いつも「もうこれ以上英語がうまくなることはなかろう」と思うのですが、イギリスに来てまた英語でひと皮むけた気がします。 長年、英語で仕事をしていて、こっちでは仕事してないのになー
英語圏で育ったイングリッシュ・ネイティブと英語を後から学んだ英語話者との間には、『英語コンプレックス – 1』に書いたように、
相手は氷山、私はドライアイス
くらいボキャブラリーに違いがあるので、子どもを産んで、英語圏で育つとはどういうことかをその子の人生と一緒に体験するのが、ドライアイスが氷山に近づける近道かもしれません(全然近くないか・・・)。
突然ですがクイズ。
下の英単語の意味がわかりますか?(答えは次のページ)。 すべて私が過去1年くらいの間に知った単語です。
1. colostrum、2. tuberculosis(TBと略)、3. potty training、4. obstetrician、5. jaundice、6. peek-a-boo、7. Measles Mumps Rubella(MMRと略)vaccine、8. wriggle
1. (産婦の)初乳、2. 結核、3. オムツはずし(トイレのしつけ)、4. 産婦人科、5. 黄疸、6. いないいないばあ、7. はしか・おたふく風邪・風疹の3種混合予防接種、8. 体をくねらせじたばたする
母語ってほんとすごいですね。 上記の言葉、自分には関係なくても何となく意味はわかるし(母語がすごいというより漢字がすごいのか)。
最近の新たなチャレンジはnursery rhyme(童謡)。
プレイグループで歌うnursery rhymeが私には全く歌えない・・・ メロディーだけなら知ってるものも多いのですが、『しあわせなら手をたたこう』なら歌えるけど、“Happy And You Know It”は歌えない・・・
“Old McDonald Had a Firm”では、”sheepはbaa-baa、catはmeow-meow、pigはhoink-hoinkなのに『おもちゃのチャチャチャ』では「こひつじ メエメエ、こねこは ニャー、こぶた ブースカ♪」なんだな、とか日々、新たな発見をしています。
キリがないし、そもそも私は日本語係なので(→『日英バイリンガルへの道 – 2』)、英語の童謡は保育園とベビーシッター(とあまり頼りにならないけど夫)にお任せすることにし、家では日本語の童謡を歌うことにしYouTubeで探すと、ある・ある! しかもさすが日本語では氷山、メロディーを聴いたら歌詞を思い出すものばかり。
ところで日本の童謡には『きらきら星』、『ロンドン橋落ちた』『大きな栗の木の下で』など外国の民謡に日本語の歌詞をつけたものも多いのですが、元の歌詞を全く無視した傑作を見つけました。 それがこちら。
今、我が家で振り付けつきで大ブームですが(夫はあまりにも気に入ってしまい、ついつい仕事中に振り付けつきでやりそうになるとか・・・)、それにしても・・・なぜ・・・イタリアのオペラが鬼のパンツに???
元の曲はもちろんこちらです。
August 13th, 2010 at 11:27 am
素晴らしい!
