Category Archives: 5. 趣味・プライベート

はたらけ シンガポール

今日はこのブログも情報収集のために活用しながら見事、シンガポールで職を見つけ1月から新生活を始める本間さんのお話(『渡辺千賀のはたらけシリコンバレー』風にお届けします)。
本間さんと言えば『世界級ライフスタイルのための婚活』に登場したご夫婦(JTPAツアーでシリコンバレーで出会う)の奥さまの方です。
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JTPAシリコンバレーツアーに参加して以来、「30歳までに日本以外の国で働きたい」と思っていた。 ツアー中に会って、性格も夢も近い旦那さんと結婚したのが2008年9月。 2009年5月には『第2回 世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポール』参加ついでに旦那さんとともにシンガポールを視察。 暮らしやすそうなシンガポールの環境に「ここだ!」と確信した。
帰国後、シンガポールの大手日系人材紹介会社の登録会兼相談会に参加し、シンガポールの仕事状況について話を聞きに行った。 事務職の給料はSGD2,500からなのに、家は安くてSGD1,500(=約10万円)からと聞いて、シンガポールの家賃の高さにびっくり(後に、もっと安い賃貸もあるとわかって一安心)。 さらに希望する出版関連の仕事はほとんどない!という現実を突きつけられて、「シンガポールで働くなら営業事務や一般事務で手を打つしかないのかな・・・」と、意気消沈。 いちおう人材紹介会社への登録だけはしておいた。

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待ってました!『キャピタリズム』

capitalism_michael_moore.jpg前にちょこっと書いてますが(こちらこちら)、私、マイケル・ムーア監督は結構好きです。
「隣のおじさん」的な出で立ち(*1)でアメリカ社会の本質を鋭く突いていてアメリカへの愛を感じるし、トピックへのアプローチの仕方が上手くてタイムリーで編集もユーモアが利いている。 多少論理の飛躍とメッセージの偏りが激しいけど、それはアナリスト的な見方で、良質のドキュメンタリー x プロパガンダ x エンターメント映画と見ればかなり楽しめます。
*1・・・私はあの肥満体と服装に気にかけないのも、一般アメリカ人に親近感を抱かせる演出かと前から思っているんだけど、勘ぐりすぎだろうか?
私は去年の9月、リーマンとAIG崩壊のニュースをおろおろと見ながら(→『米金融、未曾有の危機』)、「マイケル・ムーアの絶好の題材がキタ!」と思ったので、ちょうど1年後に“Capitalism : A Love Story”(邦題:『キャピタリズム – マネーは踊る』)としてビシリ!とまとめあげて公開した彼を尊敬します(日本では来年1月に全国公開)。 情勢が流動的なのでストーリー・ラインを考えながら(とはいえ、時系列なのでストーリーはそれほどない)、題材を集め編集していく作業は相当のプロジェクト・マネジメント力を要求されることは想像に難くなく(→と酒井譲さんも同じ感想)、ああ、ドキュメンタリー映画の監督って大変だけど楽しそう♪

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他国へ移住したい人は全世界で7億人

米調査会社ギャロップが3年間に渡り135ヵ国約26万人の大人(15歳以上)を対象に調査した結果が出ていました。
全世界の15歳以上の16%( = 7億人)が他の国に永住目的で移住したいと考えているそうです。
GALLUP : 700 Million Worldwide Desire to Migrate Permanently
下の地図は移住希望先で、希望人数が多い順に、

