異宗教間の結婚式

bouquet.JPG土曜日は前の仕事で知り合ったシンガポール人の友人の結婚式でした。
私は外国人友達の結婚式に行くのが大好きです(そのわりには有休不足で招待されてもあまり行けてませんが)。 なぜなら祝福するという本来の目的もさることながら、結婚式ほど文化・宗教の粋を集めたイベントはない、普段グローバルに飛び回る友達の文化的背景を垣間見るのも楽しいし、それが異文化間結婚ならなおさら楽しい(慣れない習慣に戸惑うご両親・親戚の姿とかね)。
今回は中華系シンガポール人同士の結婚だったのですが、新婦が敬虔なクリスチャンなのでキリスト教式の教会ウェディングでした。
最近まで知らなかったのですが、シンガポールにキリスト教徒は意外と多い。 シンガポールの宗教構成(15歳以上)は以下の通り(2000年国勢調査より)。
仏教 42.5%、イスラム教 14.9%、無宗教 14.8%、キリスト教 14.6%、タオイズム 8.5%、ヒンズー教 4.0%、その他 0.6%
民族構成は以下の通りなので、14.6%のキリスト教徒は欧米人ではありません。 そのほとんどは中華系シンガポーリアン。
中国系 75%、マレー系 14%、インド系 9%、その他 3%
彼らは福音系(evangelical)と呼ばれるプロテスタントの一宗派。 聖書の教えに忠実に従い信心深く、アメリカのキリスト教徒はほとんどがこれだそう。
Wikipedia : 福音派
なお、知らない方のために、一般的にアメリカのキリスト教徒はヨーロッパのそれ(プロテスタント、カトリック、アングリカン)と比べても非常に信心深く、日常的に教会に行く人の割合が国民の40%にのぼります。 この流れを受けるシンガポールのキリスト教徒も日曜は教会に行く、という人が多いです。


A's_wedding.JPG結婚式は完全にこの福音系キリスト教式(夫も私も初めてだったので、こういうものなのかどうかもわからないのだが)。
まず、新婦が新婦父と入場した後、全員起立し、いきなり聖歌(“How Great Is Your Love”“How Great Is Our God”)を歌う。 なかには”God bless you”な感じに両手の平を上に挙げて歌っている人も。 もちろんゲスト全員がキリスト教徒ではないので、2/3くらいは目を白黒させている。
その後、誓いの言葉、指輪交換など日本でもおなじみの儀式を経て、聖書から一節を暗唱したり牧師のお説教があったり・・・と続く。 私が一番驚いたのがHoly Communion(聖餐式)と呼ばれる、キリストの体と血を意味するパンとワインを信徒(この場合、新郎新婦)で分ける儀式。
実にクリスチャンな儀式が長々と続いたのでした(繰り返すが初体験なので、こういうものなのかどうかもわからない)。
たしか新郎(私は新郎の方の友人)はクリスチャンじゃなかったんだけどなー? こういうのって、より信心深い方にやっぱり合わせるものなんでしょうか? それとも式だけなのかな?
イスラエル人(ユダヤ教)の友人がシンガポール人と結婚する時、シンガポール人の彼女はユダヤ教に改宗していたのですが(ユダヤ人はユダヤ人としか結婚できない)、改宗するのに教義の勉強会に通ったりして、何ヶ月も(何年も?)かかると聞いて「大変よのう〜」と思った覚えが。
自称プロテスタントの夫(多くのオーストラリア人と同じく、教会に行くのは冠婚葬祭のみ)と自称仏教徒&神道(もしくは無宗教)の私が「コスチューム(衣装)がエキゾチックなので友達に受けるだろう」というほとんどコスプレと変わらないノリで神前式であげたのとは大きな違いだ。
うーん、愛ですね、愛。 末永くお幸せに。


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