シンガポールにいた頃、紀伊国屋にある日本の女性誌で唯一ビニールカバーがかかっていなかったのが光文社の30代主婦向けの『VERY』でした。 明らかに『VERY』的ではない私ですが、暇つぶしに社会勉強によくペラペラと立ち読みしていました。
幼稚園の送り迎え時の服、義理ママとお出かけ時の服、旦那とのデート服、と1人何役もこなさなければいけないらしく「ひゃー、こんなに気を使わなきゃいけないなんて大変そう〜」と思っていたのですが・・・
参考:女性雑誌『VERY』ににみる幸福な専業主婦像
イギリスで憧れのママ像を現す言葉として圧倒的によく聞く言葉が”Yummy Mummy”。
「出産後も身体のラインから美貌から崩さず、育児・生活やつれも表に見せず、女性としてもますます魅力的なママ」なイメージで、日本の「良妻賢母」「大人カワイイ」とは異なり、「母になってもセクシー」ってのがポイント。
おそらくハリウッド女優からきていて、去年のYummy Mummyランキングのトップはアンジェリーナ・ジョリーでした。
MTV : Angelina Jolie Named Top Yummy Mummy
1. angelina jolie
2. Halle Berry
3. Reese Witherspoon
4. Kate Winslet
5. Jennifer Garner
6. Katie Holmes
7. Gwyneth Paltrow
8. Cate Blanchett
こちらに書きましたが、1ヵ月ちょっと前、NCT(National Child Trust)というチャリティー団体の両親学級に参加しました。
これは出産予定日が近く、自宅近くのクラスを選んで参加するので、産後このネットワークがものすごーく役に立つから絶対お勧め!と、ロンドン引っ越し前にいろいろな人に情報を聞きまくっていたときに異口同音にお勧めされたもの。
私の参加したクラスは3月予定日の7組、私(と夫)以外全員イギリス人(白人)、(たぶん)全員30代でフルタイムの仕事を持ち育休後は仕事復帰予定、とロンドンなのに、diversityに欠けるメンツですが、みなが産休に入り出した4週間前から毎週”Yummy Mummy Lunch”と称してランチで会っています。
ロンドンのYummy Mummy (to be) たちの感覚の違いは面白いですよー
- 思いっきり自分をケアできる貴重な機会ということで、スパに行ったり、マニキュア・ペディキュアをする
- ミニスカートは普通、夏だとたぶんへそ出しも普通
- 日本みたいに「臨月は毎日2時間散歩しろ」とか誰もああしろ、こうしろと言わないので、家で好きなだけDVDを見ている
- 里帰り出産というコンセプトはない。 パートナーの2週間の育休に加え(→『出産・育児は2人でするもの』)自分の母親にだけ手伝いに来てもらうケースが多い(自分の父親とパートナーの両親は孫の顔だけ見に来て帰る)
- 「どのベビーカー(buggy、pramなどと呼ばれる)やマザーズバッグ(こちらはchanging bag)買った?」と情報交換するのは、日本も一緒・・・かな?
