるのか、単に辞任口実に使っただけなのか。恐るべしです。
    例えfamily reasonでも普通ここまで踏み込んで記者会見という公式の場では言わないと思うので、よっぽど何かあったんでしょうねー・・・
    >haustinさん
    >出張で家族つれていってはいけない、のような規則がある日本企業のメンタリティに逆に驚きました。
    これくらいで驚いてはいけません(笑)。
    海外転勤時は、家族は同時に移動してはならず2, 3ヵ月後に移動「しなければならない」(理由は忘れた)。 転勤ではなく長期出張の場合(1年以上に及ぶ場合も)は家族帯同は禁止(自費ならOKとかではなく「禁止」です)。 その他もろもろ・・・
    「会社で負担しないから自分のリスクと負担でご自由に」ではなく「禁止」にする意味がわからないんですけどね・・・
    >sunshineさん
    >小学生の子供の旅費の金額でどれだけの子供の命が救えたのでしょうか?
    >もし、本当に帯同したのであれば、自費で行って欲しかったです。
    世銀の運営が各国の負担金で成り立っていることは知っていますし、詳しい状況がわからない中、弁護するわけでもないですが、基本的に部署のボスが予算を握っていてしかるべき生産性をあげるミッションを背負っているので、その予算をどう効率的に使うかはボスの権限内だと思います。
    もし、この「優秀な職員」が子どもを理由に辞めてしまったら、新たな人を雇うリクルーティングの費用がかかり、その費用は子どもの旅費の比ではありません。 そのへんも包括的に見て判断するのがボスの役割だと思います(実際にそういう判断があったとか、西水さんが正しいとか言っているわけではありませんので誤解なく)。
    ビジネスクラスにするかどうかの判断もしかりです。 世銀がどうかは知りませんが、飛行時間と時差の関係で(例えば日本からアメリカ西海岸に行くとき)、到着直後から1日フルに仕事が詰まっている場合、エコノミーで移動していたのでは到着日まるまる全く仕事にならないことがままあります。 全部そういうトレードオフを見極めながら判断の連続ですので一概に何が悪いとは言えないと思います。
    >ドイツ特派員さん
    日本電産の話は笑い飛ばしてしまったような・・・
    >あくまでそれは上司の一存なんですね。システムとして機能しているわけじゃないから、そうじゃない上司が来れば全然変わってしまうわけです。
    そうですね、前の会社の部署は1年以上に渡る長期出張者が多かったので家庭の危機を訴える人が多く、本当にやばそうになってはじめて上司が日本に返してましたねー。 上司が悪いのではなく、本人が本当にやばそうになるまで我慢するからだと思いますが。
    >むしろ今の日本はその点を触らないようにする流れが強くなっていて、家庭環境が分からなくなってきています。
    セクハラの話(↓)も同じですね。 お互い気をつかって聞けなくなってますよね。
    http://www.ladolcevita.jp/blog/global/2009/07/post-236.php

  • sunshine

    国連の規定で7時間以上のフライトの場合はビジネスクラスとなっています。
    国連の予算を公私混同で使った場合は内部告発されます。
    唯一考えられるのは、国連職員の子供は一年に一回、帰国という形で他国へ行く旅費がでます
    それを使われたのでしょうか?
    いずれにせよ、国連の拠出金世界第2位のわが日本の財政は破たん寸前なのに小学生の旅費を負担なんて
    考えられません。
    それから、もし優秀な職員が家庭を理由に辞められても、そのポストがおいしいポストであればある程
    世界中の優秀な国連職員からオファーがあって穴を埋めるのは簡単だと思われます。
    あと、小学生のおねしょなんてほっときゃ治るんです。
    そして、本当に優秀な母であれば、きちんと両立できているはずです。

  • papaiya yamashita

    働くものとして、家族の理解は重要ですね。
    西水さんのとった行動は凄いです。やはり、家族に自分の仕事を理解してもらえてなおかつそれに敬意をもってもらえたらモチベーションもすこぶるあがることでしょう。
    日本企業はそういう意味で従業員の家族は蚊帳の外ですね。
    僕の友人がつとめている外資系保険会社でも成績がよいと家族全員が海外旅行に招待されるとのことです。
    僕が、幹部になる頃には日本企業ももう少しマシになることでしょう。というか、僕らの手でマシにしていかないといけないと思いつつ日々業務に励んでおります。

