Category Archives: 7. 心・精神

ForeignerとAlien

『イギリス人医師の見たシンガポール』に続き、イギリス人Aの視点。
彼女の視点が私に新鮮なのは、彼女が今までイギリス以外に住んだことがなく、シンガポールが初めての外国だからでしょう。
シンガポールにいる欧米人は「ボクたち長い旅の途中〜」みたいな、過去に数カ国住んだことがあり、今後も違う場所に移り住む可能性が高い人が多いので、私の周りに彼女みたいなタイプは珍しい。 初めて住む外国だから、カルチャーショックも大きいのでしょう。
今回は患者さん(中国系シンガポール人のおじいさん)に
“Where are you from? Are you a foreigner?”
と言われたことに対し、「”foreigner”とは失礼な!」とぷりぷり怒っていました。
へー・・・ ”foreigner”と呼ばれて怒る人を実際目の前で見たのは初めて。
おそらく、そのシンガポール人のおじいさんは”foreigner”という言葉に何の悪気もありません。 シンガポール人以外 = foreigner、という感覚。 同じ英語の国でも違うんですねー(単にシンガポールがinsensitiveなのかもしれないが)。
私は”foreigner”と言われても(相手に悪気がないことを知っているから)たぶん全然気にならないが、それは在日歴の長い外国人が自らを指して「ガイジン」と呼ぶ感覚と似ていると思う、彼らはほとんどの日本人が悪気なく使っていることを知っているから(もしくは、自ら皮肉を込めているのかもしれない)。

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「しがみつかない生き方」ねえ・・・

日本は5連休だったようですが、シンガポールは3連休で、本が3冊読めて満足な週末。
1冊目は精神科医 香山リカさんの『しがみつかない生き方』。 『勝間和代を目指さない』という帯に飛びついた人が多いらしいですが、ちょっと前に読んだ『ぷちナショナリズム症候群』が興味深かったので読んでみました(それにしても、『しがみつかない生き方』が、中で批判していた勝間和代さんの『断る力』の横に平積みされていたのは紀伊国屋シンガポール店が気をきかせたのだろうか?)。
彼女の持論は精神科医という自らの経験に根ざしたものが多く、そのちょっと厭世的な考え方のすべてに賛成できるという訳ではないのですが、昨日書いたイギリス人医師の話もそうであるように、とにかく違うところを見ている人の話は面白い。
個人的にタイムリーだったのが、

同時多発テロと小泉改革以降「人間の狭量化」が進んだ。

として、イラクで人質になった若者を「自己責任」とバッシングする風潮を

寛容さを失い狭い範囲でしか物事を考えられなくなってきている。 自分とは少しでも違う行動をする人たちの心を想像し理解することができなくなっているのではないか?

としている箇所。

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逆カルチャーショック

先週のシンガポールでのオフ会に来てくれたSさんが、シンガポール駐在の任期が終わり今週日本に帰国したので、「逆カルチャーショックに負けずにがんばってね〜」と言ったら、「早速、逆カルチャーショックです〜」というメールがきました。
ははは、やっぱりね。 長い間、海外にいると必ずなるのである。
新しい環境に移る時、それがどこであっても(新しい街、新しい職場、新しい学校、etc.)その集団には独自のカルチャーができあがっていて、今まで自分が慣れてきた環境と異なるので自分がその集団に馴染めず違和感・戸惑いを感じる、のがカルチャーショック。
移動が多くなった現代人には必ずついて回る現象ですが、その中でも逆カルチャーショックは結構辛い。 自分が育った場所に馴染めない、育ててくれた家族・昔仲良かった友達がまるで違う星の人のように見える・・・
一時帰国の時は旅行者気分なので深刻にはならないのですが(今年3月に日本に行ったときの旅行者気分記録→『かゆくないのに掻いてクリームまで塗ってくれる国』)、本帰国の際は克服するのにかなり時間がかかることがあります。
新しい環境に移る時、私が必ず心がけていること。 それは初めにその環境の「いいところ」をなるべくたくさん見つけようとすること。

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海外オフ会の魅力

昨晩は、第3回世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポールを総勢17名でGallery Hotel内ミミガーで行いました。
今回は始まる前、皆さんから自己紹介メールが届くのを見ながらひとりほくそ笑んでいたのです。 シンガポールに根を張る経営者、ジャカルタ・バンガロールなどアジア中を飛び回るビジネスマン、来月駐在のため家探しに日本から来た外資マーケッター、NTU(ナンヤン工科大学)でMBAプログラム中の学生などなど、いつもに増して多彩かつ豊富な経験を持つ方々が集まったので。
前回も日本から3人来られましたが、今回もベトナムと日本(東北からも!)から遠路はるばる来られた方がいました。
参加された方、楽しい時間をありがとうございました♪ ぜひコメント欄に感想書き込んでくださーい。
今回ひとつ「ものすごくいい海外オフ会の使い方だなー」と思ったことが。
日本から参加された方が、参加の動機として

