すべては一杯のコーヒーから

今回のロンドン滞在でどうしても会いたかった友達がいます。
それはコーヒーショップで起業したオーストラリア人の友人N。
ビジネススクール同級生の彼は卒業後、ロンドンのサンドイッチ屋で飲食店経営を学ぶために半年間バイトしながら事業計画を練っていました。
以前にも書いたように(→『MBAの同窓会』)MBA卒業後というのは、投資銀行やコンサルなど高給プロフェッショナルのいわゆる「MBA職」につく人が多いので、皆と同じような職につきたい誘惑を退けながら起業の道へ進む(しかも修行のためサンドイッチ屋でバイト)ことは本当に勇気と固い意志がいることです。
彼に最後に会ったのは、まだコーヒーショップをオープンする前。
私のオーストラリア人の夫も「シンガポールで美味しいコーヒーを飲める店が少ない」と常々文句を言っていますが、同じくオーストラリア人のNも「ロンドン一美味しいグルメコーヒーを出す」使命に燃えていました(意外なことに、オーストラリアはカフェ文化が発達していて、シドニーやメルボルンの街のカフェではかなりの確率で美味しいカプチーノが飲めます)。

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どこのパスポートがお得?

ハネムーンのついでにロンドンにいる友達に会いに行ってきました(私はフランスのビジネススクールを卒業したのですが、多くの友達が卒業後ロンドンに移住しています)。友人のトルコ人カップル、ブラジル人カップルと久しぶりに食事をしながら久々に日本パスポートを持っている自分が世界でも幸運な部類に属するのだということを実感させられました。
1. ブラジル人カップルのケース
東京で行った私たちの結婚式に来てくれたのですが、日本に来るに当たってVISA取得のために詳細の旅程表(宿泊ホテル、移動手段etc.)が必要だったばかりか、在ロンドン日本大使館で微に入り細に至り質問(尋問?)されたそうです。
日本に観光その他目的で短期滞在する場合、VISAのいらない国は現在下記の表の通り。
外務省:査証免除国一覧
南米はほとんどの国が免除されているように思えるのに、ブラジル国民は必要なんですねー
これは、ブラジルに居住する日系移民が日本に帰国(移住)しようとするケースが多いからだと思われます。

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"シンガポール市民になりませんか?"

ハネムーン&夏休みのためイタリアに2週間、友達に会う&移住先候補視察のためロンドンに1週間行っていたので、3週間ほど留守にしていました。
初めたばかりのブログを3週間もお休みするのが気がひけたので、旅行中は指定日投稿にしていました。
その間、コメントをくださった方、リアルタイムにお返事できず申し訳ありませんでした。
これからはリアルタイムに投稿&お返事しますので、ぜひコメントお寄せくださいね。
旅行中に、嬉しいことが!
4ヵ月ほど前にシンガポール移民局に申請していたシンガポール永住権(=Permanent Residence, PRと略)の許可が下りました。永住権保持者はシンガポール市民と似たような、さまざまなベネフィットが受けられます(特に年金制度のわかりやすさ、使いやすさは日本政府に爪の垢を煎じて飲んでほしいくらいです)。
私は夫が永住権保持者であるため、シンガポールに一度も長期滞在することなく永住権の許可が下りましたが(配偶者や直系親族ではない外国人が永住権を得ようとすると、通常シンガポールでの滞在実績が必要です)、シンガポールは国策として優秀な外国人を積極的に誘致しているので、高学歴・職歴のある外国人にとって永住権の取得は驚くほど簡単です。
書類を提出しただけで、一度も質問されることなくあっさりと永住権申請許可が下りた私ですが、最近もっと面白い話を聞きました。

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MBAの同窓会

毎年5月末にフランスのFontainebleauというパリ郊外の町でINSEAD(フランスのビジネススクール)の卒業5年目、10年目の同窓会が開かれます。
先月末には、私の1期上の人たちが5年目の同窓会に出席していました。
これはどういう意味か?というと、来年はいよいよ私たちの番(5年目の同窓会)だ、という意味です。
偶然ですが、『ハーバードからの贈り物』という本にHarvard Business Schoolの同窓会にまつわるエピソードがありました。 この本は(HBSの伝統である)学期最後の授業で教授が生徒に送るメッセージを集めたものです。
長くなるので、下の”続きを読む”をクリックして引用をご覧ください。
これに似たことはMBA同窓会に限らず、至るところで行われていると思います。
久しぶりに会う入社同期の出世度合いを計るとき、大学の同窓会で近況報告し合うとき・・・
「他人がうらやましがるキャリア」ではなく、「自分が生きたいキャリア」が大事、と何度も心に誓うのですが、度重なる他人の目、無言・無形のプレッシャー、プライド、に流されそうになるのです。
この本を読んで以来、来年の5年目の同窓会、出席しようかどうか今から悩んでいます。

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TOEIC965点からの英語

最近今さら、ですがもっと英語を上達させようと決めました。
私は帰国子女ではないで、英語は後天的に習得しました。
今を勝手に私の英語習得過程の第3ステージと名付けています。

