今日からいつものブログに復帰です。
先週末から連続4日間、ブログ復元に没頭したところタイピングのしすぎでひどい肩こりになってしまい、昨日夫に肩のマッサージの仕方を教えました。
白人って肩が凝らないんでしょうか? 肩のマッサージをしたこともされたこともないので、ツボが分からないらしいのですが、力があるのでやり方さえ覚えたら強力な戦力になるのではないか、と期待しています。
先週のこのエントリーにlat37nさんから「シカゴGSBも東京キャンパスを検討したものの、成田と都内が遠すぎて断念」というコメントを頂きました(ごめんなさい! コメント消えてしまいました)。
最寄りの空港の使い勝手が良いか、サービスの質が安定して高いか、は出張の多いビジネスマンのQuality of Life(生活の質)に直結します。
私の夫(頻繁にマレーシア日帰り出張する)いわく「チャンギ空港(=シンガポールが誇る国際空港)が今のチャンギじゃなかったら、ボクのQuality of Lifeはもっと惨めなものになってたと思う」。 過去1年で出張32回という時点で十分惨めだと思うが、それは置いておいて・・・
世界のベスト・エアポート賞を何度も総なめにしたチャンギ空港はシンガポール国内のトラベラーのquality of lifeに大きく貢献しています(シンガポールはどちらの方向へ向かっても車で30-40分で海なので、ある意味国民総トラベラー)。
東洋経済オンラインに熱い記事(↓)が載っていましたが、やはり特筆すべきは「飛行機利用のためにかかる所要時間の短さ」。
<>シンガポール・チャンギ 世界最強の眠らぬ巨獅子、人口の8倍呼び込む実力
Tag Archives: シンガポール
Quality of (Traveler's) Life
オフ会@シンガポールのお知らせ
このブログを読んでくださっている95%の方には関係なくてごめんなさい。
シンガポールで12月5日(金) 19:00からオフ会をします。
趣旨は「世界級なライフスタイルについて討論しよう!」とかでも何でもなく、テキトーに集まってしゃべるだけなので、ぜひお気軽に。
参加希望の方はこのエントリーのコメントに書いて頂くか(私にだけE-mailアドレスがわかるようになっています)、CONTACTページからメールください。
参加表明くださった方には別途詳細が決まったら案内メールを出します。
ブログ読者である「ぴ」さんに参加表明いただいているので、最小遂行人員2名で決行します。
どんな人が読んでくださっているのか検討もつかないのですが、働いている人が多いかな?と思い、金曜日にしてみました。 「金曜はやめてー」という人がいれば、コメントください。 次回(があれば)開催の参考にします。
奮ってのご参加、お待ちしております♪(遠すぎるわ!、という方、申し訳ありませんでした・・・)
頭脳流出→還流
週末はイベント盛りだくさんでした。
シンガポールのINSEAD卒業生を対象にしたイベントで、シンガポールで影響力のあるスピーカーを招いて30人程の少人数でスピーカーとインフォーマルにディスカッションしようというものがあり、今回のスピーカーは著名なゲノム学者であり科学技術庁 (A*STAR)シンガポールゲノム研究所(GIS)所長であるDr.Edison Liuでした。
詳細な経歴はコチラにありますが、簡単に経歴を紹介(こちらのサイトには日本語も)。
香港生まれ。 子ども時代に家族とカリフォルニアに移住。 スタンフォード大学で化学・心理学の学士号、医学博士号を取得。 University of North Carolinaで教授、米国立癌研究所(NCI)でDivision Directorなどを勤めた後、2001年にシンガポールゲノム研究所所長に就任。
非常に興味深かったので、その中で特に面白かった話をいくつか。
まず、Dr.Liuの経歴(香港→アメリカ→シンガポール)そのものが1980年代以降の高度人材の流れを体現しています。
イギリスから中国への香港返還が決まったのが1984年(実際の返還は1997年)。 この際イギリスは香港市民に対し積極的にイギリス市民権を与えなかったため、大量の移民がカナダ、アメリカ、オーストラリアなどに移住しました。