みんながどうして日本以外のところで勝負したり、暮して行こうとしたまでの過程が気になる

とあげていたこと。

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自分に一番近い8人が「自分」

あー、また坂之上洋子さんが突き刺さること書いてるー(→『私が影響されている3つの言葉』

Look at your closest 8 friends, they are who you are.
あなたの一番近い8人の友人を思い浮かべて下さい。 彼らが実は『あなた』なのです。

私もこの言葉をどこで最初に聞いたのか忘れてしまったけれど、聞いたときは本当に衝撃を受けました。
前にちょろっと書いたけど、大学時代の私は暗く、社会人になっても1, 2年はその暗さを引きずっていました。 当時は人と交わることが嫌いで、「自分のことを既によくわかってる人としか話したくない」とか言ってたような(笑)。 今年の3月に開催したブログの第1回東京オフ会に来た高校・大学時代からずっと私を知ってる男友達が「お前がこんな会を仕切るようになったとはな〜」と心底感慨深そうにしていた、というくらい暗かった。
この言葉を知ったのはもっとずっと後だったけど、「そりゃあ人間関係が広がるわけがない」という生活をしていたし、学生時代の友人と思い出話をし、会社の同期と愚痴を言い合うだけの私には進歩はなかった。
で、ずっと後になって知ったこの言葉、

なりたい自分になるためには友人は選ばなければいけない。 その友人は友人で自分の8人を選んでいるので、そこに入りたいのであれば、選んでもらえる自分にならなければいけない。

という意味なのですが、8人には恋人・配偶者、毎日会う会社の人、など接触時間の多い人を含みます。

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クイズ:中国人?日本人?韓国人?

超くだらないエントリー。
先週1週間はお盆ということで、シンガポールも街中に日本人観光客がいました。 お盆に夏休みを取るという習慣があまり変わってないんだなー、ということを感じる瞬間。
ところで(批判でもなんでもないですが)日本人観光客、特に女性は遠目に見てすぐわかります。 在住日本人は遠目に見てもわからないので、その差は何かというと「ファッション」。
1年中真夏のシンガポールですが、気温は33度を超えることは滅多にないので夏は日本より過ごしやすい。 肌も露出系の人がほとんどなので、その中で日傘に頭から手・つま先まで覆う日焼け完全防止ファッションはかなーり目立ちます。 この格好でヨーロッパ行くと1秒でひったくりやスリに目をつけられると思うので老婆心から・・・ シンガポールは安全なのでいいけど、旅先で目立ってあんまりいいことないですからね。
話は戻って、アジア中の観光客が訪れるシンガポール。
どうでもいい話ですが、私は(言葉を聞かなくても)中国人観光客と韓国人観光客は顔立ちで見分けられるという自信を持ってました、昨日までは。
ところが昨日Facebookの”Chinese, Japanese, or Korean?”という顔写真だけでどこの国の人か当てるくだらないクイズにトライし、ことごとく間違ってしまったため、ガラガラと崩れ落ちた根拠のない自信・・・
Facebook上にありますが、以下載せてみました。

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求職者の心構え

先週のエントリーでmegumeguさんからブログネタのリクエストがあったので、今日は「求職者の心構え」と題し、思うところを書きます(・・・と私がちんたら考えている間に、megumeguさんは採用内定されました。 おめでとうございます!)。
[ 初めにお断り ]
私は日本で2回転職していますが、2回とも人材紹介会社に登録したらすぐ紹介され面接を受けたらすぐ決まったという、余り参考にならない体験をしているので、下に書くことはどちらかというと去年から今年にかけてシンガポールで職を求める中で感じてきたこと、及び周りのケースを見てきた上での総括です。
私としては普遍的なことだと思っているので「日本では参考にならない」とか決め付けずにお読みください。
また人材業界のプロでもなんでもないので履歴書の書き方、面接の心構えなどは他のもっとふさわしい人に聞いてください。
1. 巷に出ている求人だけが企業の人材需要ではない
企業のウェブサイト・人材紹介会社・ヘッドハンター・・・etc.に出ているだけが企業の人材需要ではありません。
「こういう人が欲しいんだけど社内で探そうか、どうしようか?」という顕在化する前の需要、人材が必要ということさえ明確に認識されていない潜在需要。 人材紹介会社はフィーが高いしリスクもあるので採用は信頼する人の紹介に頼るという会社、求職者の熱意に押されて予定していなかったポジションをつくる会社・・・ 世の中にはこんなケースが溢れています。