  1. 大学卒業まで(〜22歳)
  2. MBA取得まで(〜29歳)
  3. 今後(30代〜)

各ステージで「あっ、ちょっと突き抜けたな」と感じるbreakthroughがあったのを覚えています。
1. 大学卒業まで(〜22歳) - TOEIC 965点、英検1級
私は就職するまで海外に住んだ経験はありませんでしたが、大学中に通訳養成専門コースに通い飛躍的に英語力を伸ばすことができたため、大学卒業時にTOEIC 965点、英検1級でした。
これらの資格試験は、資格のための勉強で点数を上げることができるので、これ以上は(現在の資格試験の)点数では測ることができない無数のレベルが存在します。ただ、就職時にすでに仕事で使えるレベルになっていたのは、大きなメリットだったと今になって思います。

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国に帰るのは誰? 海外に出るのは誰?

このブログの一番初めのエントリー(→「世界級ライフスタイル」とは?)に書いた通り、私のビジネススクール同級生は自分の母国にいない人ばかりですが、国によって一定の傾向があるのが面白いなー、と思っていたところ、こんなデータ(↓)を見つけました。
Who_stays_home.jpg
私の母校INSEAD卒業生(2006年)のうち、出身国別に母国に残る人、海外に出る人の比率をグラフにしたものです。

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FP技能士3級のススメ

何かを習いたい、学びたいと思ったとき、始める前からゴールと期限を決めて(資格試験合格、数値目標達成など)、限られた時間内に自分を追い込むように仕組みを作るのは私の常套手段です。
逆に言うと、期限内に自分を追い込まず、だらだら始めた習い事は結局全くものになっていません(一番いい例がイタリア語。シチリア旅行から帰ってきた勢いで始めたものの、検定なども受けなかったため、2年イタリア語学校に通っても使いモノにならず)。
短期間でやったわりに一番日常生活で役に立ってると思うのが、FP技能士3級です。
FPとはファイナンシャル・プランナーの略で、3級は以下の分野からなります。

  1. ライフプランニングと資金計画
  2. リスク管理
  3. 金融資産運用
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・事業承継

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夫を家事の部下にしない

世の中、ワークライフバランスですね。
新卒で就職した会社で1年目に土日含めて夏休み12日間取ろうとしたら、「帰ってきたら机はないと思え」くらい言われた記憶がありますが(めげずに12日間取って帰ってくると机はありました)、そんなことはもうないのでしょうか?
少し前に最近メディア頻出の小室淑恵さんの『キャリアも恋も手に入れる、あなたが輝く働き方』を読んで、はっと気づいたことがありました。
「夫を家事の部下にしない」
私は毎日料理レシピのブログを更新していたくらい料理をすることに慣れていたので、冷蔵庫にあるものを見て、足りない材料の買い物リストを作り、30分くらいで手際よく1品、2品作ることは朝飯前だったのです。
それに対し、結婚前はパスタ以外の料理をほとんどしたことがなかった夫は、料理になるとまさに私の部下状態。
メニューは私が決めるので和食、買い物はシンガポール明治屋(=ラベルは日本語がローマ字になっただけ)。参考にするレシピも私がネットで見つけた日本語レシピ(当然、夫には読めない)。
その結果、料理をする気満々だった夫は、私に言われた通りに動き、何ができあがるかはできあがってからのお楽しみ、という状態に。当然フラストレーションも溜まります。
「夫を家事の部下にしない」
この言葉に出会ってものすごーく反省しました。

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本ほど投資効率のいい投資はない

このブログは書評ブログではありませんが、本の紹介が多いので、私の読書スタンスをご紹介します。
大学時代までの私は勉強以外ではノンフィクションと雑誌しか読まない典型的な本を読まない学生でした。本を読み出したのはここ5年くらいのことです。
今は月10冊(3日で1冊)を読むことを自分に課しています(もちろん雑誌や旅行ガイドなどは含まれていません)。
読むジャンルは、その時々によって立てた情報のアンテナによって変わりますが、基本的にはこのブログに書いているような内容です。
とにかく多くの人が書かれているように、本は時間あたりの情報摂取量が他メディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)に比べて格段に多いです。
また心にひっかかった言葉はメモするようにしています(本田直之さんの『レバレッジ・リーディング』でも”レバレッジ・メモ”の活用を推奨されています)。

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銀行のプライベートバンキングサービス

日本を出る前にHSBCプレミア『金融資産1,000万円以上のお客様のための専用銀行』の広告をよく見ました。
銀行のプライベートバンキングサービスは目新しいものではなく、私たちもシンガポールで検討したことがあります。
電話をかけたのは、HSBC, Citibank, DBS(シンガポール最大の銀行)の3行。
サービスはどこも似たりよったりで、

  • S$200,000(約1,600万円)の預け入れが条件(銀行によって異なる)
  • プライベートバンキングサービス自体の手数料はなく、銀行の収益は投資商品の販売手数料や信託手数料

が特徴です。
これは銀行の目線から見ると「自行の(なるべく手数料率が高い)金融商品を(なるべく頻繁に)売買してくれないと利益が上がらない」ということです。

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