英語を始めたきっかけ

以前も書いたとおり、私は勝間和代さんが結構好きなのですが、最近の活躍は本当にすごいですね・・・ 特に『勝間和代の日本を変えよう』という本を出版されるあたり、本当に日本を変えようとしているんだな、という決意を感じます。 日本を飛び出してしまった身としては何となく申し訳ない気持ちまでしてくる今日この頃。
大変遅ればせながら、勝間さん出演の情熱大陸をYouTubeで見ました。

その中で印象に残ったのが、「10歳離れた姉が(雇用機会均等法の前で)大変就職に苦労しているのを見て、”手に職をつけなければダメだ”と悟った」というくだり。
やはり、何か強く衝撃を与えるきっかけがあってこそ、ああいう行動に結びつくんだな、と。
私がどうやって英語を勉強したかという話は『TOEIC965点までの英語』に書きましたが、なぜ英語を話せるようになろうと決めた理由は「将来就職に有利だから」ではありません。
私が「英語ぺらぺらになる」と決めたのは8歳なので、さすがにそんなことは考えませんでした。
(次のページからの話は、私が結婚式のいわゆる「花嫁の手紙」(笑)で話そうとしたエピソードですが、長過ぎたので大幅省略したところ、あのような中途半端なエピソードになりました、笑。 結婚式にご出席頂いた皆さま、これがフルバージョンです。)

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車のUターンは原則禁止

このブログでシンガポールのいいところをだいぶ取り上げたので(→123)、負の側面についても取り上げたいと思います。
シンガポールは「明るい北朝鮮」と揶揄されるくらい、政府の規制が厳しい事実上の一党独裁です(一応、形だけの野党がいる)。
1965年の建国以来(今年43歳!)、資源を持たないシンガポールを急速に発展させるためにとられた政策だったのですが、このような国家で生まれ育ったシンガポール人のメンタリティーをうまく現してるなあ、という表現に最近出会いました。
その言葉は「No U-Turn Syndrome」。 このサイトに説明されていたので、下記に引用します(拙訳)。

In the US, when there is no sign on the road, it means that you can make a U-turn. When the authority do not want people to make U-turns, they will put up signs to tell you not to make U-turns.
アメリカでは、道路に何の標識もなければ「Uターンをしてもいい」という意味であり、もし警察がUターンを禁止したいのであれば、その場所に「Uターン禁止」の標識を立てる。
In Singapore, it is the reverse. When there is no sign on the road, you are not allowed to make U-turns. When the authority allow you to make U-turns, then they will put up signs to give you that right.
シンガポールでは、これと逆に道路に標識がなければ「Uターンをしてはいけない」という意味で、もし警察がUターンを許可したいのであれば、「UターンOK」の標識を立てる。

デフォルト(初期状態)=禁止、なんですね・・・ それはすごい・・・

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The Economistを読もう!

the_economist.jpg今週のThe Economistは本当に楽しみにしていました。 何といっても21世紀の歴史に刻まれるウォールストリート暗黒の1週間ですから。 それにしても本当にすさまじい週であった・・・ (アメリカのマーケットが開くのはアジアの夜なので)毎日「今日は何があるのか」とおののきながら(少しドキドキしながら)起きていました。
ですが、今日は記事の内容ではなく、楽しみにしていた週刊誌、The Economist自体の紹介をします。
Wikipedia(英語):The Economist
Wikipedia(日本語):エコノミスト
私がThe Economistを毎週読み始めたのは夫が定期購読しているから。 『晩ご飯の話題』で書いたように我が家の晩ご飯の話題はめちゃくちゃ硬い。 日常の出来事報告、友達のゴシップ、日々の業務連絡に加えて政治・経済・ビジネスの話題がバンバン出てきて、盛り上がるとご飯を食べ終えてからそのまま30分から1時間くらいしゃべり続けてたりします。
そしてこれは我が家だけでなく友達と会ってもそう。 アメリカ人に大統領選の話を向けると収拾つかなくなるくらい白熱するし、タイの政情不安にせよマレーシアの政権交代にせよ、みんな本当に関心があるんだなー。 たいした意見を持たない私はほとんど聞き役に回ってしまっています。

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私の不動産投資(未遂編)

