季節の話題の続き。
以前書きましたが、週に1回オーガニックベジタブルのデリバリーが届きます。
申し込んだとき、説明書きに「Seasonable vegetable & fruits(季節の野菜と果物)の組み合わせが届く」とあったので、シンガポールで季節って何ぞや? 毎回パパイヤやマンゴーが届くのかな?と思っていたら何のことはない。
シンガポールは食料品の95%を輸入に頼っているので、オーガニックベジタブルも日本、オーストラリア、その他から「その土地の季節のもの」が届きます。 今であれば日本から白菜、オーストラリアからブロッコリー、近隣(マレーシアかな?)からパパイヤなどが届き、食卓は「白菜鍋をした後、デザートはパパイヤ」のようになります。
さて、このデリバリー。 ショップに届いた野菜・果物を入れて送ってくれるのですが、リストがないので届いたものを見ても何の野菜かわからない、という欠点があります。
例えば最近届いた茎が赤い葉もの野菜。
夫が「rhubarbじゃないか?」と言うので(右はrhubarbの写真)、レシピを検索したところ、葉っぱを取り、茎を砂糖で煮詰めてジャムにしてお菓子に使うレシピばかり。 レシピ通りに茎をジャムにして何回かトーストにのせて食べてみたのですが、まずくはないけど、おいしくもない。
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Google vs. お店のおばちゃん
アメリカが少しだけわかる本
11月4日(日本時間では5日)、アメリカ大統領選直後のブログでは選挙人の数しかわからなかったので、「フタを開けてみるとオバマの圧勝でしたね。」と書いたのですが(民主党オバマ:364、共和党マケイン:174)、実際の得票数で見ると全然圧勝ではありませんでした(オバマ:52%、マケイン:46%)。
The Economist : Signed, sealed, delivered
The Economistがwebsite上で実施した世論調査(世界中から誰でも次期アメリカ大統領はオバマがいいかマケインがいいかオンライン投票できる)の結果では圧倒的にオバマ支持でした。 The Economistの政治的立場はリベラルなので(→参考)、この差は当たり前と言えば当たり前だし、自国の国益を優先したいアメリカ国民とその他の国の利益が相反するのも当たり前なのですが、アメリカっていうのはやっぱりよくわからん(さらに言うと、キリスト教保守派っていうのが全くわからん)国だなー、というのが多くの人の感想かと。
そんな時に今話題(?)の『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』を読みました。 どんなことが書いてあるかは、ぜひこちらの目次をどうぞ。
外資系戦略コンサル vs. 投資銀行
週末なので、閑話休題。 くだらないけど、面白い”Damn, It Feels Good to be a Banker”。
かなり偏った人(業界人及びMBAホルダー)にしか面白くないかも。
ウォール街で働く若手コンサルタント(McKinsey, BCG, Bain, Accenture)と若手インベストメントバンカー(Goldman Sachs, Morgan Stanley, Merrill Lynch, Blackstone, Lazard)が路上でラップのリズムにのせて罵倒し合うビデオで、同名の本『Damn, It Feels Good to Be a Banker』の宣伝だとか。
歌がラップでスピードが速いので歌詞ものせておきます(→コチラ)。
業界の人ならわかる専門用語(jargon)満載(Five Forces、3Cなど)で、くすりと笑えるのでは?
