最近、仕事でもプライベートでも「対面で会わずに関係を構築する力」が本当に重要になってきたと思います。
まずは仕事編。
私の仕事はコンサルなので、クライアントとの信頼関係が最重要であるリレーションシップ・ビジネスです。 シンガポールという土地柄、国内で完結する仕事はほとんどなく、クライアント自身が国外にいたり、アドバイザーやパートナーが国外にいたりするので、電話会議がとにかく多い!
電話会議には、Skypeを使うことが多いことはこちらに書きましたが、大企業は今もSkype使用は許可されてないのかな?
ところで、顔の見えない(英語の)電話会議でヒアリングやアドバイスをしつつ信頼関係を構築、というのは実に難しい。 私はファシリテーションやインタビューなど基本スキルがまだまだなこともあり、相当の難関です。 そして、私でなくとも、プロジェクトを「売る」セールスはやはり電話では困難で対面ミーティングが必要(リピートの場合はまた別ですが)。
ただ世界の一般的な流れとしては、岡島悦子さんの『抜擢される人の人脈力』にある通り、高度な課題は課題ごとに必要とされる専門性を持つプロジェクトメンバーが集まる「プロジェクト型組織」で仕事を行う流れにあり、ブロードバンドとSkypeなどのテクノロジーの普及で世界中からプロフェッショナルがバーチャルに集まって仕事ができるようになりました。 「電話会議力」は必須なんだろうなー、ということで毎日精進あるのみです。
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対面で会わずに関係を構築する力
Facebookのめまぐるしさとmixiのまったり感
『mixiとFacebook』に書いたとおり、私は2つのSNSを使い分けているのですが、最近Facebookがすさまじいです。
Facebookを使ったことのない方に説明するのは難しいのですが、まず、実名登録です(最近新しくなったインターフェースはこんな感じ)。そして、学歴、e-mailアドレスなどの連絡先も公開し(オプションだと思いますが、実際ほとんどの人は公開している)、political views(政治的見解、liberalとか)やreligious views(宗教観)までベーシックプロフィールに含まれているのが米国発祥らしい。 プロフィール写真もほとんどの人が自分の顔写真。
何がすさまじいかと言うと、私のトップページには次々と私の友達がFacebook上で行ったアクティビティが表示されます。 例えば・・・(以下、今の私のトップページに実際に現れている文章。友人の名前は実際はフルネーム表示ですが、イニシャルにしています。かっこ内は私のコメント。)
mixiとFacebook
The Economistに”FacebookやMySpaceなどのSNSのおかげで、全米の大学で卒業アルバム(Yearbook)を買う学生が極端に減ってきている」という記事がありました(↓)。
The Economist:The death of yearbooks
入学したときからFacebookでのコミュニケーションが当たり前の世代にとっては自然な反応なのかもしれません。
私は20代前半から出張で海外を飛び回る生活をしていたので、何か週末にイベントがあったとしても、
友人から携帯メールに連絡が入る→海外にいるのでチェックできない→返信が遅れる、イベントそのものを逃す→次第に「日本にいない人」と認識されて友人からの連絡が減る・・・
という循環に陥っていました。
この状態を(ほぼ)完全に解消してくれたのがFacebookです。
私の外国人の友人はMBA同級生が多いので、彼らのほとんどが海外を飛び回っており誰が今どこにいるのか把握するのは至難の業です。
Facebookにはプロフィールを変更することなく現在の自分の状況を簡単な一文でアップデートできる”Status Updates”という機能があり、例えばロンドンに住む友人のstatusが「明日から出張でシンガポール経由香港に行く」となっていると、「シンガポールでStop-overするの? 時間あれば合おうよ」とFacebook経由メッセージできます。