Tag Archives: 育児
『なぜ家庭教師ならOKで家事代行はNGなのか?』に、多くの情報ありがとうございました! ネタ元の友人も喜んでいます。
さらに、その友人から、(私がお勧めする)直接契約に関し、
家庭教師の場合は大学名なんかが身分証明書代わりになるけど、シッターとかハウスキーピングの場合、身元確認とかスキルの確認とかかなり面倒くさそう・・・ (=「自分で判断」は初めから放棄してます)
とあったので、今日はこの点について。
ベビーシッターやクリーナーとの直接契約が一般的な社会でも自分で面接と経歴書(CV)だけで判断するわけではありません。 もっと大事なのが「リファレンス」です。
リファレンスとは「前雇用主からその人の働きぶりを聞くこと」です(具体的には、前雇用主の電話番号などコンタクト先を入手する)。 あらゆる採用で非常に一般的(というより必要不可欠)で企業が中途採用する場合もリファレンス(元上司や同僚・クライアントのコンタクト先)の提出を求めることがありますし、賃貸契約の際には家賃支払い能力を証明するために現職場と前家主の連絡先を求められます(→『外国人お部屋探しの高い高い壁』)。
日本と違って、「大学名」や「会社名」など身分証明にならないのですよ・・・ 経歴詐称する人なんていくらでもいるし、本当にその(有名)大学に在籍している(いた)としても多種多様な人が集まっているし(去年クリスマスに米航空機爆破未遂を起こしたのはロンドン大学卒、一連のテロ事件を起こしたオウム真理教幹部は京大出身者多数ではないですか・・・)
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5 Comments | tags: 異文化, 育児, 雇用 | posted in 5. 趣味・プライベート, 7. 心・精神, 家庭・育児, 文化・アイデンティティー
日経ビジネスオンラインで久しぶりに1ページに10回くらいうなずいてしまうこのコラム、『英語の公用化って何?』。 著者の河合江理子さんはINSEADの大先輩です、面識はありませんが。
特に全部蛍光マーカー引きたいくらいだった『英語ができても、意思が通じるとは限らない』から抜粋。
私が今でも意識しているのは、アメリカの文化人類学者であるエドワード・T・ホール氏による「『ハイ・コンテクスト文化』と『ロー・コンテクスト文化』についての概念」である。 コンテクストとは、ざっくりと言えば、状況や背景(バックグラウンド)を指す。
ハイ・コンテクスト文化圏としては、フランスなどのラテン系やアジアなどが当たる。 こうした地域では共通の価値観が長い間かけて作られているため、「いちいち言葉で伝えなくても、お互いに相手の意図を察し合うことでコミュニケーションが成り立つ」というのがホール氏の解釈だった。
一方、アメリカやドイツなどは、ロー・コンテクスト文化圏に属する。 こうした国々の人とは、理論的に説明しないと意思疎通できない。 移民国家は、たいていロー・コンテクスト文化である。
ちなみに、日本は「典型的なハイ・コンテクストの国」とホール氏は指摘していた。 実際、日本には「阿吽(あうん)の呼吸」や「空気を読む」といった独特の表現がある。 言葉を使わずに相手の言いたいことを理解するのは、高いレベルのコミュニケーションスキルと言える。
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6 Comments | tags: イギリス, ワークライフバランス, 育児, 文化 | posted in 2. ビジネス・キャリア, 7. 心・精神, 文化・アイデンティティー, 企業・会社員
一昨日は息子の6ヵ月のHalf year birthdayでした。 ・・・と言っても私は忘れていて、友達に「おめでとう」と言われて思い出しましたが。
3ヵ月頃から薄々気づいていたのですが、とにかくめちゃくちゃアクティブ。 ハイハイもできないのに(お座りはだいぶ上手に)、立ちたがり、歩きたがり、起きている間は始終”たっち”を要求し、”たかい たかい”をビギナーレベルとするアクロバティックな遊びが大好きなので、夕方になると親はへとへとです。
体力が持たないし遊ぶネタにも尽きているので、来月からはナーサリー(保育園)に行ってもらうことにしよう。
イギリスには3歳児以下の公的保育がありません。 3歳児からはプリスクールという幼児保育(たいてい公立小学校に隣接していて週15時間と短い)に通えますが、3歳までは以下のオプションから選ぶのが一般的、いずれも政府の補助金はありません(間違ってたら教えてください)。
1. ナニーを雇う
乳児・幼児の保育のプロフェッショナル。 住み込み(live-in)と通い(live-out)、フルタイムとパートタイムがあり、クオリティはピンキリ、給料もピンキリ。 フルタイムの場合、雇い主が税金やNational Insurance contribution(国民保険料負担)も支払うので、月間コストは2,000 – 3,000ポンド(約28 – 42万円)くらい。
EUの東方拡大で(→『移民の街 ロンドン』)、東欧系移民が非常に多いが、イギリス人のプロ・ナニーも多い。