  • Blondy

    ギリシャの昔からヨーロッパはアジアと欧州の違いを、ずばり一言で、アジアは僭主制、欧州は共和制と見抜いていました。
    歴史をふりかえれば、日本人は、江戸時代は幕藩体制下の領民、明治から戦前は大日本帝国の臣民、戦後は市民になるかとおもいきや、戦中の総力戦体制をひきついだ強力な中央集権型の官僚制の下で企業・組織に隷属した領民や企業奴隷に逆戻りしていますね。
    日本的な組織文化の中には良い点もたくさんありますが、おそらく単身赴任や滅私奉公をあたりまえとするようなアンチファミリーバリュー的あるいはアンチ個人生活的な組織カルチャーがいまでも残っている理由の根幹には、江戸時代に、参勤交代や隣組制度に代表されるような超管理社会を組み上げて鎖国し、開国後も市民意識の本格的目覚めや共和制への深い理解を持てなかった歴史的流れが尾をひいているのではないかと思います。
    また、欧州勢は大航海時代や重商主義時代にさんざん世界中から搾取して、厚い資本蓄積と潤沢な植民地利益フローがあり、領民から市民として独立して権利意識に目覚めた人々に対して労働分配率を上げる現実的余地があったのに対し、日本は資源や植民地のない貧しい国であったので、開国後は富国強兵策や高度経済成長策を掲げて、労働ダンピングに目をつぶり歯を食いしばってがんばってきたのだという見方も成り立つかもしれません。
    歴史をふまえて社会のありかたを考え、全体のバランスを考慮して改めるべきところは果敢に改めるべくリーダーシップを発揮するというのがエリートの本当の仕事です。
    そういう仕事を避ける似非エリートに対して逃げるな卑怯者という言葉を浴びせ、自らは向う傷を恐れず果敢に改革を挑み続ける西水美恵子さんはたいへん立派な志をもったエリート中のエリートだと思います。
    こういう素晴らしい方の存在をブログで広く紹介されているla dolce vitaさんのセンスと努力に大感謝しています!

  • インフル

    いい話ですね。
    でも、あっさり辞めれるのも次の仕事掴んでるか、
    お金に困ってないからですよね。
    2,3年収入なしでも生きていけるようにしないと、
    こんな台詞言えませんねえ。

  • ドイツ特派員

    la dolce vitaさん、及び書き込まれているsunshineさん、
    自分が書いていることと矛盾していると思われるかも知れませんが、実はsunshineさんが感じられることは理解できるところでもあるんです。まあ私も日本での勤め人が長いからかも知れませんが。
    恐らく厳しい業績の日本の会社であれば、海外出張は相当な物心ともの標的になります。私が勤務していた日本の会社の実態で言えば、まずビジネスクラスは有り得ず、空港前泊の日程を組むことも駄目だし、日本からアメリカであれば到着してそのまま仕事というのが普通。その上でエコノミーも削りまくったエコノミーなんでアップグレードすらできない。私なんて世界一周をエコノミーで三回やりましたがもう段々「次は何処までやってやろうか?」なんてマゾヒステッィクになったり(笑)。ちなみの会社の規定では確か「7時間以上はビジネス」だったと思います。じゃあ何故ここまでしたのか?やはり予算を見ている以上、「一回のビジネス出張で何回他の会社を廻れるだろう、何人必要な人間を同行させられるだろう」と考えてしまうんですよ。確かに行った先でのパフォーマンスの問題があるんですが、それこそ足にシャーペン突き刺しながら時差ぼけと戦ってプレゼンしていました。ただ例外もあって、どうしても出張先で実験などが入る場合があると、これはパフォーマンス云々より危険ですから、ビジネスクラスを使っていました(これは私ではありませんが)。結構文句言われましたよ、「他の事業部がビジネスで行ってるのに何で行けないんだ?」っていうことをちょっと年上の人からは。「んなもん仕方無いでしょう、一銭も利益出して無いんだから!」と突っぱねた以上、自分はビジネスなど口が裂けても言えず。もうある種の意地でしたが、それでも他の部署からは、「いいねえお前の所は。大人数で海外出張で俺達の利益吸い上げかよ」みたいなことは言われましたからね。「仕方無いだろう、相手が海外にいるんだから」とも言えず、本当に悶々としていました。その中でどれだけ楽に言い訳できるようにやるか、少しでも夜間移動を少なくするとか、その程度なんですね。下らないといえば下らないんですが…。
    sunshineさんが納得できなかったのは、「削れる所を削っている人たちがいるのに、ましてや拠出金二位の日本がこれだけヒイヒイ言っているのに、こういうところを認めている世銀のシステムというのはおかしい、甘すぎるんじゃないか?」ということですね。それに対し、多分世銀(というか執行した西水さん)は、別に優しさだけじゃなくて「損して得取れ」という考えを使ったのでしょう。「将来の損失を考えるとこの金は削れない」というか。またこれを「旅費」という「経費」と見るか、「事業における原価の一部」と見るかの違いがあるでしょう。ただ、残念ながらこの「損して得取る」というのは特に今の日本企業では通用しないでしょう。目の前の損をどうやって削るか、という短期株主志向が強くなっているのが明白ですから、将来のことを言うのが難しくなっている。そんな現状と世銀の違いにsunshineさんがいらだちを持たれているように感じています。もし違っていたら申し訳ありません–>sunshineさん
    もう一つ、何処まで会社が家庭に踏み込むか、というのは存外重要な問題で、むしろある種の「囲い込み」を起こす危険もあります。日本の「完全に判断の埒外」というのはかなり論外な場合だと思いますが、私などは余り踏み込まれるとちょっと引いてしまうかも知れません。事例による、と言ってしまえば正にそれまでですが。
    なんてここまで書いていて、日本と欧米(と括るのは荒っぽいですが)での違いは、
    1.日本は、会社は「苦労して我慢しながら利益を上げる」ところ
    2.欧米は、会社は「苦労はするが我慢はせずに利益を上げる」ところ
    じゃないでしょうかね。で、実は失業率の差には、この「我慢」というのが入っているんじゃないかな?と想像しています。Blondyさんが書かれていることに同じなんだと思いますが、我慢のし過ぎは良くないですね。ただ、我慢が足りないのもまたあんまり良くないんで、うーんどうすればいいんでしょうねえ(すみません、しまりのない終わり方で)。

