Category Archives: 5. 趣味・プライベート

移民の子どもの教育

i_want_your_money.jpgI_want_you.jpg
今週のThe Economistは表紙を見た途端、吹き出してしまいました。
ポールソン米財務長官が”I WANT YOUR MONEY”と読者を指しているこの合成写真、もちろん第一次世界大戦の米軍募集ポスターをパロったものです。
なんか顔まで似ている気がするんですが・・・
今週のThe Economistはまだ読んでいないので、先々週のThe Economistから面白かった記事を。

Continue reading


世界が踊る映画、Mamma Mia!

mamma_mia.jpg世界中で大ヒットのミュージカル映画、Mamma Miaを見に行ってきました。
サイコー!
全編ABBAの曲で大ヒット(全世界で3,000万人を動員)したミュージカルを映画化したもの、私は2002年にトロントでミュージカルも見ているのですが、これは珍しく映画の方がよかったかな?というくらいよかった。 主演のおばさん3人とおじさん3人がうますぎる。
『プラダを着た悪魔』がバツグンにうまかったメリル・ストリープはもちろん安心して見ていられるし、「あなた誰?」の姉妹役2人は涙が出るほど笑えるし、ジェームズ・ボンド役のイケメンイメージが強いピアース・ブランソンや『ブリジット・ジョーンズの日記』のコリン・ファースは・・・あなたたちやりすぎです・・・ 次、映画でシリアスな役で見ても思い出して笑ってしまいそう。
日本では残念ながら2009年1月公開まで待たなければいけないみたいですが、映画の雰囲気を覗いてみたい人に下のOfficial Worldwide Websiteがお薦め(ABBAの歌が流れるので注意)。
MAMMA MIA! – Official Worldwide Movie Website
『マンマ・ミーア!』(日本オフィシャルサイト)
ただし、VIDEOSのコーナーは映画の内容を見せ過ぎなので、劇場で見る予定の人は見たいのをぐっと我慢して他のコーナーだけにしましょう。

Continue reading


車のUターンは原則禁止

このブログでシンガポールのいいところをだいぶ取り上げたので(→123)、負の側面についても取り上げたいと思います。
シンガポールは「明るい北朝鮮」と揶揄されるくらい、政府の規制が厳しい事実上の一党独裁です(一応、形だけの野党がいる)。
1965年の建国以来(今年43歳!)、資源を持たないシンガポールを急速に発展させるためにとられた政策だったのですが、このような国家で生まれ育ったシンガポール人のメンタリティーをうまく現してるなあ、という表現に最近出会いました。
その言葉は「No U-Turn Syndrome」。 このサイトに説明されていたので、下記に引用します(拙訳)。

In the US, when there is no sign on the road, it means that you can make a U-turn. When the authority do not want people to make U-turns, they will put up signs to tell you not to make U-turns.
アメリカでは、道路に何の標識もなければ「Uターンをしてもいい」という意味であり、もし警察がUターンを禁止したいのであれば、その場所に「Uターン禁止」の標識を立てる。
In Singapore, it is the reverse. When there is no sign on the road, you are not allowed to make U-turns. When the authority allow you to make U-turns, then they will put up signs to give you that right.
シンガポールでは、これと逆に道路に標識がなければ「Uターンをしてはいけない」という意味で、もし警察がUターンを許可したいのであれば、「UターンOK」の標識を立てる。

デフォルト(初期状態)=禁止、なんですね・・・ それはすごい・・・

Continue reading


日豪ユーモア考

以前、友人に「結婚して一番大きなカルチャーショックは何だった?」と聞かれたのですが、答えは「ほとんどない」です。
留学時代に欧米人4人と家をシェアしていたので彼らの生活様式には慣れていましたし、朝食はご飯に味噌汁、という和食家庭だし。
唯一あるとすれば「ユーモアのセンスの違い」でしょうか。
オーストラリアはイギリスから来た移民が建国の祖となっているので、ユーモアのセンスはイギリスとかなり似ています。 イギリス人のユーモアのセンスはひと言で言うと「皮肉」、かなりブラックです。
オーストラリア的ユーモアの例をひとつ。
私が「オーストラリア人と結婚することになった」という報告を複数のオーストラリア人友達にしたときの反応。

“Are you sure you want to marry an aussie?”(本当にオーストラリア人と結婚したいわけ?)
“Oh, no… You’ve made a bad decision.”(えー、判断間違えたねー)

これが、私がイタリア人やアメリカ人と結婚すると仮定してイタリア人やアメリカ人に報告した場合、こういう反応になるんじゃないでしょうかねー?(あくまで想像)