教育熱心な中国系移民の家庭の例にもれず、Dr.Liuもスタンフォードで博士号まで終了。 その後、”Land of opportunity”の米国で存分に研究し成果を発表、成果に対する表彰・受賞は数知れず。
社保庁は見習ってほしいCPF
私たちのように、居住国を変えてきた(これからも変える予定がある)人が悩むのは年金・保険などの社会保障関係です。 国によって制度が違うので把握するのも自分たちにとって最適解を考えるのも大変です。
以前、医療保険の話はこちらのエントリーに書いたので、今日は年金の話。
シンガポールに移住してくるまでの年金ヒストリーは以下。
夫:オーストラリアで勤務していた3年間、基礎年金と企業年金を積み立てていたので、65歳になったら、いくばくか支給されるらしい
私:日本で勤務していた9年間強、国民年金と厚生年金を天引きされていたので、何歳からか知らないが、いくばくかもらえるらしい
シンガポール永住権保持者となった私たちは、シンガポールのCPF(= Central Provident Fund)と呼ばれる中央積立制度に強制預金する義務があります(勤労者だけですが)。
このCPFというのが、日本のお粗末な年金制度の加入者(被害者)から見ると考えられないくらいブラボーな制度です(本来の目的としては退職後の生活保障だけでなく住宅ローン、医療保険なども兼ねている)。
異宗教間の結婚式
土曜日は前の仕事で知り合ったシンガポール人の友人の結婚式でした。
私は外国人友達の結婚式に行くのが大好きです(そのわりには有休不足で招待されてもあまり行けてませんが)。 なぜなら祝福するという本来の目的もさることながら、結婚式ほど文化・宗教の粋を集めたイベントはない、普段グローバルに飛び回る友達の文化的背景を垣間見るのも楽しいし、それが異文化間結婚ならなおさら楽しい(慣れない習慣に戸惑うご両親・親戚の姿とかね)。
今回は中華系シンガポール人同士の結婚だったのですが、新婦が敬虔なクリスチャンなのでキリスト教式の教会ウェディングでした。
最近まで知らなかったのですが、シンガポールにキリスト教徒は意外と多い。 シンガポールの宗教構成(15歳以上)は以下の通り(2000年国勢調査より)。
仏教 42.5%、イスラム教 14.9%、無宗教 14.8%、キリスト教 14.6%、タオイズム 8.5%、ヒンズー教 4.0%、その他 0.6%
民族構成は以下の通りなので、14.6%のキリスト教徒は欧米人ではありません。 そのほとんどは中華系シンガポーリアン。
中国系 75%、マレー系 14%、インド系 9%、その他 3%
彼らは福音系(evangelical)と呼ばれるプロテスタントの一宗派。 聖書の教えに忠実に従い信心深く、アメリカのキリスト教徒はほとんどがこれだそう。
Wikipedia : 福音派
なお、知らない方のために、一般的にアメリカのキリスト教徒はヨーロッパのそれ(プロテスタント、カトリック、アングリカン)と比べても非常に信心深く、日常的に教会に行く人の割合が国民の40%にのぼります。 この流れを受けるシンガポールのキリスト教徒も日曜は教会に行く、という人が多いです。
シンガポールで北京語?
先週、このブログを縁に知り合った東京在住の、ある女性起業家の方がシンガポールに来るので会いましょう、という話になり、初めてお会いしました。 シンガポールで冒険投資家ジム・ロジャースの講演に行くとのことで、「そういえばシンガポールに移住したんだった」と思い、ググってみるとシンガポールに移住した理由を語ったインタビューを発見。
ジム・ロジャース独占インタビュー 「米国に代わる国は、中国以外にない」
その理由だけ引用します。
週刊ダイヤモンド(以下D.W):米国を離れ、シンガポールに移住した理由は何ですか?
ジム・ロジャーズ(以下J.R):端的に言えば、中国語圏の都市に移住したかったからです。
ひとつはパーソナルな理由によるものです。私には中国語が話せる4歳の娘がいますが、その語学力をさらに伸ばしてあげられるような環境に移りたかった。その点、英語や中国語などを公用語とするシンガポールは移住先として申し分ありませんでした。
ただ、それだけではありません。私自身、”未来の波”に乗りたかったからです。現在の中国語圏に居を構えることは、1907年のニューヨーク、1807年のロンドンで暮らすことに等しいと思っています。
D.W:しかし、なぜ北京や上海ではなくシンガポールなのですか?
