Category Archives: 2. ビジネス・キャリア
ブログをやっているとよく相談メールを頂きます、特にキャリア相談。 メール自体は大歓迎なのですが、私に相談されても何も出てこないです。 だって、20代は日本企業でガンガン「輸出型キャリア」(こういうのです→『キャリアの下り方 – 1』)に邁進し、月の半分は海外出張、フランスでMBAまで取ったのに、子どもが産まれた後はさくっと建築インテリアデザイナーになるために一から学校で学び直したんですよ。 何も考えてなかったの丸出しじゃありません?(正確には、何も考えてなかったんじゃなくて、当時の私じゃ考えてもわからなかったのだが)
相談者が学生でキャリア相談を受けた場合、私はざっくりこんな風に思っています。
まず、私の就職なんて十ウン年前の話なのでそんなの聞いても意味ないです(フローレンス駒崎さんのこれすごくお勧め→『日経新聞:若者よ、君の20年後の飯の種は「今存在しない仕事だ」』。 「若者は基本的にイタい」、ってところがサイコー。 うん、私もイタかった、苦笑)。 世の中には若者つかまえて講釈垂れる暇な大人が沢山いるらしいので、精神論語る暇なオヤジも無視していいです。
私が重要だな、と思うのは、分野によりますが世界では高学歴化が進み、ある分野のトップレベルに近づこうとすると大卒では不十分、修士卒が求められるケースが多々あること(→『就活中の学生へ – 1』)。 分野によると思うので各自調べてください。
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Leave a comment | tags: キャリア相談, 大学生 | posted in 2. ビジネス・キャリア, ベンチャー・起業家, 企業・会社員
4月にやったオフ会(→『11時間マラソンオフ会』)の後、密かに「遠距離婚妻の会」という分科会が立ち上がっていました。 その名の通り、ダンナさんと長い間国境を越えた遠距離婚をしていた人たちの会です。 最近そのメンバーから全員がダンナさんのいる国で合流を果たしたという報告を聞いてとても嬉しいです。
よくキャリア相談を受けるのですが、「○○とxxとどちらがいいか」と聞かれても「知らん」です。 なぜ「知らん」かは後でまとめます。 でもどちらか、または両方の転勤や留学などで別居婚が続いていることを相談されると、(お節介を承知で)一緒に住むことを勧めます。 私のMBA同級生はみんな複数国を転々とした経験があるので非常によくある悩みなのですが、遠距離婚を選ぶ人は圧倒的に日本人より少ないです。 日本人は親の単身赴任を経験しているからか、会社の転勤命令にNOと言えないからか、留学や長期出張には家族帯同不可という意味不明な社内制度のせいか、特に子どもが産まれる前は遠距離婚を選ぶ人が多いですが、欧米人では1年以上の別居はほとんど聞いたことがありません。
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4 Comments | tags: 家族, 幸せ, 世界級ライフスタイル | posted in 2. ビジネス・キャリア, 5. 趣味・プライベート, 家庭・育児, 企業・会社員
『築120年の家を買いました。』の家の改築工事がようやく始まりました。 ヴィクトリア時代築(推定1890年)の2階建てのテラスハウス(Workers’ cottageと呼ばれる種類で貴族の館ではなく小さな労働者階級の家)です。
大がかりな増築のため、区(カウンシル)の建築計画許可(planning permission)を取得し、ビルダー(施工業者)を決めるための見積もりを取るためのテンダーパッケージ(各種図面と仕様書)を作成、4業者から見積もりを取り価格交渉し、ビルダー決定。 テラスハウス(長屋)で両隣の家と隣接しているため、共有している壁(party wall)に行う工事の詳細に関する合意(party wall award)を取る、この全てのプロセスに7ヵ月かかりました。
ボロ家なので住み辛かったし、夏は『ナメクジ屋敷』と化したので早く出たくてたまりませんでした。 工事が始まっただけで、大きな仕事を成し遂げた感でいっぱいです(笑)。 子どものナーサリーもあるし工事の監督もあるのですぐ近くに引っ越したのですが、今にも崩れそうではない普通の家に移れただけでほっとしています。 やはり住む環境が与える影響は大きい・・・
第一週は解体工事。 あっという間に見る影もなくなりました(写真をクリックすると大きくなります)。
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こちらでご案内したオフ会をして以来、すっかりブログが途絶えておりすみません。
オフ会の次の週に引っ越し、その直後に次男がナーサリーから変な菌をもらってきて私にうつしてくれたため、私もふらふらになっていました(言い訳)。 まだ咳は残ってますがようやく回復し、家の中も片付いてきました。
さて、20数名が集まったオフ会、今回も素敵なメンツが集まりました。
社会人67%、学生33%。 社会人は日系企業と現地採用がおそらく半々くらい。 学生はMBAなど修士が多いけど、学部レベルやそれ以前から留学していた人も若干名。 ロンドンの前はシンガポール・タイ・北京・ニューヨーク・ノルウェー・ドイツetc. 複数の国の居住経験がある人が多い。 小さい子どもがいる女性は全員がワーキングマザーでした(家族の時間が限られる中での参加、ありがとうございます)。