初めは、「予定日近くて家が近所ってだけの理由で友達になれるわけなかろう」と思っていた私。
でも、7人の中で唯一すでに38週で女の子を産んだSの出産話を聞いているだけで、みな涙腺が緩む・緩む・・・ 予定日近くて家が近所ってだけで友達になれるものらしいです。
March 10th, 2010 at 10:04 pm
あさって帝王切開で子供を産むという友人が、昨年の夏近所のプールで、白いちいさなビキニを着て、後ろからみると妊婦とは思えないほど引き締まったナイスバディで、子供を両脇に抱えて笑ってました。
一週間後には同じ白い小さなビキニにTシャツをはおって腕にはかわいい赤ちゃんを抱えて、再びプールにいました。もちろん傍らには子供を両脇に抱えたご主人が一緒でした。こちらでも、妻の産後は数週間夫が一緒というのが常識のようです。
そういえば、白人の場合はブルーやグリーンの目以外の子供はいつだったかは忘れましたが、目の色が変わると言ってました。友人の子ももちろん変わったのですが、la dolce vitaさんのお子さんはどうなるのでしょうね。報告を楽しみにしています。
March 11th, 2010 at 6:44 am
出産前はいろんな不安もあったりして、「予定日近くて家が近所」ってだけで友達になれる勢いがありますよね。
ただ、出産後は、その付き合いがなかなか難しいっていうケースが出てきて、気づくと、学生時代だとか、仕事や職場を通じて知り合ったとか、子供の有無に捉われず、自分とEquivalentな部分を持った人達との付き合いに終始しているように思います。
March 11th, 2010 at 12:43 pm
>sunshineさん
>白人の場合はブルーやグリーンの目以外の子供はいつだったかは忘れましたが、目の色が変わると言ってました。
目の色だけじゃなくて髪の色も変わりますよね。 夫はブラウンなのですが、小さい頃は赤毛でした。 私の知ってる限り、親戚に赤毛はいないのでなぜだったのかとっても不思議です。
>mignon1117さん
>気づくと、学生時代だとか、仕事や職場を通じて知り合ったとか、子供の有無に捉われず、自分とEquivalentな部分を持った人達との付き合いに終始しているように思います。
このクラスはイギリス(ロンドン?)では有名で、2, 3年は(正確には2人目ができてもっと広い郊外の家に引っ越す人が多くなるまで)密に付き合いが続く、と何人もの人にお勧めされたんですよ。
こちら(↓)に書いたように、
http://www.ladolcevita.jp/blog/global/2009/12/post-290.php
ロンドンは同じソーシャルクラスの人が固まって暮らすneighborhoodの集合体なので(「村が集まってできた街」と今でも言われる所以)、そもそも近所に「自分とEquivalentな部分を持った人達」が集まっているのが理由と思われます。
March 11th, 2010 at 1:06 pm
いつも面白いネタで楽しみですが、主婦ネタは特に親近感です^^
以前Veryに掲載されたお友達が、結構でたらめな経歴になってたとか言ってました。ほかにもロケ地を提供した友人が、ぜんぜん由来のない人があたかも住んでますって写真になっるたとか。雑誌の世界ってそんなもんなのかなーと思ってました。海外誌もどうなんでしょうかね?
一見幸福そうでも、子供や親、人間関係、人間抱えるものが増えてくると、多かれ少なかれいろんな事情をかかえるようになるもんだなぁ、ってつくづく思う今日この頃です。雑誌なんかで作られた幸福像を追い求めるより、家庭にあるささやかな喜びを家族みんなで紡いでゆけるってのが、家庭を持って子供を持って、仕事を続けてても、ほっとできるのかなぁって思いますね。人によるのかもしれませんが。。
個人的には体系崩れても、夫婦円満ならいいじゃない。なんて思います^^年取るのはお互い様ですよね。
もうすぐですね。赤ちゃんに会えるのたのしみですね。私も3人目ほしくなっちゃいます♪
March 12th, 2010 at 3:14 pm
オーストラリアでも 出産前後のマザーズグループは 子供が学校に行くようになっても 続いてたりします。 同じぐらいの年の 子供がいると 同じような 悩みがあったりして いい相談相手にもなるし 近くに住んでいるので いつでも会えるし 結構いい友達になれますよ。
ちなみに 私は 日本で最初の子を出産しましたが 出産前の母親教室で知り合った ママ達と 日本 フランス オーストラリアと国は違っても 未だに 連絡を取っています。
それにしても 初めての赤ちゃん楽しみですね。きっと すっごくかわいいと思いますよ!
March 12th, 2010 at 7:01 pm
>riさん
初コメントありがとうございます!
>雑誌の世界ってそんなもんなのかなーと思ってました。海外誌もどうなんでしょうかね?
あはは、そうなんですねー 海外誌も一緒じゃないですかねー、よく知りませんが。
>家庭にあるささやかな喜びを家族みんなで紡いでゆける
幸せは何倍にも増えるんでしょうねー、楽しみです♪
>ゴーダチーズさん
ありがとうございます〜
>出産前の母親教室で知り合った ママ達と 日本 フランス オーストラリアと国は違っても 未だに 連絡を取っています。
それは素敵ですねー 特に「同じ悩み」っていうのと「近所」というのが大事だな、とつくづく思います。