J.R:むろん北京や上海などの中国本土の大都市に加えて、香港も考えました。しかし、公害がひどく、どうしても踏み切れなかった。その一方で、シンガポールには優れた医療や世界最高レベルの教育制度があり、これから先何年も住みたい場所だと思ったのです。
いろいろ気になるところはあるのですが、私が一番気になったのは「シンガポールって中国語圏なんだ・・・」ということ(確かに中華系がマジョリティーなので「華僑圏」ではあるが、言語としては「英語圏」だと思っていた)。 なお、文中では「中国語」になっていますが、実際には「Mandarin(北京語)」と言ったはずです(娘さんのベビーシッターは北京語を話すらしい)。
ところが、シンガポールという国に限定した場合、「北京語」は中国の各方言を話す人たちの「共通語」というイメージで日常的に北京語を話す人は実は少ないんじゃないかと思っていました。
6家庭に1軒がメイドを雇う社会
私たちのシンガポール人(中華系)友達は、夫婦の場合もれなく共働きで住み込みのメイドを雇っています(正式にはメイドは”Foreign Domestic Worker”といいますが、ここでは呼び親しんでいる”メイド”で統一)。
ある夫婦は旦那さんが歯医者さん、奥さんが家族企業(といっても大きい)の2世経営者なので平日は2人ともフルタイム勤務で、メイドが家事・育児を一手に引き受けています。
たまに、一緒にレストランで食事をするとき、2人の子ども(2歳と1歳)と一緒にメイドを連れてきて、私たちが食事をしている横でメイドが子どもの世話をしているので、どう反応したらいいものか悩みます。 欧米人カップルの場合、子どもの世話をメイドに頼んで2人だけで出てくるのでこのへんは感覚の違いでしょう・・・
シンガポールには15万人のメイドがいるとかで、6家庭に1軒の割合でメイドを雇っている計算になり、この制度なしに夫婦共働きを維持できない家庭も多いはず。
以下のような制度になっています(XpatXperience.comより)。
– メイドのほとんどは近隣諸国(フィリピンとインドネシアで9割を占める)からの出稼ぎ労働者。 フィリピン人メイドは英語が話せるのがメリット。
– 探し方はメイド斡旋業者に頼むのが一般的。(例:bestmaid.com.sg)
– 外国人メイドの雇用主になるため、メイド用の労働ビザ取得、健康診断などを経て晴れてメイドが家にやってくることになる。 契約期間は通常2年。
– 未経験のメイドの場合、家事のやり方などは教えることになる。
– 住み込みで週6日勤務、日曜はオフのことが多い(法的規制はない)。 1年に1回母国への里帰り休暇と往復の航空券を雇用主負担で補助する。
– 月給はフィリピン人メイドの場合、S$350(約28,000円)、インドネシア人の場合、S$250(約20,000円)。 加えて、政府に外国人労働者雇用者税のS$345/月(約28,000円)を支払う(小さい子どもがいる家庭は税控除あり)。
– 住み込みメイドが嫌な人には「通い」の制度もあり。 住み込みが一般的であるため、シンガポールの2ベッドルーム以上のアパートにはもれなくメイド用の小部屋がついている。
シンガポールF1グランプリ
この週末はシンガポールでF1グランプリが開催されていました。
私はTVですらF1を見たことがないというくらい音痴ですが、オリンピック、サッカーのワールドカップに次ぐくらいの巨大スポーツの祭典なんだそうです。
450万人が住む街の市街地のド真ん中(本当にビジネス街のすぐ横)の一般道路を2週間くらい前から閉鎖し、トンテンカンテンとレース用コースを作っていたので、ここ2週間は市内が交通麻痺、市民は大迷惑を被っていました(モナコも市街地を走るそうですが、あちらは人口33,000人ですからね)。
史上初のナイトレースにもしたたかな理由があります。
なぜならシンガポールの街は夜景が美しい、というより昼間は至る所で行われる建設工事のため醜悪で見られたものではない(こちらに載せたクレーンの写真も夜なので綺麗ですが、昼間は・・・)。 ところが夜であれば、金融街のビル群を背に、最近完成した世界最大の観覧車、ライトアップしたマーライオンなど観光地をぐるっと回るコースで効果的に映像を駆使することによって、全世界5億人と言われる視聴者に観光地シンガポールをアピールすることができます。
5年間契約らしいF1グランプリも2010年に完成する2つの巨大カジノリゾート(ユニバーサル・スタジオ併設)での観光客大幅増(2015年までに1,700万人達成目標)、もちろん観光収入大幅増に向けた軽い前哨戦といったところ。