日本人の理解不能な外国語への想像力が全開で活かされた傑作ですよね。
このアンパンマン鬼のパンツに英語字幕を付けて、この素晴らしき作品をみんなに見てもらいたいんだけど、どうしたらできるのかな。。。
フニクリ・フニクラと鬼のパンツの関係は、少しWikipediaに書いてます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%A9
August 13th, 2010 at 2:26 pm
自分も物心ついたときには自然と歌ってたし中学校の教科書で初めてオペラの曲が元ネタだと知って驚いた。
ウチの子も当然「おに~のパンツっ♪」って歌ってます(笑)
他にもあるかもね~。
August 15th, 2010 at 12:51 am
ナーサリー・ライムはたのしいですよね。
バイリンガル教育成功者のママ二人に、「英語のプレイグループでどうやったの?」と質問してみましたら、「とにかく何事もくりかえしまくること」との答えでした。つまり、自分の子には日本語でしか話さないけれど、まわりのママや子供たちにも意味が通じるように英語で同じことをもう一度必ずくりかえしたそうです。
それから、自分の子の英語の理解力100%を目指すなら、日本語のレベルが60-70%ぐらいなら大満足とするべきとのこと。
とにかく家庭環境、学校環境、友達環境共々運の要素が大きく、「私たちは運良く成功した」とおっしゃってたけど、はた目からもお二人の努力大の様子はみえみえでした。
August 15th, 2010 at 2:21 am
この鬼のパンツの曲、保育園で習って、みんなで振り付けつきで歌ってました・・・
イタリアのオペラだったなんてびっくり。
August 15th, 2010 at 1:58 pm
年齢にもよるんでしょうか。「フニクリ、フニクラ」と「鬼のパンツ」、どっちを先に知ったかってそれぞれ違うみたいですね。私はフニクリの方が先でしたねぇ。確か音楽の教科書とかに載っていたのでは。(^^; でも、フニクラの日本語の歌詞って「フニクラ、フニクリ」以外の部分はあまり覚えていないです。その代わり、鬼のパンツは全部覚えてますね。単純な歌詞ですからねぇ。(^m^)
日本ではTBのことはテェーベー、(多分ドイツ語読み)されますが、イギリスではどうなんでしょう。TBはペニシリンが普及する前の結核が蔓延していた時代は割りと日本でも使われていたみたいですよ。チュバキュロシイス(?)って舌かみそうですもんね。(^^; そして、最近になって日本で若い人にまた結核が流行ったりしたことがあったので、たまにTBが使われることもあります。ピークアブーも割りと知られているように思います。Klodenさんが日本にいない時期が長くてこういう言葉に出会っていないというのも面白いですね。
言語を習得するというのは大変なことだとは思いますが、言語以上にやはり自分にしっくりする文化、ここでいう氷山(identity)をどこに持つかって大事ですよね。Kloden家のようにそれぞれが違う氷山を持ち、そして家族としての一つの文化を持てるってとてもステキなことだと思います☆
August 15th, 2010 at 4:11 pm
>大手町さん
>このアンパンマン鬼のパンツに英語字幕を付けて、この素晴らしき作品をみんなに見てもらいたいんだけど、どうしたらできるのかな。。。
やり方わかんないですが、我が家のサンプル1名には大受けだったので、かなり受けると思います! できたら教えてください。
>bigakiraさん
>他にもあるかもね~。
「ねこふんじゃった」の歌詞もけっこうひどいよね(笑)。 これも世界各国あるらしい。
>tygertygerさん
お友達に聞いてくださってありがとうございます。
>家庭環境、学校環境、友達環境共々運の要素が大きく、「私たちは運良く成功した」とおっしゃってたけど、はた目からもお二人の努力大の様子はみえみえでした。
なるほどー。 できるところまで、がんばってみます。 本人の性格にもよるでしょうし。
August 15th, 2010 at 4:20 pm
>tomokoleaさん
>イタリアのオペラだったなんてびっくり。
知らなかった?(笑) 上でbigakiraさんが書いてるように、中学の音楽の時間に習ったような・・・
>tanupさん
>Klodenさん
“Kloeden”です、よく間違えられますが。
>Kloden家のようにそれぞれが違う氷山を持ち、そして家族としての一つの文化を持てるってとてもステキなことだと思います☆
ありがとうございます。 子どもが大人になる頃はどんな世界なのでしょうねー
August 21st, 2010 at 6:31 am
お久しぶり~
ダンナさまが鬼のパンツを踊っている姿を想像してしまうと、笑ってしまいました。
そりゃ、チビちゃんにも大うけのことでしょう(笑)
生まれたときからその言語のリズムや、表情と結びついたニュアンスを繰り返し浴びて育つわけだから、母国語はやはり母国語なんだろうねえ・・ぜひ、息子君にはステキな日本語の童謡もお聞かせくださいませ♪(オニのパンツはともかく・・・)
August 23rd, 2010 at 7:58 am
>ミナコ
>ダンナさまが鬼のパンツを踊っている姿を想像してしまうと、笑ってしまいました。
覚えやすい歌詞にキャッチーなチューン、子どもより夫の方が楽しんでおります♪
いつか一緒に踊ろうねー