1. アメリカ(約1億6,500万人)
2. カナダ(約4,500万人)
3. イギリス(約4,500万人)
4. フランス(約4,500万人)
5. スペイン(約3,500万人)
6. サウジアラビア(約3,000万人)
7. ドイツ(約2,500万人)
8. オーストラリア(約2,500万人)

desired_destination.gif

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日本の田舎の魅力を世界に – 2

昨日より続く。
3. アクティビティー
日本といえば神社仏閣。 長野の善光寺も参拝客(ほとんど日本人高齢者)で賑わっていました。 こういう観光地は英語のパンフレットも備わっているようですが、ヨーロッパの教会も3つめ以降は全部一緒に見えるように、外国人も神社仏閣ばかりでは飽きます(だいたい日本の田舎に行こうなどというコアな旅行者は行き尽くしている可能性が高い)。
では、日本の田舎で何をするか、ですが、「近所の山や高原を散策」、これで十分。
だいぶ前に、何かの本で「日本は自然の中にある”緑”という色のバリエーションが最も豊かな国」と読んだことがありますが、秋の山の色のバリエーションはさらに豊か。
kaikoen.JPG私が1年を過ごしたinseadのフランスキャンパスはパリから南東60kmのfontainebleauという森の中にあり、秋になると毎日シカ、ウサギ、イノシシ、キツネなど森の動物たちを車ではねないように注意しながら学校に行くという場所。 あたり一面がしっとりと深いイエロー・マロン色に染まるフランス北部の森もきれいなのですが、赤・橙・黄・緑とそのグラデーションが入り交じり、繊細ながら艶やかな日本の山・森は格別の美しさです(右の写真は小諸の懐古園のお庭)。

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日本の田舎の魅力を世界に – 1

今回の信州旅行は、「山奥の露天風呂で自然に囲まれながら熱〜いお湯に浸かった後、ふにゃふにゃになった体のままで極上の旅館料理を食べたい」という夫のかねてからの希望(ファンタジー)を叶えるのが目的。
厄介なのは、私たちの旅のスタイル(*1)は「田舎をドライブしながらゆっくり1ヵ所に2, 3泊しその土地の料理や文化を楽しむ」というものなので、日本でこれをやろうとするととてつもなくお金がかかってしまうこと。
*1・・・今年は、このスタイルで、1月には南インドに2週間(→1, 2, 3)、5月には南フランスへ10日間(→1, 2, 3)旅しました。
今回は親孝行も兼ねながら(というか、親が全部手配してくれて車の運転もしたので、親孝行になっていなかった)、信州の山奥の旅館に泊まり温泉三昧すること5泊6日。 夫が始終、食事(田舎懐石料理)・自然(紅葉真っ盛りの信州の秋)・サービス(旅館のホスピタリティー)を絶賛していたので、目的は果たせたとほっとひと息。
ここ数年の夏は南ヨーロッパの田舎をドライブ旅行することが定着していたのですが、日本の田舎はヨーロッパに負けず劣らず魅力的なことを確信していたものの、外国人(= 夫)の口から聞けてさらなる確信を深めました。
ところで、東京や京都など主要観光地では激増した感のある外国人観光客、伊豆・箱根、木曽路・白川郷といった公共交通で行ける観光地にも増えているのですが、今回行った場所ではいずれも夫以外の外国人を見かけませんでした。 やはり増えているところと全く恩恵を受けていないところと二極化しているよう。
日本の田舎は魅力は十分、存在を知れば来たいと思う外国人観光客はたくさんいます。 そこで「このハードルだけ取り除けば呼び込める」というものを考えてみました(このブログを田舎の旅館の人が読んでいるとは思えませんが・・・)。