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6 Comments | tags: イギリス, 育児 | posted in 5. 趣味・プライベート, 家庭・育児
今週、イギリスではデイビット・キャメロン首相に女の子誕生(!)という嬉しいニュースがありました。 まずは誕生直後の喜びのインタビューをどうぞ。
「え?! 奥さん何歳?」と思いきや、首相夫人のサマンサさんは39歳でした。 現役の首相に赤ちゃん誕生といえば、2000年にブレア首相に第4子が誕生しています。 イギリスのトップ、若い(& 子沢山だ)な〜
キャメロンは期間は明言していないものの育児休暇(paternity leave)を取るそうですが、イギリスの新聞は概ね好意的、というよりすでに予定されていたので当然という受け止め方。
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2 Comments | tags: イギリス, メディア, ワークライフバランス, 育児 | posted in 4. 教養・知識, 5. 趣味・プライベート, 家庭・育児, 時事
いつも「もうこれ以上英語がうまくなることはなかろう」と思うのですが、イギリスに来てまた英語でひと皮むけた気がします。 長年、英語で仕事をしていて、こっちでは仕事してないのになー
英語圏で育ったイングリッシュ・ネイティブと英語を後から学んだ英語話者との間には、『英語コンプレックス – 1』に書いたように、
相手は氷山、私はドライアイス
くらいボキャブラリーに違いがあるので、子どもを産んで、英語圏で育つとはどういうことかをその子の人生と一緒に体験するのが、ドライアイスが氷山に近づける近道かもしれません(全然近くないか・・・)。
突然ですがクイズ。
下の英単語の意味がわかりますか?(答えは次のページ)。 すべて私が過去1年くらいの間に知った単語です。
1. colostrum、2. tuberculosis(TBと略)、3. potty training、4. obstetrician、5. jaundice、6. peek-a-boo、7. Measles Mumps Rubella(MMRと略)vaccine、8. wriggle
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9 Comments | tags: 育児, 英語, 医療 | posted in 4. 教養・知識, 5. 趣味・プライベート, 英語・外国語, 家庭・育児
今回の大阪の事件は泣いた。
幼児2人が部屋の中で寄り添いながらママを待つ姿を何度も想像してしまい本当に泣いた。
自分に子どもが生まれてからというものの、以前のように冷静に三面記事を読めなくなってしまいました、というより以前は三面記事は読まなかったのに・・・(夫も同じ)。
それにしても今回の事件は救出できたよなー、と思わざるをえません。
児童虐待(ネグレクト含む)と言えばイギリスは先進国(そんな先進国いらないよね・・・)、深刻な社会問題となったのも対策が取られ始めたのも日本より遥かに前で、発生件数は(人口比を考慮すると)日本の15倍以上とか。 市民の関心も非常に高く、ロンドンの新聞London Evening Standardに記事がない日はないくらい。
背景には貧困・離婚率の増加・シングルマザーの増加・10代の妊娠などあるようですが、児童虐待はイギリスの大きな社会問題のひとつです。 今日は興味ある人のためにWebで見つけた下記の視察報告書と私がロンドンに来て以来のランダムな経験をメモしておきます。 まとまってませんが・・・
子供の虹情報研修センター:イギリスにおける児童虐待の対応 視察報告書
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7 Comments | tags: イギリス, 福祉, 育児 | posted in 3. マネー・ファイナンス, 4. 教養・知識, 税金・社会保障, 時事
早いもので息子ももう4ヵ月半、あとひと月で離乳食の時期です。
こんなにオッパイ星人なのに、もう大人への階段を上っていくのか・・・さみしいなあ・・・(←親バカというよりバカな親)
離乳食関連の本を日英まとめて読んでみました。
授乳・睡眠スケジュールでは大いに役立ったGina Ford(参照:『本で読む育児 – 1』、『育児が楽しい!』)の離乳食本『The Contented Little Baby Book of Weaning』
は、勧められている離乳食がまずそうすぎる(笑)、こんな厳格なスケジュール・内容では食事の時間が楽しくなさそうなのでひとまず却下。 日本の離乳食本も離乳食ステージに合わせた料理が面倒くさそうすぎる・・・。
・・・というわけで今のところ白羽の矢が立っているのが、イギリスで流行っているらしい『Baby-Led Weaning – Approach to Introducing Solid Foods』
。 検索しても日本語の情報がほとんどない・・・のはワイルドすぎて日本では無視されているのでしょうか?
