Category Archives: 2. ビジネス・キャリア
先週のThe Straits Timesにシンガポールの大学生の就職志望業界ランキングが載っていました。
シンガポールという国をよく現している気がします。
1. 銀行・金融
2. 政府・公務員
3. 航空・旅行
4. エンジニアリング
5. 監査・会計・税務
不況はほとんどこの順位に影響を与えていないそう(また、A-levelと呼ばれる成績上位の学生によるランキングも上記と同じ)。
金融がトップにくるのは、アジアの金融センターとしてあらゆる金融機関(銀行・保険・ファンド)が集まり仕事の数自体が多いことと、給料が多いことの相乗効果。
政府が2位にくるのは、シンガポールのトップレベルの学生は政府が青田狩りをすること(後述)、給与レベルも高く若手の抜擢もありやりがいもある(らしい)こと。
あらゆる多国籍企業のアジア・太平洋本社が集まるハブなのですが、「業界」というくくりでは目立ったものがないので、上記のような結果になるのかー
比較として、リクルートが毎年発表する日本の大学生就職志望企業ランキング(志望業界ランキングがないので)。(NIKKEI NETより)
1. JR東海
2. JR東日本
3. 全日本空輸(ANA)
4. みずほFG
5. 三菱UFJ信託銀行
6. 三菱東京UFJ銀行
7. 東京海上日動火災保険
8. NTT DoCoMo
9. 三井住友銀行
10. ベネッセコーポレーション
今は旅客運輸と金融が人気があるようですね。
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6 Comments | tags: シンガポール, ランキング, 国際競争力, 学歴 | posted in 2. ビジネス・キャリア, 企業・会社員
書かれてからだいぶ日が経ってしまったのですが、ズキューン!ときた記事。
シリコンバレー在住の江島健太郎さんという方が書いた『LingrとRejawサービス終了のお知らせ』というCNETブログ。
失礼ながら江島さんのこともLingrもRejawも何も知らなかったし、今も知らないけれど、3年間育ててきたサービスを終了し会社を解散することになった原因をまだ混乱の最中にいるであろう当事者が冷静に分析しパブリックにするという、あまり見かけない内容。
その謙虚で冷静な態度にも感銘を受けたのですが、それ以上にズキューン!ときたのが今回の敗因分析の以下の箇所。
私が得た教訓は「究極の少数精鋭はひとり」「プロパー指向という贅沢は軌道に乗ってから」といったあたりです。(中略)
この分野では「企業の競争相手が個人になる時代は目の前まで来ている」ということです。 スタートアップ企業を作って数名で作るのと、一人の個人が副業で立ち上げるのとでは、最終的に出てくるモノの差がだんだんなくなってきており、単に「かかるコストだけが100倍違う」ということになりかねない、と思うのです。
もちろん『フラット化する世界』
や『フリーエージェント社会の到来』
などを読んで「個人のグローバル化」「個人の時代」なんて言葉は頭で理解しているけど(ブログにもいろいろ書いてます、こちらやこちらなど)、やっぱり実際に挑戦した人から(ブログを通して)「4人というのはやはり大所帯だった」と聞くのとはインパクトが違います。
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シンガポールに引っ越して来て以来、5年も前に卒業したINSEADとの距離が近くなりました。 卒業生を対象にシンガポール・キャンパスで開催される各種イベントに顔を出していたら(→こちらやこちら)、そのうち学校から声がかかるようになり、今では受験生のインタビュアーもやってます。
今日は学校のCareer Service(就職課)から頼まれたので、みなさんにもお願いです。
ビジネススクールの就職課は業界ごとに担当者がおり、企業との関係構築、学校の宣伝、オンキャンパスリクルーティング(企業がキャンパスに来て行う説明会・面接)開催、インタビュー(面接)アレンジ、などあらゆる側面から学生(そして卒業生)の就職活動の支援を行います。
企業との関係構築は長期に渡り、まず企業が在校生・卒業生のレジュメ(履歴書)を閲覧しどのようなスキル・経験を持つ学生がいるかを把握、サマー・インターンやフルタイムで企業・学生双方が条件を含め合意したら学生が就業開始、「去年雇ったINSEAD卒業生のパフォーマンスがいい」ということになれば継続的に企業が雇うようになり、複数名募集するようになればキャンパスに来て説明会・面接を行うオンキャンパスリクルーティングに発展します。
伝統的にMBAを雇うコンサルや投資銀行以外にも、若干名でも継続してINSEAD生を雇う企業は着実に増えており、学生と企業双方の希望を聞きながらマッチングさせるのが就職課の仕事。 2007年、INSEAD生の就職先企業はこちらをご覧ください。
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渡辺千賀さんに続いて(→こちら)、梅田望夫さんまで「あー、言っちゃったー」です。
残念に思っていることはあって。 英語圏のネット空間と日本語圏のネット空間がずいぶん違う物になっちゃったなと。
日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (1/3)
日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (2/3)
日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (3/3)
IT Mediaのこの記事、読んだ瞬間、「また炎上するだろうなー」と思っていたら案の定ネット上でバッシングされている模様。 池田信夫さんも取りあげてました(→『梅田望夫氏の開き直り』)