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日本人女性のステレオタイプ in シンガポール

渡辺千賀さんの『アジア人女性のステレオタイプ in アメリカ』(=頭が良くてセクシー)を読みながら、「アジア人が多いのに、そんな単純でいいのか、アメリカよ」と思ってしまいました。
シンガポールはアジアなので、さすがにステレオタイプはもう少し国別に細分化されています。
そこで今回は「日本人女性のステレオタイプ」。
なお、ほとんど個人的な経験に基づいております・・・
まず、シンガポール人男性が日本人女性に対して持ってる幻想は「夫のために、めちゃくちゃ尽くす妻」です。
専業主婦で夫・子供のためにいっさいの家事を一人でこなし、ひたすら尽くす妻像・・・
私の夫の会社の後輩(シンガポール人)は、私が働いていて夫も家事をすることを聞いて驚愕したらしい。 いったいどんなテレビ見て育ったんだ・・・
その中でも私たちが「スリッパの謎」と呼んでいるものがあります。
これは私ではなく、夫がしょっちゅう聞かれる質問なのですが「日本人の奥さんは、夫が帰ってきたら玄関にスリッパを揃えて差し出すのか?」というもの。
夫は今まで5, 6回聞かれてるんじゃなかろうか?(私たちの結婚式で余興の司会をやった中国系マレーシア人には余興のネタにまでされた)
「スリッパの謎」の出所がわからずググったら台湾に住まれている方も聞かれるらしいので(→日本人の奥さんと台湾人の旦那さん )、アジアに広く出回っている風説と推察されます。
どうせアジアで大ヒットしたドラマかなんかの影響なんだろうけど、「おしん」と「星の金貨」しか思い浮かばない。 そんなストーリーなんでしたっけ???

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しびれたダンス・シーン

えーん・・・ パトリック・スウェイジが亡くなってしまった。 すい臓ガン、57歳。
闘病中だったことも知らなかったのでショックです。
日本ではデミー・ムーアと共演した『ゴースト』の方が有名かもしれないが、私にとっては『ダーティー・ダンシング』で決まりです。
中3の時に、クラスのマセた男の子が『ダーティー・ダンシング』を観て以来ダンスにはまっていて、ビデオを貸してくれて観たのが初めだっけな? 純真無垢なお金持ちのお嬢様と不良っぽいダンス・インストラクターの恋物語というチープなストーリーなのに、パトリック・スウェイジのエロいダンス(dirty dancing)が刺激的で、とにかくダンス・シーンが素晴らしい映画でした。
特にラストのこのダンス・シーンは何回観たかわからない(埋め込み不可なので下記リンクからどうぞ)。
Dirty Dancing – Time of my Life (Final Dance)
初めて観てから15年以上経って、このYouTubeのビデオクリップを何度も見ていた時期があったのですが、理由はレセプション(披露宴)でのファースト・ダンス(*1)。
*1・・・欧米ではレセプションの後のダンス・パーティーの始まりに新郎新婦が結婚後初めてのダンスをゲストの前で披露するという伝統がある。
東京とメルボルンの2カ所で結婚式と披露宴をした私たちは、メルボルンではあまりひねらずオーストラリア式(イギリス式?)にしたのですが、欧米式の披露宴ってスピーチ以外は余興がないので(宗教によってはあるのかも)、プログラム上であまり工夫の余地がないのです。 ただ、会場の椅子につけるリボンの色とか全部自分で選ばなければいけないので、カラーコーディネートなどにこだわりまくるBridezilla(= Bride + Gozillaの造語)と呼ばれる花嫁も存在する。

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子供に優しい国って?

海部美知さんのブログエントリー『妊娠も育児も家事も、フツーに仕事じゃんか』で知った発言小町の、「混んだ電車で席を譲ってもらうように毎日周囲に頼んでいる、妊娠中幼稚園児連れのワーキングマザー」の話。
このスレッドに対する反応・コメントが怖すぎる・・・
掲示板は正直読むメリットを感じないので、普段読まないのだが、怖すぎてレス461本(投稿受付は終了)を読破してしまった・・・
妊娠6カ月で毎日幼稚園児連れで朝6時代に通勤しているが(これでもあまり混む前に朝早く起きている)、席に座れないので、優先席で元気そうな人に「席を譲ってもらえないか?」と頼んでいるのだが、ほとんど譲ってもらえない、「周りからはどう見られているか?」というお題。
「サラリーマンだって残業で疲れている」「妊娠も子連れ通勤も自己都合。 他人を巻き込むな」「始発に乗るとか時差通勤するとか努力しろ」というコメントが多くて背筋が寒くなった。
マジ~~~?
妊娠が自己都合なら残業も自己都合では?
優先席ってそもそも対象者がいれば優先するための席では??
東京で子連れ出勤するとこんなこと思われちゃうわけ~~~???
このコメントが東京の通勤人口の意見の総和ではないことを祈るばかりです・・・
シンガポールで乳児・幼児を持つ日本人お母さんの友達が口を揃えて言うのが「シンガポールは子供や子連れに優しい。 ここを経験すると東京で育児はできない!」。
街中の様子を見ていると私でもそうなんだろうなー、と思うけど、今日のエントリーはシンガポール礼賛物語ではないです。 「子供天国ってこんなんでいいのか?」と思うこともあります。
私は子持ちではないので、気づいていないことやわからないことがたくさんあると思うので、お子さんがいる方のコメント歓迎~。

