本で読む育児 – 1

2週間前の朝、家から病院に向かうときは2人だったのに、3日後家に帰ってきたときは3人になっていた、という事実の重さをひしひしと感じている毎日。
泣き止まない我が子を前に「マニュアルのついてこない”取扱い注意品”(fragile)って初めてだね」と軽口を叩いたのは初めのうちだけ、夜中になぜ泣いてるのかわからず暗い明かりの中、育児本のページをめくるというマンガの一場面のような生活をしていました。
昔の日本の大家族、今でも発展途上国の大家族の地域では子育て経験者がすぐ近くにいて育児本は必要ないんだろうな、と思いつつ・・・
今日は今まで参考にした本をご紹介。 明日はこれから読みたい「しつけ・教育」編です。
■ 妊娠中
アメリカの本ですが、シンガポールでもロンドンでも最近妊娠・出産した友達の家に必ずあったのが『What to Expect When You’re Expecting』(邦訳:『すべてがわかる妊娠と出産の本』)。 初めてでわからないことだらけの妊娠中の疑問に客観的・医学的に答えてくれるバイブルです、とにかくすごい情報量! 同時にたまごクラブ編集部が出している『初めての妊娠・出産』も頂いたのですが、イラストと写真が多く情報量が少ない、医学的な裏付けに基づいたことなのか慣習的に行われていることなのか違いがはっきりしない、という理由から物足りず途中から読むのをやめてしまいました。 『What to Expect When You’re Expecting』はパートナーである男性にも配慮して書かれているので父親となる人にもとてもお勧め。


■ 0歳児の育児
生後しばらくは、しつけや教育よりも、いかによく寝てよく食べて(飲んで)すくすくと成長してもらうか、に尽きる気がするのですが、うちも生後2週間なのでまだその段階です。
この時期の赤ちゃんの睡眠のバイブルとしては、どうやら「シアーズ法」(カリフォルニアの小児科医Dr.シアーズが推奨する「添い寝推奨、赤ちゃんが求めるたびに授乳」する方法、参照:『新編 シアーズ博士夫妻のベビーブック』)と「ファーバー法」(ボストン小児病院睡眠障害センターDr.ファーバーが推奨する「1人で寝る習慣を身に付けさせる」方法、参照:『Solve Your Child’s Sleep Problems』)という正反対の流派(?)を2大柱に多くの本が出ていますが、イギリスで人気の育児書、(『人生をスローダウンする – 1』でご紹介した)Gina Fordの『The New Contented Little Baby Book』(邦訳:『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』はファーバー法に授乳スケジュールも加えたもの、Tracy Hoggの『Secrets of the Baby Whisperer』(邦訳:『赤ちゃん語がわかる魔法の育児書』)も本人いわく中道派らしいですが生活にある程度の規則性を持たせるという点ではファーバー法よりです。
うちはまだまだこれからなので、たまたま見つけたフリーアナウンサーの政井マヤさんのブログにシアーズ法からトレーシー法に移行しようとして悪戦苦闘している様子が載っていたのでリンクを貼っておきます。
マサイマヤ族 母になる:ネントレ道場。
うーむ・・・寝かしつけるって本当に大変なんですねー・・・
明日は次のステップ、「しつけ・教育」編の育児本ですが、こちらはまだ余裕なく手つかずです(言うまでもなく、ですが、育児本にあることを鵜呑みにするためではなく、いろいろなアプローチをトライ&エラーすることで自分たちに合った方法を見つけるためにあげています)。 今日と明日あげる本に関する体験談やその他お勧め本があれば、ぜひコメント欄にて教えてください。
また、今までブログへのコメントなどで下記の本を推薦して頂きました(かっこ内はお勧めしてくださった人のお名前)。 みなさん、ありがとうございます。 時間が許せばぜひ読んでみようと思っています。
『子どもへのまなざし』(sunshineさん、Fumitaka Tamaiさん)
『赤ちゃんはいつ「人間」になるのか-「育児常識」は危険だらけ』(Blondyさん)
『Toxic Childhood: How the Modern World Is Damaging Our Children and What We Can Do About It』(riocoさん)
『赤ちゃん学を知っていますか?』(tanupさん)


