1年半ほど前、仕事で企業買収交渉を行っていました。
お相手は以前に興した会社をシンガポール、マレーシア、香港の3市場に上場させた経験を持つ百戦錬磨の華僑ビジネスマン(年齢的には私の父より上)、対する私は買収交渉は初めて、スケジュールの都合により一人で交渉の席につくことになりました。
そんな思い出しただけでも胃が痛くなるような交渉日の前日、何度も何度も読み返したのが『ハーバード流交渉術』(原作は『Getting to Yes』
というMBAの”Negotiation Analysisのクラスの教科書でもあった名著中の名著です)。
買収交渉そのものはこの本のおかげもあってかうまくいき、手帳に抜き書きした本のエッセンスを今でもたまに読み返します。 このハーバード流交渉術、ビジネス上に留まらない人間関係の極意について多くの示唆が得られます。
結婚してから夫婦ぐるみでの付き合いが増え、夫婦関係の悩みについて相談されることも多くなりました。 夫婦は「究極の人間関係」。 喧嘩のほとんどはコミュニケーション不足、コミュニケーションのまずさによるところが多く、このハーバード流交渉術を知っていたら大分改善されるんじゃないの?というケースが多いので、少しご紹介します。
"ハーバード流"夫婦円満の術
恐怖の住民税
日本に一時帰国しています。
実家に恐ろしい郵送物が送られていました、差出人は東京都文京区税務課。
そうです、シンガポール移住のため会社を退職した私は住民税が普通徴収に切り替わり前年分の納付書が送られてきたのです。 その額、実に私の月収に値します。
給与から天引きされている時はあまり税金を納めている実感がありませんが、いったん自分の懐に入ってしまったものをまた出すのは本当に辛いですね、仕方ないですが・・・
自分が納めている税金の額を把握していない方はぜひ毎月の給与明細を読み直して把握しましょう!(『FP技能士3級のススメ』に書いたように一度包括的に勉強してみるのもお勧めです)。 「こんなに納めているのか?!」と驚くはずです。
こんな時、シンガポールに移住してよかったと心から思います。
日本女性というブランド(?)
少し日本人にとって暗い話題が続いたので今日は明るく軽めの話題で(ただし、女性限定に明るいです、すみません)。
本屋で面白そうな本を物色するのが何より好きな私。 シンガポールで『Japanese Women Don’t Get Old or Fat』という本を見つけたので思わずささっと立ち読みしてしまいました(『フランス女性は太らない』
に翻訳もされた『French Women Don’t Get Fat』
の二匹目のどじょう狙いなのは明らかでしたが・・・)。
内容は、著書(NY在住の日本女性マーケティング・コンサルタント)が東京の母の味を回想し母のレシピを再現するという回顧録のような形で綴られた「日本式食生活のススメ」です。 個人的には日本女性が痩せているのは食生活もさることながら、痩せていることを是とする社会的プレッシャー・強迫観念が強いからだと思っていますが、それはさておき、こういうキャッチーなタイトルが本になるくらい日本女性のイメージは国際的に(少なくても10年前より)上がってきている気がします。
以下、私の(かなり)個人的な経験です。
1. ミス・ユニバース、準ミスに2年連続日本女性が選ばれた時は話題になり、「日本人の友達紹介してよ」と複数の男友達(欧米人)に言われた
2. 「海外でブランド物を買いあさる日本人女性」のイメージが以前より低下し「ヴィトンのバッグいくつ持ってるの」系の質問は受けなくなった(理由として考えられるのは、①ユーロ高で欧米ショッピング旅行に魅力がなくなった、②台頭する中国人観光客が”世界一のブランド好き”のお株を奪った、など)
3. シンガポールの若い世代の間では日本と名のつくあらゆるもの(ポップカルチャー、ファッション、和食、果物)が人気で日本は憧れの対象。 おかげで夫は(妻が日本人だと言うと)”Well done!”などと言われている
Asia-Pacific (ex-Japan)
最近、Googleロンドンでエマージング・マーケット事業戦略をやっている友人(トルコ人)、Merrill Lynchシンガポールのプライベート・バンキング戦略をやっている友人(スイス人)と別々に話していて、全く同じ話になりました。
GoogleやMerrill Lynchのような欧米多国籍企業(multinational company)の多くは、地域本社制を取り、地域本社に大幅な権限委譲をして運営しています。 私の上記友人2人は地域本社(それぞれロンドンとシンガポール)で戦略担当マネジャーをしているので他地域本社とのコレポンは日々の業務の一環です。
ところが、Google、Merrill Lynch(プライベート・バンキング部門)ともに、北米・中南米(Americas)、欧州・中東・アフリカ(EMEA)、アジア大洋州(A-P)に加えて日本 (Japan)だけは別本社なのです(Merril Lynchは三菱東京UFJとプライベート・バンキングを行うJV設立)。
数々のグローバル企業が日本進出を試みて失敗しているので(Carrefour、SEPHORA、BOOTS、etc.枚挙に暇がない)、数多くのレッスンから学んだ上でAsia-Pacific (ex-Japan) とJapanの本社を分けたのだと思いますが、これが日本人にとって長期的に見るとよくない傾向だなー、と思います。
ちなみに、Asia-Pacific (ex-Japan)はどう見ても欧米文化であるオーストラリアとニュージーランドも含みます。 日本以外のアジアはオーストラリア・NZと一緒にできるほど欧米式の企業文化が通じるけど、日本は無理!ってことです。
