あな奥深き日本語 Part 2

いやー、再び笑った、『日本人の知らない日本語2』(我が家の『日本人の知らない日本語』の話はこちら)。
日本ではドラマ化されて放映中なんですねー
息子が産まれて以来、全く進んでいない夫の日本語学習ですが、ずっと私が答えられなかった彼の深遠な疑問がこの本で解き明かされました。 日本語教師って日本文化の伝道師だなー
以下、マンガを地でいく我が家ですっきり謎が解けたお話(マンガで読まないと面白くないので、ぜひ原作でどうぞ!)。
1. 「鬼のパンツ」はなぜ虎の毛皮でできているのか?
夫が振り付けつきで歌える唯一の日本語の歌、「鬼のパンツ」(経緯はこちら)。 「なぜ鬼のパンツが虎の毛皮でできているのか?」と聞かれて困りました。
知らん・・・っていうか、いちいちそんなこと疑問に思わないですよねー
答:鬼がいる方角(鬼門)が”丑虎(うしとら)”、つまり”丑(うし)”(鬼の角が丑の角っぽい)で”虎”だから。
(答えを聞いても全く意味不明な説明です・・・)


2. なぜ日本人は緑の信号を「青信号」と言うのか? 
信号が青に変わり私が「あ、青になった」と(日本語で)言うたびに夫が”BULU(ジャパニーズ発音で「ブルー」)”と言うのがお約束になっているのですが(英語では”green”です)、「日本人は青と緑の色盲か?」とまで聞かれたことも。
答:元々「青」は寒色全体を指す言葉だったから(ブルー・グリーン・ブラック、全部「青」)。 緑は色の名前ではなく「新芽」「若々しい」といった意味の言葉だった(「みどりの黒髪」「みどり児」など)。
3. なぜ日本人は夫婦間で「お父さん」「お母さん」と呼び合うのか?
私が夫のことを”Daddy!”と呼んでしまい、とっても嫌がられました。 英語では絶対しないそうです・・・
答:「家族の中で一番若い人の視線で呼ぶ」のがルール。 だからお母さんが自分の娘を「お姉ちゃん」と呼んだり(さらに下に弟または妹がいるため)、小さい子どもに対し他人が「ボク?」と話しかけたりする。
どれも常識でしょうか? 私はうまく答えられませんでしたが・・・
そして最近新たに難題が降りかかりました。 私が息子に話しかける言葉がわからないらしい。 「いない いない ばあー」はいいとしても、「おつむ てんてん」の”てんてん”って何?とか・・・
日本語は擬態語が非常に多いので、この説明がまた難しい(同音異義語が多いって話は以前『あな奥深き日本語』に)。
擬態語は例で覚えるしかないので、
私:(息子をお風呂に入れながら)ちゃぷちゃぷ〜
夫:「ちゃぷちゃぷ」は何?
私:(なぜか)あーめ、あーめ ふーれ、ふーれ かあさんが〜♪(を最後まで歌うはめになる)
私:(息子のほっぺを触りながら)もちもち〜 「もちもち」は餅から来てるんだよ。
夫:(私の二の腕を触りながら)これも「もちもち」?
私:そうとも言うけど、どっちかと言うとこれは「ぷにょぷにょ」(ってか放っとけ!)
あと3年くらいしたら、深遠な質問する人が2人に増えるのか・・・
なんだか大変だなー・・・
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8 responses to “あな奥深き日本語 Part 2

  • ミナコ

    日常の当たり前に常にメスを入れられる毎日!頭が活性化しそうでよいですなあ。
    でも、呼び名は「家族の中で一番年少の視点」だったとはビックリ。そんなルール日本文化にあったのね。
    しかし、「なんで?なんで?」が2人になるのはちょっと大変かも(笑)

  • tygertyger

    ハハハ、この不景気な世の中、深遠な質問も楽しからずやですね。

  • la dolce vita

    >ミナコ
    >呼び名は「家族の中で一番年少の視点」だったとはビックリ。そんなルール日本文化にあったのね。
    私も知らなかった。 意識していなくても日常にたくさんひそんでいるのよねー
    >tygertygerさん
    >ハハハ、この不景気な世の中、深遠な質問も楽しからずやですね。
    毎日、飽きません!(笑)

  • hanayo

    あああ〜ようこさん!このクラッパムの裏側で同じような難問に首をかしげていることを
    知って、どれだけ安心したか。。最近我が家も育児の用語が増えるにあたり、続々と
    返答不可な疑問が浮上中。特に擬態語は日本語に挑戦する気まんまんの主人にはとりあえず
    後回しに。日本語って語彙がどの国の言語より多い、奥深い言葉で、それを使い分けている
    のは本当はすごいことなんですねー。
        

  • MC

    反対の立場で、常に英語について主人に聞いては、「そんなの知らん」と言われます。
    時々、逆に私が主人に指摘する事も。。。
    主人「ねえ、知ってた?funnel cakeってfunnelから押し出すからfunnel cakeって言われてるんだよ!」
    主人の従兄弟軍団「へーえ」
    私「そんなの、常識じゃなかったの???funnelって言うんだから。。。」
    主人&従兄弟軍団「そんな風にいちいち考えないから。」

  • la dolce vita

    >hanayoちゃん
    >このクラッパムの裏側で同じような難問に首をかしげていることを知って、どれだけ安心したか。
    本、貸してくれてありがとう! 面白くて一気読みしちゃった。
    子ども(とダンナ?)への日本語教育、お互いがんばろう!(笑)
    >MCさん
    >反対の立場で、常に英語について主人に聞いては、「そんなの知らん」と言われます。
    私がよくやるのは人の名前ですねー
    “drinkwater”っていう姓の人がいて、「”drink water”? 水、飲め?」って私はケラケラ笑っていたのですが、夫は「よくある苗字だよ」とどこが面白いのかわからず。 その代り、「”鳩山さん”は”pigeon mountain”なのかー」と笑ってます。

  • haustin

    ははは。うちのアメリカ人のだんなとも同じことになってます。特に2と擬態語は人事ではありません。青と緑ではいまだにもめますし、色盲とも言われました(笑)。
    つるつる、ぷにぷに、ぶよぶよ、ざらざらなどは教えたかな・・・擬態語は日本に本当に多いですよね。ぷにぷにをつかったのは、だんなのおなかが出ているから、冗談で肉をつまんだときなのですが、最初だんなは、「Punish punish」に聞こえていたようで、日本にいたときに電車の中で私の腕を「Punish punish」といい続けてつねっていたところ、電車の中にいた人に白い目で見られ、やっと意味が違うことにきづいたようでした。今は使いこなせている模様です(笑)

  • la dolce vita

    >haustinさん
    >日本にいたときに電車の中で私の腕を「Punish punish」といい続けてつねっていた
    それはだいぶ違いますねー・・・ 気づいたようでよかったです(笑)

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