日本で大きなニュースになっているのかわからないのですが、ここ数年続いているオーストラリアの干ばつが危機的な状況になっています。
百聞は一見にしかず。
もっと写真を見たい方はコチラ(↓)。
The MAP Group – Beyond Reasonable Drought
AFP : オーストラリアの「大干ばつ」収束の見通しなし 主要流域の水量最低レベル
農業はすでに壊滅的な打撃を受けており、都市部でも家庭では洗車や庭の水やりが制限されて市民が節水に励んでいます。
夫(オーストラリア人)の友人、親戚に会っても必ず水の話になります。 「稲作って1年にどのくらいの水を使うのか?」と聞かれたことも。 家畜が干ばつで死んでいくオーストラリア人にとって、あれほどの水を使う農業が信じられないのでしょう。
– 移民に寛容な国家
– ‘No worries’な、おおらかな国民性
– 温暖な気候
– アウトドア天国
– 食材が新鮮で美味しい
– …etc.
以上のような理由により、オーストラリアは将来の移住候補先No.1なので(もちろん夫の出身地でもある)、水不足は本当に心配しています。
地球温暖化で最も打撃を受けている先進国だと思うのですが、何かが根本的に変わっていく、それを多くの人は呆然となす術もなく眺めている、ような気がしてなりません。 オーストラリアの州政府はいろいろ施策を打ち出してますけどね、水を確保するために大農場を買い上げてみたり(↓)。
The Economist : The dry last ditch
February 8th, 2009 at 3:15 pm
(過去のコメントは以下)
かよ October 29, 2008 9:33 PM
アデレードに1ヶ月ほど滞在した事のあるわたしには、気になるニュースです。
残念ながらあまり大きなニュースにはなっていない気がするよ、なるとすれば小麦関連でかなぁ。
アデレードの滞在でショックだったのは、
シャワーを浴びる時間を5分以内にしなさいといわれたこと(ホームステイさせてもらっていたから)
庭の水まきを、水が不足しているからというので行ってはいけないときがあるということ
やね。確かに、日本の水稲なんて、信じられないと思う。
どうすればいいんやろうね・・・
しん October 29, 2008 10:31 PM
オーストラリア、卒業旅行で1週間ほど滞在してました。
気候もよくワインも美味しく、人柄も温厚な印象のあるオーストラリア。
まさかこれほど干ばつが進んでいるとは。
最近、金融と燃油の問題が日本ではよく取り上げられているけど、
本当は環境問題、食料問題がもっと大きな課題かもしれませんね。
穀物が人口分とれなくなる時代が近いうちにくるとも言われていますし。
水、使った水を家庭でも簡単にリサイクルできる仕組みが
あれば少しは環境がましになるかもしれませんね。
la dolce vita October 30, 2008 1:12 PM
>かよ
>残念ながらあまり大きなニュースにはなっていない気がするよ、なるとすれば小麦関連でかなぁ。
そうよねー、オーストラリアでも都市部では節水なだけで、上の写真のような光景はテレビで見るだけだから、人々がものすごく危機感感じてるか、っていうとそうでもないみたいよ。
>どうすればいいんやろうね・・・
わからんねー。 この状況に多少の雨が降っても本当に「焼け石に水」みたいな感じだからねー、生態系が変わってくれんことには・・・
>しんさん
>気候もよくワインも美味しく、人柄も温厚な印象のあるオーストラリア。
そうそう、本当にいいところなんです。
>最近、金融と燃油の問題が日本ではよく取り上げられているけど、本当は環境問題、食料問題がもっと大きな課題かもしれませんね。
日本も食糧輸入はオーストラリアに随分頼ってますからね。
>水、使った水を家庭でも簡単にリサイクルできる仕組みがあれば少しは環境がましになるかもしれませんね。
リサイクル計画は進んでるようですが、「砂漠の真ん中に無理して人間が住んでる」状態になるのも悲しいですよね? 日本もここ数年、何回も局地的大雨が降ったり豪雪になったりおかしなことになってますが、水があるって贅沢なことなんだと思います。