ザ・日本の夏休み

夏休みはいかがお過ごしでしょうか?

我が家は3週間、日本に一時帰国していました。
夏以外は長期休暇が取りにくいのと、下の2人が続けて夏に産まれたため、子連れで帰るのは何と5年ぶりでした。 下の2人は初日本です。

テーマは『ザ・日本の夏休み』。
家では私は日本語で、夫が英語で子どもたちに話しかけているのですが、長男が日本式には小学校1年生なので今年から土曜の日本語教室に通い始め、家で日本語プリント教材もやらせ始めました(今はまだひらがな・カタカナだけですが)。
ところがロンドン生まれのロンドン育ちに、下記のようなプリント教材渡してひらがなの練習させても、やらされる本人としては辛いものがあります・・・

お祭り・ちょうちん・太鼓・うちわ・花火・はっぴ
浴衣・下駄・帯・巾着
金魚すくい・わたあめ・りんごあめ・たこやき・屋台
蚊取り線香・風鈴・すいか・かき氷
夏休み・川遊び・魚釣り・水切り
かぶとむし・くわがた・せみ・とんぼ・虫獲り網
土用の丑の日・うなぎ・栄養・夏バテ
(いずれも「ちびむすドリル ひらがな練習プリント」より、大人が読みやすいように漢字にしています)


実家は奈良北部の住宅地、京都にも大阪にも通学・通勤しやすい「関西の埼玉」と呼ばれるところなので(嘘)、あまり「日本の夏休み」「おばあちゃんの田舎」っぽい風情はありません。

そこで『ザ・日本の夏休み』っぽいところに友人家族も誘って旅行に行くことにしました。 海にするか山&川にするか悩みましたが、海はこの時期「日影がなくて死ぬほど暑い」と言われたので、山&川へ。
以下の条件を基にさんざん調べて悩みました。

1. アクセス
関西から電車で行けて、かつ滞在中もレンタカーなしで宿近辺で過ごせる
2. ロケーション
山で虫獲り、川で魚獲りできる自然豊かな「ザ・日本の田舎」って感じの場所
3. 宿
家族5人で素泊まり15,000円以下
友人家族4人と合計9人が宿泊できるキャパシティーがあるところ
子どもの数が合計5人と多いのである程度、部屋の広さとプライバシーがあるところ(貸し切りがベスト)

北陸と四国のどっちにするか悩んだのですが、徳島県祖谷にしました。
ここはアレックス・カーが日本の桃源郷と呼び、茅葺き古民家を再生して古民家再生プロジェクトをやっていることからずっと興味がありました。 吉野川沿いに山が迫る立地が希望にピッタリだったし、アクセスも2、3時間に1本のJR土讃線(各駅停車)に時間を合わせられれば、関西からは楽勝。 子どもたちは念願の新幹線にも乗れる!

ヨーロッパでは夏休みの家族旅行は一軒家貸し切りにして自炊することが多いのですが、今回は宿泊が3泊と短かったので(*1)、食事のオプションもあるゲストハウスにしました。
*1・・・夏の貸し切りバケーションハウスは1週間単位で予約が基本のヨーロッパから来ると3泊は短いんです・・・
参照:『子連れバカンスを劇的にラクにするTips』
お世話になったのは、ゲストハウス モモンガビレッジ。 大人数で車がない私たちのために駅から送迎やらスーパー買い出し送迎やら本当によくして頂きました。

ここで子どもたちは、初めての川遊び・初めてのうどん作り・初めての線香花火・初めての古民家ステイ・初めての将棋・・・と初めてづくしでした。 ほぼ同年代の友人家族の子どもたちと朝から晩まで日本語で会話していたので、長男の日本語は飛躍的に上達し、一時帰国前は日本語で話しかけても英語で返事をしていた次男から日本語で返事が返ってくるようになりました。

奈良でも燈花会や近所の夏祭りに行ったので冒頭の『ザ・日本の夏』リストはほぼ制覇できました(笑)。
楽しい一時帰国でしたが、言うまでもなく暑かったです。 順応性が高いのか子どもたちは元気でしたが、日本の夏は10年ぶりの私は3日目で熱中症になりました。

・・・と、ただの家族旅行の思いで話で終わらずに、次回は活況インバウンド市場へのヒントを綴りたいと思います。


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