来週火曜日(11月4日)に迫ったアメリカ大統領選。
夫(オーストラリア人)が完全にハマっています。 ”It’s so entertaining!”だそうな。
毎日、毎日「コリン・パウエルがオバマ支持だよ!」(下記記事)
「アルカイダはマケイン支持だってさ。 ハハハ、マケインにとっては打撃だねー、でもマケインに打撃を与える目的だとすると本当はアルカイダはオバマ支持なのかなー?」(元ネタ不明だが一応、下記参考コラム)
・・・と実にかしましい。
CNN.co.jp : パウエル前国務長官、オバマ氏支持表明
NYTimes.com : The Endorsement from Hell
知らんがな・・・静かに応援してくれ・・・アメリカの選挙権持ってたら絶対投票するんだろうな、この人・・・(もちろん持ってません)
米大統領選が非アメリカ人をもこのように熱中させる理由は、もちろんテレビ、ネットその他メディアを駆使した一大エンターテイメントと化し全世界がリアルタイムで観戦できるからですが、やはり純粋にこれほどまでに今後の4年間(もしくは8年)の世界に影響を与える職種というのも他にないからでしょう。 8年間のブッシュ政権の間に世界も随分変わりましたもんね・・・
全世界の注目を集めているのだからさぞかし投票率も高いことだろう、と思って調べてみたら、「ベトナム戦争時以来の注目度」と言われていた2004年のブッシュ大統領再選時の選挙でも投票率は55.3%でした(Infoplease : National Voter Turnout in Federal Elections : 1960 – 2008)。 ふーん、そんなもんなんだ・・・
なお、オーストラリアでは投票は義務で行かないと罰金なんだそうです(よって、投票率は95%)。 夫はシンガポールに住んでからも、選挙の日はオーストラリア大使館まで投票しに行ってます。
翻って日本の総選挙。
ここで非常に恥ずかしい告白ですが、私は20歳で選挙権を得た直後の「記念投票」以来、投票というものに行ったことがありません。
言い訳からしますと、就職して以来、日本と海外を行き来しており(1年以内の場合、日本の住民票も抜かないし)、日本に帰るたびにとっくに選挙日の終わった選挙ハガキを見つける、ということを続けていました。 まあ、期日前投票とか不在者投票とか制度はあるので言い訳です。 本音は「自分ひとりが選挙に行っても日本は変わらない」という諦めでしょうか。
そんな私に対し、母が何度も「選挙に行かないと損をするのはあんたたちなのよ。 私たちみたいな年寄りしか選挙に行かないから、政治家も年寄りに向けた政策しかやらないんじゃないの」と口を酸っぱくして言っていました。
なるほど、年代別の投票率を見るとその差はすさまじい(MyNewsJapanより)。 なぜこんなことを思い出したか、というと『勝間和代の日本を変えよう』
を読んだからなんですが、私にとっては雨宮処凜さんのワーキングプア対談が面白かった(というより、開眼であった)です。
というのも同書にある男女共同参画問題、ワーキングマザーのネタが非常に自分に身近な話題であるのに対し、ワーキングプアは同世代でありながら周りにいない、ので実感が沸かず、関連本も読んだことがありませんでした。 この本で「ワーキングプアは短期労働を繰り返しているので、いちいち住民票も移さず、よって選挙ハガキも届かない」を読んで、ただでさえ人数で高齢者層に負けているのに選挙に行かなければ声が政治に届くわけないわな・・・と思ったのです。
私は「男女共同参画問題、ワーキングマザー問題」などは基本的に「自分を救うのは自分である、自衛すべし」という冷淡なスタンスなのですが(自分もそうしてるし)、自助努力でどうにもならないほどの社会的弱者はやはり救うシステムがあるべき、と思っています。
選挙権がある日本の選挙に行かず、米大統領選がどうこう言っている私は明らかにおかしい。 よし、選挙に行こう。
海外居住者は、まず在外選挙人名簿登録なるものをしなければいけないようです(→外務省HP:在外選挙人名簿登録申請の流れ)。 めんどくさ・・・
お母さん、今度生まれて2回目の選挙に行ってくるよ〜
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