数年前から「日本の若者内向き論」がメディアで盛んに取り上げられていますが、マジョリティー(=おじさん)によるマイノリティー(=若者)のバッシングに思えてなりません。
とはいえ、海外にいる私が「私も周りはみんな外向き」と言っても、女子会ばかりしながら「周りにいい男がいない」とボヤくのと大して変わらない気がするのでマクロの話は止めてミクロの話を。
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9月のデザイン・フェスティバルを例年通りバタバタと駆け抜け(→『ロンドンのデザイン・フェスティバル』)、そのままイングランド西部デヴォンにホリデーに行き、帰ってきてたまった仕事に追われています。
デザイン・フェスティバルの記憶も遠くなり始めていますが、今年印象的だったのはこれでしょう、旧バタシー発電所(Battersea Power Station)に市民2万人が並んだニュース。
普段は一般公開されていないロンドン中の800もの建築が一斉に無料で一般公開される素晴らしいイベントOpen House Londonのことは『現代建築の都ロンドン』というエントリーで書きましたが、今年の目玉は再開発が決まっているテムズ河沿いにある旧バタシー発電所(グレードII指定建造物)でした。
1933年に建てられたヨーロッパ最大のレンガ築建造物(アールデコ様式)であり1977年のピンクフロイドのアルバム『アニマルズ』のカバー(左写真)を飾ったことで世界中に有名になりました。 1983年に発電所としての役目を終えたバタシー発電所、30年以上に渡り何度も再開発計画が生まれては頓挫します。 その間、手入れされず廃墟となった巨大な姿はギリシャ神殿のようにも見え、ロンドン市民が毎日のようにテムズ河越しに拝むものの中に入ることはできないミステリアスなランドマークでした。 ようやくマレーシアのディベロッパーによる再開発計画の許可が下り、今年末から工事が始まる予定。 廃墟のままの姿が見られる最後のチャンスとあって公開日の初日には2万人もの人が並んだとのこと。
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最近立て続けに友人がFacebookでリノベーションに触れていたので、日本のリノベーション現状についてリサーチしてみました。 私は日本にいた時は居住目的で不動産購入を考えたことがなく、イギリスに来てから建築インテリアデザインに目覚めたので、日本よりイギリスの状況の方をよく知っています。
イギリスはリノベーション大国ですが(注1)、だいぶ日本と前提条件、環境が違うのだということがわかりました。 また、欧米で言うところの’interior designer’(インテリアデザイナー)という職業は日本にはほとんど存在しないため、合わせてまとめておきます。
注1:英語では’renovation’や’reform’という言葉を日本と同じような用法で使いません。 ’refurbishment’、’remodeling’、’modernisation’、’updating’など内容に応じていろいろな言葉が使われますが、ここでは日本語で伝わるようにリノベーションという言葉を使っています。
1. 新築志向の日本と中古が基本の英国
ヨーロッパに旅行すると築数百年の建物からなる街並が続き、まるでタイムスリップしたような感覚になります。 逆にヨーロッパ人が東京に行くと「未来都市だ!」と感嘆します。 『あなただけの家 – 1』に書いたように、イギリスは全住宅流通量(既存流通+新規着工)に対する既存住宅(中古物件)のシェアは日本が13.5%に対し、イギリスは88.8%です(アメリカ77.6%、フランス66.4%。 国土交通省『中古住宅流通、リフォーム市場の現状』より)。 つまり、9割が中古(中古が常識なので「家を買った」と言えば中古のこと。 新築は’new-build’と言います)。
建物の外観は公共に属するものなので、建物の中を現代の生活様式に合うように変えたり(’modernise’や’update’)、改築(’conversion’)や増築(’extension’)を行って自分たちのニーズに合った空間にするのが一般的です。 リフォーム市場(改築・増築など大掛かりな工事から水回りのリフォームなど小さなもの含めてこう呼びます)の規模は大きく、住宅投資に占めるリフォーム市場の割合は日本の27.3%に比べ、イギリスでは54.5%にのぼります(2007年、上記国交省資料より)。
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悪いな、ミラノ・東京。 残念だったね、ストックホルム・パリ。 アインドホーベン・ベルリン・バルセロナ・・・そして特にニューヨークよ、許しておくれ。
だけどロンドンこそが世界のデザインの首都だ。
去年のロンドン・デザイン・フェスティバルを評したThe New York Timesの記事の冒頭です(→“NYTimes: In Praise of British Design”)。