気になったので梅田さんの記事で触れられていた『ウェブはバカと暇人のもの』
を斜め読みしてしまった。 普通に読み物としては面白かったです(ブログをやっている身としては「ブログは一般人のどうでもいい日常」にドキッとした、笑)。
私自身は英語圏のネット空間も日本語圏のネット空間も必要と適正に応じて使い分けていて「物は使いよう」「ネットはあくまで道具」だし、ブログでいいことたくさんあるので「バカと暇人のもの」とはあんまり思っていないのですが、反応を見ていると、梅田さんが言わんとしているところと全然違うところに反応している人が多いことに気づきました。
「日本発でいいものができないってのか?!」
という趣旨で、ちょっと前の「日本はダメだ論」にすり替えられてしまっているものが多いような。
梅田さんの真意については海部未知さんの感覚が近いです(↓)。
Tech Mom from Silicon Valley:梅田氏と「アテネの学堂」
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先ほどフランスから帰ってきました。
初夏のフランスはベストシーズンで周りにつられてさんさんと降り注ぐ太陽の光を浴びていて気がついたらすっかり焼けてしまいました。 赤道直下のシンガポールではこんなことしないんですが・・・ 太陽のありがたみが違うんだな、質まで違う気がする。
今回は出発前のこちらやこちらに書いたようにINSEAD卒業5周年の同窓会+プロヴァンス地方ドライブ旅行。
まずは同窓会の話を。
HBS(ハーバードビジネススクール)で伝統である学期最後の授業で教授が生徒に送るメッセージを集めた『ハーバードからの贈り物』
という本にあった、
自分の実績と収入を、自分自身の目標や成功の基準ではなく、同級生の実績や収入と比較することになるのだ。
から「同窓会には行くな」という教授からのメッセージに考えさせられた話を『MBAの同窓会』というエントリーに書きました。
そのことを再び書いたエントリー『友人の昇進』に、渡辺千賀さんからStanford MBAでは
意外に「そんなにはうまくいってないひと」「ふつうなひと」の方が出席しがちな気がします。 とっても成功している人(個人資産二桁million $以上って感じかな?)はまず来ません。
とコメントをもらったので、同窓会で繰り広げられる人間模様にますます注目していました。
結果は、、、
「他人と比べる」ような雰囲気は皆無でした。
全くなし、誰も仕事の話なんてしていない、ゼロ。
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週末、友人の昇進サプライズパーティーに招かれました。
今まで誕生日パーティー、歓迎会、送迎会、婚約パーティー、いろいろ行ったけど、昇進パーティーってのは初めて(本人が企画したものではなく、同僚が企画したサプライズだったけど)。 ひょっとしてこれからもっと招かれたりするのかしら?
彼は私と同い年のフランス人。 留学時代のハウスメイトで、唯一マジ喧嘩をした相手であり、親友であり、留学後はお互い母国に帰ったのになぜか2人ともほぼ時期を同じくしてシンガポールに引っ越しました。
MBA前にプライベートエクイティー(PE)という珍しい経歴で(普通、PEってのはMBA後の憧れの就職先であり、新卒そこらのペーペーは滅多に入れない)、頭がスーパー良くて私はよく勉強を助けてもらったのだが、MBA後はあっさりマッキンゼーへ(彼の場合、PE出身なので年収ダウン)。
その後みるみる昇進して5年経たないうちにジュニアパートナーになったというめでたいお話。
私の非日本人友達の中では断トツのワーカホリック。
ワークライフバランスの「ワ」の字もなく、シンガポールから1泊3日ニューヨーク出張(飛行時間19時間!)とか、日曜の夜行便でシドニーへ飛び金曜の夜行便でシンガポールに帰ってくるプロジェクトを2カ月間とか、3日間寝てない、とか・・・ で、同じシンガポールにいるのに滅多に会えないです。
「昇進するまで(彼女に)プロポーズできない」という名言を吐いたことも(そういや、昇進したし、プロポーズするんだろうか?)。
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土曜はunConferenceというテクノロジー・ベンチャーが集まるコンファレンスに参加。
今まで何度も海外のコンファレンスに行ったことはあるけど、よく考えるとスタートアップだけが集まるコンファレンスに参加するのは初めて。
梅田望夫さんが
シリコンバレーでは技術者・ギークが主役でVC(ベンチャーキャピタル)やコンサルタントは脇役。 特に20-30代のギークが主役で40-50代は脇役。(SVJENより)
と言っていたが、本当にまさにその通りで、脇役な私は若いギークたちのエネルギーを洪水のようにたっぷり浴びてきました。
以前、シンガポール人は起業家魂がないと書きましたが(→『シンガポールで起業したい人へ』)、シンガポールはこういうアジアの起業家を集めたハブ的な機能にはぴったりかも。
シリコンバレーからScott Rafer(過去、MyBlogLog.comのCEO(Yahoo!に売却)、FeedsterのCEOを歴任。 今はLookery.comのCEO、Mashery.comの共同創業者でボードメンバー、Delivr.comの会長)をKeynote Speakerとして呼び、スタートアップ(→参加企業リスト)も合計10ヵ国から。 最近のベンチャーは創業当初からグローバル展開するので、すでに数カ国にチームが散らばっているベンチャーも多くありました。
目玉はスタートアップがVC etc.投資家兼審査員の前で行うエレベーターピッチ。
何とこのエレベーターピッチに日本からベンチャーが登場!
