オリンピック開会式のテーマは”田園”

ロンドンオリンピックでひとつ楽しみにしているものがあります、それは開会式!
芸術監督がダニー・ボイル(『スラムドッグ$ミリオネア』)で音楽監督がアンダーワールドなんて期待が高まらないわけがありません☆

で、期待のテーマは・・・「田園」・・・

まあ確かに北京があんなに派手にやった後で、派手さを競ってもしょうがないけど、スタジアムの中に本物の牛や馬が登場するそう。
The Economistいわく、

Opening ceremonies are a country’s opportunity to sell itself to the world. Britain appears to be selling irony.
開会式は開催国が世界に向けて自分を売るチャンスである。 イギリスはどうやら「皮肉」を売ろうとしてるらしい。
(The Economist: The Olympic opening ceremony

あっ・・・そう・・・  ユーモアが通じるといいね・・・ 以前、Ricky Gervaisのユーモアはハリウッド俳優には全然通じてなかったしね・・・(→『爆走するイギリス・ユーモア』)。 「田園」については当のダニー・ボイル自身が「全世界の観客全員にユーモアをわかってもらおうなんて不可能だからわかる人にだけわかればいい」的発言をしてますが・・・

ところで、このイギリス人のブラック・ユーモアですが、夫いわく19世紀、ヴィクトリア女王時代、大英帝国が栄華を極めていた時代にはイギリス人はシリアスな人たちで今のようなシニカルなユーモアに溢れていた人たちではなかったそう。
20世紀がアメリカの世紀となり、世界の覇権を譲った後100年間以上、緩やかな衰退を続ける中で自分を冷静に客観視し、自らを笑う余裕を持ち、常に冷徹な視線で世の中を眺めるメンタリティーが培われたためで、比較的新しいものなのだそう。

なるほどねー、イケイケドンドン状態だとこのメンタリティーにはならないかも。 今の中国なんてちょっとバカにすると大砲とばされそうな感じだし。

・・・ということは、日本人も日本が今後緩やかに(か急速に、かは知らないが)衰退する中で、ブラック・ユーモアに溢れた人たちで満ち、70年後くらいには「ジャパニーズ・ユーモア」が有名になってるのかも(笑)。

もうひとつロンドン・オリンピックのすごいとこは、ロンドンは公共インフラが後進国並みで、しかもイギリス人はインフラのオペレーションがなぜかとっても下手なので、市民全員が「オリンピック期間中はインフラの大惨事になる」と思ってるところ。
案の定、オリンピック期間中の警備を外注した民間警備会社が警備員を雇い忘れていたという事件が発生し、イギリス政府が軍隊と警官を出動させるはめになっています。
WirelessWire News : オリンピックなんだけど警備員雇うの忘れてたごめん

オリンピックのオペレーションを初めからフランスとかドイツとかに外注すればよかったのに、と思ってる私(参考:『ロンドン名物2階建てバスが外資経営でも誰も気にしてない』)。

そんなわけで期待された通り、混沌としてきました。
「田園」がテーマの開会式はこちらからお披露目されたジオラマが見られます。 ビミョー・・・


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