クリスマスムードを吹っ飛ばすように世界を駆け巡ったWikiLeaksのニュース。
みんなが想定していたより早く、いやむしろ大部分の人は想定もしていなかった次元にまで、世界は踏み込んでしまったのだなー
WikiLeaksがチャレンジした領域・こじ開けた時代からは、例えWikileaksという形がなくなっても人類はもう後戻りはできないのだなー
・・・と言う思いが駆け巡ります。 今日・明日の生活に即影響がなくても、長期的には大きく時代がガラッと動いた音がしたとき、結局毎日を何事もなかったかのように生きるしかないのかと戸惑う日々。
参考:GIGAZINE – Wikileaksはなぜ世界中の国家を敵に回そうとしているのか?
TED : なぜ世界にWikiLeaksが必要なのか
WikiLeaksで国家機密が漏らされ、Facebookで個人の友人関係が明らかになり、LinkedInで個人の職業や仕事ぶりがわかり、Twitterで個人がリアルタイムに誰とどこにいるか発信する時代、膨大な量の重層的な情報からすべてが可視化されるようになってきたなあと思います。
それが怖いとかではなく、そういう時代になりつつあることを前提に行動しなければならないのだ、と。
メンバー数5億人を突破したFacebookが面白い試みを行っていました。
Facebookのメンバーが住む街を点で現し、それぞれのFacebook friendsと線で結んだ地図(BBC Newsより)。 5億人のメンバーがいるので驚くに当たらないのかもしれませんが、かなり正確な世界地図を形成しています。 この地図から欠けているのは、Facebookがブロックされている中国やロシア、沿岸地帯を除くアフリカや、人口密度が極めて少ないカナダ北部・オーストラリア内陸部・南米アマゾン地帯など。
これだけ世界がひとつのプラットフォームでつながるようになる前の時代を懐かしむエピソードを聞きました。
夫が友人のハウスウォーミング・パーティーで9年間毎年”SantaCon”に出席している人に出会いました。 ”SantaCon”とは、サンタの格好をして年に1度クリスマスの時期に集まり、お互いを名前で呼ばず「あら、サンタさん!」「おお、サンタさん、お元気でしたか?」と年に1度の再会を喜び合うユーモア溢れるフレンドリーな集まりだったそう。
100名くらいで誰もが顔見知りだった楽しい集いを変えてしまったのはFacebookの登場でした。 Facebookでイベント通知がされるようになると、和気あいあいとした居心地のいい集まりが、1,000人以上集まり大きく羽目をハズす人も現れる騒々しい騒ぎに。 昔の”SantaCon”の面影が残っていないと、その人は淋しそうだったそう。
『Disconnect to Connect』でも思い出さされましたが、大事なことは不変、より意識する必要があるのでしょう。
December 15th, 2010 at 5:29 am
ちょうどそのことについて考えていました。facebookなどでいちいち日常を知るより、年に一度のカードのやりとりだけのほうが楽しいこともある。
今年出産した私の子供の”紙の”写真を、私の両親が20年前私がホームステイしていたアメリカ人家族に送りました。(私は連絡を取ることは久しくなかったのですが、私の両親は毎年クリスマスにギフトとカードを贈り続け、一年の報告をしていた)当然あちらからメールでお祝いの言葉を頂戴し、”うちの子供たちにもアドレス送ったからね”と返信いただきました。
もちろん、本当は彼らに直接連絡取りたければとっくの昔に何通りも方法はあるので。。。
自分の出身州から外では一度も生活したことのないアメリカ人との共通の話題はなんだろう?あらゆる意味での見たくもないギャップが露呈するだけでは?というわけで、年に一度、年末に子供の成長を”時間をとって紙に書き、写真を現像してきて”報告しあうのが理想というのが私の結論です。
December 15th, 2010 at 6:36 am
Facebook、LinkedIn、Twitterについて、私も日頃、同じようなことを思っていました。自分と同じような価値観を持つ人やことに遭遇することはうれしいことではありますが、WikiLeaksの事件で露呈してしまったことも、日頃、認識しておく必要があると改めて思いました。
December 18th, 2010 at 9:29 pm
>ろちょーるさん
>私の両親は毎年クリスマスにギフトとカードを贈り続け、一年の報告をしていた
20年間それを続けてたって素敵だと思います。
ふと思い出したのですが、「会ったこともない海の向こうの相手と10年間文通」(いわゆるペンパル)って、もう限りなく存在しなくなってしまったのでしょうか?
私は文通相手はいなかったのですが、15年来の文通相手に会いに行った友達のことを思い出しました。
>mignon1117さん
>Facebook、LinkedIn、Twitterについて、私も日頃、同じようなことを思っていました。
そうですね、それから無駄なオンライン活動に時間を取られがちなところも気をつけなければ。