「一身にして二生を経る」時代に生まれて
長らく私の「読みたい本リスト」に載っていた梅田望夫さんの『ウェブ時代をゆく – いかに働きいかに学ぶか』をようやく読みました。
書評としては遅すぎる気もしますが、better late than neverということで。
本の中で何度も出てくる「一身にして二生を経る」はウェブ時代という時代の大変革の最中にある現代を幕末から明治に生きた福沢諭吉になぞらえた言葉(下記、本より引用)。
福沢諭吉は、『文明論之概略』の緒言の中で、幕末から明治への変化について、「恰(あたか)も一身にして二生を経るが如く、一人にして両身あるが如し」と表現した。福沢は、その六十六年の生涯の「最初の半分」(三十三年)を封建制の江戸時代に、「あとの半分」(三十三年)を明治維新の時代に、まさに「一身にして二生を」生きた。
ウェブ進化という大変化に直面している同時代の私たちの生涯は、「一身にして二生を経るが如し」だと思う。
その大変革であるウェブ時代とはどういう時代かは、今までブログで紹介した『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』、『フラット化する世界』
、『富の未来』
あたりを読んでほしいのですが、その変化が目に見え始める時期とその変化の影響を受ける世代について次のように評しています。
INSEAD誘致失敗で失ったもの
まだまだ週末あったイベントのお話。
昨日と一昨日書いたDr.Liuとのディスカッションは30人くらいの少人数イベントだったのですが、それに先立ちINSEAD卒業生200人以上が25ヵ国からシンガポールキャンパスに集結した”Meeting in Asia 2008″というイベントが行われました。 内容はINSEADの誇る2人の統計学の教授が「昨今の金融危機で露呈されたように、人間は自らの力を過信し実際以上に現実をコントロールできると思いがちである。 この”コントロールできるという幻想”がさまざまな局面で「幻想」に過ぎないことを示し(例:5年後のダウ・ジョーンズ予想)、コントロール不能な現実が多くあることを自覚することによって、自分の人生を取り戻そう」というもの。
活発な質疑応答など非常に楽しかったのですが、以前このエントリーのコメントでEDGEさんに推薦頂いた『まぐれ』という本にエッセンスがまとめられているので、興味のある方はぜひ一読を(私も読んでいる真っ最中でした)。
わずか半日のイベントに200人以上の卒業生が集まったイベントを見ながら「INSEADもいよいよ 本格的にアジアのビジネススクールになってきたなー」という思いを強くしました。 この状況で一番得をしたのはシンガポール政府ではなかろうか?
INSEADは政府・大学・企業から独立した教育機関としてフランスのパリ郊外フォンテーヌブローに1969年設立され(グロービスがINSEADをモデルとしていることは代表の堀さんのブログで触れられている)、途中まで英語とフランス語の2ヵ国語で授業を行っていたため「フランスのビジネススクール」の域を出なかったのですが、授業を英語だけで受けられるようになってからは世界ランキングトップに顔を出すようになりました。
その特徴は学生のバックグラウンドの国際性であることは以前書いたのですが、2000年にシンガポールにキャンパスを開設してからはますますその傾向は強まり、現在は75ヵ国から学生が集まり一番多いアメリカ人が10%(私がいた時は一番多いイギリス人とフランス人が12%ずつであった)、実に学生の75%がフランスとシンガポール両方のキャンパスを経験するそう。

歴史に残る名スピーチ
今日はみんな同じことを書く気がしますが、私も書きます。
昨日のオバマの勝利宣言スピーチはよかった(フルバージョンはこちら↓)。
BBC : Obama’s victory speech in full
私はビジネススクールもアメリカを避けてヨーロッパに行ったくらいなので、アメリカ礼賛主義からは程遠いのですが、そんな私でもこんなリーダーに”America can change”と言われると本当に変われるだろうなー、という気がしたし、こんなリーダーだったらついていってもいいかな、という気さえしました。
今日はこの素晴らしいスピーチを利用して役に立ちそうなことを2つ。
1つめは、パブリックスピーキングについて。
よく言われることですが、アメリカの政治・経済のリーダーのスピーチのうまさは日本の政治・経済リーダーのそれとは比べ物になりません。
「言葉の力で人種・性別・思想・信条が異なる多彩な人々を率いる」ことで鍛えられてきたからであり、似た者同士、仲間内のなあなあや密室会談でいつの間にか上にいたという人たちとは鍛えられ方が違うのだと思います。 逆に言うと、アメリカ人も初めからスピーチがうまい訳ではなく(人前に立つことが何よりも怖い、という人はそれこそ大勢いる)、訓練の賜物なんでしょう。
よし、選挙に行こう。
来週火曜日(11月4日)に迫ったアメリカ大統領選。