  • la dolce vita

    >sunshineさん
    おねしょはあくまでこの話の中で例として取り上げられているもので、放っておけば治るかどうか、日本の財政が破綻寸前なのに、etc.は本質的な話ではありません。
    私は印象に残る箇所を抜粋しただけで他の西水さんの記事も全部読んだ上での感想を書いているから、おそらく読んでいらっしゃらないsunshineさんと受けた印象が違うのかもしれませんので、ご興味あればお読みになってはいかがでしょうか?
    このエッセイの本質は、
    >本当に優秀な母であれば、きちんと両立できているはずです。
    という、世間のプレッシャーが多くのワーキングマザーを苦しめているので、子どもを育てながら働くことを社会全体の問題と捉え、先ず隗より始めよと西水さんが取られた行動こそが本質だと思っています。
    >papaiya yamashitaさん
    >僕の友人がつとめている外資系保険会社でも成績がよいと家族全員が海外旅行に招待されるとのことです。
    ありますね、そういうところ。 でも本当に(家族にとっても)いい会社でなければ旅行に招待されても行きたくなかったりするので(笑)、家族も含めて「招待されて嬉しい」と思えての成功でしょうね。
    >僕らの手でマシにしていかないといけないと思いつつ日々業務に励んでおります。
    一昼夜にして変わりませんもんね、がんばってください!
    >Blondyさん
    いつも幅広く深い歴史観に基づいた洞察あるコメントありがとうございます。
    日本人は「自らの力で革命を起こし勝ち取ったことはない、全部お上(終戦後は米国)から与えられてきた」ことは、日本人のメンタリティーやいろいろな事象を説明するときに言われますね。 個人的には「ふーん、そんなもんかなー。 今まで経験してなくても自由は欲しくないかー?」と思いますが。
    西水さんの他の記事も読んで頂いたようで、ありがとうございます。 本屋で平積みされているビジネス本の著者たちとはレベルが数レベル違いますよね。 圧倒されます。
    >インフルさん
    >でも、あっさり辞めれるのも次の仕事掴んでるか、お金に困ってないからですよね。
    そうとも限りません。 一番大きいのは「労働市場が柔軟だから」だと思います。
    基本的には椅子取りゲームなので、椅子の数が多く、「立つ→座る→立つ」の回転が速い労働市場では椅子に座れるチャンスが多くなります。
    最近、「この大不況下でもレイオフされたアメリカ人の平均失職期間は半年以下だが、(労働市場が硬直している)フランスやスペインは平均失職期間は1年以上になる傾向がある」という記事を読みました。 ので、だいぶ国にもよります。
    あと、高給かどうかも関係ありません。 労働市場は需要と供給のバランスなので、求められている経験・スキルよりオーバースペックだと採用されないので。
    >ドイツ特派員さん
    >多分世銀(というか執行した西水さん)は、別に優しさだけじゃなくて「損して得取れ」という考えを使ったのでしょう。
    「優しさ」じゃありませんよ、「損して得取れ」という精神論でもない。 全体を最適化して生産性をあげるのが上司の仕事ですから。
    >1.日本は、会社は「苦労して我慢しながら利益を上げる」ところ
    日本企業は欧米の同業他社と比べて利益率が驚異的に低いことが特徴なので、利益すらあげていると言えるかどうか・・・
    「昔うまくいっていた日本式システム(雇用慣行など)がうまくいかなくなった」という人が多いですが、西水さんがたしかこのインタビュー(↓)で言ってますが、人口構成が富士山型で経済が右肩上がりのときは、多少システムが悪くても経済は成長するんです。
    http://www.sophiabank.co.jp/audio/japanese/2008/10/post_205/
    もともと生産性が低く結果として利益率が低くなってしまう仕事の仕方をしてたんだと思いますが。
    今急成長中のアジア各国も一緒ですけどね。

