アドリア海の休日

地中海に近いからロンドンに住んでるようなもんですが(→『’la dolce vita’の由来』)、今年は2週間クロアチアのダルマチア地方に行ってきました。 陸(アグリツーリズモ)1ヵ所と島(Hvar島とLastovo諸島)2カ所(続きを読むをクリックすると地図が出てきます)。
以前から書いてますが(『Crowded & Discovered』、)、あまり観光地化された場所は好みではないので、7年前にINSEAD卒業旅行でDubrovnikに行ったときは若干がっかり。 でも、トルコに住む友人が毎年夏に通っては絶賛するので(私は大のトルコ好き)、そんなに彼女が絶賛するならいいんだろう、とリベンジ旅行。
1歳5ヵ月の幼児連れなので「移動時間が短い離島」という無茶苦茶な条件で選んだLastovo諸島の(ほぼ)無人島が少々ワイルドすぎて、子どもが体調を崩してしまったので、その後の予定をかなり繰り上げましたが、結果的にはそれが吉と出て後の日程はリラックスできました。
Twitterで小児科情報くださった方、ありがとうございました!
Adriatic_sea.JPG1. アドリア海の美しさは格別
圧倒的なのがアドリア海の美しさ、トルコ並みです、シチリアの小さな島よりさらに上(ギリシャは行ったことないので比較できず)。
本当にこんな色(写真はこちらから)、(ヨットが停泊する)マリーナの中でさえこんな色。
この中で泳いでいるとエメラルド色の中に体が溶けていくような感覚を久しぶりに味わいました。 元水泳部なので1時間くらい浮かんでいるのは平気、子どもを夫に任せて海の色に溶けていました。 この地中海独特の色はどこからきてるんでしょうねー?
観光資源としてはこの海さえあれば十分、陸の方の街(今回はSplitを通っただけですが)にはアジア人観光客もたくさんいたのですが、島(特にマイナーな島や町)にくると、ほぼ(クロアチア人を含む)ヨーロッパ人ばかりでした。


dalmatia_map.jpg2. それぞれの島・町に特色がある
長期滞在の家族連れが多い町、セレブが豪華ヨットで訪れファッショニスタが集う町、ビーチパーティーで有名な町(「バルカン半島のIbiza」と呼ばれる)、ハードコアなアウトドア・スポーツ派で溢れる島(ロッククライミング・オフロードサイクリングなど)、クロアチア人キッズたちのサマーキャンプ地、etc… けっこう島や町によって客層ががらっと異なるので、事前調査はした方が良いです。
特色の違いを体験するのも楽しいのですが、島の間の公共交通(フェリーや高速ボート)は1日1便程度なのでアイランドホッピングはツアーに入らないと難しいかも。
私たちはゆったり日程を組んだこともあり(それでも船とバスの乗り継ぎは子どもにはきつかった)、島2つが精一杯でしたが、一番良い方法は自分でセーリングボートを借りること。
ヨーロッパの人々にとってセーリングは金持ちの道楽ではなく普通に仲間同士で家族で楽しむもの。 Lastovo沖の(ほぼ)無人島で会ったイギリス人カップルはロンドンからDubrovnikへ飛んでボートを借り、2週間自分たちでセーリングをしていたのですが、last minute deal(via Sunsail)で2人のフライト込みで2週間レンタル(37ftボート)して£2,000と言ってました。 安っ! ホテルに泊まるより安い。
操縦技術も夏の地中海は海が荒れることもないのでそんなに習得が難しくもなく、1週間トレーニングして1週間自分たちでセーリングというパッケージもあるとか。
私たちは子どもがもう少し大きくなったらこのスタイルに切り替えると決めていますが、ヨーロッパでセーリングと言えばオックスフォード大学にヨット留学中の琴坂さんが詳しいので興味のある方はどうぞ→『地中海でヨット。ギリシャ、イオニア海でセーリング』
3. 滞在の基本はバケーション・レンタル
セーリングボートに泊まれない人は陸で泊まるしかないのですが、宿探しは苦労しました。 私はフランスのTable d’Hote付きのChambre d’Hote(ホームメイド・ディナーも味わえるB&B)のスタイルが好きなのですが(こちら参照)、クロアチアの島にはB&Bがほとんどなくバケーション・レンタル(貸しアパート・貸し部屋)ばっかり。
アドリア海の島々の観光業はメインの客層であるヨーロッパ人の夏の長期バカンスのスタイルに合わせて発展したんだろうし、東西冷戦→旧ユーゴ内戦と続いて内戦終了後の比較的短期間に不動産投資ブームと乗った一般人が貸しアパート経営を始めたというのも理由かもしれません。 が、、、バカンス中に料理する気ゼロの私はがんばって朝食とディナーのオプションもあるところを探し当てたのでした。
Hvar島で泊まったところはなかなかお勧め→Vila Darinka
島じゃなくて陸だけどこのアグリツーリズモも良かった→Agritourism Kalpic
結果的にバケーション・レンタルはすごくお得だし、幼児連れには広い部屋でキッチンがあるのはすごく助かったので、家族連れにはこっちの方がラクかも。
何というか観光の「地力」がある国でした、あれだけ観光客が訪れるのに(*1)自然保護にも熱心だし。 
*1・・・2010年の外国人観光客は911万人(人口443万人)。 世界一多くの外国人観光客が訪れるフランスは7,895万人(人口6,262万人)。


