生保のバイブル

短い東京滞在の最後はライフネット生命保険副社長の岩瀬さん
前日の飲み会に風邪で欠席されたので、成田エクスプレスに乗る前のわずかな時間にオフィスにお邪魔しました。 お互いTwitterやブログ、チャットで近況は知っているので、世間話をして、最新著の『生命保険のカラクリ』を頂戴、献本御礼(もらった本のレビューを書くときは、小飼弾さん風にこう書かないといけないらしい)。
岩瀬さんが生保業界の風雲児としてライフネットを創業される前の私にとっての生保は「絶対買いたくない金融商品」でした。 関西人らしく、自分が購入する商品には”Value for Money”を重視する私が今から7年ほど前に検討した結果は、
1. 投資や貯蓄目的の金融商品としては他の金融商品に劣る
2. 私が死んで経済的に困る人はいないから死亡保障は必要なし
の2点の理由により「自分には必要なし」。
FP3級の勉強(→『FP技能士3級のススメ』)や橘玲さんの『世界にひとつしかない「黄金の人生設計」』などを読んだ結果、高コスト体質の非効率な業界が消費者の利益より業界利益を優先して生み出した限りなく中身が不透明な金融商品だと思ったことを覚えています。
一方、ハーバード留学記で存在を知っていた岩瀬さんが、独立系ネット生保を立ち上げ古い体質の業界に斬り込むことを知り「そう来るか?!」と仰天したのが2年ほど前(これがなければ「HBSで上位5%なんて賢い人だなー」という感想のまま、ブログのヒーローリストに書くこともなく、幸運にも知り合って仲良くなることもなかった)。


本書は、今までも保険料原価の開示など透明でわかりやすい保険商品の解説に取り組んできたライフネット岩瀬さんが本気で書いた、既存の生保業界の舞台裏、だまされてきた消費者、保険料の決まり方まで解説した、まさに序章にあるとおり、

保険業界にはじめて足を踏み入れた一般人による、一般人のための、「生命保険入門」

です。 私にとって株式投資の真理を見せてくれた本がこちらで紹介した『ウォール街のランダム・ウォーカー』なのですが、この本は日本の生命保険における『ランダム・ウォーカー』かもしれない。
他先進国との比較、定期保険・養老保険・終身保険などわかりにくい保険商品の解説、医療保険など国による公的保険、業界に押し寄せる新時代の波までカバーされていて、元BCGらしく豊富なデータに基づいた緻密な分析が光ります(これが一般人対象ではない業界レポートなら、リサーチ会社からウン十万円で発売されることだろう)。
これを読めば今すでに保険に入っている人は見直しを、入っていない人はそもそも必要かどうかも含めて検討したくなるでしょう。
最後にお断り。
私はライフネット生命の姿勢に共感しているし、本著も推薦していますが、ライフネット生命の保険商品を薦めているわけでも、薦めていないわけでもありません。 理由は私自身が日本の生命保険商品を購入する予定がないので、比較検討したことがないため。
人生でマイホームの次に高い買い物なので、よくよく比較検討してくださいね。
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