Monthly Archives: November 2008

ブログ復旧の経過報告

みなさま、ご心配おかけしました。
メールでいち早くヘルプを申し出てくださった杉本さん、Ikeさん、nanameさん、しんさん、esuさん、takahoさん、
コメント&メールで暖かいお言葉くださったyukikoさん、オレンジさん、wayseaさん、beaverさん、y/modeさん、デレクさん、
本当にありがとうございました。 みなさんの応援、涙が出るほど嬉しかったですよ〜
さて、週末、夫いわく「さすがサムライの娘!」(*1)の気合いにより、ご覧の通り11月17日朝現在、9月18日分まで手作業で一エントリーずつ復元しています(エントリー内のリンクなども貼り直しました)。
*1 私の父方の祖先が斎藤道三の家臣らしく家系図があります。 「斎藤道三」ではなく「斎藤道三の家臣」っていうところがビミョーですが・・・
Googleキャッシュ表示というツールで大分助かっており、過去のエントリーは幸いなことにGoogleキャッシュ上でほとんど残っているようです。
今週半ばまでには全エントリーを復元し、いつものブログに戻るつもりなので、もうしばらくお待ちください。
ブログに関して種々お知らせです。

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ブログの消滅と復旧の見込み

ブログがすべて消滅してしまいました。

被害はなかなか甚大で6月から始めたこの『世界級ライフスタイルのつくり方』130エントリー分に加え、
– 2006年1月から2008年5月まで運営していた『京のおばんざいレシピ』 700レシピ
– 2004年10月から2005年9月にかけて住んでいたモスクワ時代のフォトブログ
– 2007月9月からMBA留学している我が弟の留学ブログ
しめて約1,000エントリー分+みなさまからのコメントが消滅。
サーバー上にはすでにないので、現在Googleキャッシュ検索を利用して手作業でテキストだけでも復元中です。
他にいいやり方をご存知の方は、コメント、もしくはwebmaster@ladolcevita.jpまで、ぜひメールください。

大ショック・・・

誤って過去のエントリーが全部消えてしまったかも・・・です。

現在復旧作業中・・・  ですが、復旧のメド立たず。
あまりのことに唖然としております。

INSEAD誘致失敗で失ったもの

まだまだ週末あったイベントのお話。
昨日と一昨日書いたDr.Liuとのディスカッションは30人くらいの少人数イベントだったのですが、それに先立ちINSEAD卒業生200人以上が25ヵ国からシンガポールキャンパスに集結した”Meeting in Asia 2008″というイベントが行われました。 内容はINSEADの誇る2人の統計学の教授が「昨今の金融危機で露呈されたように、人間は自らの力を過信し実際以上に現実をコントロールできると思いがちである。 この”コントロールできるという幻想”がさまざまな局面で「幻想」に過ぎないことを示し(例:5年後のダウ・ジョーンズ予想)、コントロール不能な現実が多くあることを自覚することによって、自分の人生を取り戻そう」というもの。
活発な質疑応答など非常に楽しかったのですが、以前このエントリーのコメントでEDGEさんに推薦頂いた『まぐれ』という本にエッセンスがまとめられているので、興味のある方はぜひ一読を(私も読んでいる真っ最中でした)。
わずか半日のイベントに200人以上の卒業生が集まったイベントを見ながら「INSEADもいよいよ 本格的にアジアのビジネススクールになってきたなー」という思いを強くしました。 この状況で一番得をしたのはシンガポール政府ではなかろうか?
INSEADは政府・大学・企業から独立した教育機関としてフランスのパリ郊外フォンテーヌブローに1969年設立され(グロービスがINSEADをモデルとしていることは代表の堀さんのブログで触れられている)、途中まで英語とフランス語の2ヵ国語で授業を行っていたため「フランスのビジネススクール」の域を出なかったのですが、授業を英語だけで受けられるようになってからは世界ランキングトップに顔を出すようになりました。
その特徴は学生のバックグラウンドの国際性であることは以前書いたのですが、2000年にシンガポールにキャンパスを開設してからはますますその傾向は強まり、現在は75ヵ国から学生が集まり一番多いアメリカ人が10%(私がいた時は一番多いイギリス人とフランス人が12%ずつであった)、実に学生の75%がフランスとシンガポール両方のキャンパスを経験するそう。
INSEAD_singapore.jpg