4 responses to “アドリア海の休日

  • しん

    アドリア海、なんと言う美しさなんですか☆
    女性でなくても見とれてしまいますよ~
    これでバカンスに行きたいところが増えました^^ 良い情報ありがとうございます!
    こういう旅行は育児の疲れもありますが、リフレッシュするにも良いですね!

  • いわしくん

    日本ではそこまで観光地としてのイメージというか人気があるとは思えないクロアチアですが、
    ヨーロッパの人たちにとっては、バカンスの人気国。
    スロベニアもそうですが、クロアチアは憧れます。
    ドブロブニク行ってみたいと思ってたんですけど、観光地化しちゃってるんですか。う〜ん。
    でも行ってみたい:)
    それにしても人口の倍以上の観光客訪問ってやっぱりすごいなあ。
    フランスと比較されてますが、ヨーロッパ主要国の主要都市とは観光客の出身国内訳がぜんぜんちがうんでしょうね。
    おもしろい。

  • わっきー

    twitter上で、小児科のお医者さんを探しているときは、
    クロアチアのどこにいるの〜!?と思いましたが、(ほぼ)無人島ですか・・・・。
    何はともあれ、無事に戻られて安心いたしました。
    海の青といか緑というか、きれいだなぁ。。。。
    タンカーに囲まれた海はどっかの国ですぐに見えますが、
    こういうところで、ぷかぷかしたいです。(私も3歳から泳いでいたので、水の中にいると妙に安心する。。。)

  • la dolce vita

    >しんさん
    どういたしまして〜
    アドリア海、すごーーく綺麗でしたよ。 でもアジアはいっぱい綺麗な海あるからなー、雰囲気はだいぶ違いますが。
    >いわしくん
    >日本ではそこまで観光地としてのイメージというか人気があるとは思えないクロアチアですが
    数年前に女性誌でクロアチア旅行ブームがあった気がします。 私も今回の旅行に合わせてわざわざ日本から女性誌(FIGAROとCREA)取り寄せました、あんまり使わなかったけど。
    >ドブロブニク行ってみたいと思ってたんですけど、観光地化しちゃってるんですか。
    Dubrovnikについては別途、今日書いてみました。 本当に美しいんですけどね、クロアチアは観光資源に溢れてて他にもいいところたくさんあるのに、Dubrovnikに集中しちゃってるんですよ(下記リンクのランキング参照)。
    http://www.visit-croatia.co.uk/itineraries/readers_favourite_destination.htm
    >わっきーさん
    >twitter上で、小児科のお医者さんを探しているときは、 クロアチアのどこにいるの〜!?と思いましたが、(ほぼ)無人島ですか・・・・。
    お騒がせしました。 ここにいました(↓)。
    http://www.lastovo-mrcara.com/en/
    すごい虫でした(笑)。 大量の発疹が全身に出たんだけど、虫さされがすごくてアレルギー反応だったみたい。
    >私も3歳から泳いでいたので、水の中にいると妙に安心する。。。
    私も水の中って安心する。 水の外の世界のことを忘れます。

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