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Happy National Day

昨日はシンガポールNational Day、44周年の建国記念日でした。
『多民族国家の祝日の過ごし方』に書いたように、シンガポールの休日は民族・宗教に関連したものが多く、National Dayはシンガポール国民全員の唯一のお祭りの日。
National_Day_flags.jpg街中がこの日に向けて国旗を飾りhdb(公団)のバルコニーから垂れ下がった国旗がはためくのは毎年お決まりの光景。
戦闘機が空中ショーを行うため1ヵ月ほど前から練習が始まる(日没時に耳をつんざくような爆音を響かせて上空で練習する)のも毎年同じ。
この日のクライマックスは夕方から巨大スタジアムで始まるナショナルデーパレード(NDP)。 簡単に表現すると、北京オリンピックのオープニングセレモニーのスケールダウン版みたいな音楽あり踊りありの一大ショーです。 これに国軍やPAP(シンガポールの与党、人民党)などの行進、毎年異なるナショナルデーソング、クライマックスの花火が加わり、最後の国歌斉唱で国を想う気持ちが最高潮に達する、という趣旨の国威発揚イベント。
政府が大変な予算をかけて行うイベントで今年は不況だから地味にするのかな?と思いきや何のその、今年も派手にやってました(結局、気になってテレビで見てしまった私たち)。
今年の様子は→National Day Paradeオフィシャルウェブサイト

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ヨーロッパをマネする日本をマネするシンガポール

シンガポールでは日本食はもはやブームを超えて、外食のオプションのひとつになっています。 ハイエンド(高級日本食レストランでは本場日本と変わりない味が堪能できる)とローエンド(リーズナブルに若干ローカライズされた寿司・焼き鳥などが楽しめる)の二極化という世界中の大都市で当たり前の光景とは一線を画していて、「日本の食べ物はアレンジなしですべて人気」状態。 よって、ミドルレンジ(ランチS$20 = 1,500円、ディナーS$40-60 = 3,000 – 4,500円くらい)が非常に充実しており、焼魚定食、炉端焼き、山菜釜飯、鍋焼きうどん、何でもあります。 日本食のミドルレンジの充実度は量・質ともに世界一ではないかな?(全く根拠はありませんが・・・もちろん日本を除きます)
最近の面白い傾向は日本食っぽい日本食に飽き足らず、日本でアレンジされた洋モノが人気なこと。 それもオムライスやハンバーグなどいわゆる「洋食」ではなく、パスタやアイスクリームなど普通のものです。
marvelous_ice_cream.jpg例えば、去年オープンしたこの大人気アイスクリームショップ。 marvelous creamという日本のチェーンなのですが(私は知りませんでした、有名?)、コンセプトはcold stone creameryと同じ、冷たい石の板の上でアイスとトッピングをミックスするもので、価格帯も同じ(ハーゲンダッツより高いプレミアム価格)。

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暗い自分の取り扱い方法

最近急に仕事が忙しくなり本を読む時間や思考する時間がなくなってしまったので、ブログもネタが思いつかなくなってきました。
「激しくネタ切れ」とTwitterで(経由Facebookでも)つぶやいたところ、MyFireさんが「くだらないことでウジウジしているときの解消法」とリクエストしてくれたので、今日はリクエストに応えて・・・
3月にこのエントリーで、「実はここ数ヶ月、私めちゃくちゃ暗かった」と書いたら、リアルで会っている人数人に「暗かったの? 全然気づかなかった~」と言われたのですが、今もそんなに人生絶好調!ではないです。 去年以来、それまでの慣れ親しんだぬるま湯環境から抜けて、ライフスタイルチェンジの真っ最中なので普段は普通ですが、ふと思い出したようにズドーン・・・と暗くなります。 ブログにあまり書かないようにしているのは、「言霊」と同じで、書いてしまうとその状況・心境が固定されてしまうような気がするからかも。
おかげで(?)暗い自分の取り扱い方法も何となくパターン化できてきたように思います。
1. 自分が暗くなるパターンを知って、その時は気分を紛らわせることをする
私は非常に単純でとにかく夜暗くなります。 夜、寝る前に「これからの人生どう生きていけばいいのか?」とか考えるとろくなことがない。 こういう人はとにかく夫(妻)への不満ぶちまけ、彼氏(彼女)への別れ話、嫌なメールへの返信、etc. もろもろ難しい話はその時間帯はしないに限ります。 私は寝るとすぐ忘れるので、次の朝起きて「なんであんなこと言ってしまったんだろう?」と思ったこと数え切れず。
おそらく人によって調子の悪い時期・時間帯のパターンがあって、例えばプロジェクトベースの仕事をしている人は締め切り前、女性なら生理前、etc. 自分が調子悪いとわかっている時期はジタバタせずに気分転換をすることが一番かと。

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