“Why not me???”(何でボクじゃないの?)
“Good choice of your husband!”(いい趣味してるね!)
“He is a lucky, lucky guy…”(彼はなんて運のいいやつだ・・・)

“You’ve made a bad decision.”と”Good choice of your husband!”の違いは結構すごい(ちなみに本当に「判断間違えたね」と思っているわけではなく、ユーモアですからね、ユーモア)。

Continue reading


シンガポールの少子化対策 – 政府の嘆きが聞こえる・・・

ガス料金の請求書に小冊子が同封されていました、タイトルは”MARRIAGE & PARENTHOOD PACKAGE”。 政府からのお知らせです。
日本の少子化問題も危機的状況ですが、シンガポールの出生率(女性1人あたりが一生に生む子供の数)は1.29人、中華系に限ると1.14人(2007年)。 人しか国力がないシンガポールにとって死活問題で、8月から施行された政府の緊急少子化対策を受けたもの。
AFPBB News:シンガポール、少子化対策予算を倍増
IPS:SINGAPORE:Population Decline – Enter the Matchmaker
同封されていた小冊子の中身はこんな情報でした(今回の施策では、それぞれ内容が拡充されています)。
*****************************************
■ GETTING MARRIED(結婚)
政府お墨付きのお見合いサービス。 さまざまなイベントやオンラインお見合いサービス(下の写真)など。
Social Development Service (SdS) LoveByte
LoveByte.jpg■ raising & caring for children(育児)
減税、働く母親の税控除額、出産ボーナス(現金で1 – 2人目はS$4,000、3 – 4人目はS$6,000)、保育所の増設、育児助成金
■ WORK-LIFE SUPPORT(仕事と子育て両立のサポート)
産休(有給)16週間(最初の8週間は雇用主が給与負担、次の8週間は政府が負担。 3人目からは政府が16週間分負担)
7歳以下の子どもがいる親は毎年6日間の育児休暇(有給)あり(最初の3日間は雇用主負担、次の3日間は政府負担)
■ HAVING CHILDREN(妊娠)
不妊治療を必要とするカップルは政府による治療費の補助あり
*****************************************
ちなみに、ほとんどの施策は「子どもがシンガポール人であること」が条件なので(産休除く)、私たちには適用されません・・・残念・・・

Continue reading


初アンコールワット

4日間、アンコールワットを見にカンボジアに行ってきました。 私は初アンコール、夫は2度目です。
夫の休みが取れることになったので、マイルで行けて空席があるところで探したので、10日くらい前に急遽決まった小旅行。
実は私、あまり遺跡ファンではなかったのですが(ローマやトルコの遺跡に行ったときは、いつも暑かったので太陽の照り続ける埃の中を虚ろになりながら歩いた思い出しかなかったので)、あまりに「アンコールワットは行っとけ」との周りの声に押されて行くことに。 急遽決まったので、いつも行う旅先の予習もなし。
何というか・・・
帰ってきたばかりなので、まだ消化しきれていないのですが、まずは目的物のアンコールワット。
Angkor_Wat.JPGstone_carving.JPG
雨季なので前の池に全景が映ってきれいです(夫が撮影)。
アンコールワットは左右完全対称の均衡美でもちろん美しい、中の繊細な彫刻もこれまた途方もなく精巧で膨大な作業の賜物で素晴らしいのですが、私はどうしてもこういう「絵はがきやガイドブックにのっている内容を確認しにいくような旅」は苦手なのですね・・・
いや、本当に素晴らしいんですよ。 聞いていたとおり「壮大」という言葉がふさわしい。

Continue reading


ドレスコードは"日本人"?

シンガポールは人の出入りが多いので、週末ごとにWelcome party(歓迎会)やらGoing-away party(送別会)やら「飛行機のトランジットで寄ってみました」やら何かしらの集まりに誘われます(この週末も上海からトライアスロン出場のため友達が来ていました)。
今週末もパーティーのお誘いが(以下、英語部分は原文そのまま、日本語は私が訳しました)。
*****************************************
BIG IN JAPAN!
Date: Saturday, 13th September
Time: 10PM onwards
Venue: xxxx
コスチューム(仮装)パーティー(ベスト・ドレッサー賞あり)
ドレスコード:「日本」(注:日本のブランドを着ればいいというものではない)
ドレスコードの例:
manga-types
yakuza
hardgay (説明として下のYouTubeのビデオが貼付けてありました)
kinky japanese maids
shibuya girls
sumo wrestlers
harajuku girls
cross-dressing geishas
samurais
japanese school girls
karate kids
こんなものが英語字幕付きで出回っているのね・・・笑えるけど、日本人としてちょっと恥ずかしい・・・

*****************************************
・・・・・・・・(目が点)
何だかよくわかりませんが、ずいぶん愛されてますねー、日本。

Continue reading


写真で感性を取り戻そう!