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激動イランを生きたロックな女の子の物語 – ペルセポリス

京都というのはとにかく学生が多い街だったけど、クラシックな純喫茶、客が入っているのか心配になる映画館などサブカルチャーで溢れた街でもありました。 京大は私がいた頃はまだ度々角マル派と中核派(左翼の各派)がバリケード張ったり、拡声器を持って授業妨害に来ていたりしてアングラな雰囲気が充満していました(さすがにもうなくなった?)。
アングラとは程遠い私ですが、そんな京都の雰囲気に毒されたのかミニシアター系映画だけは大好きでよくひとりで見に行ってました。 勢いあまって、インディペンデント系映画配給会社に就職内定もらったくらいです。 みなみ会館などミニシアターや関西日仏学館・イタリア会館など文化機関が充実していて本当に文化の都だったなー 懐かしい・・・
ところが、以前も『都市の文化度』というエントリーで愚痴った気がしますが、シンガポールはエッジー、アングラ、キッチュ、スタイリッシュあたりの形容詞とは無縁の国で、ミニシアター系映画の公開はほとんどありません・・・
persepolis.jpgが、こういうときに頼りになるのが、フランス政府の公的文化機関であるアリアンス・フランセーズ(alliance francaise)。 当然フランスものに限られてしまいますが、常時質の高いイベントが開催されており、世界へフランス文化を普及させようとするその熱意には感服。
・・・と、前置きが長くなりましたが、2007年カンヌで審査員賞受賞、2008年アカデミーで外国語映画賞にノミネートされた『ペルセポリス』をアリアンス・フランセーズで観てきました(みなさん、とっくにご覧になったかもしれませんが)。

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スーパー・シチズンの台頭

先週、元世銀副総裁の西水さんからメールを頂いた、と書きましたが、『未来の歴史とノマドの時代』というエントリーを読んでくださったのかは定かではありませんが、私が興味があるだろうから、と、こちらを紹介してくださいました、題して『スーパー・シチズンの反旗』

(前略)
そして遂に人間もFOC(Flag of Convenience、便宜置籍国の旗)を掲げるようになった。 「超越する民」とでも訳すのか、スーパー・シチズンと呼ばれる人種だ。 彼らは、税制の透明度や税率、教育制度、医療制度、治安、自然環境など、生活とキャリアのために様々な便宜を評価して、永住権や国籍を選ぶ。 極端な例は、豪華客船型マンション。 超越する民が大洋という無法・国際法地帯に解放を求め、FOC船そのものを自宅とする。
国籍を政略結婚のように扱う人種は、昔からいた。 大富豪や芸能界の著名人だが、動機は税金逃れのみだった。 それが中産階級化していると言える。 移民の歴史は人類の歴史。 戦火や、災害、差別、迫害、貧困から逃れ新天地を求める人々の歴史だった。 その歴史に質の異なる一章が加わった。
世銀を辞した後の住処に選んだ英領バージン諸島は、英国海外領土の安心に、米ドル通貨の特典、良いガバナンスなどが加わって栄えるオフショア金融センター。 世界中から集まったスーパー・シチズンも、うようよしている。

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