アメリカ大統領選、フタを開けてみるとオバマの圧勝でしたね。
よかった、よかった。 ペイリンが出てきて、共和党の支持率が上がったときは世界はどうなることか?と思いましたが。
今日はアメリカ大統領選の話ではなく、同日カリフォルニア州で行われた住民投票のProposition 8のお話(正確にはProposition 8議論で思い出した話)。
Proposition 8とは同性婚を禁止し「結婚は男女間に限る」と法律で定義するための提案です。 詳しい説明は、他のソース(下記参照)に譲りますが、全く門外漢&無知な私からするとカリフォルニアなんて同性愛のお膝元、メッカみたいなイメージです。 サンフランシスコの一部やlaのウエスト・ハリウッドあたりでは、ゲイ・レズビアンカップルが仲睦まじく過ごす姿をたくさん見かけました。
そんなカリフォルニアで激しく同性婚を嫌う人がこんなにいるとはねー、悲しいねー
Wikipedia : California Proposition 8 (2008)
The Economist : Showdown
「自分のライフスタイルに合わせて世界中からベストな場所を選ぶ」というこのブログの観点から、身軽に居住国を変える友人の姿は『国に帰るのは誰? 海外に出るのは誰?』や『果たしてヤジ馬なのか歴史の証人なのか?』で書きましたが、「自由を求めた移住」というのもあります。
Monthly Archives: November 2008
自由を求めた移住
社保庁は見習ってほしいCPF
私たちのように、居住国を変えてきた(これからも変える予定がある)人が悩むのは年金・保険などの社会保障関係です。 国によって制度が違うので把握するのも自分たちにとって最適解を考えるのも大変です。
以前、医療保険の話はこちらのエントリーに書いたので、今日は年金の話。
シンガポールに移住してくるまでの年金ヒストリーは以下。
夫:オーストラリアで勤務していた3年間、基礎年金と企業年金を積み立てていたので、65歳になったら、いくばくか支給されるらしい
私:日本で勤務していた9年間強、国民年金と厚生年金を天引きされていたので、何歳からか知らないが、いくばくかもらえるらしい
シンガポール永住権保持者となった私たちは、シンガポールのCPF(= Central Provident Fund)と呼ばれる中央積立制度に強制預金する義務があります(勤労者だけですが)。
このCPFというのが、日本のお粗末な年金制度の加入者(被害者)から見ると考えられないくらいブラボーな制度です(本来の目的としては退職後の生活保障だけでなく住宅ローン、医療保険なども兼ねている)。
異宗教間の結婚式
土曜日は前の仕事で知り合ったシンガポール人の友人の結婚式でした。
私は外国人友達の結婚式に行くのが大好きです(そのわりには有休不足で招待されてもあまり行けてませんが)。 なぜなら祝福するという本来の目的もさることながら、結婚式ほど文化・宗教の粋を集めたイベントはない、普段グローバルに飛び回る友達の文化的背景を垣間見るのも楽しいし、それが異文化間結婚ならなおさら楽しい(慣れない習慣に戸惑うご両親・親戚の姿とかね)。
今回は中華系シンガポール人同士の結婚だったのですが、新婦が敬虔なクリスチャンなのでキリスト教式の教会ウェディングでした。
最近まで知らなかったのですが、シンガポールにキリスト教徒は意外と多い。 シンガポールの宗教構成(15歳以上)は以下の通り(2000年国勢調査より)。
仏教 42.5%、イスラム教 14.9%、無宗教 14.8%、キリスト教 14.6%、タオイズム 8.5%、ヒンズー教 4.0%、その他 0.6%
民族構成は以下の通りなので、14.6%のキリスト教徒は欧米人ではありません。 そのほとんどは中華系シンガポーリアン。
中国系 75%、マレー系 14%、インド系 9%、その他 3%
彼らは福音系(evangelical)と呼ばれるプロテスタントの一宗派。 聖書の教えに忠実に従い信心深く、アメリカのキリスト教徒はほとんどがこれだそう。
Wikipedia : 福音派
なお、知らない方のために、一般的にアメリカのキリスト教徒はヨーロッパのそれ(プロテスタント、カトリック、アングリカン)と比べても非常に信心深く、日常的に教会に行く人の割合が国民の40%にのぼります。 この流れを受けるシンガポールのキリスト教徒も日曜は教会に行く、という人が多いです。
よし、選挙に行こう。
来週火曜日(11月4日)に迫ったアメリカ大統領選。
夫(オーストラリア人)が完全にハマっています。 ”It’s so entertaining!”だそうな。
毎日、毎日「コリン・パウエルがオバマ支持だよ!」(下記記事)
「アルカイダはマケイン支持だってさ。 ハハハ、マケインにとっては打撃だねー、でもマケインに打撃を与える目的だとすると本当はアルカイダはオバマ支持なのかなー?」(元ネタ不明だが一応、下記参考コラム)
・・・と実にかしましい。
CNN.co.jp : パウエル前国務長官、オバマ氏支持表明
NYTimes.com : The Endorsement from Hell
知らんがな・・・静かに応援してくれ・・・アメリカの選挙権持ってたら絶対投票するんだろうな、この人・・・(もちろん持ってません)
米大統領選が非アメリカ人をもこのように熱中させる理由は、もちろんテレビ、ネットその他メディアを駆使した一大エンターテイメントと化し全世界がリアルタイムで観戦できるからですが、やはり純粋にこれほどまでに今後の4年間(もしくは8年)の世界に影響を与える職種というのも他にないからでしょう。 8年間のブッシュ政権の間に世界も随分変わりましたもんね・・・
全世界の注目を集めているのだからさぞかし投票率も高いことだろう、と思って調べてみたら、「ベトナム戦争時以来の注目度」と言われていた2004年のブッシュ大統領再選時の選挙でも投票率は55.3%でした(Infoplease : National Voter Turnout in Federal Elections : 1960 – 2008)。 ふーん、そんなもんなんだ・・・
なお、オーストラリアでは投票は義務で行かないと罰金なんだそうです(よって、投票率は95%)。 夫はシンガポールに住んでからも、選挙の日はオーストラリア大使館まで投票しに行ってます。