7 responses to “本で読む育児 – 1

  • contentment

    いつも拝見させて頂いておりますが、コメントさせて頂くのは初めてです。
    2008年5月に初産を経験しました。生後すぐの時はやはり、シアーズ法に助けられました。添い寝やおんぶして身に付ける方法は、日本古来のやり方と通じていて、合理的でしたので。慣れてくるとマニュアルばかり気にして頭でっかちになっていた事に気付きどんどん合理化していきました。(添い寝して寝ながら授乳など)しつけ、教育に関してですが、あまりに日本的過ぎて、ご参考になるか分かりませんが、念の為。
    羽仁もと子氏:おさなごを発見せよ
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4829200243
    真似る事はなかなか難しいですが、働く女性としての志も感じられ、別の角度からも学びました。
    松居直氏:絵本とは何か
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4888880123
    教育という表現が相応しいかは分かりませんが、我が家では言葉を特に重視しているので、どんな高価な玩具より質の高い絵本を0歳の時から見せてやりたいと集めています。この方の著書は全般的に参考になります。
    総合的なあまり深くない育児書より、余程子供について研究されていて、家庭の大切さも学びました。
    以上、
    個人的に自分の読み物としても、充分楽しんだものを記させて頂きました。
    育児方法は人の数だけあり、愛情表現も様々です。
    辛かった時、母に、我が子とベタベタ出来るのはたった2、3年よ。と言われ、日に日に成長して行く我が子を見ていると、その言葉が重みを増して行きました。
    大変ですが、どうぞ楽しんでください。お身体には気をつけて。
    追伸:息子が寝てる横でiPhoneにてコチョコチョやっており、乱文、誤り等は、どうかお許しくださいませ。

  • Fumitaka Tamai

    いつも楽しく拝見しておりますが、コメントは私も初めてです。
    子どもが1才半になった、父親です。
    僕も、紹介したい本があるので記載しておきます。
    1番は「こどもへのまなざし」です。
     →この本は本当に必読だと思います。
       これから先、赤ちゃんにいらいらすることも多いと思います。悩むこともあるかもしれません。
       そんな両親が、子どもに対してどのような気持ちで向き合えばいいか、そんなことがよく分かる本です。
       佐々木先生のやさしい語り口が母の心を癒すと評判です。英語版があればぜひ旦那様にも読んで頂きたい本です。
     が、これは既に出ていたので・・・
    2番目として「赤ちゃんの運動能力をどう優秀にするか(Glenn Doman博士)」です。
     →赤ちゃんの身体と脳の発達に一番良い、親子で楽しめるプログラムが載っています。
       これを0才からやっている子は、発達が早く感受性の育ちも良いようです。
      ウチは1才半でこの本に出会ったので、いま一緒にやっています。
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/492522803X
    赤ちゃんの、無限の才能に感動する毎日です。
    子育て、頑張って楽しんで下さいね!

  • yoko3

    はじめまして。いつも楽しく読ませていただいております。
    私には二人息子がいます。上が25歳、下が今日誕生日を迎え20歳になりました。育児面では知識・経験とも古く、参考にしていただけることはほとんどないと思いますが、「お勧めの本」について私もコメントさせていただきたく。
    contentmentさんが挙げていらっしゃる「おさなごを発見せよ」は良書です。
    25年前に初めて出産したときに私の母が贈ってくれた本ですから、かなり古いものですし、ノウハウ本ではありませんが、時代を経ても変わらない子育ての本質について教えてくれます。
    女性の視点で書かれているものの、いつか息子たちが父になるときにも読ませたい・・・そう思える本です。