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One-drop rule

昨日に引き続き、Dr.Liuとのディスカッションで面白かった話。
ゲノム、遺伝学が専門なのでその分野に関するディスカッションが中心だったのですが、One-drop ruleって聞いたことありますか? 私は知りませんでした、軽くショックでもありました。
私は以前からオバマがなぜ「米国初の黒人大統領」と呼ばれるのか理解できませんでした。 彼はケニアのエリート留学生の父(黒人)とカンザス出身の白人の母に生まれたHalf black, Half whiteです。 アメリカの奴隷制を生き抜き公民権運動の結果平等を勝ち取ったいわゆるアメリカの黒人とは全くバックグラウンドが違うので、「Half black, Half whiteと正しく言うか、もしくは全く言及しないか、どっちかにしようよ」と思っていました。
同じことを思っていた人がDr.Liuに質問したのですが、「アメリカにおいて”Black(黒人)”とは、遺伝子レベルの議論とは全く異なる社会経済的なステイタスであり、”一滴でも黒人の血が混じっていると黒人とみなす”」のだそう。
Wikipedia : One-drop rule
なお、このアメリカにおける考え方は、黒人に限ったことではなく、第二次世界大戦中、西海岸地域一帯に住む日本人移民と日本人の血が1/16以上入っている日系アメリカ人(従軍中の者は除く)は全員日系人強制収容所へ送られたそうな。
ひぇぇぇー、1/16って・・・ ほとんど見分けがつかないんじゃあ?
なお、同じ敵国でもアメリカ在住のドイツ人やイタリア人は強制収容所送りになっていないので、人種差別です。

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オフ会@シンガポールのお知らせ

このブログを読んでくださっている95%の方には関係なくてごめんなさい。
シンガポールで12月5日(金) 19:00からオフ会をします。
趣旨は「世界級なライフスタイルについて討論しよう!」とかでも何でもなく、テキトーに集まってしゃべるだけなので、ぜひお気軽に。
参加希望の方はこのエントリーのコメントに書いて頂くか(私にだけE-mailアドレスがわかるようになっています)、CONTACTページからメールください。
参加表明くださった方には別途詳細が決まったら案内メールを出します。
ブログ読者である「ぴ」さんに参加表明いただいているので、最小遂行人員2名で決行します。
どんな人が読んでくださっているのか検討もつかないのですが、働いている人が多いかな?と思い、金曜日にしてみました。 「金曜はやめてー」という人がいれば、コメントください。 次回(があれば)開催の参考にします。
奮ってのご参加、お待ちしております♪(遠すぎるわ!、という方、申し訳ありませんでした・・・)


頭脳流出→還流

週末はイベント盛りだくさんでした。
シンガポールのINSEAD卒業生を対象にしたイベントで、シンガポールで影響力のあるスピーカーを招いて30人程の少人数でスピーカーとインフォーマルにディスカッションしようというものがあり、今回のスピーカーは著名なゲノム学者であり科学技術庁 (A*STAR)シンガポールゲノム研究所(GIS)所長であるDr.Edison Liuでした。
詳細な経歴はコチラにありますが、簡単に経歴を紹介(こちらのサイトには日本語も)。
香港生まれ。 子ども時代に家族とカリフォルニアに移住。 スタンフォード大学で化学・心理学の学士号、医学博士号を取得。 University of North Carolinaで教授、米国立癌研究所(NCI)でDivision Directorなどを勤めた後、2001年にシンガポールゲノム研究所所長に就任。
非常に興味深かったので、その中で特に面白かった話をいくつか。
まず、Dr.Liuの経歴(香港→アメリカ→シンガポール)そのものが1980年代以降の高度人材の流れを体現しています。
イギリスから中国への香港返還が決まったのが1984年(実際の返還は1997年)。 この際イギリスは香港市民に対し積極的にイギリス市民権を与えなかったため、大量の移民がカナダ、アメリカ、オーストラリアなどに移住しました。
教育熱心な中国系移民の家庭の例にもれず、Dr.Liuもスタンフォードで博士号まで終了。 その後、”Land of opportunity”の米国で存分に研究し成果を発表、成果に対する表彰・受賞は数知れず。

