出産前は「風邪なんて何年もひいてない、どうやったらひくのかわからない」と豪語していた私。
自分の両親に続き、義父母というスーパーヘルパーが帰った後は、
睡眠不足かつ気温の変化が激しい天気で風邪をひく → 母乳育児中なので下手に薬も飲めない(& 休日なので医者にも行けない)→ ゴホゴホ・ズルズルしながら夜中も授乳する → 息子に風邪がうつる → 息子は鼻が詰まって苦しいのか夜寝付きが悪く何度も起きる → 私も寝られずますます睡眠不足になる → 再び風邪をひく・・・
という悪循環を繰り返していました。
シンガポールにいた頃、仲良くしていた友達が乳児を持つママさんたちで、異国で親に頼れない中で育児に奮闘する彼女たちを見ながらイメトレした結果(笑)、気づいたことが「遠くの親戚より近くの他人」でした。 最近、本当に痛感しています。
妊娠がわかったときにすでにロンドン行きが決まっていた私たち。
1. 妊娠後期でのロンドン引っ越しを決行しイギリスで産む
2. 夫の転勤を遅らせてもらいシンガポールで産む
3. 日本で里帰り出産をする
という3つの選択肢があったのですが、夫が数ヶ月間生まれたばかりの子どもと離ればなれになる3. 里帰り出産はすぐ却下。 ロンドン or シンガポールの選択でロンドンに決めたのは、出産前から近所のネットワークを作って地域のコミュニティーに子育てを手伝ってもらおうと思ったから。
出産そのものはこの3ヵ国の中でイギリスのNHSが一番ワイルド(= きめ細かいケアを期待してはいけない)なので特に初産にはあまりお勧めしませんが・・・
1. 近所のママ友達
『Yummy Mummyたちの集い』や『Nappy Valleyの日常』で書いた近所のママ友達6人との集まりを初め、週3回くらい違うグループで会ってます。
家で赤ちゃんとずっと2人きりは辛いので「家から出るために今からスタバ行くから、暇な人はスタバで!」なんて直前お誘いメールが飛び交うのも近所ならでは。
2. 小さい子どものいない友達
同じ月齢の子どもがいるママ友達は悩み相談・情報交換相手としては最高なのですが、お互い子どもの手が離れないので、どうしようもない時のSOSは出しにくいのが現実。
私は今朝から(生後1ヵ月の出張禁止期間が終わった)夫が10日間の出張に出てしまい、10日間1人きりなので、平日昼間に余裕のある、ロンドンに来てから出会った日本人友達にSOSを出したところ、出張期間中に2回ほどヘルプに来てもらえることに!
ありがとう、Tさん! 本当にありがたいです。
3. ベビーシッター・マザーズヘルプ
以前、『子供に優しい国って?』というエントリーに海部未知さんにコメント欄で紹介して頂いて以来、気になっていたベビーシッターとマザーズヘルプ(海部未知さんブログの「ベビーシッター」カテゴリー参照)。
今回の夫不在時にはいつも夜の寝かしつけ担当の夫がいないために、
私ひとりで夜中の授乳後の寝かしつけがうまくできず睡眠不足 → 昼間は息子が家の中で寝てくれないので(ベビーカーで外に連れ出さないと寝ない)昼も睡眠補給できず意識朦朧
というシナリオが一番恐ろしいので、昼間私が寝ている間に息子の面倒を見ながら簡単に家事も片付けてくれる人を探しました。 さすがに海部さんお勧めのような「おこづかいが欲しい近所のよくできた高校生」が簡単に見つかるわけではないので、イギリスの日本人最大 掲示板サイトMixBでフレキシブルに対応してくれる人を見つけました。
今回はこれで何とか乗り切れるはず!
以前、ブログ読者の方に育児書のお勧めを聞いて(→『本で読む育児 – 1』、『- 2』)紹介してもらった『子どもへのまなざし』を早速読んでいますが、
居住年数が短いために、近所の人との交際が少ない人、友達が少ない若い人、心配なときにだれかに相談するよりは、育児書や育児雑誌をみようとする人に、育児不安が大きい
のだそう。
ネットで遠くの人と軽くつながれる現代、育児の孤独は逆に強まっていて、昔の「親と同居の三世代家族、隣近所との密接な付き合い」を擬似的に自分でつくり出す必要があるのだなー、と思います。
May 11th, 2010 at 4:23 am
ほんとに育児中ほどextra pairs of handsが欲しいと思ったことはなかったです。
核家族というシステムは育児にはまったく不適当。
May 14th, 2010 at 12:01 pm
はじめまして! 坂之上洋子さんのブログから、遊びに来ました。
夫の駐在でロンドンにやって来て、もうすぐ6年になります。
楽しそうなオフ会、ぜひ、ロンドンでも開催していただけないかな~と思って勇気を出して書き込みました。
来週、大学2年になる娘がアメリカから帰ってきますので、ベビーシッターもお引き受け出来ると思います。
その前にでも、もしよろしかったら気分転換にお茶でもいかがでしょう!
お知り合いになれたら嬉しいです。
May 14th, 2010 at 7:06 pm
>tygertygerさん
>核家族というシステムは育児にはまったく不適当。
まったくその通りですね。 なぜ日本でみなが妻方の実家の近くに住むのかわかりました。
>青木理恵さん
コメントありがとうございます。 オフ会はやりたいのはやまやまですが・・・まだまだですね・・・
>その前にでも、もしよろしかったら気分転換にお茶でもいかがでしょう!
ぜひぜひ、後ほどメールします!
May 19th, 2010 at 10:25 pm
こんにちは。お腹から出てきた瞬間から、世界がガラッと変わりますよね。そう、孤立が大敵なので、なりふり構わずsosを出すことが大切。dolce vitaさんはその点をすでに的確に把握していらっしゃる。けっこうその人の性格にかかってくる部分もあって、内向的な人ほど注意が必要と思われます。
May 21st, 2010 at 9:09 am
>maisnonさん
コメントありがとうございます。
>孤立が大敵なので、なりふり構わずsosを出すことが大切。
「なりふり構わず」という言葉に安心しました。 抱え込んでしまうと病みますもんね・・・