景気とMBA

先々週のThe Economistに「MBA志願者が増えている」という記事がありました(↓)。
MBAs and the economy: Ports in a storm
Testing_times.gif見事にmbaのアプリケーション数(青線)とoecd国のgdp(赤線)が逆の相関関係を描いています。 
MBAの最大のコストは留学中の学費+生活費もさることながら、その期間を学業に捧げることによってロスする給与が大きいのですが(この”Opportunity Cost”の概念については『MBAはビジネスの共通言語』参照)、「不況で給与アップも期待できない、雇用がなくなるリスクさえある(もしくはすでになくなった)。それなら、この機会にMBAで自分の付加価値を上げておいて、景気回復期に市場に戻ってこよう」というロジックが働くのだとか。
私がMBAを取ろうと思ったとき、景気のことは全く考えなかったので、「ほー、なるほどなー」と。


ここ数ヶ月、特に銀行・ファイナンス業界では、サブプライムの影響でかなり大規模に解雇を行っているので採用どころではなく(ウォールストリートでは8,000人解雇されたそう)、この夏に卒業した人たちは今かなり職探しに苦労していると思います。
社会に出た時は未曾有の就職氷河期、MBAを取ろうと決心した時もドットコムバブルがはじけた時で、そもそも「景気がいい」ってどんな状態なのか実感したこともなく「30までにMBA取る」と自分のライフプランの都合で時期を決めてしまった私ですが、本当は世界的な景気も考慮に入れた方がよかったんですね。
私費留学を検討中のみなさま、今アプライするとうまく雇用が盛り上がる時期に戻ってこれるかもしれません(同じことを考えている人が多いので、MBA合格自体は狭き門になるみたいですが)。
とはいえ、TOEFLを受ける必要がなくわずかな期間でGMATもエッセイもクリアできるEnglish Nativeと比べ、多くの日本人にとってMBA受験は2年がかりの一大プロジェクトなので、景気に合わせて時期を選んでいるような機動力などないのが実態ですよね・・・
Good luck!


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