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不安定な時代のZEN

週末は香港在住、米系投資銀行勤務の夫の友人(INSEAD同級生)が遊びに来ていました。
シンガポールに住む欧州系ユニバーサルバンクのM&A部門に勤める友人も集まるとなれば、もちろん昨今の金融危機で受けたダメージに悪態をつきながらひとしきり傷のなめ合いです。
以前こちらのエントリーにも書きましたが、ボーナスゼロといえど、「去年の年収( = 7,000万円)が、ベース分だけ( = 2,500万円)になった」とかいうレベルの話なので、あまり同情はしていませんが、アーリーリタイアを夢見て昼夜激務に耐えてきた本人にとってみるとやはりショックなんでしょう。
香港在住の彼はmaterialisticというか非常に生活も遊び方も派手だったのですが、今回の一件が相当こたえたようで「ZEN(禅)の心境に達した」んだそうです。
今までの生活をすべて見直し、意味のない遊びを止め、何人かの有害な人間関係は清算し、2年前にNYで出会った女性が自分にとって大事な人であることに気づきNYまで飛んでお互いの気持ちを確かめ合い遠距離恋愛を始めたんだそう。 2ヵ月と同じ人と続いたところを見たことがなかったので、これだけで奇跡である。
そして、高給に釣られて今の勤務先のオファーを受けシンガポールから香港に引っ越したものの、やっぱりシンガポールがいい、子どもを育てるならシンガポールだ、とまで言い切っていたので私たちは絶句(ちなみにポルトガル人です)。 「子どもを育てる」なんて来世まで言わなさそうな人だったんだが・・・

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バックパッカー時代も悪くない

若者の海外旅行離れらしいですが、たしかに日本人の若いバックパッカーってあまり見なくなりましたね。 カンボジアでも身なりの小綺麗な日本人学生グループはわりといたけど、汚い格好した1人旅のバックパッカーはほとんど見なかったなー(欧米人はたくさんいたんですが)。
私の学生時代は今までの人生で一番暗かった時期で、大学がつまらなかったので(休講多いし、誰も授業出ないし、教授もやる気ないし)、大学外の通訳者養成校に通い英語を勉強しながら(→詳細コチラ)、効率のいいバイト(家庭教師や塾の試験監督)で旅行費用を貯め、夏休みと春休みに1-2ヵ月ずつ(年間計3-4ヵ月)海外に飛び出す、という生活を4年間続けていました。
「とにかく外に出なきゃ!」と熱にうかされたように飛び出し海外を彷徨っていたあの頃の私や同じような人種(があの頃はたくさんいた)と今の学生を比べると、10年一昔といえど、やはり隔世の感があります。
バックパッカー全員が読んだであろう小林紀晴さんの『ASIAN JAPANESE』や沢木耕太郎さんの『深夜特急』は今の学生にはもう響かないのかな?
私の場合バックパッカーといえど、女1人旅だし親も心配するので、事前にルートを決めていくことも多かったし、辺境の地を旅したり広い世界を見て回ることが目的ではなく、孤独と旅先の交流を繰り返しながら内なる自分と向き合う、それはそれは暗い、内省的な旅でした。
自分に貼られた「京大生女子」というラベルが嫌いだったので(『differentとwrong』というエントリーで書いたように世の中はマイノリティーには冷たかった。 東京だともう少し開放感があって違ったのかもしれない)、そんなラベルが全く意味をなさない海の外で自分を試す、わざわざ自ら好んで痛い思いをしにいく、そんな旅でした。

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歴史に残る名スピーチ

今日はみんな同じことを書く気がしますが、私も書きます。
昨日のオバマの勝利宣言スピーチはよかった(フルバージョンはこちら↓)。
BBC : Obama’s victory speech in full
私はビジネススクールもアメリカを避けてヨーロッパに行ったくらいなので、アメリカ礼賛主義からは程遠いのですが、そんな私でもこんなリーダーに”America can change”と言われると本当に変われるだろうなー、という気がしたし、こんなリーダーだったらついていってもいいかな、という気さえしました。
今日はこの素晴らしいスピーチを利用して役に立ちそうなことを2つ。
1つめは、パブリックスピーキングについて。
よく言われることですが、アメリカの政治・経済のリーダーのスピーチのうまさは日本の政治・経済リーダーのそれとは比べ物になりません。
「言葉の力で人種・性別・思想・信条が異なる多彩な人々を率いる」ことで鍛えられてきたからであり、似た者同士、仲間内のなあなあや密室会談でいつの間にか上にいたという人たちとは鍛えられ方が違うのだと思います。 逆に言うと、アメリカ人も初めからスピーチがうまい訳ではなく(人前に立つことが何よりも怖い、という人はそれこそ大勢いる)、訓練の賜物なんでしょう。

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