夫(オーストラリア人)が完全にハマっています。 ”It’s so entertaining!”だそうな。
毎日、毎日「コリン・パウエルがオバマ支持だよ!」(下記記事)
「アルカイダはマケイン支持だってさ。 ハハハ、マケインにとっては打撃だねー、でもマケインに打撃を与える目的だとすると本当はアルカイダはオバマ支持なのかなー?」(元ネタ不明だが一応、下記参考コラム)
・・・と実にかしましい。
CNN.co.jp : パウエル前国務長官、オバマ氏支持表明
NYTimes.com : The Endorsement from Hell
知らんがな・・・静かに応援してくれ・・・アメリカの選挙権持ってたら絶対投票するんだろうな、この人・・・(もちろん持ってません)
米大統領選が非アメリカ人をもこのように熱中させる理由は、もちろんテレビ、ネットその他メディアを駆使した一大エンターテイメントと化し全世界がリアルタイムで観戦できるからですが、やはり純粋にこれほどまでに今後の4年間(もしくは8年)の世界に影響を与える職種というのも他にないからでしょう。 8年間のブッシュ政権の間に世界も随分変わりましたもんね・・・
全世界の注目を集めているのだからさぞかし投票率も高いことだろう、と思って調べてみたら、「ベトナム戦争時以来の注目度」と言われていた2004年のブッシュ大統領再選時の選挙でも投票率は55.3%でした(Infoplease : National Voter Turnout in Federal Elections : 1960 – 2008)。 ふーん、そんなもんなんだ・・・
なお、オーストラリアでは投票は義務で行かないと罰金なんだそうです(よって、投票率は95%)。 夫はシンガポールに住んでからも、選挙の日はオーストラリア大使館まで投票しに行ってます。
これからの時代の伝わる英語
第二外国語(もしくは第三外国語)が英語である人口が、母国語が英語である人口(Native English Speaker)をはるかに上回るようになった現代で、重要なのは「ネイティブのように話せる」ことではなく(そもそも、日本の英語教育でよく聞く「ネイティブ」ってどこの国の人のことだ?)、「万人に伝わる英語が話せ、万人が話す英語が聞ける」ことだと思います。
いろいろTipsを考えてみました。 「完璧なクイーンズ・イングリッシュを話せるようになりたい!」、「ドラマThe OCを字幕なしで理解したい」という人向けではありませんのであしからず。
また、すでに基礎力がある人向きです。
1. まずは聞けなければお話にならない
以前のブログでも紹介しましたが、渡辺千賀さんのブログの『話せる・聞ける英語の勉強法』というエントリーを一読することをお薦めします。
圧倒的にリスニングの勉強量が足りていない人が多いと思います。
ここで「万人が話す英語が聞ける」ためには、英語・米語バランスよく聞いた方がいいと思います。 海外ドラマもいいのですが、ある程度大人になるときちんとした英語が話せないと恥ずかしいので、BBCとCNNの組み合わせが最も標準的でしょうか。 これに政治家のスピーチ(オバマ民主党大統領候補とブレア元首相の英語はきれいでお薦め)、経営者のスピーチなどを加えるとよいかと(YouTubeでたくさん見つかります)。
仕事のためには中国人とインド人の話す英語も聞けた方がいいですが、こちらは教材は見つかりにくいかもしれません。 慣れの問題なので聞き続けると慣れます。
女性における学歴と結婚の相関関係
非常に妙齢の女性の反応が良さそうなタイトルをつけてしまいましたが、疑問に思っていたことがあったので調べてみました。
こういうトピックは主観で語ると紛糾しやすいので、統計攻めでいきます。
日本では「高学歴の女性は売れ残る説」が既成事実のように言われて久しいですが、まだ旬なトピックなんでしょうか?
私の周りは去年から猛ラッシュなので「遅い」だけで「結婚しない」わけではないと思うが、個人的体験は置いておいて、統計で確認(2000年国勢調査より)。
女性未婚率(全国)
25-29歳 30-34歳
大卒 69.3% 33.2%
短大卒 56.5% 27.1%
高卒 45.1% 22.6%
たしかに大卒未婚率の方が高い。 「学歴」というからには大卒内で細分化してほしいけど、さすがにそのレベルは見つかりませんでした。 続いて東京都のデータ。 個人的には東京と全国平均の差の大きさの方が興味あります。 さすが独身天国、東京・・・
女性未婚率(東京都)
25-29歳 30-34歳
大卒 73.7% 40.9%
短大卒 64.0% 35.9%
高卒 55.9% 32.1%
(もっと知りたい方はコチラ→東京都の統計:若者の結婚の状況の変化)
で、疑問に思っていたことというのは、一般的には高学歴と思われるINSEAD同級生を見渡すと、女性は30過ぎたら一斉に結婚し子供もバンバン産んでいるのに対し、男性は独身で「いい人がいない」と言っている人が多いような気がします(もちろん結婚する人の方が多いですが)。
「気がする」だけではなく、統計においても裏づけられています。