慶応でビジネス英語担当講師をされ、ご自身のブログでもビジネス英語の解説をされている日向さんに『世界全体の成長を信じる』というエントリーに対し、「不動産にまで手が回っている資産配分はうらやましい」というコメントを頂きましたので、不動産投資をしようとして未遂に終わった話を。
私は2005年に株式投資を始めたのですが、2006年には不動産にも投資しようと週末ごとに都内の一流住宅街を投資用物件を探し求めて1日に何軒も物件探しをしたことがあります。
(REITではなく)現物の不動産投資は巨額でありかつ、かなり強いレバレッジをかけるので失敗したら一生ローンを返すために働き続ける羽目になるため、もちろん物件探しをする前に勉強をしました。
まず行ったのは当然読書。 当時は今のような読書スタンスも確率されていなかったので、不動産投資で成功した方の体験談を中心に10冊は読みました。 今の私のスタンスと異なるので、あえて本の題名はあげません。
次に各種セミナーに参加しました。 ここで重要なことは『There ain’t no such things as a free lunch』で書きましたが、「セミナー主催者の真の意図は何か」を見抜くこと。 不動産投資は株式投資より(1件あたり)巨大な金額が動く世界ですからボランティアでセミナーをやる人はまずいません。 安いセミナーは、セミナー主催者が不動産専門コンサルだったりブローカーだったり、必ず強く勧誘されます。

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日豪ユーモア考

以前、友人に「結婚して一番大きなカルチャーショックは何だった?」と聞かれたのですが、答えは「ほとんどない」です。
留学時代に欧米人4人と家をシェアしていたので彼らの生活様式には慣れていましたし、朝食はご飯に味噌汁、という和食家庭だし。
唯一あるとすれば「ユーモアのセンスの違い」でしょうか。
オーストラリアはイギリスから来た移民が建国の祖となっているので、ユーモアのセンスはイギリスとかなり似ています。 イギリス人のユーモアのセンスはひと言で言うと「皮肉」、かなりブラックです。
オーストラリア的ユーモアの例をひとつ。
私が「オーストラリア人と結婚することになった」という報告を複数のオーストラリア人友達にしたときの反応。

“Are you sure you want to marry an aussie?”(本当にオーストラリア人と結婚したいわけ?)
“Oh, no… You’ve made a bad decision.”(えー、判断間違えたねー)

これが、私がイタリア人やアメリカ人と結婚すると仮定してイタリア人やアメリカ人に報告した場合、こういう反応になるんじゃないでしょうかねー?(あくまで想像)

“Why not me???”(何でボクじゃないの?)
“Good choice of your husband!”(いい趣味してるね!)
“He is a lucky, lucky guy…”(彼はなんて運のいいやつだ・・・)

“You’ve made a bad decision.”と”Good choice of your husband!”の違いは結構すごい(ちなみに本当に「判断間違えたね」と思っているわけではなく、ユーモアですからね、ユーモア)。

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日本はなぜ成長しないのか?

こちらで書いたとおり、シンガポールが1人あたりGDPで日本を抜き日本がアジアNo.1の座から落ちたことは私にとっては衝撃だったのですが、大前研一さんの『「アジアで最も豊かな国」から転落した日本』というコラムによると、日本ではあまりニュースにならなかったそうで・・・ コラムにはこう書かれてました。

本当ならシンガポールに抜かれたことで、日本全体にショックを受けてほしいところだ。しかし、「あれ、抜かれちゃってた」という感じで、ケロっとしている。これでは日本の未来が危ういというものではないか。

私がシンガポールに来て以来、聞かれて一番答えに悩む質問というのが、「日本はなぜ成長しないのか?」という質問。
この質問が仕事のミーティングの合間に場をつなぐために気軽に発せられた質問ならば(相手も鋭い分析など求めていない)、適当に答えようもあるのですが、これが真剣に内部者の見解を聞きたいと思っている親しい友達からの質問だったりすると、答えに困る。 自分にも解がないから。
なので、いつものごとく本を読みあさっています。
まず最初に読んだのが勝間さんが薦めていた『人間を幸福にしない日本というシステム』。 私は基本的に母国は好きなので、『ひ弱な男の国とフワフワした女の国日本』のような、センセーショナルに煽っただけのようなタイトルの本は読まないのですが、この本は私が知らなかったことも多く(官僚主義の根深さ、など)、納得できる箇所も多かった。 でも、具体的な解決策まで示せていないと思います。

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シンガポールの少子化対策 – 政府の嘆きが聞こえる・・・

ガス料金の請求書に小冊子が同封されていました、タイトルは”MARRIAGE & PARENTHOOD PACKAGE”。 政府からのお知らせです。
日本の少子化問題も危機的状況ですが、シンガポールの出生率(女性1人あたりが一生に生む子供の数)は1.29人、中華系に限ると1.14人(2007年)。 人しか国力がないシンガポールにとって死活問題で、8月から施行された政府の緊急少子化対策を受けたもの。
AFPBB News:シンガポール、少子化対策予算を倍増
IPS:SINGAPORE:Population Decline – Enter the Matchmaker
同封されていた小冊子の中身はこんな情報でした(今回の施策では、それぞれ内容が拡充されています)。
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■ GETTING MARRIED(結婚)
政府お墨付きのお見合いサービス。 さまざまなイベントやオンラインお見合いサービス(下の写真)など。
Social Development Service (SdS) LoveByte
LoveByte.jpg■ raising & caring for children(育児)
減税、働く母親の税控除額、出産ボーナス(現金で1 – 2人目はS$4,000、3 – 4人目はS$6,000)、保育所の増設、育児助成金
■ WORK-LIFE SUPPORT(仕事と子育て両立のサポート)
産休(有給)16週間(最初の8週間は雇用主が給与負担、次の8週間は政府が負担。 3人目からは政府が16週間分負担)
7歳以下の子どもがいる親は毎年6日間の育児休暇(有給)あり(最初の3日間は雇用主負担、次の3日間は政府負担)
■ HAVING CHILDREN(妊娠)
不妊治療を必要とするカップルは政府による治療費の補助あり
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ちなみに、ほとんどの施策は「子どもがシンガポール人であること」が条件なので(産休除く)、私たちには適用されません・・・残念・・・