私が社会に出てから10年、一番自分が変わったことといえば、(ほぼ完全な)左脳型人間になってしまったことでしょう。
業務上、「ひらめき」や「直感」ではなく「ロジック」や「言語化」が求められ、MBAなぞ取っているうちに、喜怒哀楽の塊のようだった学生時代の私が(右脳と関係ないか?)、「長所は常に冷静で理論的であること」と言われるようになるまでに・・・
これには自分でもビックリ、今は『”ハーバード流”夫婦円満の術』で書いたようにケンカも理論的に解決です(ケンカ自体ほとんど全くしませんが)。
そんな自分に危機感を抱いたのがiPodを初めて見たとき。
それまでのアップル製品も魅力的だったのですが、ネジひとつ見えないスムーズな手触り、暗闇に浮かび上がるLCD、説明書のいらない操作性・・・
私は当時、アップルのライバルだと自分では思っている(いた)日本の総合電機メーカーに勤めていたのですが、同じ会社で商品企画をやっていたINSEAD友達が「このデザインはうちにはできなかったなー」と言っていたのを聞き、「これはもはやMBA(=左脳)の世界ではない」と思いました。

Continue reading


果たしてヤジ馬なのか歴史の証人なのか

『人は意外と会ってくれる』で書いたように、毎日INSEAD卒業生のネットワークを活用しながら、post-MBAのキャリアパスを語り合ったり情報交換したりしています。
そこで気づいたこと。

  • INSEAD卒業後、中国に渡った卒業生(中国人及び華僑・華人を除く)はみんな起業家かフリーランスである。

私が個人的に知っている中でINSEAD卒業後、起業して一番成功しているのが、北京に本社を置くEthos TechnologiesというWebシステムディベロッパー。 経営陣は全員私たちのINSEADクラスメイト(うち1人は私の夫とアパートをシェアしていた)で、今は従業員数200名を超え、ノルウェー、スウェーデンにもセールスオフィスを構える、INSEAD起業家の卵の希望の星。
その他にも上海でベンチャーキャピタルを立ち上げていたり、『MBA同級生に見る「フリーエージェント社会の到来」』で書いた2人のようにフリーでコンサルティングをしていたり・・・
彼らに共通するのは「とりあえず中国に行った」こと。
Ethos TechnologiesはちゃんとINSEAD内のビジネスプランコンテストでも入賞(優勝?)して、エンジェル投資家のシード投資を受け、しっかりした事業計画を持って北京に乗り込んだのですが、他の人たちは「これからは中国がくる! とにかく行けば何とかなる!」くらいのノリで行った人も多い(私の友人Zは中国への旅行経験もないまま移住していた)。 まさに、チャイナドリーム。
実際、行ったら本当に何とかなってるみたいです。 きっと、似たような大志を抱く人たちのコミュニティー内の結びつきが固くお互い助け合っているのでしょう。

Continue reading


自分の医療費は自分で支払う

『ガイジンであるという特権』で書いたように、概ね暮らしやすいシンガポールですが、移住してきて以来、苦労していることがあります。
それは、健康保険。
日本はご存知の通り国民皆保険。
私は今まで日本の大企業に勤めていたため、健康保険料は毎月の給料から源泉徴収されていました。 どこの病院に行っても自己負担は3割。 医療費について深く考えることもなく生きてきました。
日本は年金もそうですが、現役の労働世代が医療費をより多く必要とする高齢世代を支えるという相互扶助の精神で成り立っています(急速な高齢化によってさまざまな社会問題が噴出しているのは周知の事実)。
一方、シンガポール政府は基本的に「自分のことは自分で面倒をみなさい」というスタンス。 市民と永住権保持者(PR)には国の管理下にある個々人の口座にCPF(政府による社会保障。後日別のエントリー立てます)を積み立てる義務があります(ポイントは積み立てるのが「自分の口座」ということ、積み立て分は自分に返ってきます)。 この一部が医療保険費に回されますが、これは入院など高額医療費にしか適用されず、外来治療には適用されません。
参考:シンガポールの医療保険制度
これだけでは全く十分ではないので、ほとんどの国民は何らかの形で別途民間の保険に加入しています。 この民間保険というのが実にまちまち・・・

Continue reading