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第1回シンガポールオフ会で出会ったYさんはプロのリサーチャー(市場調査)なのですが、最近、何と仕事中に読んだ記事の中で、私が興味を持ちそうな記事をスキャンして送ってくれるようになりました。
めっちゃくちゃ嬉しいんですが、プロにこんなことしてもらって申し訳ないなー・・・
その中で今日はビビッときた記事を紹介。
『斜陽・北海道を立て直せ! ベンチャー投資で地域再生』という週間東洋経済(4月25日版)の記事。
北海道ベンチャーキャピタルという北海道という地域密着型のVCを設立した松田一敬さんの話。
今回の世界的大不況で日本経済全体が沈んでしまったので目立たなくなっているのかもしれないが、地方財政が中央に依存し、自立できないまま構造的に落ち込んでいってしまう地方問題は、大きな問題のひとつで、ヒデも地方活性化をテーマのひとつに掲げていましたね(→『ヒデの新たな挑戦』)。
記事で初めてこのVCの存在を知ったのですが、ベンチャーキャピタルという手法を使って、道内企業を育成し経済的な自立を目指すという試みは、中央からの補助金に頼りハコモノを作る従来型の「村おこし」と比べると、すごくしっくり納得のいくもので、「あー、なんで今までこういうのなかったんだろう?」と思ったのでした(私、完全に門外漢なので、単に知らないだけかも。 他の地方にも例があれば教えてください)。
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2 Comments | tags: ベンチャー, ベンチャーキャピタル, 北海道, 地方問題, 日本 | posted in 2. ビジネス・キャリア, 4. 教養・知識, ベンチャー・起業家, 日本
シンガポールで起業しよう!って人がどのくらいいるかわかりませんが、シンガポールには多くの起業支援プログラムがあります。 主にSPRINGというイノベーション推進政府機関が実施しているので、そこからいくつか紹介。
他にもいろいろありますが、これだけ政府が熱心にスタートアップを育てようとしているところは他にないのでは?
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2 Comments | tags: シンガポール, ベンチャー, 起業家 | posted in 2. ビジネス・キャリア, ベンチャー・起業家
直球なタイトルですみません。
「夫婦2人で同時期にMBA留学→海外就職を計画しているが、かなりハードルが高そうである。 結局、留学のためにした借金返済を優先し日本に帰ることになっちゃうのかな?」と悩んでいるブログ読者がいるので、そういうケースの対処法です。
もっと平たく、目の前に本質的に自分の求めているものではないが待遇がいい話がある、どうしよう?っていうときの対処法だと思ってお読みください。
私にもこの点に関しては苦い経験があります(昨日書いた「どうせ痛い思いをするなら早めにしよう」という基本行動方針が守れず安易な道を選んでしまった例)。
MBA留学は(学校によって大きく異なるが)1年制で1,000万円、2年制で1,500 – 2,000万円という巨額の費用(学費 + 生活費)がかかります。 私が行ったINSEADは1年制だったのですが、留学が終わる頃には必死で貯めた貯金が底をついていました。
しかも、プログラム後半は多くの企業が学校にリクルーティングに訪れるためプログラム終了前に卒業後の職が決まっている同級生が続出し、非常に焦る時期。
私も周りの雰囲気に飲み込まれるように、フランスにいながら日本の転職エージェントに履歴書を送ってしまい、すぐ仕事の紹介を受けました。 そして、すぐ内定。
自分は本当は何をやりたいのか考える余裕もないまま内定を得てしまい、ヨーロッパでの就職活動もそこそこに帰国。 日本で他も見て回ろうと思うものの、数ヶ月前に内定が出た会社にはもはやあまり待ってもらえない。 しかも、「そこそこ」興味もあり、「なかなか」待遇もよかったのがよくなかった。 帰国後の私は貯金も底つき、東京の友人宅に居候しながら就職活動をしていたので、もう待ってもらえない、ところまできて、結局契約しました。
その会社では、いろいろ素晴らしい経験もできたのですが、やっぱり「もっと違うやり方があったろうに」とは今でも思います。
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6 Comments | tags: キャリア, 夫婦, 海外就職 | posted in 2. ビジネス・キャリア, 3. マネー・ファイナンス