  • やぎ

    la dolce vitaさんこんにちは。遅くなりましたが、ご出産おめでとうございます。
    エントリで紹介されているもののうち、私はDr.シアーズとトレイシー・ホッグのものを読みました。赤ちゃんとどのような関わりかたをするかですが、その子のキャラクターによるところが大きいんじゃないかというのが、私の意見です。
    私の場合、息子がなかなか難しく、手のかかるタイプ(トレイシー・ホッグの5つのタイプでいうところのうしろ3つ、邦訳ではC:デリケートD:活発E:むっつり、が強いレベルで共存していた)で、トレイシー的な育児はほとんど不可能でした。逆に、穏やかで安定した、比較的手のかからない子の場合、そう難しくはないようです。私の実感では、とりわけ1歳を過ぎるころまでは、子供のキャラクターによって、育児スタイルがどうしても異なってくるように思います。特に睡眠関係については、非常に差が出ます。
    歩き出す時期にかなりの幅があるように、子供が意思を表現し始める時期にも相当幅があって、生後間もないうちから、強く自己主張する子もいます。ベッドに一人にされるのを全身で抵抗して、激しく抱っこを要求する子に、(たとえそれがよいことだとしても)一人で長く眠れるようトレーニングするのは、ハードなことです。粘り強くくりかえすことで、子供がどんな状況にも馴染んでいくというのはおそらく事実ですが、それは単に大人が子供より強者だということの結果に過ぎないのかもしれないし、私などは、つい安直に子供の心中などを想像してしまい、なかなか難しいものがありました。
    シアーズ的な育児は、子供本意になってしまい、逆に成長を妨げるのではないかと危惧する向きもありますが、なんというか、それは杞憂のように思います。もうちょっと長い目で見てもいいのでは?と。
    お子さんが3ヵ月を迎えるころには、かなりそのキャラクターが実感できると思いますよ。日本ではちょうどそのころ、同じ月齢の赤ちゃんを集めて健診が行なわれるのですが、いろんな子供の様子を眺めていると、自分の子供のことが痛いほどよくわかりました(笑)

  • bigakira

    『What to Expect When You’re Expecting』は産婦人科に行ったときにもらった記憶が。
    あまりに情報量が多くて、ついぞ読み通せなかったなぁ。

  • la dolce vita

    >contentmentさん
    詳しくご紹介ありがとうございます。 シアーズ本はまだ読んでないのですが、読んでみようと思います。
    >教育という表現が相応しいかは分かりませんが、我が家では言葉を特に重視しているので、どんな高価な玩具より質の高い絵本を0歳の時から見せてやりたいと集めています。
    絵本はうちも、特に夫が読む気満々です。 こんな本あるんですね、ありがとうございます。
    >辛かった時、母に、我が子とベタベタ出来るのはたった2、3年よ。と言われ、日に日に成長して行く我が子を見ていると、その言葉が重みを増して行きました。
    そうですね、今はその2, 3年が長く感じられるのですが、生後2週間なのに産まれたときと顔つきも違うし、髪の毛が増えているのに驚いています。 今朝はベタベタしようとしたら泣かれました(笑)。
    >Fumitaka Tamaiさん
    >2番目として「赤ちゃんの運動能力をどう優秀にするか(Glenn Doman博士)」です。
    面白そう! ありがとうございます。 早期教育に関してはいろいろ異論もあるように思うのですが、どうなんでしょうか? 運動能力と読み・書きではまた全然違うとは思いますが。
    >yoko3さん
    ありがとうございます。
    >25年前に初めて出産したときに私の母が贈ってくれた本ですから、かなり古いものですし、ノウハウ本ではありませんが、時代を経ても変わらない子育ての本質について教えてくれます。
    そんなに前から読み継がれている本なんですね、ぜひ読んでみます。

  • la dolce vita

    >やぎさん
    >赤ちゃんとどのような関わりかたをするかですが、その子のキャラクターによるところが大きいんじゃないかというのが、私の意見です。
    詳しく実体験を教えて頂きありがとうございます。 赤ちゃんの性格、すごく差があるみたいですね、3ヵ月くらいにならないとわからないんですか・・・なるほど・・・
    うちはよく寝る日と寝ない日の差がすごく激しく、全くもってわかりません。 ムラがある子なのかしら・・・? 寝る日は新生児なのに5時間くらい寝るんですけどね・・・
    >bigakiraさん
    >『What to Expect When You’re Expecting』は産婦人科に行ったときにもらった記憶が。
    >あまりに情報量が多くて、ついぞ読み通せなかったなぁ。
    ほんとすごい情報量なんだけど、自分の体が変わっていくわけではないから実感としてなかなかわかりにくい夫の方がより熱心に読んでました。 妊娠中の女性は気分の浮き沈みも激しいので(そして本人にはうまく説明できない)、この本でその理由を理解してくれて本当に助かりました。

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