  • まつーら

    いやー、いい話ですね。ご紹介ありがとうございます。
    Sunshineさんの懸念するところも理解はできますが、ミクロ(もしくは短期的)で捉えるか、マクロ(もしくは長期的)に見るかの違いのような。基本的に全体最適化を尊重する僕としては、この話しは物凄く参考になります。小さいことに拘って、大きな損失をするよりは、全体を見渡して最良の決断を下す。最終的にこの息子さんが、この出張に同行したお陰で、世界的に物凄い貢献を与えるかも知れないのですし。ミクロだけでは物事の良し悪しは判断できないですよね。ただ、これはあくまで成功例をご紹介して頂いた限りで、同様のケースでも結局は無駄骨になることだってありえるとは思いますが。
    あと、日系企業に関して、「1. 海外出張への家族帯同」はその通りだと思いますが、「2. 海外転勤」はどうなんでしょう?有無を言わさずってことはないと思いますけど。少なくとも入社前に「有無を言わさず転勤の可能性がありますが、問題ないですか?」ぐらいは聞かれるのではないでしょうか。基本的に転勤の多い商社の方ならば、それを承知で皆さん入社されていると思うのですが。
    出張に関して言えば、その通りですね。私用よりも出張が優先されてしまいますね。
    ちなみに僕が骨折していた時期に、親会社の命令で、松葉杖つきながらインド出張行かされました。そのときは流石に上司も、「それは会社としてマズイんでないの?」って親会社に訴えてくれたのですが、「決定事項なので無理」と一蹴されたようで。僕的には「えー、行くんですかー?」と言いつつ、話しのネタとしておもろいなぁと思ってました。大変でしたけど、その分、話しのネタに十分使わせてもらいました。

  • la dolce vita

    >まつーらさん
    >少なくとも入社前に「有無を言わさず転勤の可能性がありますが、問題ないですか?」ぐらいは聞かれるのではないでしょうか。 基本的に転勤の多い商社の方ならば、それを承知で皆さん入社されていると思うのですが。
    ははは、もちろん会社は「有無を言わせませんが問題ないですか?」なんて公けに聞きませんよ。 東証一部上場企業がそんなこと聞いたら労働何とか委員会に訴えられます。
    Noを言う「権利」はありますよ、でも暗黙の了解で誰も言わないんです。 それは「有無を言わさない暗黙のプレッシャーがある」のと一緒だと思いますけどね。
    権利はあるけど行使する人がいないのはひと昔前の有休と一緒、今なら男性の育休かな。 大企業だと男性の育休があるところが多いけど日本での男性育休取得率0.04%です、夫の会社ならほぼ100%。

  • ライフスタイルblog彩り

    家庭生活と仕事のバランス

    Yoko Kloeden(クローデン 葉子)さんというかたの『世界級ライフスタイル』のなかに、「家庭の幸せと職場の幸せは分れない」という文がありました。 …

  • sunshine

    指摘したのは、これが世銀での出来事だったからです。
    もし、企業であれば、今回の話も美談として賛同できますが
    けれど国連は国際の平和及び安全の維持を目的にしていて、利益を追及する企業とは違うので
    国連としてそんなことをしていいのか、そもそもどうやって予算をとったのかと疑問を持っただけです。

  • ドイツ特派員

    la dolce vitaさん、
    この日本板硝子の社長退任に関して、最近のForbesの記事(面倒なので原文を読んでません)の翻訳でこんなものがありました。
    http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090910/180461/?P=1#commentform
    ご参考までに。

  • la dolce vita

    >ドイツ特派員さん
    ありがとうございました。
    何だか言いたいことがよくわからない記事ですねー、これ。

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