人が不況のときにすること

イギリスでは今年(2010年)大学入学のための入学申請数が去年比22.9%アップしたそうです。
BBC : University applications up 23%
学生の内訳は、イギリス在住の申請数が22.1%のアップ、外国からの申請数が28.7%アップ。
一方、不況のため大学の経費が削られており、去年より6,000人分受け入れ人数が減っているので、競争がさらに激化しているとか。
理由としては、「長引く不況のため、人々が高等教育を受け再トレーニングすることで、労働市場が回復したときに備えている」ことがあげられています。
MBA_applicants.gifより直接的に就職に直結する(と思われている)ビジネススクールの申請者数も増えています(右のグラフ:2000年代に入ってからのoecd諸国gdp前年比推移(赤線)とmbaプログラム申請者数(青線)、the economist : ports in a stormより)。
去年10月頃にINSEAD学長と話したときは、「前年比30%で申請者が増えており、通常なら入学できるほど優秀な学生が入れないほど競争が激化しているので、少し入学許可の人数を増やした」と言っていました。


不況になったらしようと思うことは、職探しに有利になるように力をつけることだけではありません。
イギリスではこの不況のため結婚数が増えているのだそうで、ロンドンの各Register Office(区役所のようなとこ)や結婚式場に予約が殺到しており何ヶ月も先まで予約で埋まっているそうな。
Daily Mail : Credit crunch sends record numbers of couples down the aisle… but rich men head to the divorce court
アメリカで911の後に結婚するカップルが急増したことを思い出させます。 人は不安定な状況では結婚のような安定した状態を求めるのか・・・
一方で、高給だった夫が職を失った夫婦間では離婚が増えているそう(上記のDaily Mailの記事)。 もはや今までの生活レベルを維持できなくなった夫に妻が愛想を尽かしたという妻側の事情、クビになって無収入の間に離婚協議をすることで一時金やその後の養育費を低く押さえようとする夫側の事情・・・いろいろあるようですが・・・
こちら(↓)は職を失った夫がいる夫婦のうち多くは国際結婚なので、離婚後の財産分与・子供の養育権・養育費など各国の法律が異なるため複雑を極め、国際離婚を取り扱う弁護士はこれまでになく大忙し、という記事。
The Economist : Money in misery
もちろん家族形態が変わると家族の数にも変化が現れています。 イギリスはこの不況でベビー・ブーム到来かと言うほど赤ちゃんが誕生しているそうな・・・
marie claire : Credit crunch baby boom on horizon?
上の記事はなんせmarie claireなので(笑)、「不況で人が暇になり失業や給料カットで高級レストランに行くお金もないので、家で手軽にできるレジャーを楽しんだ結果・・・」となってますが、むしろもともと子供を持ちたいのに先送りしていたカップルが不況の今、女性が一定期間職を離れることによるopportunity cost(機会コスト)が少なくなっているから踏み切ったのだと思うけど、人はそんなに理性的にできていないのか???
イギリス人はこんな不況の過ごし方(?)のようですが、さーて、日本人は何をしているのでしょうか?


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