バイリンガル脳の動き方

昨日のエントリーや渡辺千賀さんの『バイリンガル脳』を読んでいて思った中で役立ちそうなことを。
私も英語の文章がまず頭の中に出てきて、それを日本語に訳そうとしたり、日本語の会話の中で突然センテンス丸ごと英語になったり(日本語に訳すのも面倒なので、そのまま出しちゃえ!)、ということはよくあります。
1. 英語で読んだり聞いたりしたことはそのまま英語で脳の中に格納されている
最近は本もニュースも英語の方が多いし周りも英語環境なので、印象的なことは無意識のうちにそのまま英語で脳内に格納されています。
例えば、「いい言葉だなー」と思って最近自分に向かって唱えている

You can have it all, just not at the same time.

『What I Wish I Knew When I Was 20』(邦訳:『20歳のときに知っておきたかったこと』)の著者Tina Seeligがスタンフォード学生に向けたこの(↓)講義で言っていた言葉。

赤ちゃんが産まれたばかりで「何をどうやったら、仕事も親業も両立できるのか?」と途方に暮れる新米パパ・ママに向けた言葉で、私の新しいマントラのひとつ。
言葉の持つ力は大きいので、(例え訳者がどんなに優秀でも)本は原文の方がいいのは、著者(話者)の実感がこもった力強い言葉が自分の中に蓄積されるからかなー


2. 自然と英語がまず頭の中に浮かぶことがよくある
英語はツリー型の言語というか、まず幹(結論・本旨)を先に出し後から枝葉(理由・補足説明など)をくっつける、という非常にわかりやすい構成なので、自然と英語の文章の方が頭に浮かぶ、ということがよくあります。
これを日本語に頭の中で変換しながらしゃべるのですが、文章の前から変換していくため(*1)、「英語みたいな(構成の)日本語をしゃべる」と言われたことがあります。
*1・・・例えば、前例の”You can have it all, just not at the same time.”が頭に浮かんだ場合、日本語では「全部手に入るのよ、ただ全部が同時に手に入るわけじゃないだけ」となる。 学校教育の英→日訳では「全部が同時に手に入るわけじゃないけど、(いずれ)全部が手に入るのよ」と後ろから訳した方が自然な日本語になる、と習った記憶。
私がこの指摘を初めて受けたのは20代半ばだったので、学生時代に通っていた通訳養成校での訓練の賜物だと思います(通訳養成校の話は→『TOEIC965点までの英語』)。
同時通訳では、「英語はとにかく前から・前から訳出するように」という訓練を受けます。 最後まで言い終わるのを待ってから訳そうと待っていると次の文が始まってしまい、訳が全く間に合わなくなるためです。
YouTubeにオバマ大統領の就任演説を「前から訳した」という日本語字幕付きビデオがあるので、ぜひ学校で習った「後ろから訳」と比べてみてください。
YouTube : (前から訳)オバマ大統領就任演説 その1
これがスムーズにできるようになると、『口から英語がすらすらと出てくるテク』で紹介した「結論から言って後から関節詞でどんどん補足する」「とりあえず話し出して話しながら何を言おうか考える」ことができるようになるので、飛躍的なブレークスルーになります。
そのうち、英語で考える方が論理的になるため自然と英語で考えるようになるかもしれません。


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