私、世界で一番嫌いな都市がラスベガス(いや、ドバイかな?)、ディズニーランドが苦手、というテーマパーク嫌いなので、計画されている施設すべて全く食指は動かないのですが、シンガポール政府のなりふり構わないっぷりとその実行力はやはり見習うべきかと。
車のUターンは原則禁止
このブログでシンガポールのいいところをだいぶ取り上げたので(→1、2、3)、負の側面についても取り上げたいと思います。
シンガポールは「明るい北朝鮮」と揶揄されるくらい、政府の規制が厳しい事実上の一党独裁です(一応、形だけの野党がいる)。
1965年の建国以来(今年43歳!)、資源を持たないシンガポールを急速に発展させるためにとられた政策だったのですが、このような国家で生まれ育ったシンガポール人のメンタリティーをうまく現してるなあ、という表現に最近出会いました。
その言葉は「No U-Turn Syndrome」。 このサイトに説明されていたので、下記に引用します(拙訳)。
In the US, when there is no sign on the road, it means that you can make a U-turn. When the authority do not want people to make U-turns, they will put up signs to tell you not to make U-turns.
アメリカでは、道路に何の標識もなければ「Uターンをしてもいい」という意味であり、もし警察がUターンを禁止したいのであれば、その場所に「Uターン禁止」の標識を立てる。
In Singapore, it is the reverse. When there is no sign on the road, you are not allowed to make U-turns. When the authority allow you to make U-turns, then they will put up signs to give you that right.
シンガポールでは、これと逆に道路に標識がなければ「Uターンをしてはいけない」という意味で、もし警察がUターンを許可したいのであれば、「UターンOK」の標識を立てる。
デフォルト(初期状態)=禁止、なんですね・・・ それはすごい・・・
シンガポールの少子化対策 – 政府の嘆きが聞こえる・・・
ガス料金の請求書に小冊子が同封されていました、タイトルは”MARRIAGE & PARENTHOOD PACKAGE”。 政府からのお知らせです。
日本の少子化問題も危機的状況ですが、シンガポールの出生率(女性1人あたりが一生に生む子供の数)は1.29人、中華系に限ると1.14人(2007年)。 人しか国力がないシンガポールにとって死活問題で、8月から施行された政府の緊急少子化対策を受けたもの。
AFPBB News:シンガポール、少子化対策予算を倍増
IPS:SINGAPORE:Population Decline – Enter the Matchmaker
同封されていた小冊子の中身はこんな情報でした(今回の施策では、それぞれ内容が拡充されています)。
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■ GETTING MARRIED(結婚)
政府お墨付きのお見合いサービス。 さまざまなイベントやオンラインお見合いサービス(下の写真)など。
Social Development Service (SdS) LoveByte
■ raising & caring for children(育児)
減税、働く母親の税控除額、出産ボーナス(現金で1 – 2人目はS$4,000、3 – 4人目はS$6,000)、保育所の増設、育児助成金
■ WORK-LIFE SUPPORT(仕事と子育て両立のサポート)
産休(有給)16週間(最初の8週間は雇用主が給与負担、次の8週間は政府が負担。 3人目からは政府が16週間分負担)
7歳以下の子どもがいる親は毎年6日間の育児休暇(有給)あり(最初の3日間は雇用主負担、次の3日間は政府負担)
■ HAVING CHILDREN(妊娠)
不妊治療を必要とするカップルは政府による治療費の補助あり
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ちなみに、ほとんどの施策は「子どもがシンガポール人であること」が条件なので(産休除く)、私たちには適用されません・・・残念・・・