シンガポールで資産運用
ご存知の方も多いと思いますが、シンガポールはアジアのオフショア金融センターとして知られ、村上ファンドが拠点を移したことで一躍注目を浴びました。
オフショアの解説はGoogleでたくさん出てくるので省略するとして、個人の投資家にとって一番のメリットは利子、配当金、キャピタルゲインなどの資産運用収益に課税されないことでしょう。
日本、オーストラリアそれぞれにバラバラと金融資産を持っている私たち夫婦は(といってもたいしたことありません、ほとんど貯金です)、シンガポールに一刻も早く資産を移しポートフォリオを作り上げるのが当面の課題です。
日本もオーストラリアも利子、配当金、キャピタルゲイン全てに課税されるので、全く同じ金融商品を買っても(手数料など諸費用が同じと仮定すると)シンガポールに移した方が得なのです。
ただし、これはシンガポールに居住しているから得られるメリットであって、日本に住んでいる限り世界中どこで得た金融収益であろうと総合課税されますのでご注意ください(所得20万円までの免除あり)。
最近、本気で憂えること
たまたまシンガポールの日系人材紹介サービスの方と話す機会がありました。
私がぼんやりと認識していたことが現実であることを明確に語ってくれました。
- 日系企業が日本人に求めるのはコミュニケーション。 これは言語ではなく「気が利く」など文化的な意味も含めて、よって求人はアシスタント職などに留まる。
- 現地採用と駐在員の待遇は(企業によるが)天と地ほどの差があり現地スタッフのモチベーションは低い傾向。 日系企業をあくまで「欧米の多国籍企業に移るステップ」と割り切っている人も多い。
- ローカル(シンガポール人)の専門職(経理、財務など)を高給で雇うケースはあるが、それでも本気で国籍問わず能力のある人を高給で人材登用している多国籍企業と比べると見劣りする。
これが何を意味するのでしょうか?
当然、日系企業は他の(特に)欧米企業と比べて採用での競争力が弱いという帰結になります。 人材=企業の競争力なので、中・長期的には企業の競争力そのものに直結します(世界各国の中でこういう特殊な雇用慣習を持った国って他にあるのでしょうか?)
ジョイントアカウント(共有名義口座)
ようやくIC(シンガポール市民とPR(永住権保持者)が持てるIDカード)が手に入ったので、早速Citibankでジョイントアカウント(共有名義口座)を開きました。
独身の人にとって、結婚後どうやって誰が家計のお金を管理するのかは興味の対象です。
私も結婚が決まってから周囲に聞いて回りました。
すると実にマチマチ・・・
共働き夫婦の場合、使途によってそれぞれの口座から分担しているケース(夫が家賃・水道光熱費、妻が食費・雑費など)、毎月それぞれ一定額を出し合い家計はそこから捻出して残額はノータッチというケース(だから「夫の正確なお給料の額を知らない」なんて人も)、など実にさまざま。
専業主婦の家庭では毎月一定額を夫が妻に生活費+お小遣いとして渡しているケース(なぜか私の周りには一般的と思われている妻が家計を握り夫にお小遣いを渡している家庭が見当たらず・・・)。
とにかく本当にマチマチのようで、(共働きの場合ですが)こんな調査結果が出ています(↓)。
webポプリ:共働きー家計管理は多様 理想の形 話し合いから
緊急じゃないけど大切なこと – 2
昨日の続き、「緊急じゃないけど大切なこと”スポーツ・エクササイズ”」編です。
これは私ではなく夫のこだわりですが、住居のコンドミニアムはジム付きが条件なんだそうです。 理由は、「外のスポーツジムに入会してもいろいろな理由をつけて行かなくなってしまうけど、コンドについていたら行かない理由が見当たらないので行かざるをえないから」とのこと。
それでも行かない理由は「忙しいから」とか何とかつけられそうですが、「緊急じゃないけど大切なことは、なるべく行動に移す障壁をなくす」という考え方は私と共通してます(実際、週2回くらいはジムのトレッドミルで走ってます)。
さらに、定期的にランニングすることを自分たちに強制するために、8月にシンガポールで行われるマラソン(でも私たちは10kmコース)に参加登録しました。
緊急じゃないけど大切なこと – 1
このブログを始めて1ヵ月半経ちました。
6. 健康・美容のカテゴリーにちっともエントリーが増えないので書こうと思います。
『幸せはバランスの上に』に書いたように、ブログのカテゴリー分けは私の手帳に書き込んである年間・月間カテゴリーと同じになるようにしています。
ワタミ社長の『夢に日付を!』は大好きな本ですが、この中で一番心に残っているのが「”緊急じゃないけど大切なこと”をいかに続けられるかが成長の鍵」、という点です。
本によると、すべての物事は以下の4つに分類することができます。
- 緊急で大切なこと
- 緊急だけど大切じゃないこと
- 緊急じゃないけど大切なこと
- 緊急じゃなく、大切でもないこと
Where the Hell is Matt? (2008)
すでにブログ上でも話題になっているので、ご覧になった方もいるかもしれません。
Where the Hell is Matt?の2008年版が出ました。
YouTubeから画面下の「高画質で表示する」をクリックしてご覧ください。
シアトル在住のMattくんオフィシャルウェブサイトによると、仕事を辞めてアジアをバックパック旅行中にダンスしながら撮ったビデオがYouTubeに流出し、そのビデオがアメリカのガム会社の目に止まり、「スポンサーするからもう1回行ってこい」と言われ再び世界を回ったのが2006年。
今回のは3回目になります(第一回と2006年版もYouTubeから見られます)。