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米金融、未曾有の危機

昨日から今日にかけて米金融業界は米証券4位のリーマン・ブラザーズが破産法適用申請、同3位のメリルリンチがバンカメに救済合併され、保険大手のAIGも資産売却を余儀なくされるという未曾有の出来事が続発しています。
REUTERS:米リーマンHD、連邦破産法第11条の適用を申請
REUTERS:米バンカメがメリル買収を発表、500億ドル相当の株式交換で
投資銀行/証券会社はMBA後の人気就職先なのでそれぞれの会社にもれなく友達がいます。 リーマンとメリルリンチにもそれぞれ1人ずつ仲のいい友人がいるのですが、さすがにこういうときに電話はできないですね。 頃合いを見て様子を聞いてみようと思っています。
日本は1997年に証券4位の山一証券と地銀大手の北海道拓殖銀行が破綻していますが、米国では6ヵ月の間に証券3位から5位までが一斉に破綻・救済合併されるという状況のため衝撃の大きさが知れるというもの。
このニュースを朝からおろおろと見ながら思い出すのは新卒で入った会社のこと。
私は1998年4月に新卒入社という、山一証券に就職内定していた同期が内定を取り消されたのを間近に見ている世代です。 この就職氷河期時代に何を考えていたのか総合商社とマスコミしか受けないという無謀な就職活動の結果(強くお勧めしません、笑)、当時9社あると言われていた総合商社のうち下位にいる商社に就職しました。
その新卒就職先であった商社は不採算部門の売却などを経た後、同じく下位にいた総合商社と経営統合し現在に至ります。

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初アンコールワット

4日間、アンコールワットを見にカンボジアに行ってきました。 私は初アンコール、夫は2度目です。
夫の休みが取れることになったので、マイルで行けて空席があるところで探したので、10日くらい前に急遽決まった小旅行。
実は私、あまり遺跡ファンではなかったのですが(ローマやトルコの遺跡に行ったときは、いつも暑かったので太陽の照り続ける埃の中を虚ろになりながら歩いた思い出しかなかったので)、あまりに「アンコールワットは行っとけ」との周りの声に押されて行くことに。 急遽決まったので、いつも行う旅先の予習もなし。
何というか・・・
帰ってきたばかりなので、まだ消化しきれていないのですが、まずは目的物のアンコールワット。
Angkor_Wat.JPGstone_carving.JPG
雨季なので前の池に全景が映ってきれいです(夫が撮影)。
アンコールワットは左右完全対称の均衡美でもちろん美しい、中の繊細な彫刻もこれまた途方もなく精巧で膨大な作業の賜物で素晴らしいのですが、私はどうしてもこういう「絵はがきやガイドブックにのっている内容を確認しにいくような旅」は苦手なのですね・・・
いや、本当に素晴らしいんですよ。 聞いていたとおり「壮大」という言葉がふさわしい。

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大統領選なのでアメリカについて考えた

「オリンピックが終わるとアメリカ大統領選」、というのは「祇園祭が終われば夏」、みたいなもんで(京都の人しかわからないか・・・)、4年ごとに繰り返されるアメリカ最大のイベントが佳境を迎えています。
大統領が変わるとホワイトハウスのスタッフが総交代になるアメリカでは大統領任期4年のうち最後の1年が政治不能状態に陥り(特に政権2期目は)、この期間、莫大な選挙資金が使われるので、多大な批判もあるのですが、少なくても4年に1度、アメリカ国民はもちろんのこと世界中がアメリカの政治について考える機会を提供しています。
あまりにコロコロ変わるのでオオカミ少年状態となり、当事者の国民の関心が薄い日本の総裁選とは雲泥の差(もちろんこの差は直接選挙、間接選挙という選挙方法の差だけによるものではなく、もっと根本的な問題です)。
「新しい大統領になると自分の国との関係はどうなるか」、が米国外の国での焦点なのは日本もシンガポールも一緒。
シンガポーリアンの友達は「オバマとマケインのどちらが自由貿易路線かどうか」を議論していました。
なるほどねー、そういう視点になるのか。

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