こう言わしめるロンドンのデザイン都市としてのパワーが、数十万人のクリエイティブ人口を惹き付けています。 そしてそのハイライトを楽しめるのが毎年9月(今年は9月14日〜22日)に市内約300ヵ所で行われるロンドン・デザイン・フェスティバルです(London Design Festival)。
ヨーロッパの3大デザイン都市といえばミラノ・パリ・そしてロンドン。 各都市は巨大なインテリア・デザイン祭りを擁しており、春のイースターの時期にミラノで開かれるサローネ(Salone Internazionale del Mobile)、冬と秋の年2回開かれるパリのメゾン・オブジェ(Maison & Objet)に比べると規模(訪問者数)は小さいロンドン・デザイン・フェスティバルですが、近年急速に存在感を増し、国外からの来場者数・出展者数ともに伸びています。
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築120年(推定年1890年、ヴィクトリア時代)といってもたいしたことありません、『古いほど人気なマイホーム』に書いたとおり、ロンドンの居住用物件の4分の1が第一次世界大戦の前、半分以上が第二次世界大戦の前のものなので、ゴロゴロあるヴィクトリア時代のテラスハウス(日本風に言うと長屋)の1軒で、ずっと住人がいる家なのでそれなりにインフラ(電気・ガス・水道)はあります。 とはいえ、120年ものはいろいろあります。
「イギリスで家を買うのは大変」とはよく聞くのですが、たしかに・・・3ヵ月かかりました(おそらく標準的)。 買い主・売り主ともに弁護士を雇っていろいろ調べるのですが、「土地の権利書に1860年代にジョンさんとチャーリーさん(仮名)が当該土地について契約を交わしたが契約が紛失しているので内容がわかりません、子孫が誰かもわかりません。 ただこの内容不明の権利条件が土地に付与しています」とか「地区の教会が壊れた場合、修復する義務があります」とか訳のわからない事項がボロボロと出てくるのです。
家の中は1890年の建築当時の部分と30年前に増築された部分があるのですが(30年前の増築は”new extension”と呼ばれている、日本だと家の平均寿命は約30年)、どちらもボロい・・・
私の建築インテリアデザイナーとしての初めてのプロジェクトがこの自宅の増改築です。 やっぱりデザイナーになったからには自分でやってみなきゃね。 登録建造物(Listed Building)でも保護地区(Conservation Area)でもない普通の家なので、結構好きなように手を入れられます。 かなり大掛かりな改築になる予定(通りに面する家の外観は変えてはいけないが、家の中や庭側は全面的に改築)。
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普段「テレビは見ない」と言っている私ですが、最近密かにはまってしまった番組があります。 それが民放Channel 4の”The Restoration Man”。 イギリス各地にある歴史的建造物(多くは長年見放されていて朽ち果てている)を修復してマイホームにしようとする人々を建築家のGeorgeが訪ねて修復プロジェクト一部始終を記録するドキュメンタリー X エンターテイメント番組。
例えばこの建物。 19世紀初頭に建てられたケント州の風車、19世紀を通じて小麦粉の生産に使われていましたが1915年の大嵐で羽が破損、それ以来使われていませんでした。 一家に代々伝わるこの風車を継いだ若いPeteと妻のNikkiが修復に乗り出します。 癌に冒されたNikkiが病の進行と闘いながら進むエモーショナルなこのプロジェクトの一部始終は、英国内ではChannel 4のサイトから、国外ではYouTubeで見られます(修復完成後の2人の家はContinue readingをクリック)。
Chennel 4 : “The Restoration Man – Reeds Windmill, Kent”
YouTube : “The Restoration Man – Reeds Windmill, Kent”
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6:00 起床。 朝日を浴びながらジョギングをする。
7:00 シャワーを浴びた後、家族全員で朝食。
8:00 夫と子どもたちをそれぞれ仕事と学校へ送り出す。
8:30 家で仕事開始、生産性が高い朝のまとまった時間にできる仕事を一気にこなす。
12:30 家で昼食、たまに外でクライアントや仕事関係者とランチミーティング。
13:30 午後、外出が必要な用事をまとめて片付ける。 外出がない日は家で引き続き仕事。 子どもたちが学校から帰ってきたらおやつ、再び友人宅やクラブ・習い事などに送り出す。
18:00 子どもたちと今日1日の話をしながら夕食の準備。
19:00 夫が帰宅。 家族全員で夕食。 夕食後は後片付けをしたり、子どもの就寝の準備。
21:30 お風呂に入る。
22:30 就寝。
上のスケジュールは何だと思いますか? 夫と結婚する前、約6年前に私がノートに書き出した「理想の1日」です。
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