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4 Comments | tags: 育児, 料理, 本 | posted in 5. 趣味・プライベート, 6. 健康・美容, 美食・グルメ, 家庭・育児
昨日の続き、私の息子のように、家庭では日英の二言語、外は圧倒的に英語、という環境で生まれ育つ場合どのようにしてバイリンガル教育をするのか、というトピック。
周りに聞いたり、mixiの『海外で育児!』コミュニティーで調べたりしました(mixiのコミュニティーはかなり調べものに使えます、特に周りに日本人がいない環境で子育てをしている人にとってはネットは重要な情報源 & コミュニティー)。
まず、うちの場合がそうなので、母親 = 日本人、父親 = 英語ネイティブ、外の世界 = 英語、と仮定。
2. WHO(誰と?)に一貫性を持たせることがとても重要で、
- 母親と話すときは日本語、子どもが英語で話しかけてきても「お母さんとは日本語だけね」と伝え日本語で話させる(ネイティブ並みに英語が話せても、一言語に統一し、1対1のときは日本語しか話さないのが原則。 ミックスすると子供が混乱し、言語発達がより遅れる)
- 英語で話しかけられて日本語で答えてはいけない。 子どもは意思の疎通が目的なのでそれで目的を達してしまい、日本語が理解はできても話せなくなる。
- 単語レベルでも文章レベルでも日本語と英語のミックスはいけない。 子どもがミックスしたときや英語で話しかけてきたときは「英語ではplaneね、じゃあ日本語では何と言うの?」と明確に区別させる。
- 「てにをは」は抜かずになるべく正確できれいな日本語を話す。
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6 Comments | tags: バイリンガル, 育児, 英語, 教育 | posted in 4. 教養・知識, 5. 趣味・プライベート, 英語・外国語, MBA・教育, 家庭・育児
私は息子に日本語で話しかけているのですが、その様子を見た人(イギリス人)から必ず「あら、この子、バイリンガルになるの? いいわね〜」と言われます。 私の今までの周囲の調査・観察によるとそう簡単になれるものではなく、道は険しいんですけどね・・・
ある言語を自由に操るスキルの習得は当然のことながら環境によるところが大きいので、検討のためバイリンガルに育つ環境要因を5W1Hで場合分けをしてみます。
1. WHAT(何を?)
何の言語をどこのレベルまで操るようになることを目標とするのか?
日本で話されている日本語と英語を第一言語とする国で話されている英語。 私が「バイリンガル」と言う場合、二カ国語ともに母語並みに自由に操れること、すなわち話し言葉が通じるだけでなくその言語で勉強・仕事ができるレベルを指していますが、そのレベル到達を目標とするかは本人の様子を見ながら検討します。
子どもは英語環境で育つので日本語は完璧を求めない(祖父母と話ができるレベルでよし、漢字など読み書きは求めない)という家庭も多く見受けられます。
2. WHO(誰と?)
誰とコミュニケーションすることによってその言語をマスターするのか。
母親(私) = 日本語、父親(夫) = 英語、周囲の環境 = 英語
3. WHEN(いつ?)
言語習得過程でいつその言語に触れるのか? その環境は変わるのか?
生後すぐから、おそらくずっと家庭 = 日本語と英語、外 = 英語の環境は変わらないでしょう、まだわからないけど。
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4 Comments | tags: バイリンガル, 育児, 英語, 教育 | posted in 4. 教養・知識, 英語・外国語, MBA・教育
日本代表は残念でしたね。
BBCの解説者は途中から「こんなつまらない試合見たことがない」とボロカスで、そっちを聞いてる方が疲れました・・・ なので、気を取り直して普段のブログ。
『産まれました。』でご報告した通り、私の息子は3,660gと平均よりちょっと大きめで産まれました(日本だと「だいぶ大きめ」かもしれないが、こっちでは「ちょっと大きめ」)。
今まで完全母乳で育てていますが、初めのうちは人並みに苦労しました(*1)。 いきなり乳腺炎になり、痛くて痛くて泣きながらあげていたことも。
*1・・・イギリスでは国を挙げて母乳育児が推奨されている割には日本のようにサポート体制が整っていないこともあり(出産後、1 – 2泊で家に帰されるし)、8割の人が母乳育児を始めるものの、6週間後続けている人は5割に減少、6ヵ月後には2割になる。
イギリスでは子どもが産まれると通称red bookという赤い表紙の健康記録帳(日本の母子手帳のようなもの)を渡され、検診・予防注射・成長記録などを書き込んでいきます。 また生後すぐからbaby clinicという地域のクリニックに2週間ごとに体重を測りに行き、同時にhealth visitor(保健士)に育児の相談ができます。
体重は右のような成長チャート(真ん中の線が平均で下から1%, 2%, 10%, 25%, 50%, 75%, 90%, 98%, 99%と示されたパーセンタイルグラフ)に書き込んでいきます。
息子はちょっと大きめで産まれたにも関わらず、生後5週までほとんど体重が増えずにずっと横ばい、5週目に体重を測ったときには下から10%になっていました。
その時に、Health Visitorに言われたひとこと、「あなたの赤ちゃん、体重増えてないわね」。
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