「魔の2歳」、「イヤイヤ期」とはよく言ったものです。 1歳半頃から始まった長男のイヤイヤ期、峠は越えた気がするものの1年以上経った今もまだまだ大変。 相変わらず何かひとつさせるのに(あるいは止めさせるのに)ひと苦労。 今は週3日ナーサリーに行き、あとの2日を私がフルタイムで長男と次男をみているので、その2日間は朝から叱りっぱなし、朝9時頃、2人を連れて公園に出かける前にはすでに私の方がぐったりしていることも(笑)。
『初めの2年の生き抜き戦略』を書く前に偶然知った女芸人くわばたりえさんのブログ、女性誌がロールモデルとして見せる「母として、妻として、女として、毎日キラキラ、充実した私」とは異なった等身大の、育児にバタバタ・てんやわんやな姿が共感を得ているのだと思います。
そこでイヤイヤ期の子どもに対処する『カウントダウン法』というのを知りました。
子供と一緒に居る時間って決まってるじゃないですか
大人になったら絶対離れて行っちゃうわけじゃないですか
だから1日過ごしたら1日減ってるって思うようにしてるんですよ
そしたらイラッと来た時も
あとこの子と 二人でどれだけ一緒に居られるんだろう?と思ったらすごく切なくなって
イラッて気持ちよりも 今の時間を大切にしたいと思えるようになったんですよ(by ギャルママ日菜あこさん)
ほーっ、これいいですね。 私の方法と少し似てるかも。
私の方法は「一生忘れたくない瞬間」を思い出す、というもの。
産まれた直後は、小さな小さな鼻で、爪楊枝の先しか入らないような鼻の穴で、どうやって呼吸するんだろうと思った。
おっぱいが大好きで、小さな小さな口で、小さな小さな胃にいっぱい溜めて、私に全存在を預けて生きてた。
寝不足と産後の体の痛みで意識が朦朧としているのに、胸の中で幸せそうに眠りに落ちる姿を見ると、この子をいつまでも抱いていたかった。初めての冬にかかったウイルス性胃腸炎。 ひと晩のうちに9回吐いた。 私が近づいてくるのを見て笑いながら吐く姿を見て泣いた。 9回も吐いて、乾いてるシーツも服もなくなって、明け方までオムツ1枚の体を抱きながら泣いた。
初めてナーサリーに行く前の晩、「こんなに可愛い子を人様に預ける私は鬼母か」と言いながら泣いた(注1)。初めてキスしてくれた日、初めて「ママ大好き」と言ってくれた日、夫に言われたときの100倍嬉しかった(注2)。
弟が生まれてしばらくジェラシーの塊だったのに、今では弟のことが大好きで、いつも弟と一緒に何でもやりたがるお兄ちゃんになった。注1:今ではナーサリーなしでは生きていけません。
注2:『今日は私の キス記念日』
こうやって一生忘れたくない瞬間をひとつずつ思い出すと、2歳児のイヤイヤ期も乗り越えられる気がします(正確には、怒る前には思い出す余裕なく、いつも怒った後で思い出すのですが)。
「こどもは3歳までに一生分の親孝行を終える」と言われます。 「笑った、笑った」、「立った、立った」、というように、日々見せてくれる愛くるしいしぐさやどんな時もあなたを信じ、甘えてくるかわいらしさ、そして毎日少しずつ新しいことを覚え、うれしい驚きをあたえてくれます。 赤ちゃんからもらう喜びはたった3年という短い間にあなたが赤ちゃんに何十年間あたえるものと同じくらい大きなものだという意味です(by 森子どもクリニック院長)。
3歳まであと少しなのが、嬉しくてさみしい。
November 17th, 2012 at 6:54 am
なんだかYokoさんの忘れたくない瞬間をみて心が打たれました。ありがとうございます。
最近出産した妹にこのことをシェアさせてください。
November 20th, 2012 at 2:45 pm
>最近出産した妹にこのことをシェアさせてください。
ぜひぜひ。
November 20th, 2012 at 6:22 am
注1:今ではナーサリーなしでは生きていけません。に笑ってしまいました。
私も同じく預けています。保育園っていろんな人にみてもらえるしお友達はできるし行事はあるしいいところだと思うんですけどね。
0歳と2歳の時期がいちばん大変でした。もうちょっとしたら二人して遊んでくれますよ。私はそんな姿を見て、ああ兄弟(姉妹)でよかったなあ、あのイヤイヤ期の苦労が報われたわー!!って思いました。
November 20th, 2012 at 2:50 pm
>保育園っていろんな人にみてもらえるしお友達はできるし行事はあるしいいところだと思うんですけどね。
私は自分が生後3ヵ月から保育園に通って保育園が大好きでした。 ほんとすごく毎日アクティビティー豊富で友達もできて親だったらとてもあんなにしてあげられない、と思います。
>0歳と2歳の時期がいちばん大変でした。
それを聞くと救われます!(笑) 長男が1歳になってラクになったので「何だ、これなら2人楽勝!」と思って妊娠したらやってきた魔の2歳。 今も仲はいいので、早く次男が成長して一緒に遊ぶところが見たいです(さみしいけど)。
December 7th, 2012 at 9:38 am
ケント州在住の主婦です。いつも楽しく読ませてもらっています。
今、4歳と1歳の子育ての真っ最中で、上の子が女の子だったせいかイヤイヤ期が本当に長く激しくて、あの時は私も半分ノイローゼ気味でした。下の子がこれからああなるのかと思うと恐怖以外のなにものでもなかったのですが、このエントリーを読んで少し気が楽になりました。
たまたま以前のキャリアにつながる仕事を紹介されたため(魔の2歳の時期を避けるためというのも深層心理にあり。。。)、1月からフルタイムで仕事に復帰する予定ですが、夫は喜んでくれているものの、やはりギルティーフィーリングは拭い去れません。
ナニー代は高いし、何より可愛いこの時期の色々な思い出が無くなるのは寂しいです。 そこまでして仕事復帰する意味があるのか、もんもんとしている日々です。
December 9th, 2012 at 8:36 am
>hitchenhatchさん
コメントありがとうございます。
>上の子が女の子だったせいかイヤイヤ期が本当に長く激しくて、あの時は私も半分ノイローゼ気味でした。
えっ?! 男の子だからイヤイヤ期が長く激しいのだと思ってました(笑)。 やっぱり性格によるんでしょうねー、兄弟でも違うみたいだし。
>そこまでして仕事復帰する意味があるのか、もんもんとしている日々です。
もんもんとは、きっとずっとするんだと思います。 4歳だったらもうレセプションですか? こっちのPrimary Schoolは親のinvolvementもコミットもすごく求められるらしいし、学校に行ったからといってすぐ子どもが離れていくわけじゃないし。
一度、復帰してみてまた自分の気持ちと相談でもいいと思いますよ〜