Starbucksが揺れています。
7月2日に米国内の店舗600店を閉鎖することを発表。
IBTimes:米スターバックス、米国内の600店舗を閉鎖
IHT:Starbucks closing 600 underperforming stores in the U.S.
すると、すぐにSave Our Starbucks(私たちのスタバを救え)というサイトが立ち上げられ、存続運動が起きているとか。
イザ!:わが街のスタバを救え! 全米各地で存続運動
IHT:A struggling city cries, ‘Save our Starbucks’
こんな本家を模したロゴまで作って(↓)、サイト上で署名運動が行われています。
スタバの存続の有無はさておき、私にとってスタバの存在意義はコーヒーではなく、何時間座ってても疲れないあのソファです(+読書を邪魔しない程度に耳障りのいい音楽)。
大学時代は京都という喫茶店文化が発達した街にいたので、そんなにスタバにお世話になることはありませんでしたが(そして当時の京都にはスタバはまだほとんどなかった)、就職して東京に来てからというもの、MBAの受験勉強(TOEFLとGMAT)はほとんど川崎のスタバで、(その後トロント郊外、フランスの田舎、モスクワというスタバ不毛地帯を経て東京復帰し)シンガポールに移住してくるまで読書は本郷三丁目のスタバでした。
この2店のスタバの客はほとんど私と同じように勉強したり読書したりする人で占められていましたねー
逆に東京都心は平日はミーティング場所として使っている人が多数。 新宿サザンテラス店などでは、英会話レッスンをしている客もよく見ました。
シンガポールでも事情は同じ。
平日の午後は勉強する学生で溢れ返っているし、軽くミーティングしているビジネスマンも多い。 私も現在ネットワーキングで初対面の人(INSEAD卒業生)と会うことが多いので、待ち合わせ場所のほとんどがスタバ。
こちらのエントリーで紹介した『フリーエージェント社会の到来』では、フリーエージェントの出没場所として、図書館、本屋、Kinko’sと並んでスタバに代表されるコーヒーショップが挙げられていました。
家で仕事をする人が多いフリーランサーにとって、スタバ(に代表されるコーヒーショップ)はまさに救世主、格好のミーティング場所なのでしょう。
でも彼らの客単価は400円からせいぜい1,000円。 長時間居座る人が多ければ多いほど「賑わえど賑わえど儲からず」になることは想像に難くありません(スタバの不振はこれが原因とはどこにも書いてませんが)。
街の書斎・ミーティングルームと化したスタバ。
モバイル環境の発達でいつでもどこでも仕事や勉強ができるようになったのでオフィスや勉強部屋といった物理的環境に縛られることがあまり意味を持たなくりました。 この現象はさらに加速すると思われるので、スタバじゃなくても誰かがこのニーズを吸い上げるのでしょう。
話は変わってスタバはオーストラリアでも84店舗中61の不採算店舗を閉鎖するのですが、7割以上閉鎖するというのに、あまり話題になっていません。
IBTimes : スターバックス、オーストラリアで61店舗閉鎖へ
『すべては一杯のコーヒーから』で書いたように、オーストラリアはカフェ文化が発達しており街角のカフェで美味しいコーヒーが飲めるので、「スタバはコーヒーのうちに入らない、売れてるのはフラペチーノ」なんだそうです。
その街角のカフェは長居させてくれるのかしらん?
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